学生時代に購入し、読み終わった後も何故かずーっと持ってる作品の一つです。
ちるちるに登録したのでせっかくだし、レビュー書きます。
すみません、絵は趣味じゃないです。
7巻以降からのイラストは好きなんですけどね。
一目惚れした浅井が強引につぐみを「かみさん」にする為抱き、災難続きのつぐみを家に招き入れ、漫画の締め切りとセックスで家に閉じ込める手腕は見事です。
受けは流されんな!もっと強く抵抗しろよ!と思うのですが、読んでいくうちにこの子の精神力のタフっぷりに感心しました。無理矢理犯されたけど原稿あるからとりあえず忘れよう的な感じにツッコみ入れたいけど読んでいくうちに面白くなってきたので読み流しました。
一目惚れからの無理矢理エッチはコミカルでこれも読み流せたのですが、みんながみんなそうではないですからね。
なんなら、つぐみが家出して地の果てまで追いかける浅井を読みたい。
2巻3巻と読んでいくうちにつぐみがほだされていくのがわかり、浅井の一目惚れからの過保護っぷりが微笑ましくて私は好きでした。
1巻裏のあらすじや先人のレビューを読めばわかることですしね。苦手な人は避けましょう。
ずっと虐げられてきたからこそ、ほんの少しの愛情に泣き喜ぶ。
私達は例外はありますが自分以外の人の行為や愛情を受けて育ってきました。それが、幼い頃から顔が整っていないだけで両親に煙たがれるなんて…それでよく真っ直ぐに育ったな!!お姉さんびっくりだよ(笑)でもそれが陸の生まれ持った素質なんでしょうね。
お話は読みやすく、大人になって忘れてたことに気づかされる一文もありました。
リューイに愛される健気な陸は私でも可愛がりたくなる。
執着攻めが好きな私が数年ぶりに買ったBL小説でしたが、重苦しさがあまりなく、陸が幸せになる過程を見守れるお話です。
私は買って良かったと思う。