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次のステージに期待

ずっと読み続けている大好きなシリーズですが、だんだんとコミカルさが増していき、今回は一段とドタバタギャグ感満載でした。

恋人の実央を北海道の駿の実家に連れて行き、そのまま家族と同居して早5年。まったりとして幸せな日常の中でも何だか実央の不安定さが目立つ気が。駿がやっぱりすぐ気づきます。

初期の頃の実央はもう少し繊細な感じだったのに、これが本性なのか喜哀が激しく感情表現も爆発する事多い回でした。本当によく泣く実央です。
駿は年上だけど、相変わらず頼りになるタイプではなく、小説を書く事も辞めむしろ実央より自堕落。

ずっと実家を出て2人で暮らしてほしかったので今回の展開は良かったです。正直2人の周りの人が好感持てない方達多かったので。

でもサクサクと上京して念願の2人暮らしなのに甘々はなくて残念です。言葉だけでも欲しかったかも。相変わらずのドタバタ劇でした。馬の人の再会も駿をパニックにさせるだけだったし。

とにかく2人とも落ち着いてほしいです。好きあっているシーンもう少し見たかったです。そして読み終え終わった後、謎に疲れました。

今日もかわいいです。

前作の「後ろの席の加藤くん」が絵もお話しも大好きで、ついに第2弾が読めるの心待ちにしていました。とにかく表紙の加藤くんが美しすぎて。今回はそれに加えて彼の葛藤とか心の動きもより丁寧に描かれていて、本当に色々な表情見せてくれました。

そしてお相手の小和田くん。相変わらず地味でお人好しだけど、やっぱり加藤くんを想う気持ちは人一倍で、修学旅行の彼の空回りする行動が面白いのだけど、同時に切ないです。

気遣いばかりされるのが嫌な加藤くんはいつもクールに振る舞ってしまうのですがこんな上下関係作り出してしまう自分もどうにかしたいと思っているみたいです。

前作に続き加藤くんの幼馴染の美作くん登場ですが、何か口は悪いけど良い人のイメージが出来ちゃいました。なんだかんだで2人を心配しているし。彼にも可愛い恋人が。

加藤くんに絡む先輩は今回で懲りたし、小和田くんの塾の女の子も納得しただろうしで一応円満かな。でもたまに素敵な笑顔見せてくれる小和田くんもキスシーン多めの今回も最高でしたが、2人のやりとりもっと見たいのでさらなる続編希望です。

見届けたい。2人の愛の極みです。

待望の続編、読めて嬉しいです。今回は極という事でヤクザの羽鳥と、パン屋の綾瀬が付き合う事で、周囲に摩擦を与え、甘い中にも刺激がある展開でした。

絡んでくる男、関西のヤクザ組長の三間坂が羽鳥を拉致し、拘束して酷くしますが、持ち前の屈しない羽鳥の心が強かったです。綾瀬の救出で何とか事なきをえましたが、羽鳥の隙がないようでたまに見せる無防備さが綾瀬の守りたい想いを膨らませていきます。そして独占欲も。

前作より絵のタッチが丁寧で綺麗なのですが、とにかく羽鳥の色っぽさに磨きがかかりました。ベッドでの言葉が普段ツンとしている羽鳥とは思えないくらい綾瀬に甘えちゃうのが最高でした。

大好きな作品なので、出来ればさらなる続編期待しています。ヤクザものだけど、どこかほっこりしてしまう雰囲気が好きです。

他のやつに見せたくない顔

マスク男子の地味キャラ佐山と、クラスの人気者才川の、恋人になってからのお話しです。

まさか続編出るとは思わなかったので、また2人の甘々なやりとりに期待しつつ読んでみました。

恋人になった2人だけど、才川のストレートな愛情表現に戸惑いながらも受け入れていく佐山がどんどん素直で可愛くなっています。その分、ちょっと無防備になってしまい危ない雰囲気の敦賀に目をつけられてしまいます。

この敦賀の過去が女子絡みで流されて、友達を失い、自暴自棄になった感じだけど同情は出来ないかも、と思っていたら佐山の不器用ながらも優しい言葉が敦賀の心に響いたようです。本当に才川と付き合うようになって良い意味で性格も変わってきた佐山です。でもますます敦賀が佐山を意識するようになってしまうのですが。

独占欲丸出しの才川も良いです。佐山のマスク剥がしながらの攻め、隙あらばキスしてくるのも最高でした。

これから敦賀が良い友達になるのか、告白してくる展開になるのか気になるけど、まぁ才川の固いブロックに阻まれそうです。才川パパ(若い)も登場で、卒業まで2人を見守りたいのでさらなる続編お願いします。

初BL作品だったのですね

こちらの作家さんの別作品読んで、男の子の絵がとても好きな感じだったので今回楽しみに読んでみました。

両親を事故で亡くし、施設で育った大学生の朔は、施設を買収しようとする会社の社長から、息子の玲王に後継ぎになるように説得してほしいと期限つきで依頼されてしまいます。施設の子達を守りたい朔は玲王と対面する事に。

朔の明るくて、真っ直ぐな性格につけ込む玲王が相当にひねくれていて、意地悪です。母親の死を父親のせいだと完全に思い込んでいる玲王は自分が死ぬ日を決めていて、朔にも一緒に死ぬよう迫ります。

これだけ書くとシリアスな感じだけど、中身は結構コメディで全然重くないです。2人のやりとりもドタバタで、たまにほっこりという感じです。

結局、単に父親の言葉足らずの性格のせいで距離が出来ていただけなので、誤解も解け一応円満に終わります。玲王の弟、ゆずくんがとにかく可愛らしくて健気でした。そして玲王はかなりのキス魔です。毎回ドギマギしながらも玲王の強引さに流される朔の表情を見ちゃうと、止まらないのかもですね。

愛は金なりII コミック

熊猫 

まだまだ波乱ありの予感です。

「愛は金なり」続編です。もう表紙からして前作より可愛らしくて素敵です。

人間界で出会った2人、悪魔っ子ソラと天使のエリル。なんだかんだで想いも通じ合い、ほんわかイチャイチャでスタートです。相変わらず無邪気で天然のソラが愛おしくて仕方ないエリルの心の叫びが笑っちゃいました。

今回は悪魔特有のソラの幼児化。突然の事に戸惑いつつも徐々に成長していくソラを見守るエリルの複雑な想いが描かれています。ソラの記憶が戻らなかったらという不安も同時に抱えているのですが。

お話しはギャグ多めだし、笑いどころもたくさんありますが、エリルが時々見せる寂しげに笑う姿は切なくなりました。

小さいソラも可愛いですが、やっぱりエリルに出会った時の元のソラが私は好きなので早く戻って〜と思ってしまいました。

ソラのお目付役のデューラが人間のアモちゃんを気にしていたり、ソラのパパらしき影もありで、まだまだお話しは終わらない感じですね。

2人のつづきもう少し見たいです。

高校生、洋介と柊との青くてときめきいっぱいのお話しでした。

2人は幼なじみですが、洋介は昔、柊にけがをさせてしまった事から以来、ずっと疎遠のままでした。高校は同じなのですがお互い口を聞く事もなく、それぞれ高校生活を送っていました。洋介は柊が気になり話しかけたいのですが、柊には完全に嫌われていると思っています。でもあるきっかけがあり、2人はまた少しずつ話しが出来るようになっていきます。

読み始めは絵がちょっと苦手かな、と思いましたがページをめくるたびに2人の魅力がどんどん溢れてきて、すっかり引き込まれてしまいました。特に柊の無表情で無愛想な態度が、屈託ない洋介と関わる事で笑顔が増えていくのが良いし、昔の可愛くて泣き虫な自分を洋介に覚えられているのが嫌だったというのも、何か微笑ましいです。

洋介は自分の家の八百屋、柊は祖母の惣菜屋の手伝いをしていて、それが縁で距離も近付いていきます。柊のおばあちゃんが可愛いらしくて、ほのぼのしてしまいました。

洋介から見れば確かに柊は構いたくなる子です。チッと舌打ちしながらも真っ赤になって素直になる柊が最高に可愛すぎです。



可愛くてカッコいい2人

舞台は兄弟制度のある男子校。新入生の黒須は地味なメガネくんでしたが、3年の男気あふれる本堂に危機を助けられてひと目ぼれ。「兄貴になって下さい」と付きまといます。

やっぱりメガネ外すと黒須が可愛すぎてそういう展開になりますよね。本堂も硬派気取ってましたが黒須を前にすると理性もとんじゃいます。

黒須が実は極道の後継ぎという秘密がありますが、とにかく展開が早く明るいので楽しく読めました。唯一、本堂の元、「兄」の礼央との絡みが暗いといえば暗いかな。

兄弟制度、もう少し深く知りたかったけど、明るいラブコメ読みたい時には良いなと思います。

気づかないふりは難しいです。

横顔のひばり。どこか遠くを見つめる表情。とんでいってしまわないように抱きしめる清澄。手放したくない思いが伝わる表紙です。

高校生のひばりは、写真家の清澄と暮らしています。ひばりの兄は清澄のアシスタントでもあり親友でもあったのですが事故で亡くなります。天涯孤独になってしまったひばりを引き取った清澄は自責の念とひばりへの想いを抱えています。

ひばりが眠ったフリをする清澄にキスをする場面はドキッとしましたが、清澄が自分からは手を出してはいけないと抱きしめたい気持ちを抑え込む姿、切なかったです。2人は想いあっているのは間違いないのだけど、清澄は常に大人の対応をするのです。

ひばりもまた悩んでいて、兄にぶつけた最後の言葉を後悔しています。冷静でしっかり者に育ったひばりは清澄の胸に飛び込んでいく事がなかなか出来ません。

関係が壊れるのが怖かった清澄が伝えられないまま後悔したくないとついにひばりに告白。受け入れるひばりの安堵の涙を見てやっと幸せになれるね…と感動しました。

何と言っても絵が素敵でした。冷静なひばりが時々見せる照れた表情とか体の線も好きです。

登場人物が少ないのも良かったです。ひばりのクラスメイトとか出てきたら、またややこしくなるので、2人の心情がじっくり描かれていて本当に良かったです。

綺麗にまとまっているので続編はないかな。ラスト、スキンシップ多め甘々な2人で幸せな気持ちになりました。

たよりからつなぐ恋

満開の桜の花びら舞う中たたずむ2人、ルイと理央。どんなストーリーが展開していくのか期待させてくれる素敵な表紙です。

出会いは突然でした。高校生の理央の元に現れた謎の青年ルイ。ここまで来たのは理央にずっと恋をしていて会いたいという想いから。家の前で熱中症で倒れたルイを介抱した事から2人の不思議な同居が始まるのですが。

ルイは不在がちな理央の父親の元教え子です。実は昔2人は出会っていて、泣いていたルイに理央がおまじないと言ってキスをするのですが、理央は覚えていない様子。父親に書いた幼い理央の手紙の文面がいつもさみしくて、ルイはずっと理央の事が気になっていました。

母親も亡くし、誰にも頼りたくない理央ですが、ひねくれる事もなくしっかり者です。ルイにグイグイ迫られている時の顔は最高に可愛いです。

色々詰め込まれているストーリーですが2人の性格がとにかく良くて、見ていてほのぼのしました。