初めて購入させて頂く作家さんでした。
フェロモンが結晶で見えるという設定のオメガバースは初めて見るなと思い、作家様の試し読みを見て更に気になり購入しました。
先生の結晶は透明なのですが、普段からたくさんの人の色付きの結晶が見えてしまい体調を崩してしまう朱音にはとても居心地のいい人で初恋の人でした。
それから五年経って奇跡的な再開をした二人の恋の物語です。
設定がすごく生かされています。
物語が進んでいくうちに何故先生の結晶が透明なのか分かります。
そしてタイトルの「ルビーレットを噛み砕く」も回収されます。
無理のない設定で大切に描かれているんだなって感じました。
最後まで楽しく読めるかと思います。
オメガバースは結構溢れてきてしまっている中オリジナル感もありキュンや萌もちゃんとあります。
オメガバース特有の鬱な描写や無理やり等全くなく純愛オンリーです。
ありきたりなオメガバース設定に飽きてしまった方、純愛が好きな方是非読んでみて欲しいです!
この尊い二人の物語は続編があるそうなのでそちらも楽しみにしております。