以下、既出の巻全て読んだ上での私の思考整理を踏まえたメモ的感想です。
相変わらず凪良ゆう先生の文章力には感激させられる。感受性が高く、それでいて表現力が豊かで普段先生が感じ取っている世界を言葉に映し、私の心にストンと落ちてきて美しい余韻が残る。
また、天から与えられた才能を仕事とする人の厳しさ、努力、葛藤を登場人物から先生自身の見解や思いを垣間見た気がする。そして相変わらず清居は平良に振り回されっぱなしだし、平良にはその自覚がなく至って普通だと思ってキモウザ俺様を貫いていて最終的に清居が焦れてツン八割の束の間のデレを見せ、ようやく平良が理解するという展開は天才的だし、ものすごく萌える。気づかない内に相手の事を想っているってすごい素敵。ホント平良大好きが伝わってきて尊い。
平良がオシャレをすればものすごくカッコよくなる事を知ってるのは清居だけでいいと思う。また初めから読み直してみたくなった。でもシリアスなシーンや辛いシーンもあるので覚悟がいる。そんな鞭があるからこそ飴がいっそう甘美にかんじられる。2人の視点から同じ時間軸の物語が読めるのは楽しい。
やっぱり清居の彼氏は平良にしか務まらないなぁとしみじみ。
物語の運び方も自然で日常的でのめり込みやすい。清居と智也の話ではフラグも上手く回収するし、清居の手料理からのラブシーンはそうくるか!と感心しつつもキュンキュンした。小山は結構毒のあるキャラクターらしい。
あと、私が読んできたBL小説(少ないが)の中で一番エッシーンがエロい。休憩しながら読まないと頭がどうにかなるんじゃないかってくらいキュンキュンさせられる。最高です。
4巻『儘ならない彼』楽しみだな。別居中に起きた怪奇現象の謎も続きがあるみたいだし、3巻は清居が舞台の成功を収め、爆速で痩せたところで終わったんだっけ?
エターナル!!