友人に作家さんを薦められ購入。
最初は読みにくいなーと思いましたが、セリフがとても面白くてそのうち気にならなくなりました。でもだからこそより漫画らしいコマ割りで読みたかった…!このスタイルだからこのテンポで描けるのだろうとも思いますが…
とにかく後輩のワンコ(狼?)具合がゆるぎなくて、妙に突き放すようなリアリティもなく攻めキャラとして安心して見ていられます。 また先輩の「キモイ」から「好き」になっていく過程が自然で楽しくて忙しい青春で…ノンケがホモに目覚めていくBL漫画の醍醐味を味わうことができました。
よくある設定の安定感を利用して、読者を裏切らずに作り手のオリジナリティが爆発している、そんな印象の一冊です。 後半にあるエロシーンは「やってくれたぜ!」と嬉しくなりました^^
腰乃先生ワールドにはまったかもしれません。エロに定評 のある作家さんらしいので他の本も是非買ってみたいと思 います。
書店の猛プッシュとツイッターでの高評価に押され購入しただけに、拍子抜けしてしまいました;;
大学生×大学講師のお話は、何故攻めが受けを好きになったかが分かりにくかったです。
女の子とっかえひっかえだった攻めは研究室でひとり泣く受けを見て以来惹かれていったようですが、個人的に先生が職場であんな風に泣いてたら大人気ないと思ってしまうので(…)それがきっかけで芽生える気持ちが理解できませんでした。
受けはツンツンしつつも純粋に攻めのアプローチが効いていた感じですが、元カレとの馴れ初めエピソードや繋がりの深さが目立つので、随分簡単に落ちたなぁという印象があります。
あと、大学生と大学講師という設定がイマイチ活かされてない気がします。
とくに受けは大学だからというのもあ るのでしょうが先生然とした様子がなく、院生とかでよかったのでは?と思いました。
また美術系な元カレの「絵を描いてそのモデルを暴く」というのもあんまりだというか…こういうのはセオリーで読めるからいいのですが、どうも芸術性の解釈が浅はかに思えてただのお洒落要素に見えてしまいます。
全体的に展開が早く、同人誌のようでした。
この値段の単行本ならもうちょっと厚くして長く読ませればよかったのに。
確かに今流行りの雰囲気ではあるけども、あの書店の一棚差し出す程の自信は何だったんだと思いました(´・ω・`)