凪良ゆう先生の既刊作品は拝読させて頂き、今作も作家買いさせて頂きました。
個人的、各項目5段階で
健気 5
純愛 5
不憫 2
エロ 1
な感じだと思います。
南里さん×シンさんのカプです。
旧作版の方は未読なのですが、タイトルの意味や物語りがしんみりとした雰囲気だとは何のなく察していましたが、ここまでとは思いませんでした。
シンさんの徴収は免れない、とは思っていて、でもどうにか再会出来る展開かな?と思っていましたが、物語り終盤の事故には「マジかよ…こんな仕打ちあるかよ…」とまだ2人の試練を与えるのか、と思ってしまいましたね。物語りとしては2人のアメリカでの生活が読めて、ハッピーエンドになって良かったですが、人間とアンドロイドの寿命問題でお別れしてしまう展開も悲しいけどちょっとだけ読んでみたかったですね。
個人的には、ドールへの愛や南里さんの友達の阿部ちん達が良い人なのは分かるが、近未来ものにしてはコテコテのオタク言動が、物語り序盤は面白かったのですが、やはりシリアスな場面では、良いことを言っているからこそ、オタク過ぎる口調が若干冷めてしまいますね。あと、挿絵もちょっと気になってしまって…新装版なら何度か挿絵を担当した方のイラストも見てみたかったですね。
近未来でかなりSF設定というのがとても新鮮でしたね。人間の南里さんとアンドロイドのシンさんによる恋愛模様だけでなく、ドール達が徴収されないと人間達が徴収される、ドールを愛する立場と家族を愛する立場の命の重さや倫理観など、色々と考えさせられたり、南里さんとシンさんの純愛に涙するので、是非とも読んでほしいです。
彩景でりこ先生の既刊作品は拝読させて頂き、今作も作家買いさせて頂きました。
個人的、各項目5段階で
エロ 4
ギスギス 3
健気 3
甘い 2
な感じだと思います。
拾、タケ×ミネのカプです。
まさにレジェンド級ですね。チョコストロベリーバニラの新装版待っていました。
物語りは言わずもがな、読んだことがある人が多いでしょうが、読んでない人はとりあえず読んで、と言っておくので、あまり多くは語らないでおきましょう。
旧作版を読んだ当時は、三角関係ものからのどちらか一方と結ばれる作品をよく目にしていたので、それこそ拾の「好きな人は一人って誰が決めたの」という言葉に衝撃を受けました。流石に現実世界では倫理的にどうかと思いますが、BL作品においてはその考えも関係性もありだな!と初めて読んだ3Pものでもあったので、かなり腐の沼へハマるキッカケでもありましたね。
他にも、ミネ達にすね毛やワキ毛が描かれていたり、比較的可愛らしい見た目の拾が攻めだったり、旧作版当時ではあまり見掛けなかった要素が色々と描かれていてとても新鮮でしたね。しかし今読んでもやっぱり良いものですね。色々な癖が擽られると思います。
個人的に、カバー下が旧作版の表紙のデザインになっているのに、テンションが上がりました。
本編、同人誌、付録小冊子、店舗特典などが収録されているので、どこを読んでもチョベリバの良さを充分に堪能出来るので、是非とも読んでほしいです。
中原一也先生の既刊作品は拝読させて頂き、今作も作家買いさせて頂きました。
個人的、各項目5段階で
不器用 3
強気 3
独占欲 2
エロ 2
な感じだと思います。
蒼龍さん×燁怜さんのカプです。
今作は帝の蒼龍さんと芸人の燁怜さんによる中華BLで、芸人と書いてあったので、一瞬お笑い芸人!?と思ってしまいましたが、そうではなく、芸能集団の踊り子である人気芸人です。
民の娯楽である芸人集団「南の朱雀」は、帝の蒼龍さんの前で演舞を披露し、宮廷を出ることを許されず、帝の為だけに演じろと言われてしまう。それに反発した芸人の燁怜さんは、何故か後宮へと軟禁されてしまう…。
暴君と噂の蒼龍さん。自身の前では踊らないと拒絶してきた燁怜さんを後宮につれて行きますが、無理矢理身体を奪うようなことはせず、監視をつけてただ軟禁しています。
そんな蒼龍さんに対して、当たり前だが悪態を吐く燁怜さん。勝手にクールな踊り子かと思っていましたが、かなり強気な言動をしています。
しかし、用意された屋敷を抜け出しこっそり踊りの稽古をする燁怜さん。そしてそれをこっそり眺めている蒼龍さん。蒼龍さんに対して反発していた燁怜さんだったが、2人で踊ったり、それが2人だけの秘密だったり、お互いの心と身体の距離が徐々に縮まっていく描写が良かったです。
しかし、蒼龍さんと燁怜さんが惹かれ合う中で、蒼龍さんの正室である露華さんは、一度も蒼龍さんからのわたりが無かった。そのこで、蒼龍さんや露華さん自身の父親を陥れようとします。
同情とまではいかないが、露華さんの心理を知ると、ちょっとだけ仕方ないのかも…と思ってしまいましたね。自身を陥れた露華さんに対して、謝罪する蒼龍さんとのやり取りもあって、個人的に女性キャラへの苦手意識が強い私にしては珍しく、露華さんへの嫌悪感はあまりなかったですね。でも蒼龍さんの母親の言動は普通に嫌でした。
言葉足らずだったり、考えが伝わり辛かったりで、蒼龍さんが不器用ですね。でも少しずつ、燁怜さんへ想いを伝えるちょっとクーデレっぽい言動と絡みでの「朕に命令するのか」など、傲慢な帝の顔が垣間見える瞬間、そのどちらもが堪らないので、是非とも読んでほしいです。
幾がお先生の既刊作品は拝読させて頂き、今作も作家買いさせて頂きました。
個人的、各項目5段階で
溺愛 4
コミカル 3
エロ 3
強気 3
な感じだと思います。
嵐くん×蒼くんのカプです。
エリートが集う男子校で、学園の王子と注目を浴びている蒼くん(通称ブラック)物腰柔らかで、麗しの優等生。しかし普段は猫をかぶっているだけで、本性は少し粗暴な勤勉学生だった。そして、その本性を天敵である、もう1人の学生の王子、嵐くん(通称ホワイト)にバレてしまい…。
猫をかぶっている蒼くんなので、ブラックの時のキラキラと本性の時のガーハッハッと笑うギャップが、面白くて物語り序盤でコミカルな雰囲気かもと思い、やっぱりコミカルでラブコメ要素があります。
攻めの嵐くんは、帯に生意気な白王子とカテゴライズされていて、実力テストで自身に負けた蒼くんに対して「負けたのになにヘラヘラ笑ってんの?」と言うので、確かに生意気な感じではありますが、脅しの材料として蒼くんの本性を写真で撮ったことに「可愛かったから撮っただけ」と答えたり、実力テストの時のセリフ以外、言葉足らずなだけで基本的には蒼くんのことを溺愛している言動ばかりで、全然生意気ではなかったですね。
ちょっと粗暴で強気な蒼くんだけど、嵐くんからの想いを知り、恋人同士となってからは比較的甘い関係です。でも、蒼くんだけでなく、嵐くんも次期生徒会長に立候補してきたので、ライバルとして正々堂々勝負しよう、と受けて立つやっぱり強気な言動が格好良いですね。
因みに、脇役キャラの菫くんの脅されてしまい、自身の支持率を下げようとするのですが、蒼くんが思いつく悪行が裏目に出て、支持率がうなぎ登りになってしまい「オレってほんとツミな男」と憂いて?いる蒼くんですが、やっぱりコミカルで思わず笑ってしまいました。今まで真面目に頑張ってきたからこその展開とちょっとおバカさが垣間見える蒼くんが可愛いですね。
格好良い学園の王子によるバトルとクスッと笑える蒼くんの本性と凄まじい嵐くんの溺愛っぷりが楽しめるラブコメ、是非とも読んでほしいです。
大村あも先生の既刊作品は拝読させて頂き、今作も作家買いさせて頂きました。
個人的、各項目5段階で
エロ 3
甘さ 2
切なさ 1
執着 1
な感じだと思います。
海斗さん×ヒロさんのカプです。
帯に「保健室の悪魔×英語教師」や「せつな甘いラブストーリー」と書かれているので勝手に、悪魔と人間の種族違いの切なさが描かれているのかな?と思っていたのですが、ただ単に意地悪だから「保健室の悪魔」と呼ばれている、教師同士のカプでした。
学校では仲が悪い海斗さんとヒロさん。でも本当は恋人同士で甘い関係。しかし、すぐ顔に出てしまうからと、ヒロさんの方から、2人関係は隠すようにしていた。
2人の関係が周りにバレないように隠すのは、別にいいとは思うのですが、これといった理由が読み取れなかったですね。
海斗さんと一度別れているから「失敗してまたダメにしたくない」と思っているヒロさんなので、周りに2人の関係がバレてしまったから別れた、という過去があるのかな?と思ったら別れた理由は、海斗さんとつり合わないから、勉強が出来る海斗さんに嫉妬してしまいそうになるからで、2人の関係を隠すことは無関係かよ!と思ってしまいました。と言うより、別れる理由もそんなことで?と思ってしまいましたね。
でも、ヒロさんの方から別れを告げた時に「再会できたらまた付き合って」と言っているのですが、なぜ?ちょっとそれは調子良いのでは?また付き合う時の葛藤はないの?と色々と腑に落ちなかったですね。
また付き合い出した2人の雰囲気が甘かったので、だったら最初から別れないまま、甘々な関係を続けてほしかったですね。
ヒロさんが、再会できたら付き合って、と言ったことで、再会出来るように養護教諭になった海斗さん。海斗さんがヒロさんに対するのは、確かに執着や激重感情かもしれませんが、それを打ち明ける描写があっさりめで、ヒロさんもすぐに受け入れちゃうので、あまり激重感は感じなかったなと思いました。
学生時代に別れるしんみり描写はありますが、大きな波乱などはないのと2人のやり取りは比較的甘いので、教師同士の秘密の関係を読んでみては如何ですか。
鮭田ねね先生、名倉和希先生の既刊作品は拝読させて頂き、今作も作家買いさせて頂きました。
個人的、各項目5段階で
健気 3
スパダリ 2
エロ 2
不憫 2
な感じだと思います。
アーサーさん×時広さんのカプです。
今作は、原作が小説のコミカライズ作品で、小説の方は続編も出たりしてシリーズ物になっていますが、小説も今作の漫画の方も一冊完結で、勿論小説が未読でも分かる内容になっています。
アーサーさんはスパダリ社長とカテゴライズされていますが、初対面の時広さんに「こいつのどこがキュートなんだ?」と印象を抱いた時の表情や徐々時広さんのことが気になって、内心動揺している時のリアクションなどが、思いのほかコミカルに描かれているので、少しスパダリっぽさが薄めかなと思いました。でも時広さんを気遣ったり優しく接する言動が垣間見えて素敵なので、好感は持てます。
アーサーさんに日本語を教える、という流れで出会っていますが、本編でのアーサーさんと時広さんの会話は殆ど英語のようなので、基本的にはセリフが横書きになっています。読みにくいことはないですが、個人的にはもう少し日本語を勉強していたり、日本語を喋っている描写が見てみたかったですね。アーサーさんが「じょーず?じょーずね」と日本語で喋っているのが何気に可愛かったので。
コミカライズということもあるからか、1冊完結で、ある意味サクサク読めるのですが、元々は小説が原作なので、やはり漫画の方では少し展開のテンポが早かったり、セリフの量が少し多く感じるかもしれません。
健気で儚げな時広さんに庇護欲がくすぐられて、アーサーさんのタイトル通りの遅すぎる初恋に戸惑いながらも時広さんを想う姿が素敵です。名倉先生の書き下ろし小説も楽しめるので、是非とも読んでほしいです。
待望のストロベリーキス・メルトの2巻目、楽しみにしてました。
個人的、各項目5段階で
エロ 3
甘い 2
嫉妬 2
ギスギス 1
な感じだと思います。
前作に引き続き、三嶋くん×朱羽くんのカプです。
ケーキの三嶋くんとフォークの朱羽くん。恋人同士となって、夏休みも定期的に会って2人の仲は深まっていく。そんな中、朱羽くんのクラスに転校生の千葉くんが現れ、彼もフォークだと知り…。
今作は恋人編ということで、デートしたり、相変わらずキス描写多めで体液を与えたり、甘いやり取りが楽しめます。しかし、今作から初登場のフォークの千葉くんはケーキ嫌いなので、普段の言動もケーキに対してもキツめで、三嶋くんがケーキだと分かった時の2人の仲がギスギスです。
千葉くんが、三嶋くんと朱羽くんの関係を責めた言葉に、更に2人の仲が拗れてしまうかと、思ったのですが、何とか持ち堪えたので安心しました。でも、三嶋くんと千葉くんの仲はまだギスギス感が残っているし、朱羽くんが千葉くんにフォーク同士とかじゃなくただの友達になれないかな、と言った時の千葉くんの反応が、読んでいて「あっ…これは朱羽くんに惚れたな」って思ってしまう描写だったので、これは3巻目が発売されたら、また一波乱ありそうな要素になっていました。
三嶋くんと朱羽くんの関係が甘いものになったからこそ、千葉くんと朱羽くんがフォーク同士ということで三嶋くんが嫉妬しちゃったりしますが、さりげなくフォークの千葉くんがケーキの三嶋くんを好きにならないように遠ざけようとしていた朱羽くんなので、朱羽くんにとって一番は三嶋くんという最終的には甘い関係に戻るので、安心して読むことが出来るので、是非とも読んでほしいです。
革命なむ先生の既刊作品は拝読させて頂き、今作も作家買いさせて頂きました。
個人的、各項目5段階で
襲い・誘い 4
ギャップ 3
女王様 3
エロ 3
な感じだと思います。
藤野くん×蜂須賀くんのカプです。
平凡に過ごしたい陰キャアルファの藤野くん。間違って不良だらけの高校に入学してしまい、出席日数が足りず留年の危機になってしまう。そんな時校長からの条件で、学校を裏で支配しているオメガの蜂須賀くんをどうにかしろという内容で…。
蜂須賀くんが自身のオメガフェロモンで藤野くんもモブキャラも先生も誘惑するので、襲い受け、誘い受け要素は勿論、女王様受けでもあります。でも蜂須賀くんのオメガフェロモンに反応して、オスみが増した藤野くんに返り討ちに遭ったりするので、女王様受けですが乱される姿はエロ可愛いです。
藤野くんの方も蜂須賀くんの女王様言動やまたモブキャラ達を誘ったりするのではと、心配したり翻弄されますが、絡みでのオスみ溢れる表情や発言には言わずもがなのギャップがありとても格好良いです。そんな藤野くんの顔がタイプで、意外とあっさり絆されちゃう蜂須賀くんがまた可愛いんですよね。
数コマだけですが、蜂須賀くんがモブキャラと絡んでる描写があったり、蜂須賀くんが幼い頃に貞操の危機が…と少ししんみりするかと思いましたが、比較的コミカルな雰囲気で物語りが進むので、オスみのギャップ萌えとエロ可愛い女王様が楽しく味わえるので、是非とも読んでほしいです。
本編結婚後の麻川さんと恒吉さんがの日常が描かれています。
麻川さん曰く、恒吉さんはよく食べるようで、本編でも判明したことだが、どうやら恒吉さんのお父さんもよく食べるので、恒吉一家が元々多食のようですね。
そして案の定、体重が増えてしまった恒吉さん。ダイエットの為、ご飯を我慢すると言い出しますが、麻川さんと恒吉さんと言えばの寒天ゼリーの登場で、麻川さんと一緒に寒天ゼリーをもぐもぐ食べている恒吉さんが可愛いです。麻川さんも、恒吉さんが太ってても太ってなくても可愛いと思っているのが、2人の幸せな雰囲気が伝わってきて良いですね。
因みに恒吉さんの体重がどうなったか…ペーパーを手に入れて確認してみてください。
待望の抱いて欲しけりゃ啼いてみろの2巻目、楽しみにしてました。
個人的、各項目5段階で
エロ 4
甘々 3
嫉妬 3
SM 1
な感じだと思います。
前作に引き続き、小田切さん×深山さんのカプです。
同期の小田切さんと晴れて恋人同士となった深山さん。嫉妬深い小田切さんからのマーキングで愛されていることを実感しながら充実した日々を過ごしていた。そんなある日、小田切さんと付き合っていることが知られても、エンジニアの梶さんからアプローチされてしまい…。
恋人同士となって何だかんだ甘々な日々を過ごして、絡みでの相性の良さも言わずもがなの小田切さんの深山さん。そして今作は、当て馬キャラである梶さんが登場し、深山さんを猛アプローチします。
そんな梶さんの挑発的な言動とアプローチされていることに考え過ぎだろ?と深刻に思っていない深山さんにイラつきと心配な小田切さん。
ドSな小田切さんとドMな深山による絡みですが、SM要素でいうと小田切さんが深山さんの身体に噛みついたりするくらいでSM要素はかなり少なめかなと思いました。絡みで激しさはありますが、比較的甘々ですね。
梶さんからアプローチされていることを認識した深山さんが、梶さんに対して「小田切が好きなんだ」とハッキリ言ったり、小田切さんにも「俺は小田切のだから」と言うので、当て馬である梶さんに引っ掻き回される小田切さんと深山さんですが、2人の仲が拗れるようなしんみり描写は殆どなく全体的には甘々な2人の恋人としてのやり取りが楽しめるので、是非とも読んでほしいです。