このシリーズは何作か読んでいますが、本作が一番好みかもしれません。純粋な王子が小さい頃からずっと恋してきて、でも、政治的にあきらめなくてはならないと恋心を抑えようとして抑えきれずに悩む様子。気高い騎士である攻め様も実は…。
彼らのために力を貸す攻め様にとっては大切な友、受け様にとっては尊敬する兄、兄嫁、従兄弟、従兄弟嫁、また、攻め様の妹もみんなカッコよくて良い人で、読んでいて幸せです。
みずかね先生の絵はいつものようにどれもこれも美しいです。あまり見ない感じの絵としては、3歳の受け様に手を貸す10代の攻め様❣️かわいい!
王道なお話で、楽しく、幸せな気持ちになれます。
鉄道オタクで旅行会社に勤める真面目で一生懸命な受けと、鉄道デザイナーで伯爵で眉目秀麗な攻め様。夢の豪華列車ダイヤモンドエクスプレスに乗り、ゆっくり育まれていく愛❣️。
攻めのレオンを陥れようと事件が起きたり、受けの輪(りん)が列車内のカジノで危ない目に合いそうになったりしますが、ふたりの想いがまっすぐで、ストレス無く読むことができました。
私は両片思いや、相手を想うゆえに身を引く、などがあまり好きではないぴかぴかの光の腐女子なので、ひたすら甘く幸せな気持ちになりたいときに読んでいます。
豪華な列車の旅の描写も楽しく読むことができました。自分も一緒に鉄道で旅をしているような気持ちになります。
明神翼先生の絵も麗しく、表紙の藍色のダイヤモンドエクスプレスを前にしたレオン様と輪の絵は眼福です。
新しい本ではありませんが、ひたすら甘い世界にひたりたい姐様方に手に取っていただきたいお話です。
香山配膳社長の香山晃と専務の中津川啓のお話。香山配膳シリーズでは、大人カップルとしてすっかり落ち着いているふたりの、現在の仲間の社員たちとの仕事ぶりと、出会いからかけがえのない伴侶となるまでの物語です。
シリーズに出てくる登場人物が何人も出てくるのが楽しいです。
仕事のときは社長、専務呼びのふたりが、晃、啓、と呼び合う時のギャップに萌えます。
出会ったときの図書室での制服姿の二人はもちろん、黒服で現場に向かうふたりの麗しいことといったら!挿絵の明神翼先生、ありがとうございます。
BLという言葉がなかった頃からの古の腐女子として、大人カップルのお話、特に仕事話大好き腐女子ですので、堪能しました。日向先生、ありがとうございました。
興津さん目当てでたどりつきました。
受けが男前高校生、売られた喧嘩は必ず買う、でも本当は寂しがり屋でやさしい、というところに萌えました。喧嘩ばかりしている人は好みではないのですが、一月は嫌いになれませんでした。むしろ、かわいい。
そして、攻めの吸血鬼ラークの興津さん。攻めも受けも、普通の人も変な人も、何でも出来る方だと知っていましたが、かっこよくて、やさしくて、でもバタバタしたりするときのギャップが素敵でおかしくて、ますます好きになりました。耳が幸せ〜。
二人が、お互いをだんだん好きになっていく心に自分で戸惑う様子が「恋」で、聴いていて幸せな気持ちになります。
ラークの妹のことも◎です!
ハッピーなお話が好きな方に、ぜひ聴いていただきたい作品です。
典雅先生のファンです。書店で「あっ、ラスト一冊、買わなくては!」と手に入れて、あっという間に読んでしまいました。楽しくて、可笑しくて、とっても幸せな気持ちになりました。
真中旬くんの話がとても好きです。だから、こちらの、怜悧くんと真白さんのカプにも萌え転がりました❣️かわいい!かっこいい!おもしろい!通◯Hが、どきどきエロい。
出てくる人がみんな良い人なのも気持ちよかった。あーやちゃんとの友情も続いてよかった!
読むかどうかを迷っていらっしゃる姐さま方、ぜひ読んで、笑って、幸せになりましょう。
典雅先生はいつもビタミンBLとおっしゃっていますが、先生の作品はまさに、生きるエネルギーです。生きていて、くるしいことやつらいことがあっても、BLを読んでいると幸せになれます。わたしにとって、BL読書が、推し活そのものです。現実には、つらいこともいっぱいあるけれど、ビタミンBLでエネルギーを吸収し、腐女子は、再び立ち上がり、少しずつでも前に進んでゆくのです。わたしはBLも腐女子という言葉もない時代からの古の腐女子です。これからの人生も、BLを推しつつ、幸せな女子として、生きていきます。
典雅先生、素敵なお話を誠にありがとうございます。これからも、ご活躍くださいませ。
愛こそすべてと叫びたい古の腐女子より。