直江犀先生の既刊作品は拝読させて頂き、今作も作家買いさせて頂きました。
個人的、各項目5段階で
ギャップ 3
手・指 3
エロ 2
翻弄 2
な感じだと思います。
新開さん×仲邑くんのカプです。
勤め先のライブハウスで、ファンであるロックバンドのゲリラライブに遭遇した仲邑くん。そのメンバーの中でも、ギタリストの新開さんを神様として崇めているが、ライブ後にメンバーと致している場面に遭遇してしまい…。
勘違いから、新開さんに手を出されてしまった仲邑くん。神様だと崇めていたギタリスト、その手に身体を触られていること、想像と違った傲慢で俺様な言動に、思わず泣いちゃう仲邑くんが、普段の陰キャ寄りなテンションとのギャップで、加虐心を擽られるエロさが堪らないです。
あと、雄っぱいなど、肉感を唆るムチムチな身体付きも素晴らしいギャップですね。しかし絡みでは、その肉体美があまり拝めなかったのが残念です。
仲邑くんが新開さんの手に意識が行っているからか、新開さんの手で扱かれたり、指先でイかされたりと、何度か絡み描写がある割にはエロさはそこまで濃くはない方だと思います。
一度は最後まで身体を重ねますが、次に最後までする絡みは、本編後の描き下ろしになってしまうので、やはり本編での絡みは新開さんの手に意識が行ってしまいますね。その所為で新開さんも、自身の手に若干嫉妬していたりします。
興味本位で仲邑くんに手を出した新開さんなので、もっと傲慢で俺様な感じかと思いましたが、意外にも色々と疎い仲邑くんに合わせて徐々に距離を縮めようとしているのには好感が持てました。
陰キャな仲邑くんの初心さや新開さんに翻弄される姿が可愛いけど、絡みで乱れる姿やムチムチな身体などのエロさにギャップ萌えするので、是非とも読んでほしいです。
待望のαの花嫁のスピンオフ、楽しみにしてました。
個人的、各項目5段階で
ツン 4
エロ 2
執着 2
な感じだと思います。
旺くん×李里耶さんのカプです。
今作は、前作αの花嫁で登場した、オメガの李里耶さんが主役となるスピンオフ作品で、時系列としては、李里耶さん達が大学生くらいの年齢のようなので、αの花嫁より過去のお話となっており、αの花嫁が未読でも読める内容になっていると思います。
まず物語り冒頭はプロローグとして、李里耶さんが8歳の時に、父親の商談に伴い燕城路家を訪れます。そしてそこにいた子供に頸を噛まれてしまいます。
まだ幼かった為、正式に番にはなっていないものの、父親の言いつけで、相手の子供のことを李里耶さんは忘れますが…。
8歳の時の李里耶さんもですが、その後成長した李里耶さんのカリスマ性や気高さが凄くて、そして美しいですね。
しかし、発情の所為だが、身体を重ねてしまった後の旺くんに対する言動がツンツンで、全く甘さがないですね。
絡み中はデレや乱れたエロさはあるのですが、それ以外での取り付く島もない李里耶さんのツン言動と、親友として李里耶さんを守る圭騎さんの存在と、年下で子供扱いされている旺くんには色々と困難や障壁がありそうですね。だからこそ、旺くんの李里耶さんへの執着が凄まじものになりそうです。
タイトルに表記されている通り、まだ1巻と、物語りは始まったばかりで、今後の展開は勿論だけど、1巻で既に垣間見える旺くんの執着がどんなものになるのかとか、李里耶さんのツンツン言動にどれくらいデレ要素が描かれるのかなど、とても楽しみなので、次巻も買わせて頂きます。
待望の史郎くんのいちばんめ。の2巻目、楽しみにしてました。
個人的、各項目5段階で
一途 5
溺愛 3
エロ 2
不憫 1
な感じだと思います。
前作に引き続き、史郎くん×れんげくんのカプです。
恋人同士となり、イチャラブな日々を過ごしていた史郎くんとれんげくんだが、2人を別れさせようとする、れんげくんの弟ののえるくんが登場したり、史郎くんとれんげくんが喧嘩しちゃったり、れんげくんが渡橋さんにお持ち帰りされちゃったりして…。
小さな波乱が続くけど、れんげくん自体は史郎くんを一途に思っているので、渡橋さんのことでは心配することはありませんが、史郎くんと仲直りしかけて、結局また喧嘩しちゃうので、もどかしい!
しかも再度喧嘩した原因が、史郎くんを敵視しているのえるくんが、史郎くんが不憫だと思ってしまう内容だったので、ほんともどかしいですね。思ったよりも史郎くんがれんげくんを溺愛しているのが垣間見えるからこそ余計に…。
しかし、一途過ぎるが故に史郎くんの言動を理解出来ていなかったれんげくんの成長と、ダサいと思いながらも自身のガキさを受け止めてちゃんと謝っている史郎くんなので、しんみり描写はそこまで長く続かないので、読んでいてしんどさはそこまでありません。
少しすれ違いもありますが、何だかんだイチャラブな史郎くんとれんげくんのやり取りや成長にドキッとしたりキュンとします。
あと個人的に、前作である1巻を読んだ時と今作の2巻を読んだ後では、タイトルに抱く印象が変わったことに脱帽するし、一粒で二度美味しい!みたいなちょっとした感動があったので、是非とも読んでほしいです。
待望のところで今は何番目でしょうか。の続編、楽しみにしてました。
個人的、各項目5段階で
独占欲 3
エロ 3
健気 2
わちゃわちゃ 2
な感じだと思います。
前作に引き続き、史郎くん×れんげくんのカプです。
恋人同士となった史郎くんとれんげくん。遊び人だった史郎くんはヤリサーを卒業し、セフレともお別れする。れんげくんを想い溺愛しながらも、危機感の無いれんげくんの言動に嫉妬と独占欲を募らせていく。そんなある日、お互いを敵視している、れんげくんの弟ののえるくんが登場して…。
物語り冒頭から、セフレ達にヤリサーを卒業すると告げ、更にはれんげくんと付き合っていることも言っちゃう史郎くん。あの遊び人が嘘のような言動に更生し、れんげくんを一途に想っていて好感が持てますが、女友達と一緒にれんげくんのバイト先に来ちゃうので、根底にあるクソさがまだ残ってますね。
でも基本的にはれんげくんのことを溺愛しているので、やっぱり好感は持てます。しかし、その真意をれんげくんの方が全く分かってないので、何とももどかしいですね。
前作では健気っぷりが凄まじかったれんげくんですが、史郎くんと恋人になってからは少し反抗的なことを言ったり、弟ののえるくんにはちゃんとお兄ちゃんな一面も見せるので、前作とは少し違った印象を抱きました。
でも相変わらず史郎くん一筋な一途さは変わらないので、それには安心です。
史郎くんを敵視しているのえるくんが、史郎くんとれんげくんを別れさせようとしたり、れんげくんに好意的な先輩の渡橋さんも絡んできて、ちょっと波乱がありそうな感じで、どうなってしまうのか、とても気になるところで終わってしまったので、次巻も買わせて頂きます。
田中森よこた先生の既刊作品は拝読させて頂き、今作も作家買いさせて頂きました。
個人的、各項目5段階で
健気 4
エロ 3
すれ違い 2
チョロい 2
な感じだと思います。
史郎くん×れんげくんのカプです。
高校生時代、ある出来事で史郎くんに恋をしたれんげくん。その後、偶然同じ大学だと知り、史郎くんに近付きたいと髪を脱色したりピアスを開けたりして大学デビューをする。そしていざ、史郎くんに声を掛けるが…。
女の子を取っ替え引っ替えで遊び人の史郎くん。そんな史郎くんに近付きたくて、何人もいる中の1人でもいいからと想っているれんげくんが健気ですね。
史郎くんのことを想い続けていた為、自分が関わると迷惑になるのでは、とれんげくんの方から史郎くんに話し掛けたりしません。
でも、史郎くんからの優しさや特別扱いに、少しずつ嫉妬や独占欲が芽生えてくるれんげくん。
しかし史郎くんの方も、最初こそれんげくんのチョロさや都合の良さを利用していたが、徐々にれんげくんの健気だからこそ、本心を伝えてこないことに気になったり、歯痒くなったりして、2人のすれ違いが焦れったいですね。
史郎くんのちょっとクズ言動に翻弄されちゃう健気なれんげくんと、そんな健気過ぎるれんげくんの言動に若干揺さぶられている史郎くん。焦れったくも何だかんがお互いの言動に一喜一憂している描写にキュンとしたりもするので、是非とも読んでほしいです。
森本あき先生の既刊作品は拝読させて頂き、今作も作家買いさせて頂きました。
個人的、各項目5段階で
ほんわか 3
エロ 1
モブレ 0
な感じだと思います。
健斗くん×翼くんのカプです。
裏表紙のあらすじを読む限り、今作は完全特待生の翼くんに襲い掛かる貞操の危機、エロ特化型の学園ものかと思ったら、そうではなかったですね。
資産家の子息達が通う、私立朝日奈学園で、授業料などが全額免除の完全特待生として入学式を終えた翼くん。そして沖縄でのオリエンテーションを兼ねた親善合宿へ…って、まず物語りの舞台が学校ではないことに驚きましたね。
翼くん視点で物語りが進みますが、翼くんがおっとりとしていて、時折空想の世界に飛んでしまうので、話が脱線してなかなか進まないので、少しモヤモヤしてしまいました。
そして、完全特待生として生徒会役員達に性的なおもちゃにされてしまう翼くんの運命や如何に、と思っていたら、物語りの結末やネタバラシにめちゃくちゃ拍子抜けしてしまったというか、ほぼモブレ要素がなくて、それどころか、メインの攻めである健斗くんとの絡みも終盤に少しだけだったので、個人的にはガッカリでしたね。
物語りの大半が、ホテルや料理にはしゃいでいる翼くんとそれに付き合ってあげる健斗くんとのほんわかとしたやり取りが占めているので、モブレ要素やしんみり描写なんて気にせず安心して読めるので、読んでみては如何ですか。
待望の幸せにしたらダメですか? の2巻目、楽しみにしてました。
個人的、各項目5段階で
エロ 4
ワンコ 3
甘々 3
ツンデレ 1
な感じだと思います。
前作に引き続き、出海さん×伊久山さんのカプです。
前作で恋人同士となった出海さんと伊久山さん。旅行デートしたり、仕事が忙しくて会えなかった時間をも乗り越えて、甘々な関係を築いていたが、出海さんにお見合いの話があったようで…。
今作は既に恋人同士になっているので、前作よりは出海さんのヤンデレ描写や伊久山さんのツンデレ描写が殆ど見られなかった感じでした。
どちらかと言うと、出海さんはワンコ攻めが強くなってて、伊久山さんはデレさと身体を重ねるようになってから、誘い受け襲い受け要素が加わってとてもエロかったです。
今作の表紙と伊久山さんがウエディングプランナーということで、結婚式を挙げます。出海家の後継者問題、拗らせまくった弟、色々な問題を乗り越えて、お互いを幸せにしていく、終始甘々な2人が堪能出来るので、是非とも読んでほしいです。
雛宮さゆら先生の作品は初めてなので、拝読させて頂くのが楽しみでした。
個人的、各項目5段階で
エロ 5
執着 5
流され 4
仄暗い 3
な感じだと思います。
涼夜くん×健太くんのカプです。
両親が海外出張をすることになり、家には兄弟の健太くんと涼夜くんの2人だけで過ごすことに。親が居ない解放感を満喫していたのも束の間、涼夜くんの「映画を観よう」
と持ち出した意図とは…。
今作はガチ兄弟もので、物語り冒頭は、涼夜くんが幼稚園児の時で、その時から健太くんへの執着を抱き始めているので、怖いくらいに凄まじいですね。
両親が居ない、兄弟2人っきりの状況で、最初の絡みはキスだけでありますが、徐々に涼夜くんからの接触がエスカレートしていきます。しかし、嫌悪感を抱きながらも、弟だからか突っ撥ねることが出来ない健太くん。
嫌がりながらも身体が反応しているので、めっちゃ流されてますね。
ついには、押して駄目なら引いてみろ、みたいな涼夜くんの策略に完全にハマってしまっている健太くんが、ちょっと可哀想だけど快楽堕ちと相俟ってめちゃくちゃエロいです。
快楽堕ちでちょっと甘々な雰囲気もありますが、でも結末的には健太くんもある意味おかしくなっていて、それこそ最後のあれは、親バレも厭わない感じがして、仄暗さにゾクッとしました。
ガチ兄弟による執着や快楽堕ちがこれでもかと堪能出来るので、是非とも読んでほしいです。
松雪奈々先生の作品は初めてなので、拝読させて頂くのが楽しみでした。
個人的、各項目5段階で
エロ 4
甘々 3
凌辱 0
な感じだと思います。
ジェラルドさん×リコくんのカプです。
国家憲兵のジェラルドさんとリコくんは大型客船での禁止薬物の密輸を取り締まる為、潜入捜査を開始する。しかし乗船早々、頭を打ったリコくんは、前世の記憶を取り戻し、ここがBLゲーム、しかも凌辱ものの世界だと思い出してしまう。
前世の記憶を取り戻したリコくん。しかもそれが、自身がシナリオを書いたハードな凌辱もののBLゲームの世界。その為、攻略?キャラのマフィアのボス、船長、モブのルートになってしまうと生きては帰れない、死ぬまで監禁、などの結末になってしまう。
しかし唯一の救いは、ジェラルドさんのルートだけは、至ってノーマルなものなので、リコくんは、ジェラルドさんに抱かれるように何とか奮闘します。
物語りの世界はBL凌辱ゲームですが、リコくんが知っているシナリオに監禁や暴行やSMがあるというだけで、実際にはそういった絡み描写はありません。
しかし、マフィアのボスや船長などがリコくんを隙あらば襲おうとするので、ジェラルドさん以外との無理矢理なキスや身体を触られたりします。
凌辱ゲームもの、と少し身構えましたが、凌辱要素や仄暗さや殆どないので、安心して読むことが出来ます。逆にハードな凌辱ものが好きな人には少し物足りないかもしれませんが、全体的にジェラルドさんとリコくんの濃厚で甘々な絡み描写が堪能出来ますので、是非とも読んでほしいです。