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女性ぽにょにょにょにょさん

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ひたすら不思議な世界観

この不思議な魅力は何なんでしょう?

都会に憧れて仕事を見つけて上京した太王。
だけど仕事は激務で思ってた都会の暮らしとは全然違っていて、地元にいる新との電話で糸が切れたように限界を迎えて全てを投げ出して田舎に戻ってきて……

で、新にやさしく迎えられてほだされてハッピーエンド。
かと思えば全然そうじゃない。

何なの?禊って!

ツッコミどころありすぎる展開なのにシリアスっぽく進んでいって、頭回っていない太王は流されちゃうし新はポーカーフェイスっぽくもありながらどこか必死感をにじませつつ事が進んでいって。

とにかくふたりのゆるっとしたテンポ感が不思議で、
穏やかなようでいてヤることはガッツリヤッていて(こちらの先生初めて読みますが絵の感じだとほのぼのとしているのかな?と思いきやギャップが!)、
理解できるようなやっぱり腑に落ちないようなそんなトーンでずっと進んでいくけど。
何故か?ふたりが愛おしくなっている。

普通っぽく見えて全然ぶっとんでいるふたりが、それでも心の真ん中ではきちんとお互いへの思いを大切にしていることがわかるから
読んでいて楽しくて登場人物もまるっと好きになれました。

にょきにょき会話、楽しそうですね。

やっと見つけた匂い

とにかく綺麗な作画に惹かれてずっと気になっていた作品です。期待にそぐわず細かいところまで描き込まれた美しい世界観にウットリなお話でした。

匂いがポイントとなるこちらの物語。
嗅覚が敏感で苦しい思いし続けている絢斗が、偶然であった落ち着く匂い。
その匂いの持ち主が偶然同じクラスにいて……

ふたりの関係の始まりは突然で強引で。
体先行ではあるけれども、案外親身に絢斗の体質を気にかける理央のやさしさがじわじわと伝わって、
落ち着ける匂いに出会ったことで前向きに夢に向き合う絢斗のきらりと輝き出した世界に良かったねと思えます。

理央が溺愛彼氏になる未来が見える終わり方でひと安心。



惜しむらくは絢斗が少し被害者意識?のようなものを強く抱きすぎているかなと感じてしまったところです。強引なのは理央の方ではあるけれども、あまりにも一方的すぎるかなと、、
これからのふたりの成長に期待です。

クセつよな楽しいお話

ジワジワ癖になるふたりでした。
イクヤス先生の作品は初めて読みましたが、攻めはもちろんのこと受けがしっかりとした体格をしているのが特徴でもあるのかなと感じました。むちむち!

だから、『かわいい!』ってわかりやすい受けじゃない。
なのに読み進めるうちに、思考回路や行動の癖が少しずつツボをつついてきて、気づけば『なんかかわいいなぁ』と眺めちゃいました。応援したくなりますね。

最初に瀬川のことを対象外と言ってしまったからこそ、ふたりともがそれぞれに一歩踏み込めないもどかしさ。
告白の色気のなさがかえってこのふたりらしくてすごく微笑ましく見えました。

恋人になったからと言って大きく関係性が変わるふたりではなさそうだけど、わいわいしながら楽しさが尽きない生活が続くんだろうなと気持ちの良い読後でした。

子に育てられBL

ふたりの関係性はタイトルのとおり。
長年の片思いを閉じ込めてそばにいることを決めたのに、酔った勢いで身体の関係を持ったことで均衡が崩れて。

こちらのお話では幼いながらに状況や大人たちの気配を察して立ち回る真子ちゃんの健気さというか、真っ直ぐさがやさしくて苦しくもありました。
だからこそ竜之介から気持ちを向けられても真子ちゃんを盾に受け取ろうとしない希一の弱さがもどかしくて、でも理解もできるから辛くも感じました。

10年後のこの家族の様子が見られたのは嬉しかったですね。


とてもあたたかいお話でしたがそこまでハマりきることが出来なかったのは竜之介が希一に手を出すきっかけがお酒で、そこから家族として以上の気持ちを高めるペースが早すぎたように感じたからかもしれません。それまでは一切そういう意識をしていなかったように思えたので…

そこをあまり深く考えなければ長年の片思いが報われるのはやっぱり嬉しいですし、向き合ってからの溺愛には安心できました。

それぞれを補うようなふたり

スピン元ほぼ未読ですが、置いていかれることなく読むことができました。

高校時代いちばん辛い時期を共有して、誰よりも特別だった敦だけど、その気持ちを受け取らずに逃げた伊織。
忘れられないまま再開して、繋ぎ止めるために身体の関係になって…

好きだと言った先の未来を怖れて踏み出せずにいる伊織の頑なさ。そこに踏み込むことにようやく腹をくくった敦。それぞれが向き合うまでに長すぎる時間がかかりましたが、伊織のツンデレもそれをどこまでも楽しんでいるような敦の表情もすごくいいなと思いました。

信頼関係を強めていくふたり

イチオシ作品の新刊です!

新人教育を通して深まるふたりの関係、幸せの絶頂にいるようなふたりに忍び寄る不穏の気配……甘さとザワザワの緩急が効いていて5巻も読み応え抜群です。

新人教育の壁に当たる虎谷くん。
先輩として言えること、虎谷くんを想う犀川さんだから言えること。向き合う犀川さんのバランスが心地良くて、一途な心の打ち明け方もきっと虎谷くんにまっすぐ届いて。
信頼関係を強めていくふたりの姿が心強く感じられます。
日常のかわいいシーンも増えてきて、意外とガッツリ甘えたい犀川さんと徐々に恋人力を高めていく虎谷くんが微笑ましくもあります。

また、アフミスといえば!な夜の部もしっかりたっぷり濃厚に。
虎谷くんちの狭いベッドでぎゅうぎゅうなふたり、我慢の限界な犀川さん、見るからに愛情表現が増えた虎谷くん……たくさんの夜を重ねているのにどれひとつとして同じものがなくて、それぞれの夜に唯一無二の愛が詰まっています。

とにかく大満足な1冊。じっくり丁寧に描かれるふたりの歩みが嬉しくて、これから先もさいとらの人生を見つめていきたいなと改めて思いました。
6巻もとてもとても楽しみです!

特装版小冊子では24話社員旅行の夜と朝の隙間が描かれています。(16p)
余裕のないふたり、同室のふたりがいつ帰ってくるかわからない状況下でもとにかく全開で甘々。
犀川さんの表情が全編通して恋人感強めで必見すぎますし、虎谷くんは大胆にかわいくて見どころしかありません。
是非とも特装版をオススメいたします!

やさしい手解きに導かれて

床上手になって元恋人を見返してやるっ!
真面目にアジェンダ書き連ねるなつめさんがぶっ飛んでいるけどいたって真剣で、そんなチグハグさが魅力でもあるのかなぁと感じた始まりです。

コウくんがなつめさんにする手ほどきのやさしさがズルさすら感じるほどに丁寧で。
苦手という先入観、恥ずかしさに固まる身体、そういうものを認めながらもさらけ出すことを自分に許していくことを教えるように、お金ありきの関係にしては手厚すぎるやり方が気持ちまで動かしてしまうことは見ていても明らかです。

そういう理由で、なつめさんがコウくんに惹かれることは必須だなぁと思えました。
一方で、コウくんがお客さんのひとりであるなつめさんを特別だと感じた必然性が、個人的にはちょっと弱く感じたかなぁと思うところでもあります。弱いというか、恋に落ちる理由なんてないよね、というところでしょうか。

床上手にならなくても、見返すためじゃなくても。
マイナスに引きずられるのではなく、コウくんと一緒に進んでいく日々を選べたなつめさんの最後の笑顔の明るさが良いですね。

安心してかわいいに溺れられます

攻め受けともに甲乙つけがたく、的確にかわいいのツボを突いてくるお話にしっかりと癒されました。

長年の片想いを捨てきれずにいる陽向と、伝わらない一途さで距離をつめていく郎。

生意気に強引に「おれだけをみて!」と聞こえてきそうなほどのわかりやすさで近づいていく郎の若さまっすぐさが絶妙で良いんですよね。特に前半、陽向が見ていない瞬間の郎の恋する表情が素直でかわいいです。
自信があるように見えるけどやっぱりどこか不安げで、陽向を誰にも取られたくなくて焦るけど本人の気持ちは尊重しようとする憎めなさが良い年下攻めでした。

片や陽向は、自分への好意には鈍感でありながら無自覚に相手の萌えポイントをつついていく沼らせタイプだと感じました。郎があの表情になっちゃうのもわかります。
ただ、ウジウジしすぎるところもなく、考えるところは自分で考えて言葉や行動に移すという真っ当さがしっかりとあって、一方的にかわいがられているだけじゃないところに好感を持ちました。

恋人になってからも郎の「我慢しよう」の壁をバキバキ壊していく陽向の無自覚かわいさが炸裂していました。何の心配もなく楽しく仲良くしていきそうなふたりなので良かったです!

見目麗しいふたり

始まりから終わりまで目に優しいふたりでした。
好きなビジュアルの受けが素敵なビジュアルの攻めに溺愛されている、それだけで日常の疲れがスゥーッと抜けていくような癒し効果があります。

という風にとても好きな作画で優しいお話でした。



ただ、相手を好きになる理由は明確じゃなくてもいいし、自分にとって心にひっかかる何かがあればそれはそれで良いと思うので、
攻めの溺愛っぷりにどうしてそこまで?と思うところがあってもそれはそれで良いか、と思えたのですが、
受けの行動が今ひとつ腑に落ちないというか、
押しに弱そうなところとか酔ったらある程度流されてしまいそうなところが心配というか大丈夫?と思ってしまいました。

とはいえ総合的にはやさしい読み心地で、疲れた時に読み返したいお話。
攻めの溺愛はどれだけあっても良いですよね。

まずは身体から癒されて

岸辺せんせいクセ強すぎ。これは好きな感じでした。

お疲れサラリーマンの黒岩さんが同僚に勧められて向かった整骨院で出会った岸辺せんせい。
初対面から妙な距離感の近さで落ち着かないのに、しっかり腕は良いから心地よさに飲み込まれて。

眠る黒岩さんの隣で初っ端からソロプレイをキメる岸辺せんせいがどう考えてもヤバそうなのに気になっちゃいます。
読み進めればそのヤバさにも納得の、一途すぎる思いと執着の深さ。小さい頃に芽生えた恋を変わらずに実らせようとする真っ直ぐさが怖くもあります。

そのヤバさに黒岩さんが気付いた頃にはもう抜け出せないところまで来ていて。
あの頃憧れられていた自分とは全然違う今の自分に気付かされて苦しみながらも、それすら全肯定するような岸辺せんせいを前にして覚悟を決める黒岩さんの表情が良かったです。

ふたりともガッチリ、筋肉がつまったような身体でのぶつかりあいもとても見応えがありました。
岸辺せんせいがゴリゴリに押しながら何だかんだそれが嫌じゃない黒岩さん、という感じでもっと読みたいふたりです。