攻めとセックスしてる最中に、「自分のこの息遣いはこれまでなら受けの腕の中で女たちがあげていたものだ」とか「女の柔らかな指先で触られる以上の興奮が〜」みたいにちょくちょく受けの女遍歴を匂わせられて、その度に萎えます。
書いてるとキリがないけど、上記の描写以外でも結構出てくる。
せめてエロシーン以外で書いて欲しい。男同士のエロで興奮してるときに、受けと過去の女の肉体関係の話を出さないで欲しかった。本当に萎える。
受けが、救いようのないゴミ両親と縁を切らないことに納得が行かずイライラします。
受けは明らかにノンケな思考してるけど、男とも付き合ってたっぽい? だとしたらバイでは?
処女奪ってくれと強請る受けと、それを拒む攻めという構図は好きシチュだったのですごく良かった。
何千回、女って出た? ってくらい書かれるもんだから、何度も耐えきれなくなって途中離脱しかけた。
大好きな作家さんだったので、あらすじやキャラの特性をよく調べもせず読み始めた。
あらすじをどう読み違えたのか思い込みか、年上攻めだと思っていたが、本カプは年下×年上。
けれど攻めは敬語を使わず、逆に受けは敬語なので、年下攻め感があまり無くてよかった。
受けは、オメガである事、男に組み敷かれる性である事を屈辱に思っているタイプ。
男相手に受け身になる事に抵抗があるタイプのオメガ受けが苦手なので、序盤からすこし読む気が削がれた。
オメガの妻も子供も要らない攻めに、女郎屋に売られたくなくて人体実験の被検体に使っていいから結婚してほしい受け――と、好きでもバース性で惹かれた訳でもないが、双方にメリットが見出せたから結婚をする。
好き同士じゃない結婚だったけど、受けの方が先に恋をするのは良かった。
一緒に過ごしていくうちに、恋愛感情が関係しているのか自分のフェロモンも濃くなり、攻めのフェロモンも濃く感じる。でも攻めはオメガのフェロモンを感じにくくする薬を作って、「お前のフェロモンを感じなくなった」と嬉しそうにする。拒絶されたみたいでショックを受ける受け。
オメガとして生まれたことや見られることを拒んでいたのに、矛盾してきてるのがいいですね。
後半に出てくるオメガの幸彦が、ベータ女と所帯を持ったのも納得できない。そこは男アルファとくっついてほしかった。
オメガバースアンチかと思った。
オメガバースを使って男オメガを実際の女の境遇に当て嵌め、女は学問がどうの子供がどうの……とフェミ思考(女尊男卑推奨思考)を植え付けようという思惑がヒシヒシと伝わってくるのが残念だった
海野幸先生の本は、全部ではないがほとんど読んでます。ほぼ当たりしかなかったので、今回のは少しショック。
ネタバレにチェック入れてる人、ちゃんとネタバレしてください。
ネタバレを書かないことによって大地雷踏む人大勢います。
上巻の感想も含む。
攻めがノンケならまだよかった。
ゲイなのに、ノンケとして生きてホストやって女も抱いて……って、さすがにいつもは守備範囲ゆるゆるの攻めキャラ設定をもつ私でも地雷だった。
性指向じゃない好きでもない女とアフターに行くとか……。
とくに不快だったのが、ずっと妹だと言ってたユリが、攻めが13の時にできた子供だったこと。
全くの別作品だけど、スメルズライクグリーンスピリットを思い出して気分悪くなった。
ゲイキャラの異性の肉体関係出して、何が、誰が興奮する? 萌える?
ただただ気持ち悪かった。
ガキの頃に女を孕ませて、子供を自分で育てて、大人になったらホスト初めて、アフターで女抱いて、これでゲイですって舐めてるのか。
試し読みとあらすじで、ノンケ攻めに一途なゲイ受けを期待してたのに。上下巻一気に買って金の無駄使いだった。
この作者の思考的に、他の作品は買わないだろう。
一刻も早く記憶から消したい。