章吉がヘタレぎみかと…
まぁ、坂本があんだけ警戒心の強い、イヤ?極限の人見知り?、だったら最後まで手を出すのを躊躇う気持ちも解らないでも無いけど…
まぁ、それだけ坂本が大切な人なんだろうなぁ~、俺の場合は勢いですぐヤってしまうだろうけど…。
それ位、章吉の心のでかさは半端無いんだよな。ストーカー気味でもあるけど(汗)、どんどん坂本の目(心)を開かせていく。どんなに警戒されても、めげないで押しまくってあげてるし、坂本の頭の良さや周りに(章吉以外)振り回される事なく自分の事に集中できる事に嫉妬しながらも、自分の道を切り開いて行こうと頑張るし、キチンと弱さもあるけど、格好良い男なんだよな。俺もこん位、格好良い奴になりて~、って思った。
゙どうしょうもないけれど゙も良いかも知れないけども、とても良いテンポで、よく一冊に纏めきれたなぁ~、と感心するほどの構成(ストーリー展開)だと思う。
マンガ本のカバー取った後の表紙と一番最後の紙に描かれた4コママンガには、面白さと、章吉の傍にいたい坂本の可愛さが滲み出ているようで、幸せな気持ちになる。
映画化したらどうだろう?
世の中にばブエノスアイレズも有ることだし…
アンナのくだりの無理矢理っぽさにもう少し手を加えて、大切な部分は残して映えさせたら、もっとすんなり(アンナの存在を)受け止める事ができるのでは?と。
アンナはみくりの将来の為に、多分無くてはならない存在だろうから、必要だろうと…
離れたくない、離したくない人に自分がゲイ(いわゆるレズも含めて)だとカミングアウトする事はとても難しくて苦しいと思うし、好きなのが(愛しているのが)その人だと告白する事も更に難しくて苦しいと思うから、北斗の葛藤は凄くわかるんだ。役割で言えば俺は攻めだけど、俺もそうだっから。
只のマンガでの出来事、だと思えばスルーできるんだろうけど、なし崩し・流れに任せない北斗、ってある意味不憫だろうけど、相手とまだキチンと向き合ってから~、な気持ちの現れだとも思えるから、凄いなぁ、強いなぁ~、って思った。俺はなし崩しで抱いた、勇気のない、弱い奴だから。
でも、だからこそ、様々な事を葛藤して選択し覚悟をしてきただろうアンナの台詞の一つ一つが映えるのでは?と。
人を想う事の苦しさと大切さに気付かせてくれる、宝物みたいだと思うから、色々な人々に観て欲しい、そんな作品です。
最終夜のレビューを先に読ませていただいただけあって、皆様の仰有る事を理解しました…(汗)
二人の気持ちのすれ違うようになるのをみて、
アァ~! (〇`-´〇+)
って、おもっちまいました~…
゙キスブルー゙
は2巻でキチンと完結したよ?
3巻迄あるだなんて、ホントのハピエンになる迄が焦れったくて焦れったくて、焦れったすぎて。
第一夜から最終夜迄、販売待ちされていた諸先輩方の焦れた過ぎな気持ちは、多分、俺が想像できない程の痛みだったのではないか?って思いました。
ヒヨコな俺には身に余る光栄みたいなものだけど、知り始めてから、間もない内に最終夜が出版されたから、こんなに対して苦労しなくて良いのかと、心配です。
逆ギレ(ででも本編の頃よりも行動できるようになった)のチバがヒロトを抱く様ですね。
台湾のWebで試し読みしただけですが、
今度はオレの番ね(?←中国語ではこんな意味な感じ)
とヒロトが言っていたから、゙カンゴク69゙の浪と市路(←一路だったっけ?)の様なカップルになるんじゃないかと。
願望としては、
ヒロトがチバを抱く
↓
やっぱり、チバのが欲しいとヒロトが抱かれる
↓
そんなふうに何回も抱き合う
↓
何度目かの、ヒロトを抱いている時に、チバが゙男子迷路゙のドラの様に一念発起
↓
ヒロトの人生を俺にくれ
みたいな事をヒロトに告げる
↓
今更何言ってるんだ?みたいな少し怒った顔を見せたヒロトが、それでも嬉しそうな顔をする
↓
チバの部屋の合鍵か、指輪みたいのをヒロトに渡して、チバがヒロトにきちんと
俺達、一緒になろう(住もう)
みたいに告げる
↓
嬉し泣きするヒロトを優しく抱くチバ
↓
時は変わって、チバ(&ヒロト)の部屋に一緒に帰りながら繋いでいる二人の手
の場面が二人にあって欲しいと。
そんなささやかな願望ができてしまう、でも少しはホッとできる(一応の)完結編の様です。
1月10日位には現物が届く予定なので、泣きながら何度でも読みたいと思います!
初阿仁谷ユイジさん作品でした。
チバがヒロトを想う場面。
常識から考えても、彼女として付き合っていってしまうんだろうなぁと嫉妬してしまうほどの仲が非常に良い女友達がいるヒロトに、拒絶されるのが怖くて想いを告げられなかったチバ。
ヒロトがチバを想う場面。
知らず知らずの内に、チバを意識していて、その間に、チバの謎の目を閉じる(沈黙の3秒)後には本音と裏腹な態度や言動を取る癖が有ることまで見抜いていたヒロト。
中2の頃から薄々気付いていたチバの想いを確信する時に、ヒロト自身もチバを好きだった事に気付いてからは、毎日(?)アピールしてチバが告ってくれるのを待ち続けていた。(後から自分も充分チバが好きだった事がわかったりも)
珍しくチバが誘ったから、告ってくれるのかと期待したら、転校するという話を、しかもチバ本人からの口ではなく、知ってしまって傷付いて走り去ろうとします。
やっと追い付いたヘタレなチバの代わりにチバの想いを聞き出したら、目を閉じようとした(自分への想いに目を瞑ろうとしたにしかヒロトには映らなかった)チバ。その事に対して怒って立ち去ってしまうヒロトと、動揺に慣れなくて(自分の気持ちに立ち向かったり、そのまま表現する事が下手くそ)立ち去ってしまうヒロトを見つめるしかないチバ。
それからの四年後、チバからの「会いたい」という一通のハガキで、
目を閉じて深呼吸。
3秒でオレの気持ちは4年前に逆戻りする。
でヒロトが嬉し泣きするシーンとか、再会した時に想い続けて待っていたのに、チバからの告白が無いことに焦ったり怒ったり、頭がぐちゃぐちゃになってしまって、何であの時にも、今でもお前から好きだと言ってくれないんだ? 謝れよ!と泣きながらヒロトが踞って(?)しまうシーンとか、擦りあいしている最中に、チバにヒロトが
オレの事ちゃんと見ろ
って言った後、チバがきちんと見続けてくれて、もう一度しようとも言ってくれた事が本当に嬉しそうなヒロトの表情とか、本当に可愛くて、心にドカン!って来ました。
勿論、振り回されながらも前を向かせてくれていたヒロト、に気付いて、そんなヒロトと共に生きていきたい、自立したい、って無力な自分を変えていこうとしたチバの強さ(ヒロトへの想いの深さ)にも感動しました。あぁ、いい加減、俺もチバみたいに自立していかんとなぁ、自立したいなぁ、と共感しまくりでした。
この作品は携帯コミックで初めて読みましたが、その時点から惹き付けて離さない魅力がありました。が、コミック(現物)はその倍以上に心をドンドンと叩くし、ギューギューと締め付けてきます。コマ送りというのか何なのか、まるで珠玉の映画かドラマを観ている様で、涙を流しながら読んだ後の爽快さや嬉しさは半端ないです。
阿仁谷ユイジさんという優れた作家の扉となってくれたこの作品。
ありがとう!って感謝の毎日です。