漣と時生と元(遺骨)の短い旅の話。
突然の肉親、友人の死に、各々がどう向き合っていくのか。
その中で、それぞれが秘密にしていたことを少しずつ打ち明けて漣と時生の距離が縮まっていきます。
はられた伏線の回収が面白く、ノートのメモ書きにはドキッとしました。
最初は元の死の真相を明らかにするための話なのかと思っていましたが、違いましたね。
元の死に関して、漣は幻影を見、時生は肉親の立場から想像することしかできなかったように思います。
死者は語ることはなく、残された生者同士が必死に寄り添って生き抜こうとする話だと思いました。
漫画としては、元の死の真相が明かされた方がスッキリするのでしょうが、語られないというのまた一つの面白さだな〜。
時生がボロボロの漣と5年間もどうやって過ごしたのかは妄想で補います!二人が上手くいったのは素直に嬉しい!!
好みが分かれる作品だと思いますが、私は凄く好きです!