コールドスリープで眠りについて20年後の世界…!
うわー、何だかすごい世界線でした。
突拍子もないような世界でなくリアルというか、海野先生この世界観をしっかり構築されていて、さすがお上手だなぁと思いました。
時代の流れも移り変わりも速い世の中ですが、20年後だからって空飛ぶ車がビュンビュン飛んでるわけでもなく、変わるところと変わらないところの線引きがリアルだなと感じました。
BL的に言うと、執着ワンコ攻め×無気力ほだされ受け…かなぁ。(受けが何と言うべきかちょっと悩む)
無気力と言ってもその辺りもじっくり焦点が当てられていきますので、多少硬さははありつつも解れていく様が見所の一つです!
萌えという観点では個人的には薄めなのですが、お話として面白いし新しいし最後まで楽しく読めた!ので神評価で。
そして、何と言っても18歳から20年間受けを待ち続けた攻めにアッパレ。一途が過ぎる~~~。(いや、その20年の間の諸々はあるのですが。逆に無いと不自然と思うのでそれはそれで良い)
正直読んでいて攻めが38歳という割に若い印象(話し方など)ではありましたが、年下×年上が年上×年下になってしまう受けの戸惑いや、徐々に醸し出る程よい甘えが2人の関係をちょっと甘酸っぱい心持ちにさせてくれてとても良かったと思います。
受けの先生然とした口調や意見、接し方、そして歴史の雑学などキャラクターが徹底されており、教師という職業でも無気力と見せつつ実は無意識熱意が伝わってるの良いなぁと思いました!素敵な先生やん…。
自分が他人にどれだけ影響を与えているかなんて見えないから軽視してしまうけれど、影響を受けた側はいつまでも覚えているしそれを人生の指針にしていることもありますよね。
自分もそんなことがあったなぁ…なんて思い出しながら読んでいました。
余裕無く必死に生きてきた受けの過去や、中々明かされない攻めの20年間。胸にぐっとくる箇所がありました。
攻めが思わず語ってしまった心中は特に胸が締め付けられるような、そして頑張ってきた自分に対する言葉がすごく身につまされました。あまりにも長い年月だもの…良かった…。
20年に及ぶ壮大なラブストーリーですが、2人はまだまだこれからで未来に向かっていく希望のあるお話だと思いました。
読んで良かったです。ありがとうございました!
あれ、思ってたんとちがう…?
受けは元気でやんちゃ、思ったより年若い印象。
攻めは大らかな男前で、思ったより根が明るい印象。
あ~~CPの属性ちょっと勘違いしていたな。ハマるかな~~と恐々読み進めましたが、
ストーリーとスピード感のある展開が楽しく結局一気読みでした!
時にコミカルな表現もありスッキリ読みやすいながら、人物の心情など丁寧に描かれており全体的に読み応えがありました!良かったです!
(よくよく読めばきちんと登場シーンに彼らの印象や性格を思わせる記述があったので、本当に自分の思い違いによるものでした。。)
義賊の受けという設定に心がときめいたのですが、活発で物怖じしない真っ直ぐないい子でした~。攻めの武炎も世話焼きで裏表のないタイプ。
真っ直ぐ同士の恋愛なので割と分かりやすいし、ストレートに思いを通じ合わせるので恋愛面でもどかしさを感じることはありませんでした。
2人のエッチもとても丁寧な描写で、溢れる想いが伝わってくるようなシーンで素敵だった~~!
出てくる登場人物みな、様々事情や心情、思惑はあれど根っからの悪人はほぼいなく、読後感もスッキリほっこりするものでした。
そして皆さん仰っている通り、ジャベールはとにかく良いキャラで良い意味で裏切られましたw
動物や妖精と話せる“出来損ない”の王子リュシカと獣医師のカイのお話。
出来損ない王子と言われ育ってきたため、自己評価がめちゃくちゃ低い受けリュシカですが、カイと出会うことで成長し花開いていく様子は読み応えがありました!
リュシカの境遇があまりにも王家で冷遇されており切ない気持ちもありましたが、本当に素直でピュアで優しい子だったので、カイの診療所で健気に働く姿はとても好印象。
カイは凄腕の元魔法騎士で、今は国で唯一の獣医師ですが、とにかくハイスペック。気取りのない性格の男前で、リュシカには甘いです。
物語は動物や妖精、お仕事、魔法、竜、2人の恋物語、闘い、この世界での同性愛への偏見など要素盛り沢山で飽きることがなかったと思います。
ただ、所々先が読めてしまうような展開や逆にキャラクターのクセのなさがどうにも自分にハマらず…。
何が悪いということではないのですが、いまいち刺さらないまま終わってしまったように思います。
小中先生の暗め重めなシリアストーンの作品です。
若干予想はしていたのですが、個人的にキャラクターに共感ができず入り込めませんでした。ですが、2人がどういう過程を経てハッピーエンドになるのか気になって一気読みしました。
主人公の受け凛が一途で熱烈でとにかく激重で、破滅的な恋愛だと理解しつつ、それが世界の中心のようにのめり込むのを、私自身が共感していないので、凛の苦しみも葛藤もアッサリ読んでしまいました。
この2人の関係、絶対うまくいくわけ無いし息詰まるのが最初から見えてるんですもんなぁ〜と冷静に見ちゃいます。
居なくなって反省して…は攻めザマァテンプレですが、なんかもっとやって欲しかったと言うか…。
エリアスの心中が最後を除いて明らかになっていないからかもしれません。
逆に凛が居なくなってからのエリアス視点があったら読みたかったかな。攻めが受けを想って苦しくなってるの読みたいです。(作品的に辛い展開ばかりになってしまいますが…)
ストーリーや展開、作品の持つ力は安心の小中先生なので、共感していたらもっと没頭して楽しめていたと思います。
ん、んー…軒並み高評価の中申し訳ないです。
個人的に幼馴染、両片想いに格別の思いもなく、モダモダ長すぎもどかしぃーーーーーーーーの一言です。
その設定がお好きな方に刺さるのはめちゃくちゃ分かります!作品の熱量が高いと思うので要素を楽しむには良き作品だと思います。
なぜ購入したかと言うと、表紙が良すぎた。あらすじをほとんど読まないまま、攻めの執着と受けの色気が表紙から滲み出てて格好良いなぁと思い購入しました。
あまり物語に入り込めなかった原因を考えたのですが、特に引っかかったのは受けかな…。
彼氏がいる(嘘)のに週一でセフレ(攻め)と関係を持ち抱き潰される。
単純にすごい不誠実な人設定になっちゃってるし何だかな…。
ズルズルしちゃったよね、長いこと。受け攻めともあまりキャラクターが好きじゃなかった。
それから、両片想いのジレジレが全てなのでそれ以外の要素はなく、残念ですが萌えを超えてストーリーが良いとも思えないままでした。自分には合わなかったようです。
しみじみ…
とてもしみじみとしてしまいましたよ。コントディクト2巻。
鳥飼のクソデカ感情から始まった二人の関係。
番外編でも矢島のジェラシーに進展を感じたけれど、2巻ではしっかり矢島からのデッカイ矢印を見ることができました!
冒頭は矢島のノンデリ炸裂で、変わんないなー(笑)と思ったのですが、真っ直ぐ故に恋人になった鳥飼にもストレートに感情を出してたし伝えていたと思います。
時々ノンデリ出るけど、"彼氏な矢島"いいな!!!!!
そんな矢島の愛情伝わる度に噛み締める鳥飼。表情にそれが溢れてるのが可愛い。(相変わらず)
対等なライバルでケンカップルで、でも甘さが増して…良い関係になりましたね!!くぅ〜〜〜〜〜〜(噛みしめてる)
永遠に見ていたいです。先生…ぜひまた2人の話よろしくお願いします。
前作では主人公が移行した世界の価値観が極端で好きになれなかったのですが、スピンオフの今作はめちゃくちゃ萌え倒しました!!!
やっぱり価値観が今の私たちの現実に沿っているからかも?
前作より、より内面を見て好きになっているのが分かって恋のときめきにドキドキしました。
(前作ももちろん内面も含めて両想いになったわけですが、攻めが醜い顔のコンプレックスで自信がなかったりお互いに高嶺の花と考えているようなところが、内面の惹かれあいより美醜の価値観が強調されているようで萌えに繋がらなかったのかなーと思います。)
今作は超美形だけどやっかみやストーカー、痴漢などに人生悩まされ続けて生きづらさをずっと抱えてきた受けが主人公です。
モブ顔になって周囲から注目されなくなった世界の解放感を楽しんでおり、超美形で顔ばかり見られてきた自分の内面や仕事ぶりを認めてくれる攻めに恋をするのは当然だと思いました。
超美形だったナオは明るい印象だったので、入れ替わったのが自分のせいだとこんなに気にしているとは意外でした。でもその楽観的だけど決して自分本位ではない控えめさがナオの本来の性格なんだろうなと思います。
自分が望む世界でも、いつどんなタイミングで戻ってしまうか分からなかったら、それは不安ですよね。超美形だったナオ発端で起きたことだからこそ、「今のまま居たい、でも言い出せない」という気持ちもよく理解できました。
そして小さな戸惑いや不安も含めて、世界を新しい視点で見ているという共通点を持って攻めと受け2人が共感し合い、心を通わせていくのがとても素敵でした。
それにしても、攻めの飯田さんがもう、めちゃくちゃ良くて…!
余裕のある大人で、ナオのことも様々な場面で細かく気配りしたり見守ったり、シゴデキな男らしさもあるし何をしてもスマート。
そのくせ、ナオのことを意識しているのが端々に伝わり、テーマパークに一緒に行きたそうで声かけるか迷ってるけどやめてしまったり、逆にさらりと飲みに誘ったりさらりと連絡先聞き出したり…大人の男の可愛いとスマートさにノックアウト(私が)
ナオがゲットした巨大なぬいぐるみを「目が合っちゃって」と言ったら「それは仕方がない。そういう運命だ」と言ってくれたの最高でした。え、大好き。
感情が分かりづらくアンドロイドと言われるくらいの外面ですが、ナオ目線だからか自然と飯田さんの表情や感情も読めていてキュンの嵐…!
ナオの狭いワンルームで飯田さんのホテルマンとしてのサービス受けているシーン萌えたなぁ~。彼氏がホテルマンって最高ですね。(ナオもだけどw)
そういうプライベートで繰り出される一流の技w恋人特権のやつ!もっと見たいです。
2人で旅行をしたり、新しいことを経験したり、夢を実現したり…この先のお話をもっと読みたくなった2人でした。
ファンタジー溢れる可愛い表紙が気になってました!装丁がすごく素敵。
先行き不安な魔女(Ω)なんて設定から面白いしかないです。さすが藤峰式ワールド。
時々クスッとなるセリフが出てきて、コミカルでエッチでさらりと読める作品ですが、安定で面白かったですー!
赤ちゃんドラゴンのロイが人間姿になるのは予想できましたが、28歳のイケメンしかし中身は赤ちゃんしかし初Hに疲れて中々回復できないアラサーと、攻めが赤ちゃんとアラサーを行ったり来たりw
「バートのここ、なんか、なんかすごくいい…」
と赤ちゃんらしく語彙力低いのもツボでした。逆にすごく伝わってくるものがあるww
刷り込みぽいけど、一途なワンコ攻めでとにかく真っ直ぐ。好き同士と喜ぶ姿が可愛い。
バートもダメダメ言いつつほだされてるので、ハッピーエンドへ向けて今後も楽しみです。
それにしても、魔獣の大鷲や白虎と共に過ごせる世界…なんか、なんかすごくいい…。ロイも成獣の姿でバート乗せるのかな~。期待してます。
香り立つような題材と絵の上手さとエロのエロさがとても素敵な作品だと思います。
ただ…
待てができない攻めがどーしても気になって。
おま…っ、数ページ前に「今までだって嗅覚調整できてたし」ってドヤってただろうが…!!
自分の匂いに惑わされる人が怖いって言ってる受けに、なにその勢いのまま襲ってんだー!
とツッコミ入れたくて仕方ないんですが、高評価が多くてどうやら少数派のようですかね…笑
(受けの股から覗くエロコマはたしかに天才的だけども!!!)
最後の砦のように挿れるのだけ拒否ってるけど、毎回結構際どいエロエロしちゃってるから…うーん、受けも受けで流されやすいなぁと。
全体的な雰囲気やストーリーは良いのですが、グイグイ迫るし隙あらばイチャつく割に気持ちがハッキリしない攻めとズルズル流される受けの関係性にちょっぴり萌えられないまま終わりました。
次巻は意外な展開があるなら読みたいです。
幼なじみも、ちゃん呼びも、両片想いも、正直萌えない。全てこれまでの自分の萌えの範囲外でした。
表紙絵と高評価に釣られて、読んでみた結果。
…すごく良かった。心に染みた。(泣いてる)
ありがとうございました…と言いたい。
タイトルが表すとおり6番目のセフレに甘んじてそれで充分と言っちゃうような健気な受け視点から始まります。
健気は良いけど行きすぎるとグダグダ悩むばかりで面白みがない。序盤は正直、まさかずっとこのトーンで話が続くのか…(苦行?)と思ってた。(ごめんなさい)
ところが、攻め視点が入ったことで明かされる衝撃の事実。
受け視点での攻めと実際の攻めのギャップが大きくて本気で笑えた。なんだコイツ可愛い奴じゃん~~~。
良い具合の親友のツッコミと、スルー力に長けて常に受け一筋なマイペースさ。2人のやり取りも好きでした。
そして盛大なすれ違いだけの過去話ではなく、お互いの家庭環境や幼少期の思い出、2人の過ごした時間が深くて辛くて救われて。
暗くて寂しい中にもポッと明かりが灯るような、そんな過去の共有。染みました。
すれ違いまくっていた2人が秘密兵器で一緒に闘って勝利を収めたシーンは拍手喝采。
心が揺さぶられたり熱くなったり、素晴らしい物語を読んだなぁと思います。
セフレ時代の2人でいてもクールで冷たい平坦な空気感から一転、
気持ちが通じた後の2人(特に攻めの)ぽわぽわ~とした、ちょっと浮かれたパステルピンクな空気と甘い雰囲気が感じられてその対比も良かったです。
やっとお互い素直に話せるようになって本当に良かった。なんだか少し幼なじみと両片想いの良さが分かった気がする。
読み応えのある心に響く作品でした。ありがとうございました!