絵が綺麗なのとベッドシーンの表現などは素敵でしたが、ストーリーを読む上でいくつか気になった点がありました。
・南斗が加賀美を好きになった理由:ざっくり「ファーストキスを奪われて気になるようになった」 というもののみでそれ以外の掘り下げがなく、「加賀美でなければいけない」理由が見当たらないです。1回抱かれただけで「セフレでも良いから加賀美のそばに居たい」というところまで南斗の恋愛感情が進んでいたことに驚きました。いつの間に…?
健気受け、絆され受けはそれなりに好きですが、南斗は「チョロい」「流されやすい」に収まらないというか、心理描写が不足気味に感じました。
・加賀美のトラウマ(?):好きな人に裏切られた系の過去を持っているかと思ったら、どちらかと言うと裏切った側だったのが感情移入しにくかったです。かつての自分の考えがネックになっている、という感じですがそれを覆すほどの何かが起きた気もせず、ぬるっと終わったなという感想です。
加えて、「30歳と18歳のセフレは立派な合法」という表現が引っかかりました。成人してるからかもしれないですが…フィクションとはいえ個人的には感覚が合わないなと感じた部分です。