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女性陵々さん

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カプ固定されているが…

柏木真先生の既刊作品は拝読させて頂き、今作も作家買いさせて頂きました。

個人的、各項目5段階で
言葉責め 2
推し活 2
エロ 2
意地悪 1
な感じだと思います。

深月さん×市井さんのカプです。

攻めの深月さんはちょっぴ意地悪、受けの市井さんは元々はバリタチだけど受けに、とカテゴライズされていますが、どちらもその要素が薄めで、もう少しその描写が見たかったですね。

市井さんの場合は、市井さん曰くバリタチですが、モブキャラなどとの絡み描写は無いので、やはりバリタチっぽさが認識出来ず、キャラ属性として少し掴み辛かったですね。

攻めの深月さんは、常連客の時は優しげな雰囲気を出していましたが、素の状態で市井さんと接する時は少し意地悪な言動を取っています。それに伴ってのイケボの言葉責めは良いのですが、市井さんの手管に少し翻弄されたり、市井さんから可愛いと思われたりしているので、攻めではあるのですが、市井さんとだったらリバップルでも、アリだったかなと思ってしまいました。

ファンとして、推しとして、適度な距離感を保つべきか、と思いながらも徐々に深月さんに惹かれていく市井さんの葛藤や深月さんのギャップ、脇役キャラも加わってわちゃわちゃ感や推し活の分かりみなども楽しめるので、読んでみては如何ですか。

指一本で分かる体格差

夏生あおと先生の既刊作品は拝読させて頂き、今作も作家買いさせて頂きました。

個人的、各項目5段階で
溺愛 4
ラブラブ 3
男前 3
エロ 2
な感じだと思います。

温羅さん×白藍くんのカプです。

今作は古代ファンタジーもので、読んでいると分かるのですが、題材は桃太郎で、鬼の方がメインのお話です。

攻めの温羅さんは鉄の民で、白藍くんが居るキビの地に渡ってきました。帯に「鬼」と書かれていて、本編でも温羅さんを鬼と呼んでいますが、特に鬼要素はなく、恐らくは人間なので、人外BLではないと思います。

受けの白藍くんは月神の若神子で、大巫女からの神託で、温羅さんの嫁になります。男であることや幼い頃から温羅さんのことを想っていた白藍くんは、子が成せるようにと、秘術を受けています。

白藍くんが温羅さんを想っているのと同じくらい、温羅さんも白藍くんを溺愛しているので、物語り序盤から2人の仲は比較的ラブラブな感じだと思います。しかし体格差から、最後まで繋がるのは物語り終盤になってからです。因みに、白藍くんの後ろを解す時に、温羅さんの小指一本というのが、かなりの体格差を物語っているのが良いですね。

年の差、体格差、鬼と神子。神託により夫婦になった2人だけど、惹かれ合って、溺愛されて、村の災いを乗り越えた先の、温羅さんと白藍くんのラブラブっぷりも堪能出来るので、是非とも読んでほしいです。

駆け引きや翻弄の末、落とされたのは…

淀川ゆお先生の既刊作品は拝読させて頂き、今作も作家買いさせて頂きました。

個人的、各項目5段階で
翻弄 3
駆け引き 2
ブラコン 2
エロ 2
な感じだと思います。

赤瀬川さん×見坂さんのカプです。

今作は既刊作品の「エンサークルメントラブ」のスピンオフ作品です。因みにエンサークルメントラブが未読でも分かる内容だとは思いますが、エンラブ3巻辺りの内容が少しだけ描写されています。

表紙の感じから、ケンカップル感が強めなのかなと思っていたのですが、そこまでケンカップル要素は無かったですね。見坂さんが赤瀬川さんに警戒心を抱いたり、お互いの言動で翻弄されたり、素を見せたり見せなかったりの駆け引き描写はありますが、ギスギスした感じもそこまで無いです。

赤瀬川さんが見坂さんを落とそうとする為、徐々に距離を縮めていくので、最後までの絡みは物語り終盤だけで、それまでは翻弄するようなキス描写と、攻めの赤瀬川さんが1人で抜いている描写があります。因みに、オカズは見坂さんです。

翻弄したり駆け引きしたりしますが、大きな波乱やしんみり描写も殆どないので、安心してお仕事やリーマン要素も堪能出来るので、是非とも読んでほしいです。

意地っ張りを包み込む男前っぷり

筋先生の既刊作品は拝読させて頂き、今作も作家買いさせて頂きました。

個人的、各項目5段階で
意地っ張り 4
エロ 3
人外 3
血表現 2
デレ 2
な感じだと思います。

呉葉さん×雪緒くんのカプです。

他人の悪意が視える目と見た目の所為で、村人から侮蔑されている雪緒くん。肉親である祖母を亡くし、村を出ようとした矢先、村人に無理矢理、鬼神の生贄にされてしまうが…。

受けの雪緒くんはかなり強気で意地っ張りなので、勿論生贄のことも抵抗しますが、呉葉さんからの、生贄の代償に村の破滅を叶えると提案され、憎い村人達を地獄に落としてやると、生贄になることにやる気になります。

呉葉さんにも意地っ張りな態度を取りますが、少しはデレるし、不憫な思いも健気な言動もあるので、意地っ張り具合は高いですが好感は持てます。

人外BLということで、攻めの呉葉さんは鬼神ではありますが、角や爪が鋭いだけで身体付きは人間と同じなので、呉葉さん自体はあまり人外感はないかもしれません。それより脇役キャラの眷属の動物達や祟り神などの方で人外要素があります。

絡み描写で、呉葉さんの爪が鋭いことが気になったのですが、雪緒くんの後ろを解す時は爪が短くなっていたので、その辺りの描写は大丈夫ですが、呉葉さんの穢れを祓う時は、首筋を噛まれたり、鋭い爪で背中を引っ掻かれたりするので、やっぱり血表現は少しあります。

雪緒くんの意地っ張りな言動も、男前な態度と包容力で受け入れる呉葉さん。そんな呉葉さんに徐々に惹かれていく雪緒くん。お互いを支え合い、穢れから護り合う2人の姿が素敵なので、是非とも読んでほしいです。

アルファが嫌いなのも分からなくもないが…

奏島ゆこ先生の作品は初めてなので、拝読させて頂くのが楽しみでした。

個人的、各項目5段階で
意地っ張り 3
エロ 2
執着 2
な感じだと思います。

豪くん×基己くんのカプです。

アルファ嫌いな、オメガで生徒会長の基己くん。しかし、アルファで生徒会副会長の豪くんは、オメガに興奮しないアルファであり、幼馴染で親友で、心を許している。しかしある出来事がきっかけで豪くんに裏切られてしまい…。

受けの基己くんは、アルファ嫌いのオメガです。全国模試で一位を取る努力家であるが、オメガを下に見るアルファに対しての態度がキツめだったり強気な感じで、今作に登場する脇役のアルファが、オメガを襲おうとしたり、基己くん自身も幼い頃に、アルファに襲われそうになっていたので、基己くんのアルファに対する言動も納得出来るのですが、それでも少し偉そうかなと思ってしまいました。
でもその割には、豪くんはオメガに興奮しないという若干根拠の薄いことや豪くんの本心を見ていない感じが鈍感で頑固さもあってなかなか好感が抱けなかったですね。

しかし豪くんの方も、基己くんの特別な存在であることが危ぶまれたからといって、画策したことには、あまり納得出来なかったですね。
それもあり、最初の絡みでは、基己くんが発情していることもあるが、やっぱり嫌がっているので、少し無理矢理感は否めないですね。

アルファやオメガに翻弄される痛々しいオメガバース要素と男子高校生らしい青春要素、読んでみては如何ですか。

近未来サイバーBLの集大成

待望の悪の愛犬続編、楽しみにしてました。

個人的、各項目5段階で
ラブラブ 4
戦闘 4
近未来 3
エロ 2
な感じだと思います。

前作に引き続き、烈さん×日秋さんのカプです。

今作は「悪の飼い犬」シリーズ第三巻にして最終巻となります。

元マスターの日秋さんと元スレイブの烈さん。共に支え合い、お互いの存在が唯一無二の恋人同士となった2人。そして仲間達と共に、アムリタ壊滅の為、宿敵であるアウグスティンとの決戦が近付いているが…。

相変わらずの恋人ではあるけど、それと同じくらいご主人様とイヌの関係性が濃厚で濃密で、他の人達なんか入る隙が無い烈さんと日秋さんのラブラブで甘々です。
しかし今作は、そんな2人の間で思わぬ擦れ違いがあり、あの2人にして1ヶ月もの間、身体を重ねることもキスすらもしていないので、基本的には終始ラブラブではあるけど、少しだけもどかしい距離感もあります。

様々な戦闘シーンや敵の思惑などのハラハラドキドキは勿論、烈さんと日秋さんの凄艶なイチャラブ、唯一無二の主従関係、2人の可愛かったり物騒だったり、意外な一面も垣間見えてニヤニヤしたりキュンキュンしたり、近未来サイバーBLシリーズとして集大成となっているので、是非とも読んでほしいです。

修復してほしい関係

バルタザールさんから相談したいと言われ、料理もご馳走すると招かれた烈さんと日秋さん。しかし、用意されてディナーはおでん屋台という、初っ端からクスッと笑えてしまいますが、バルタザールさんからの相談は、弟のユリアンさんのことで…。

本編でのユリアンさんの言動やバルタザールさんへのコンプレックス、そして憎悪、一体何が原因だったのか、今後対峙した時にどうするべきか、烈さんと日秋さんに相談します。

そこで明らかになるバルタザールさんのユリアンさんへのブラコンっぷりが凄まじくて、少しだけユリアンさんがバルタザールさんに抱く感情や言動が分かる気がして、またクスッと笑ってしまいます。
そして、バルタザールさんの不器用さが…あの事実を知っていれば、ユリアンさんとの関係は少しは良くなっていたと思うと、兄弟の関係が修復してほしくなりました。

和んでしまうやり取り

待望の悪の飼い犬の続編、楽しみにしてました。

個人的、各項目5段階で
ワンコ 5
近未来 3
エロ 3
わちゃわちゃ 2
な感じだと思います。

前作に引き続き、烈さん×日秋さんのカプです。

今作は、元スレイブの烈さんと元マスターの日秋さんによる、近未来もの、悪の飼い犬の続編となります。
元スレイブと元マスターの関係性ですが、恋人同士にはなったはずだが、烈さんは自身を、日秋さんだけの可愛いイヌ、日秋さんは最高のご主人様、と相変わらずの凄まじいワンコ攻めです。

そしてワンコ感と相俟って、烈さんが日秋さんよりも年下だからか、少し子供っぽい言動も垣間見えるので、格好良いけど可愛い一面に和んでしまいます。特に、烈さんが少し余計なことを口走ってしまった時に、日秋さんから「しっ、黙ってなさい」と言われてしまうやり取りが何度もあるので、思わず笑ってしまいました。

しかし、個人的に気になってしまったのが、今作の挿し絵が、前作とは大分クオリティが違うことですね。同じ先生が手掛けていますが、忙しかったんでしょうかね?ちょっと作品の雰囲気が崩れそうになったので、やはり挿し絵も大事な作品の一部ってことですね。

アムリタの壊滅、偽アグレッサーの存在、それぞれの思惑や画策、戦闘シーンやダイブシーン、烈さんと日秋さんの主従関係など、前作よりパワーアップした様々な要素で物語りへ引き込まれていくので、是非とも読んでほしいです。

近未来の主従関係

宮緒葵先生の既刊作品は拝読させて頂き、今作も作家買いさせて頂きました。

個人的、各項目5段階で
近未来 3
ワンコ 3
エロ 3
胸糞 2
な感じだと思います。

烈さん×日秋さんのカプです。

マスターである警官に絶対服従するようにナノマシンによって制御されたスレイブ。その正体は死刑相当の凶悪犯達だった。父親の仇であるテロリスト「アグレッサー」のマスターに指名されてしまった日秋さんは…。

今作はナノマシンの投与やデバイスを介してマスターに絶対服従するスレイブ、スレイブにつけた首輪型爆弾、人体強化、ハッキングなど、近未来設定です。

スレイブ、文字通りの奴隷やイヌ扱いをされていて、スレイブとなり日秋さんをマスターに指名した烈さんはまさにワンコ攻めですね。

しかし勝手に、ミステリアスで物静か、そこに秘めた物凄く執着心があるワンコ攻めかと思っていましたが、嬉しさを表に出して、日秋さんの名前を連呼したり、日秋さんに烈と名前を呼ばれた時は「おっしゃああああ!」っと喜びの雄叫びをあげていたり、かなりテンションが高いワンコ攻めでした。

烈さんと日秋さん以外のスレイブやマスター達、脇役キャラが登場しますが、スレイブに対する言動や扱いが使い捨ての駒だったり使えなくなったら処理したり、元々は凶悪犯ではありますが、扱いが酷いし、悪役の言動も胸糞です。

主従関係、事件の真相、警察内部の闇や思惑、ハラハラするサスペンス要素や烈さんと日秋さんのドキドキで濃厚で濃密な絡みや執着心など、引き込まれる近未来ものなので、是非とも読んでほしいです。

コミカルとシリアスの少年愛

石田要先生の既刊作品は拝読させて頂き、今作も作家買いさせて頂きました。

個人的、各項目5段階で
エロ 4
特殊性癖 3
コミカル 2
シリアス 2
な感じだと思います。

リュシアンさん×てん太くんのカプです。

親日家の父親の頼みで親善の為、来日したリュシアンさん。しかし本人は日本が嫌いなようで。そんなある夜、執事の親睦を深めろ、という助言で、出張ゲイホストクラブを利用すると…。

攻めのリュシアンさんは、少年が好きな性癖の持ち主です。なのでてん太くんも少年っぽい感じから白羽の矢が立った訳です。因みにてん太くんは20歳なので、リュシアンさんの許容範囲からは若干ズレていますが、最後にはちゃんと想いが通じ合います。

しかし、リュシアンさんの本当の許容範囲は10歳なので、かなり特殊性癖ではあります。本編とは別で番外編が2作品同時収録されていますが、1つはリュシアンさんと愛人の少年達との最後までの絡み、もう1つは少年くらいのリュシアンさんが自らの意思でモブ達に犯されているので、石田先生の注意書きの通り、少し人を選ぶ内容となっております。

番外編の方は背徳感たっぷりですが、皇太子のリュシアンさんとホストのてん太くんが織り成す、エロ可愛くてコミカル、だけどしんみりとする描写もあって、様々な要素が堪能出来るので、是非とも読んでほしいです。