主人公・エヴァンはαだけでなくβすらも虜にする、総受け愛され主人公でした、絵が美しくストーリーも面白い!
最初は最低男だったネロも気づけば憎めず、さらに近衛隊長にまでフラグが立つという、ご褒美展開が盛りだくさん。
ありがちな「運命の番=ひと目惚れ即合体」ではなく、むしろそういった場面は控えめ。その分、キャラの心理描写や人間関係に重きが置かれていて、じわじわハマっていきます。
初めは発情したエヴァンを襲おうとする下衆な面もあり、アルファ優位の差別意識もあって最低なやつなんですが…気づけば寝顔にキス、授業中にちょっかいを出しては後ろ髪をひと房取ってそっと口づけするなど、「好きで好きで仕方ない」行動の数々。
話数が進むにつれて、エヴァンの心を得ようと態度を改める姿も面白いです。
今後の展開が楽しみです。
南国ばなな先生のギャグセンスが本当に最高でした! 子供時代の伊鶴は「かわいいな~」と思っていたのに、大人になったらまさかあんな方向に成長するとは(笑)。
色んなぶっ飛びシーンは外で読めないレベルで爆笑しました。ほんとせわしなくて、でも放っておけない幼馴染感がたまらないです。
結局、優人のことが大好きで、わざとじゃんけんに負けたり、彼女のことも気にして落ち込んだりと、伊鶴なりの不器用で分かりづらい優しさがちゃんと見えてきて…そこがまた愛おしい!エッチにどんどんハマっていく姿も含めて目が離せませんでした。
そしてそんな伊鶴を、ちょっと鈍感だけどおおらかに受け止めてくれる世話焼きの優人。本当に相性抜群で、初恋が実って良かった!
子供時代の2人のエピソードは尊さで神でした!
子供の頃から明くんにベッタリな郁海くん。
嫉妬したり、約束を邪魔したりとわがままな一面がありながらも、それが一途さから来る行動だと思うとますます愛おしく感じました。
読んでいて自然と笑顔になってしまいます。
明くんの「郁って今好きな人いるの?」という言葉が二人の関係にどう影響するのか、ドキドキしながらページをめくりました。
くっつきすぎてくっつかない、でも想い合っている二人の距離感に毎話ニヤニヤが止まりません。
無自覚(?)なジェラシーを見せる明くんも可愛すぎて…。そして離れてみて初めて郁海くんの存在の大きさに気づく明くん。
喧嘩も乗り越え、互いを大切に想い合う二人の姿がとても素敵でした。
少女漫画が大好きだけど秘密にしているまことくんと、「好きなものは好き!」と堂々と推しを楽しむ斗希くん。対照的な二人が“好き”をきっかけに心を通わせていく展開がとてもキュンでした。
斗希くんのウサギのキーホルダーを拾ったことから食事に行き、秘密を共有する“推し活仲間”になる流れも素敵。
普段はクールなのに、まことくんの前では無邪気に笑ってはしゃぐ斗希くんが本当に可愛くて微笑ましかったです。
くじ引きでぬいぐるみを当てて二人で喜ぶシーンは尊すぎて胸がいっぱいになりました。
さらに、まことくんの「少女漫画好き」を受け入れ、一緒に楽しもうとする斗希くんの男前さにも感動。
まっすぐな言葉で不安を拭ってくれる斗希くんに惹かれていくまことくんの姿が愛おしく、二人の恋の行方に終始ドキドキしました。
自信のないネガティブリーマンと、真っ直ぐな年下イケメン警備員。オタクという共通点を通じて心を近づけ、成長していく二人の姿が最高てした。