エロパート自体は最初こそ無理矢理のようなイメージがありますが、徐々に愛のある行為に感じましたし満足ですが、(恐らく私の理解力の問題かもですが)ストーリー性としては少し理解しづらいものを感じました。
充にも唯人にも両方に言えますが、愛・好きという感情よりは『依存』という気持ちが強い印象で、充の依存の理由も生い立ちによるものだというのはふんわりとストーリーに折り込まれていました。
「はじめは暇つぶしするだけ。見た目好みってだけ」と言っていて依存したのは恐らく自分の愛し方で愛しても(愛故に傷つけたくなる?)壊れないから良かったのかなと勝手に理解しました。
それにしても、唯人が充を好きになった理由は何回読んでも咀嚼できない部分がありました。私の読解力ではセックスが気持ちいいからだけ…?としかわからず、その部分で心の動きが難しいな…と感じました。
二人が付き合ってからはセックス自体も愛のある行為だとわかる雰囲気だったのでそこはとても良かったです。
あと、私が漫画を買った時の帯に「淫乱ボッチ捕まえた」の文字がでかでかとありましたが唯人は普通に友達いるし、どこらへんがボッチなのか、それは永遠にわかりませんでした。
ボッチと言われると私の中では、クラスで浮いていて友達一人もいない、くらいのイメージだったので。
年下×年上ですが、私の思うTHE年下攻め!みたいなものはあまり感じませんでした。寧ろ年下×年上にする必要あったのかな?と少し思います。(年下が敬語で攻めてたりするのが好きなのでお互いタメ口で話てるし、別に19歳と21歳じゃなくても良かったんじゃないかな、と思ってしまいました)
あと、晴くんが司くんを好きになる感じ(何故好きになったのか)が表現がやんわりすぎて何故かいきなり好きになってるみたに見えて少し引っ掛かりましたが、許容範囲かなと思います。
晴くんのお友達の小野くんには、もう少し掻き乱してもらって、もうひと悶着あればストーリー的にもっと萌えたかなという感じです。
でも純粋に嫉妬している司くんは可愛かったです。
絵も可愛い感じのタイプなので、心地良く最後まで見られました。