『自分が汚い』という強迫性障害のせいで、人との関わりを避け、普通に過ごす事、普通に人を好きになる事を諦めていた鷲園。
そんな鷲園を包み込んで支える梅谷。
梅谷と鷲園2人とも感情に素直に向き合っていて、ちょっとしたトラブルですれ違いそうになっても、しっかり話し合って互いを置き去りにしない誠実さが素敵。
読んでて「いや何でそこで後回しにするの?」って焦ったさがなくて安心して見ていられる。
鷲園の強迫性障害の原因になった母親に対しても、本当に誠実に素直にぶつかっていて、「嫌いにさせないで」と願う姿に心臓が締め付けられそうになりました。
心洗われる幸せな読後感です。
黒城先生の作品は『執着攻』『ヤンデレ攻』『ピュアな受』『堕ち』『仄暗い溺愛』というイメージがありますが、今作も正にそんな作風で、しかもNTRですよ。もう最高!
真琴(受)が彼氏の亮平の態度に悩み、亮平の友人である優希(ユキ)先輩に相談しているという関係性の3人。
優希先輩の優しさで絡め取ってエロテクで堕とすこの感じ……たまりません。しかも真琴が望まない限りは挿入しないという。読者を焦らすのもウマイ!
反してクズ彼氏の亮平。真琴に対する扱いが酷い。そのくせ優希と真琴の様子に心ザワつかせてそうな感じ……「は?」ってなりますね。
(ちなみにこの巻ではまだクズさはマイルドですが、続話で明確なクズゲスとなってます)
真琴よ……早く見切りを付けなさい。
今巻は単話1~6まで収録されてます。続きは7~11が現時点で配信中。
2巻の発売も決定されているそうなので今後の告知が楽しみ。
まず、篠崎マイ先生の絵柄が本当に大好き。
今作は舞台役者の受(昴)と、出張ホスト(デリヘル・タチ専)のバイトをしてる大学生の攻(翔太)のカプ。
友人に誘われ観にいった舞台に出演していた昂輝に惹かれた翔太。
その日バイトの代打で向かった先にいたのが、なんとその昂輝こと昴だった。咄嗟に知らないフリをし出張ホストに徹して甘く抱く。
舞台での昂輝とベットの上の昴、その差を垣間見てリアルの昴のかわいらしさに興味惹かれた翔太。
本当の自分を陰に押しやり舞台に立つ昂輝の苦悩と、昴の逃げ場として受け止めたい翔太の葛藤を描いた作品です。
翔太は甘やかし系スパダリワンコに成長してくれるはず!!
幼少期に母親に捨てられ祖母に育てられ、その祖母 もなくなり身内は叔父さんだけ。その叔父さんにも 知らぬ間に連絡手段を絶たれていたは辛すぎた。
親友だと思っていた男には、保護者がいなくて住む 所がないトワ(受)を、アパートに住まわせてやる代 わりに身体の関係を強要してきたり。
その関係を知られた新担任(攻)にも、ヤらせてくれ たら黙っておくって抱かれてしまう。
始まりが本当に不憫な環境なんだけど、トワと担任 は昔出会っていて、トワを助けてくれた過去があっ
た。
その時、助けてくれた男の香りが担任と同じで意識 するトワ。
その話を聞いて、助けた男が自分の事だと気付く担 任。
実は2人共、早い段階で惹かれあっていた。
しんどい展開の中にも、しっとりした甘さもあり、 絵柄も好みで良作でした。
単行本にしおりが付いており、記載されているQRコ ードから電子版が無料でダウンロードできたのには 驚きです。
(ちるちるにレビュー投稿してなかったので今更ながらの投稿です)
高校を卒業してからの10年ってあっという間に過ぎていくんですよね。
それでも振り返れば嬉しかった事、悲しかった事、新たな挑戦と成長がある。
仕事も恋愛も妥協せず全力でぶつかっていける『ギヴン』と『shy』の軌跡の一部を見ることができるのは本当に幸せで感慨深いものがあります。
まだまだ見守り続けたいという願望を抱えながらも、じんわりと温かくなる読後感でした。
相変わらず立夏が真冬に振り回されてたり、真冬が大好きっていうのが伝わってきてニヨニヨしっぱなしです♪
ありきたりな感想のみですが、ギヴンという作品独特の雰囲気は保証されてますのでネタバレなしで沼に浸かって欲しいです。
もう~本っ当に今巻も最高の1冊でした!
前巻のラストでガイドに覚醒か!?となりましたが、その覚醒に関してもやはり一筋縄ではなく、尊の不安や焦りによる葛藤が読んでいるこちら側まで心揺さぶられます。
更に尊の拉致によって強力なセンサーである暁臣のガイドとして掛かる負担が露わになり、暁臣が不安を抱くようになってしまい、尊から離れようとする。
まぁでもそこは尊が相手ですからね。尊マジ尊い!安心安心!
そして2人の絆が強まるのは安定安牌。甘いひと時へと繋がりますわね。
それにラストに顕れた尊のアニマル……可愛すぎんだろ!!
1巻もそうですが、次巻への期待を残しつつ1冊の終わりが心に平穏を与えてくれるまとまり方で、すごく読後感が良いのも推しポイントです。
3巻が楽しみ
ずっと気になってたし、試し読みでめちゃ好みだし、評価高いしでレビューを一切読まずに買って読んでしまったさ……。
表題作はマジで好き!!神!!今更、私が語らなくても折り紙付きですよね!!
なのに同時収録がぁ(泣)レビュー読まなかった時に限って、無防備な時に限って『受と現在進行形で付き合ってる攻が他の人と関係を持つ』作品に攻撃される。
しっかり防御体制ができてる時なら読めるんだよ。
受が踏み切れないが為に、刺激するように攻が当て付け行動をするっていう仄暗さのある作品。
予習しなかった自分にビンタしたい!!反省
いやぁそれにしても当て付けだとしてもフリじゃなくてガッツリ抱いて、あまつさえ受が目撃するように仕込む攻……闇深い