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女性琴香さん

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今年度280位

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No Title

めちゃくちゃ面白いです。
青春の甘酸っぱさが感じられてこんな青春がよかったよ…と思わず頭を抱えてしまいました笑
儚くて今にも崩れ去りそうな一瞬一瞬を大切に、2人は高3になります。
部活、彼女、進路、自分のセクシュアリティ、全て繊細でデリケートな問題ですが若さゆえの葛藤というものをうまく表現されているなと思いました。多様な進路の選択の仕方という面において公立高校のエモさが詰まっています。全てが最高な一冊でした!!

No Title

相変わらず水彩画のようなタッチが素晴らしいです。
本編ではエロなし、アニメイト限定特装版にはありました。夏野先生は「冬知らずの恋」「25時、赤坂で(1)」以降はエロ少なめな感じがします。初めてBLを読む方にすすめやすいです。


歳の差、進路、売れないバンドマンとなかなかハードな要素が盛り沢山です。学校の中で守られて育ってまだ社会を知らない18歳と酸いも甘いもそれなりに味わってきた28歳。本編で星名さんがいったように簡単に丸め込めちゃうんですよね。「大人」を垣間見せてくれる余裕ありげな彼氏としてそばにいることもできたのに星名さんが選んだのは拒絶。その優しさがまるで子供扱いされているようで辛いんです。年齢なんて身長と違っていつまでも肩を並べることも追い越すこともできないし。しかも星名さん売れちゃうし!自分を拒絶した曲で売れちゃうんですよ!!悲しいことこの上ないです。テレビで聴くたびに、彼が自分を振ったことがありありと思い出されて、星名さんとの記憶も、彼の笑顔も全て蘇ってくるなんて…。

まさかの!!

前々から気になってはいたのですが、なかなか購入に踏み切れずにいたところに他の方が書かれているレビューのなかでとても惹かれるところがあったので購入しました!
それは「ワキ」です!!!!!
腐ってからまあまあな年月が経ち一通りのプレイは読んできたつもりでしたが受けが攻めのワキ毛に興奮すると言うのは初めてでした…。これは一刻も早く買わねば!と思いそのまま本屋に行って買ったらまさかのワキ毛以上に衝撃的なプレイ、眼球舐めがありました。同人誌でたまに見たな…と言う程度の記憶しかないプレイで商業でもここまでしっかり眼球舐める描写があるんだ…と感動してしまいました。
また今作で実際に使われるところはありませんでしたが、おまるが出てきたのも個人的には非常にポイントが高かったです。BLでの聖水プレイ大好きなのでぜひ使ってる描写をみたいと思いました。
とにかく愛が重くて病んでる攻めが最高です。今出版されている巻は全て買った後にこの後事故で記憶喪失になってしまうというレビューをみて怯えていますが心の準備ができたら読みたいと思います!

No Title

「好物は〜」のシリーズで購入しています。やはり最初の好物はいちばん最後に腹の中も素晴らしいのですが、私はこのグリムくんと正親くんのカプが一番好きです。

グリムくん以外の前では大人気俳優の名に恥じない品行方正な紳士という感じですが、グリムくん相手になるとどんどんお子ちゃまな部分が出てきます。そこがとにかく好きです。とにかく強い顔面でうるうるして薬まで使って体から落としていく用意周到ぶりなのに、グリムくんから拒絶されたらそのまま病んじゃう重たい正親くん最高…!!となりました!!
蔓沢先生が描かれる攻めや受けは総じて受けや攻めにたいして愛が重めなのですが、特に正親くんの愛の重さは今までとは違った切り口で大好きです。
エロの部分の生々しさも流石、蔓沢先生!となります。とにかく肉感があってむちっとした感じも擬音も素晴らしいです。

ぜんぶかわいい

タイトル通り「催眠」が核をなしているお話です。
まさき先生の描かれる人物は本当に筋肉が美しくて、まさに麗人を体現したような人物ばかりです。
ふわふわわたあめが似合う男、一志くんが部屋の前で酔って倒れていた蒼くんを介抱することで2人は知り合うんですが、一志くんが寝ちゃって起きたら蒼くんがいて驚く時の一志くんの表情がめちゃくちゃ可愛いです。
エロメインではありますが、2人の距離が少しずつ近づいたり少し離れてみたりけれど最後にはしっかり結ばれて幸せになっていく過程も素敵です。
個人的には小倉さん好きです。チャラい感じがして、いつも来てもらってるサービスとして血迷った一志くんの「エッチな感じで」っていう要望に応えてしまうのも、引き下がる時も全て潔くてとても良いです。

ぴゅあ コミック

森世 

純情

作家買いです。
「ぴゅあ」というタイトルと裏表紙の「被害者×加害者の歪んだ純情」とあるように純情に注目して読むとより面白い作品だと思います。
ポチはネグレクトされていた家庭の子でだからこそ誘拐された(幼いのに1人で公園に恐らく夕方になってもいた)のですが、それゆえかかなり達観しています。暴れるわけでもなく、悠海くんとの生活を受け入れ楽しんでいる節があります。性というものに対してかなり無頓着で早熟です。悠海くんが仕事を失った後、慰める描写で一回ポチが裸で悠海くんの上に乗っている描写がありますが、挿入までしていたのかはわかりません。自分の性はむしろ武器で、悠海くんを慰めれる一種の道具のようにさえ扱っていました。従順なだけではなくて、お金の心配をしてコンビニよりスーパーで買い物することを勧めたり(それをきっかけで外に出れた)、料理まで披露しています。
ポチが悠海くんに誘拐される前の状況を感じ取れる描写だなと思いました。
もちろんそのぬるま湯に浸かるようで不安定な生活は長く続くことなく近所に通報されて悠海くんは捕まります。
悠海くんが捕まるまでは「純情」でいたのはポチだなと感じました。彼の愛情を疑うことなく、享受しまさか本当に悠海くんが捕まるなんて思わずまさに「邪心のない一途な情愛」だと思います。
そして、悠海くんが出所した後は立場が逆転します。被害者であるポチに強く出れるはずもなく彼とカフェに入りそこで薬を盛られたのか道端で力が入らなくなりそのまま彼のアパートにある押し入れを改造した檻にいれられます。
ポチと悠海くんが再会した後からはポチの「純情」は前とは違う純情になります。
狭くて、幸せな脆い檻から抜け出してポチは色々なことを知り、友達も彼女もできて一般的な高校生としての酸いも甘いも経験します。そこで知ってしまうんです。
結局あの時自分は悠海くんのために自己犠牲していたんじゃなくて悠海くんを手放したくないという利己心のために色々してたんだと。
それを知ってしまったから、再会したあとは少し強引です。彼が逃げそうになれば自分を傷つけてでも引き止めます。
悠海くんは終始流されてる感じはしますが、結局ポチの顔が好きなので幸せそうではあります。ポチを誘拐したのも、家庭教師に性的な暴行(不同意か合意かは分かりません)をされたから誰かを傷つける=歳下の同性に性的なことをするっていう方程式ができちゃったんですかね…
不完全な形の愛ですが、この先どうなるのかは分かりません。ポチは本当にストックホルム症候群ではないのかも深くは言われていません。そして悠海くんがショタコンなのかどうかも。
依存している関係が私は好きなので神作品にしました。

同時収録は野外露出系です。攻めがクズでしたが柔らかめのクズなので最後はちゃんと和菓子職人になろうとしています。

柳に雪折れなし

騎士だと思って頑張ってアピールして、嫁いだ彼は木こりだった…というつかみでした。最初のランティの感じが最後まで続いてたら神評価ではなかったんですが、貰われていったあとは健気かつ創意工夫に富んで、環境に適応しようと頑張っていたのでよかったです。
前半のランティの手作りのご飯、お弁当、それからカフェで食べるケーキの描写などの食に関わる描写が温かみと立体感が感じれてとても良いです。
擬音語の表現がとても上手な先生なので、温かい気持ちになれます。
どんな環境でも一生懸命(打算込みかもしれないけれど)取り組み続けたことが生かされていく部分がちょうどこのお話では書かれています。
数学(簿記に近い数学)を自分から学びたいと思う向学心も悩みに悩んだらあとは吹っ切れて決断していく潔いところも惹かれるポイントでした。
ガォルグとは両片思いでお話が進んでいき、当て馬も出てきますがそこはガォルグさんのパワーで成敗され、上手くおさまってハッピーエンドになります。
めちゃくちゃ捻りがあるわけではないですが、こういうのを求めていた!!と言う気分になれます。登場人物も基本的には性格が良くて、設定も全くの異世界なので日々の嫌なことを忘れて2人の初々しさをただただ感じることができます。

あのこは金持ち、このこは貧乏

全体を通してみんな心根が優しく、美しい心の持ち主しかいません。荒んだ自分の心が浄化される気分でした。
自分のおじいちゃんと同じく生きることに懸命な三崎くん、言葉が多少キツくても育ちの良さが滲み出る明治くん、そしておちゃめで一途なおじいちゃん。
明治くん、ちょっと涙もろくて、三崎くんに「友達じゃねえ!」って言われて泣いちゃいます。かわいい。
三崎くんはちょっと堅物な人間かなって思うんですが、貧乏であることを恥じず正々堂々としていて惚れ惚れします。しっかり者の妹ちゃんからよく注意されてますが、それをきちんと受け止めている姿が好きです。
そして明治くんのおじいちゃん!!大好きです。おちゃめなのに乙女で一途で。
叶わぬ恋とは思いつつも、青春を三崎くんのおじいちゃんに捧げてます。
「恋を、恋をしていた。16歳だった」っていうセリフがあるんですが、その時の「恋を」で一旦区切られる演出がすごく涙を誘います。「恋を」「恋をしていた」の間は三崎くんが振り向くコマがあるんですが、私は勝手に脳内で明治くんと三崎くんのおじいちゃんたちの思い出が蘇ってボロ泣きでした。
「16歳だった」っていうのがまた良いです。所謂、高校生の歳で、でも17でもなく18でもない。ちょうど高校生になりたてで、でも戦争の真っ最中で、そして初めての恋。背伸びしていたようで、等身大な、そんな甘酸っぱさが感じられる年齢だと思います。
彼に助けられて、「月が綺麗だ」と言われて、彼が結婚して、子供が産まれても、そして鬼籍に入ってからも毎日毎日欠かすことなく彼のことを思い続けるおじいちゃんの健気な姿に胸が締め付けられました。
でも、シリアスなだけじゃなくておじいちゃんにそっくりな三崎くんラブな所もあるので全体的にバランスが取れててとても良いです。
できたら三崎くんのおじいちゃんと再会した明治くんのおじいちゃんも見てみたかったです。きっと、明治くんのおじいちゃん照れちゃってはにかみつつ「久しぶり」とか無難なこと言っちゃってあたふたしちゃう。