いつもの安西先生と違う!とyoco先生の描いた美しい表紙からでも伝わってきて、読む前からワクワクドキドキしました。
アシュは過酷な幼少期を過ごしているのに、そこで拗らせず、自由を手に入れるために前へ前へと進んでいく受けです。
めちゃくちゃ好みの受けで、強さと儚さをもってる美人は最高、となりました。
サージは年下の純粋ワンコなのですが、アシュへの愛が太平洋なみで、こちらもとても最高の攻めでした。
読み進めていくなかで、予想だにしない怒涛の展開が訪れてこちらの情緒も揺さぶられましたが、最後は完全なるハッピーエンドなので、読了後の情緒はすっきり爽快感謝感激ありがとう安西先生とyoco先生、出版社、となりました。
話が面白かった。恋愛だけじゃないファンタジーってこんなに面白いんだ、と思いました。
他の方がネタバレは書いているのでそこは書かないでおきますが、
あるシーンのyoco先生の挿絵がめっっっっちゃくちゃ良かったです。泣きました。
読者に想像させる余白があるイラストってこんなにも心に響くのか、と。
勿論どの挿絵も素敵だったのですが、あるシーンの挿絵が一番好きです。
安西リカ先生×yoco先生、神の組み合わせ。
もっとこういうBL小説を読みたいと強く思ったそんな一冊でした。