この作品が初めての作者さんです。一年くらい前に読み、ドラマは見てません。
今回改めて読み直したのでレビューします。
大学のサークル活動がよく出てくることもあり、モブの数を考えると実は結構登場人物がいるんですが、名前がなくてもどう言ったキャラかわかるし、再度出てきてもすぐ思い出せるくらいキャラがたっていた事が良かったです。
また、たいちゃんの服がおしゃれで可愛い。本人はわからないから店員さんに言われるがまま着ていると言ってましたが。
内容は、高校の時慰めてくれた、名前も知らない都会のにーちゃん会いたさに大学まで追いかけてった純情少年の話です。
最初は、本人は普通に過ごしているだけなんだけれど、一歩間違えるとあざとく見える絶妙なラインを無自覚に攻めているたいちゃんの可愛さが爆発しています。
なのでこれを可愛いととるか、あざとくてイライラするととるかによって、たいちゃんに対する評価が変わると思います。
後半、たいちゃんと先輩が付き合い出してからは、個人的に、たいちゃんの可愛さ以上に、恋愛初心者の先輩の素直さが可愛いくて好きです。またこの二人は何かあった時必ず対話をするのが無駄なすれ違いが生まれず、良かったです。
恋愛初心者の二人がゆっくり恋人同士になっていく過程を楽しみたい方にお勧めです。
エロは最後の描きお下ろしにサラッとある程度です。エロ目的の方にはお勧めしません。
これは評価とは別で個人的に思った事なんですが、たいちゃんが初めて先輩の家に訪れた時、ロフト下でも普通に先輩の身長以上の高さがあり、ロフトでも、先輩が普通に立っていたのを見て、すげー天井の高いマンションだなと思いましたw
オメガバースはその性質上、どうしても身分差がテーマの暗い話が多い様に感じますが、この作品はΩである龍之介が見た目も腕っぷしも考え方も強く、口も悪いのでそう言った暗さは少なく感じます。(どうしてもモブのαがΩ差別をしてるセリフが出てくるので、全く無いとは言えませんが)
またαである晃太が、硬派な人柄だった事も良かったです。
作者によってオメガバースはオリジナル設定が出てきますが、今回は「特異性α」と言うという物が出てきます。
この設定が一途物が好きな方にはハマると思います。
また、この設定の説明が最終話で出てくるので、1話から読み返したくなります。一体いつから龍之介は晃太が好きになったのか確認する為に。龍之介の性格が天邪鬼で口を開けば可愛げのない事ばかり言うので、言葉以外で晃太の事を”好き”と漏れ出てるのかと思うとニヤニヤします。
メインの二人だけを見たら、龍之介の外面と内面のギャップに萌える&晃太のヘタレに見えつつ真面目な所を見てエエ奴やんと思う作品です。
が、晃太の周りの雑音でイライラします。晃太を硬派に見せる為なのか、彼の友人や同世代の考えがあまりにもクズすぎます。絵柄的に友人でも全員モブっぽい描き方をしているので背景として見ればいいのですが、そこまでクズにしなくても十分晃太は硬派に見えるのでちょっとクドイなと思いました。1名ネーム有りのまともそうな友人もいますが、クラブでのシーンで「思ったよりも品のない集まり」と言っていて、1話の会話を見る限り人の事言えないのに何言ってんだ?と思いました。
ツンデレや一途な話が好きな方にお勧めします。
後ここで言われて気づいたんですが、脇毛描写があります。毛の表現が苦手な方はご注意ください。あんまりじっくり合体シーンを見ない人なら気にならないと思います。やってる時以外見えないので。
ツイッターで同じ作者さんのバンドの話を見た時に、このお話の1話も見て気になっていたので読みました。
作家を題材にしているからか、後半は漫画というより、文学を読んでいる気持ちになりました。
話の流れは
「次の小説の取材の為に恋人ごっこを始め、お互い本気になるけれど”取材”が邪魔をしてすれ違いの末別れ、数年経ってお互いの思いを知りくっつく。」
という結構よくある話なんですが、1冊完結の割に分厚いので、お互いの心情を絵と文字でこれでもかというくらい表していてとても楽しかったです。
読後、高校生の青春と恋愛のお話を浴びまくって、爽やかな気持ちになりました。
たまに、小さいコマの時のキャラの顔が気になる時がありましたが、ここぞという時の見せ方がとてもよかったです。
心情メインのお話なので、物語をがっつり楽しみたい方にお勧めです。
エロ目的の方には、まずエロがないのでお勧めしません。
全サ欲しさに雑誌を買った時、初めて最終回の1回前の話を読み気になったので読みました。
天性の才能に惚れつつ、嫉妬し野に放った脚本家と、
心底惚れているのに”これは憧れ”と気持ちを誤魔化し、野に放たれると現実を受け入れるのがつらいから演技に逃げていっぱいいっぱいになった俳優の話です。
人気俳優の割に、マネージャーも放任主義なのか担当俳優の心身を考えて仕事はセーブするものの、プライベートは放置で小さな劇団とはいえ舞台に立った事を、共演者の女優から聞くまで知らなかったという事が気になりました。それこそマスコミがネタにしそうなのにその気配もなし。1話のモブがとても大スターのように説明してたので、こんなもんなのか、という印象です。
そこまで持ち上げる程の設定じゃなくてもいいのでは?と思いました。
また、心の底では両片思いだったから!という事なのでしょうが、その場の空気の流れとは言えセックスに行くのが早いなーと。それで攻めがセフレ関係というと傷つく受け。嫌、セフレやんとしか思えません。
結末は綺麗にまとまっているので、二人が恋人同士になるのは納得できるのですが駆け足だった印象は残りました。
余韻が残る終わりではあるので、人気が出れば続編がありそうとは思いましたが。
絵がきれいで、顔面が綺麗な人しか出てこないので、はぁ~きれいだわーにはなりますが、
1冊完結の作品だからなのか、余計だと思われるものをそぎ落とし、話としては物足りなさを感じました。
2冊くらいだったら丁度良かったのかもなと思う作品でした。
初めて読む作家さんでした。
試し読みを見て、この二人がくっつくんだろうなとは思いつつどうやって?と疑問に思い、こちらのレビューで2話から加速度が違うと書いてあって気になり購入しました。
個人的には確かに2話ラストで突然ふぇらしてるので、おっ?、と最初はなりましたが、読んでいけば置いていかれるという気にはなりませんでした。
ある程度歳を重ねると気持ちと体は別という話は色々ありますし、お互いあいた隙間を埋めてる感じの関係と思えば特に何も。
尻尾付きのおもちゃは、あー動物が好きなんだねーいろんな意味で。と最初は思いましたが、後半読んでいくと、爽くんのエロさは過去に培ったものなのかもなー、と勝手に思いました。
話全体としてはサラッと読める作品で面白かったですが、
「ここにハマった!」とか「ここがダメだった!」という所がない作品だったのでこの評価にしました。
エロ目的の方にはエロくないので物足りないと思います。
お話重視の方には1冊でサクッと読めるもの、現実にありそうな話をお求めの方にはどうぞ。
前巻は元カレを見返す為に床上手を目指していたなつめさんが、今カレの為に床上手を目指す2巻。
今回はなつめさんだけではなく、鴻くんの内面も描かれていて、1巻で彼がどう思っていたかが見れます。
なつめさんも、鴻くんもまだ付きあい始めてそんなに経ってないのでお互い知らないことばかり。だからこそ不安になる部分もあって…。
マミタさんの作品では結構マスコット的キャラが出てきますが、なつめさんでは新キャラがその立ち位置にいます。
マスコットではなく、人間でデカいですが、中身はなつめさんの自他ともに認める過保護な保護者。
良くも悪くも二人の間を引っ掻き回す存在です。彼の存在のおかげで二人だけの世界に新しい風が入って物語が面白くなってます。
相変わらず頭でっかちなので1巻同様計画表を書くなつめさんですが、その計画表のおかげで鴻くんがなつめさんにどれだけ愛されているか知る事ができたのでとても良かった。
今回も床上手を目指しているのでエロイですが、1巻とは違い付き合っているラブラブの二人なので結構ガツガツやってます。
後個人的に、見開きエロが多いので電子書籍の方が切れ目なく見れて満足度が高いです。
それとエッチなシーンで多分なつめさん目線から見る、鴻くんの正面からの上半身裸を強調するシーンが2か所あるんですが(1話と最終話)
たいへんとてもおいしゅうございました。ありがとうございます!
2巻購入のため読み直しました。
元カレにセックスで馬鹿にされたので床上手になって見返す為にデリヘルを呼んだら…なはなし。
床上手を目指しているので毎話エッチなシーンはありますが、ただヤッてるのではなくセックスを好きになる為の段階を踏んだエッチ行為なのでガツガツしてません。
元カレを見返す為に計画書を作る位頭でっかちななつめさんですが、セックスの練習を通して、元カレがなぜなつめさんを傷つけるような事を言ったのかという感情の部分を考えるようになるのもセックスだけではなく、内面の成長も見れてとてもいいです。それだけ気持ちに余裕ができたって事なんでしょう。
元カレにも復讐ではなく、謝罪と対話が出来た事がよかった。
元カレも決して悪い人ではなかった事がある意味せつない。ボタンの掛け違いでもっと早く付き合っている間にセックスに向き合い対話をしていたらうまく行っていたかもしれない。そしたら鴻くんとくっ付かない事になってしまうのでそれはそれでダメですが…。
なかなか芸能界デビュー出来ない(させてもらえない)主人公がデビューするまでの話。
最初は、主人公の周りはどんどんデビューするのに自分だけデビューできなくて、両親からも将来のこと考えて…と言われる、と暗い部分はありますが、基本キラキラした光の世界のアイドルの話です。
攻めがナチュラルに1話から主人公にキスしてくるし、主人公も流されるように受け入れてちゅっちゅしてふぇらしてるので、この子(主人公)デビューした後大丈夫なんかな?知らん間に枕に落ちるのでは?と心配になります。
後読んでいて気になったのが、なんだかさっきも似たようなコマ見たぞ?と度々思うことがあって、正面顔が連続してるのが気になりました。(5話の後半の丈偉とか)
ワンコ攻めがグイグイくる作品が好きな方にお勧めです。