「表紙が綺麗だな」と思いなんの心構えもせずに読みはじめました。読み終わったあと全てを後悔しました。
こんなに泣くとは思っていなかった。途中途中でポロポロ泣いて、最後は……察してください;;
とても辛くて重くて、でも考えさせられる作品です。
宗教は人を救う為にあるけれど、それによって苦しんでいる人もいて。2人の家は2人が出会っていなかったらバラバラだったのかな。世界は暗く汚かったけれど、最後一緒に2人が帰れた家は明るく綺麗だったね。よかったねとは言えないし、2人ともが幸せな環境で生まれていたらきっと最後は違ったのだと思うけど、遠い遠い場所から、2人で本当の帰る家へ行けたことが読者の私としては嬉しいです。