凪良先生の作品は何冊か拝読していますが、一番私の心に突き刺さったのがこの雨降りVegaです。
詳しい内容は他の皆様方が綴られておられるので、感想など。
主人公である文人くんのセクシュアリティの悩みに誠実に応える新開さんが素敵なのに、切ない。
ふたりとも惹かれ合っているのに、お互いを取り巻く現実がそれを許してくれない。
じれったい、もどかしい、でも恋ってうまくいかないことの方が多いので、フィクションなのにリアルで。
たびたび胸が締め付けられました。
お互い傷ついて、周りも傷つけてしまったけれど、漸く結ばれたふたりに泣いてしまいました。
とりとめのない感想で申し訳ないですが、私の中では神作品です。
凪良先生、素敵な作品をありがとうございます。
タイトル通り、私をBL沼へと叩き込んでくれた記念すべき作品です。
最初はイラストがあまり好みではなくて購入を迷ったのですが、あらすじに惹かれ電子書籍で手に入れました。
結果、私の人生が薔薇色に。
以下、ネタバレです。
主人公である智実さんはお医者様なのですが、幼少時のあることをきっかけに他者の病気がわかるという能力を持っています。その異能故に両親や周囲から疎外され、孤独なまま生きてきて、職場では医療ミスを押し付けられ、出勤を躊躇っていた時、交通事故に遭い、大正時代にタイムスリップしてしまいます。
目が覚めた彼の傍には、クラシカルなスーツ姿の男性が。
それが久城伯爵です。
以下、暴走注意。
もう、もう、この伯爵様が良い男過ぎる!
俺様は好きではないのに、決して理不尽ではない押しの強さ、傲慢に見えて、荒唐無稽にも思える智実さんの話を聞き受け入れる度量の広さ、妹さんの忘れ形見である甥の伸吾くんを可愛がり、時に人らしい弱さも見せる……。
さらに硬派なイケメン、こんなん惚れてまうやろおおおお!
……気がつけば紙の書籍も買い求め、更に書き下ろしペーパー欲しさに特典付き書店を探し、在庫を確認、速攻で手に入れるくらい、ハマりました。
手元には3冊の時を越え僕は伯爵とワルツを踊るが。
転がるように春原いずみ先生の他作品も購入し、財布が風邪を引きましたが後悔はしていない。
脱線してしまいましたが、それぐらいハマった作品です。
全体的なお話としては、少し暗めなのですが、タイムスリップした時代に生きる人たちが優しい事もあり、現代では笑うことが出来なかった智実さんも笑えるようになっていきます。
伯爵様の甥で智実さんの教え子となる伸吾くんも素直で可愛い良い子です。
途中、伯爵様が暴漢に襲われて重症になったり、妹さんの事で少しぎくしゃくしたりしますが、最後はハッピーエンドです。
同人誌でも良いので、この続きを書いてくれないかなあ、と、切望する次第です。
春原いずみ先生、素敵な作品をありがとうございました!
追記、イラストがあまり好みではなく~とかほざいていた自分をフルボッコにしてやりたい。
今ではこのイラストでなくてはと思っております、小山田あみ先生、ご無礼をお許し下さい(土下座)。
小説もイラストも神でございました。
誤字を見つけたので訂正しました。
BL初心者故、偏ったレビューになるかと思いますが、ご容赦下さい。
まず、初めて読む作家さんで完全に表紙買いでしたが、これが大当たり、私のツボにドストライクでした。
大型わんこな年下攻めのリーマン大沢くんと天然癒し系な年上受けのコック真尋さん。
大沢くんが出逢いから真尋さんへの好意がノンストップで、真尋さんは真尋さんで大沢くんに惹かれているのが丸わかりで、読者としては何故そこで抑えるー! と悶えつつも葛藤や戸惑いにあー、となったり。
とは言え大沢くん、しっかりちゃっかりデートに連れ出してますが。
お店の方も順調に常連を増やしつつ、クレーマーに弱気になる真尋さんを励ます大沢くんにイケメンだなあと感心しきり。
両想いになってからは、大沢くんの甘過ぎる真尋さんの溺愛ぶりに砂糖と砂を吐きつつ、いいぞもっとやれとにまにましてました。
最後の方は、もうおまえら結婚しろと呟いたくらいです、マジで。
ただ、ちょっと気になったのはふたりともセクシュアリティはノンケで、大沢くんは過去に付き合った女性もいる。
初恋もまだというピュアな真尋さんも、好意を持つのは女性だったのに、同性を好きになる事に躊躇いがなさ過ぎるような???
そこだけ少し引っかかりましたが、全体的な評価は神です。
個性豊かな常連客たちや、登場しなかった大沢くんの妹さんも気になるので、是非シリーズ化して欲しいです。
気に入り過ぎて書き下ろしペーパー欲しさに特典付き書店で再購入したくらいなので。
甘々萌をありがとうございました!