単話で追いかけていた可愛いDK2人の単行本を楽しみに待っていました。
春のkanipan祭りの最後の1冊はとにかくキュンキュンする事間違い無しです。
元々光希の事が気になっていた人気者優等生の恭也が、校則で禁止されているバイト中の光希に遭遇したところからお話が始まります。
帯にもあるのですが、本当に天然ゆるゆるふわふわぱやぱやな光希です。
仕草がとても可愛いです。
無意識で距離感ゼロの光希は恭也にいつでもどこでもすぐにペッタリ…でも友達感覚なんですよね。
そんな光希の行動に振り回されていた恭也にエールを送りつつ読んでいました。
2人がお互いに彼氏になって物語は終わりました。
が…つ、続きをください…。
もう少しこの2人を見たいです…。
くけこ先生の前作が好きだったので、今作も楽しみにしていました。
家事代行バイトの大学生ヒビキと社会人サクヤ。
サクヤは、ゲイですがヒビキはノンケなのかな??と、始めは分からず話が進んでいきます。
サクヤはプロポーズしようとペアリングまで用意した恋人と破局。
そこに現れたのが、大きいワンコのような明るいヒビキ。
サクヤはどんどんヒビキに惹かれていきます。
後半にヒビキがゲイであることが分かるのですが、なるほど…だからこそのグイグイ具合だったのかな。と思いました。
グイグイの理由には、断捨離した際のゴムのサイズの件もあったのかも…。
サクヤから「売っていいよ」と言われて貰った元恋人に渡そうとしていたペアリングの片割れを内緒で自分の指に嵌めていたヒビキには、何というか…いいのかい?元恋人とのペアリングなのにいいのかい?未使用品ではあるけれど…と、ちと心配になりましたが、そういう性格なんだろうな。と。
誰宛の物とかではなく、サクヤが自分にくれた物(サクヤ的にはあげたというより捨てたに近いと思いますが)だから、嬉しい気持ちになる。
そういう子なんですね。
最終的にはヒビキもゲイだったという事が分かり、ペアリングも新しく買い直すという事でハッピーエンドです。
良かったです〜。
読んだことないんかぁ〜いぃとツッコミを受けそうですが、初めましての作家様でした。
ネタバレ無しで読む事を強くオススメいたします。
今作を読後に作家様の既刊を全て購入して読みました。
なぜに今まで読んでいなかったのか……。
まだまだ知らない素敵な作家様が沢山いるのだろうな。とりあえず、自分の寿命が尽きるまで一つでも多く読みたいなぁ…
と、寿命の事を考えてしまった今作品です。
読み始め、数話はなんだかコミカルで可愛らしい魔王や魔獣達。
このままコミカルにめでたしめでたしで終わるのかと思いきや…涙、涙のお話でした。
きゅーちゃんがあの時必死に勇者に渡したかった物、願い叶って良かったです。
1度目に読んだ時はハッピーエンドなのに哀しくて仕方ありませんでした。
2度目は多少落ち着いて読めました…。
読む回数が増える度に新たな気付きがありそうな…何度も読み返したくなる作品でした。