こんぶ多めさんのマイページ

レビューした作品

女性こんぶ多めさん

レビュー数4

ポイント数22

今年度556位

通算--位

  • 神4
  • 萌×20
  • 萌0
  • 中立0
  • しゅみじゃない0
  • 絞り込み
条件

指定なし

  • レビューした作品
  • 神作品
  • 萌×2作品
  • 萌作品
  • 中立作品
  • しゅみじゃない作品
  • 出版社別
  • レーベル別
  • 作品詳細
  • レビューした著者別
  • レビューした作画別
  • レビューしたイラスト別
  • レビューした原作別
  • レビューした声優別
媒体

指定なし

  • 指定なし
  • コミック
  • 小説
  • CD
  • DVD
  • ゲーム
  • 小冊子
  • GOODS
発売年月
月 ~
レビュー月
表示モード

誕生日おめでとうって素敵な言葉だ

虚しい20歳初めての夜を迎えている千歳の一夜の涙から2人でのお祝いまでの話
高校時代の回想に対する現在軸のモノトーンな感情、冬の心に厳しい寒さが苦しいほどに伝わってきます。そこに上野先生の生感あるコミュニケーション描写が存分に効いています。
そして最終話まるまる温かい再会とお祝いに使われているのが沁みました。
小さい頃は無邪気に楽しみにしていた誕生日がいつからか虚しさや苦しさを感じる日に変わることは珍しくないと思いますが、大切な人に誕生日をお祝いされる素敵さを今一度思い出させてくれるお話でした。

青春の風が吹いている

港町の高校3年生、2人だけの空間に深く酔いしれることのできる綺麗な作品。
目の前に差し迫る進路と、真っ直ぐな恋心と、方言と、とあるトラブルもありつつ。先生の描きたいものが明確で、シンプル且つエモーショナルな画面に浸る体験が唯一無二の心地よさです。
カラーイラストの空が本当に美しくて、2人の見ている世界をさらに補完しています。読後感がとにかくすっきりしていて海に洗われたような気分になります。恋愛模様だけでなく、芸術というもっと大きな枠で捉えたい作品です。

あり得ない距離感にきゅんきゅんします

SNSで回ってきた書影とタイトルに一目惚れし、投稿サイトの原文も書籍も一気に読みました。
商業版は文章量は相当削がれていますが、十分満足できる綺麗な一冊にまとまっています。

渡会の日置に対する執着が世話を焼くという形でこれでもかと出力されているのが微笑ましいです。愛が重い攻めに少し抵抗感がある人もとっつきやすい作品なのではないかと思います。
軽妙なコミュニケーションの空気感も面白く、ページをめくる手が止まらない感覚を味わえました。ライトにきゅんを摂取できる素敵な作品です。

BLとしての完成度が高い

ゲイとノンケの話は少なくないですが、この作品は2人それぞれの葛藤の描き方に唯一無二の魅力が光っていると思います。
神田は友達として一線を引く上野に踏み込めず、対する上野は過去のトラウマからノンケの神田に踏み出せない。
ストーリーが進むにつれてじわじわと見えてくる2人の人の善さと過去に納得させられて、いつしか応援せずにはいられなくなります。
当て馬(ではない)ポジションの小林のファインプレーも光っていて、ストレスなく没頭できる作品でした。