単話で配信されていたときから追っているこの作品の大ファンです。
1話のみ配信されていたとき、あまりに話の起承転結が美しく、(続きを見たいがこれはこれで)綺麗に収まっているなあと思っていたのですが
2話以降も毎回毎回死ぬほどきゅんきゅんして心臓が痛くなりました。両片思い最高ですね….
きゅんポイントは沢山ありますが個人的には酔って甘えて離れなくなった葉を見てぶわって瑞貴が赤面するシーンですかね…
色々俺様溺愛発言はあるのですが、素で喜んじゃった顔の瑞貴は珍しく、本当に葉が好きなんだな〜としみじみ感じられて素敵だなと思いました。
あと瑞貴が葉を好きになった過程を語る上でのモノローグが泣けます。言葉のチョイスが素敵。
続編も決定とのことで、続きがとても楽しみです!
上下巻一気読みしました。
絵が綺麗でモノローグも美しく、お話としての完成度がめちゃくちゃ高いです。
上下巻通して痛々しい部分はあれど、伊月と芳野はハッピーエンドを迎えられて本当によかった。
濡れ場の描写がとても綺麗で最高でした...!
さて、もう一つのカップル、環と結城のお話ですが、多分ここで評価分かれるんじゃないのかな...?と思います。
政略結婚とはいえ、攻めが子供までできた上の不倫エンドは他作品でもなかなかないんじゃないでしょうか。
言葉にしてみれば結城サイテー!で終わるし正直今レビューを書きながら思っています。
この二人の恋を正当化することはできません。
おそらくそれは環が一番分かっているんですよね。
でもこの時代の政略結婚にどうやって立ち向かえばよかったんでしょうか。
どうやったって正しく幸せになんてなれなかったのではないかと思います。
離婚するor二度と会いに来ない、が物語として綺麗に終わる落とし所なのだと思うのですが、その結末をどうしても選べない、二人の想いの強さがよく伝わってきて、私個人としては好みでした。
でも環はきっとこれからもずっと辛いね...どちらにせよ地獄です。結城は地獄のような男なので.........
これから先この二人がどうなるのかはわかりませんが、神のみぞ知るということで。
芳野と伊月の話のみだったら萌2だったと思います。
後半二人の挑戦的な結末を評価したくて神評価にしました。
好みは分かれると思いますが、私は好きです。
絶対好きなテーマだ!と思って読み始めましたが予想の遥か上をいきましたね...夕映先生は天才だ.....
個人的にですが「倦怠期」を取り上げる上で、もう少し単純というか...心情変化なども分かりやすいお話にできたと思うんです。
ですがこのお話、めちゃくちゃ心情変化がリアルで、最終的に彼らが「一緒に生きていく」という選択をしたことにとてつもない重みが出てくるんですね...故の神評価です。本当に素晴らしい作品でした。
自分を蔑ろにしている男にめちゃくちゃ腹が立っても、帰ってきて顔を見て、少し人懐っこい笑みを漏らされると流されそうになったり、
納得したと思っていても納得できていなかったり、問題が堂々巡りしたり。
長く付き合えば付き合うほどナアナアになるあたり本当にリアルでした。
藤島さんの気持ちが手にとるように分かります。
お互いのことを好き故のぶつかり合いで苦しい部分もたくさんありましたが、考え方の違う二人だからこそ二人で生きていくことに意味があるんだなあと読後は満たされた気分になりました。
一心くん、足りないところは沢山あるけどめちゃくちゃいい男ですね、これからも二人でずっと幸せに生きて欲しいです。
とても楽しみにしていました!
今回もメインは佐橋×棗、後半に少し西園寺×柿崎が収録されています。
春川くんの活躍(?)もありつつ、
お互いの家庭環境に踏み込む4巻でしたね。
佐橋の兄、天真が登場し、棗に対して「お前は斗真に不釣り合いだ!」とふっかけてきます。
そこから佐橋の家庭環境(&流れで棗の家庭環境)が分かってきて、家族を大切にしてほしい棗と棗以外興味のない佐橋ですれ違いが起こります。
棗は本当に“いい子”なので、それゆえにお節介だな〜と感じることもあるのですが、斗真にはそれが刺さっているのでとても相性のいい2人なんだなと巻数を重ねるたびに思いますね.....
この作品の個人的な推しポイントは「攻めがクールに見えて結構重めの執着攻め」ってところだと個人的に思っているのですが、今回斗真が最終的に出した結論もかなり危うかったです。
棗の懸念することが手に取るようにわかるので、「斗真本当にそれでええんか....?」と思いつつ(結局丸くおさまりましたが!)、斗真の性格を鑑みると結構自然なことなのかな?とも思いました。
ここで無理やり仲良しこよし始めた方が違和感あるのは確かかな?と。
あと、どれだけ斗真がスパダリでも、拗ねるポイントがびっくりするくらい子供で、そこ根に持ってたの???ということがよくあるのですが、それを包み込んで甘やかしている棗を見ると「年上受けサイコ〜!!!!!!!」となります。
でもやっぱり斗真はめちゃくちゃカッコいいです。
本当にオススメしたいタイトルですし、今回も2人らしさが出ていてとても良かったです!
人気モデルでサディストの泉輝(攻め)と泉輝の大ファンで人の心が読めちゃうホストの徹(受け)のお話です。
詳しいあらすじは割愛させていただきますね。
SMモノって聞くと、オラオラな攻めを思い浮かべる方も多いかと思いますが、泉輝くんは恵まれた容姿にも関わらず、まったくもってそういうタイプではありません。心の声ではそれっぽいことを言っていても、一番大事なのは徹の意思です。ここが何よりも純愛を感じて素敵だなと思いました。
逆に受けのホストくんはどうなのかと言われれば、こちらはめちゃくちゃ可愛いです。「好きな人の望むことがしたい」というめちゃくちゃ可愛い欲求でMの道を歩み始めるのですが、それでも即落ち!って感じではなくて、これはいける、これは苦手というものがあって、何度か回数を重ねていくうちにMっ気が開花されていきます。ここら辺も丁寧に描写されていて好きでした。
じゃあ純愛だからそこまでエッチじゃないのかと言われればめっちゃエッチです!!!!!!(大声)
実際の描写もエッチですが、攻めの脳内で考えられている攻め方が「ほ、ホンモノのSだ....」と......なります.......実際には徹の嫌がることは絶対しないのですが......
全てのバランスがとても良い上、ちゃんとSMモノだし、しっかり純愛モノなのでSMモノ入門にもめちゃくちゃいいと思います。読後の満足度がすごいです。おすすめです......
夕映先生もあとがきでおっしゃっている通り、商業においてリバって多くはないと思います。
ただ、個人的にリバのカップルがすごく好きで今回購入させていただきました。
二人が付き合うまでのあれこれにフォーカスを当てているというよりは、リバのカップルになっていく二人の心模様が繊細に描かれています。
どんなときに「抱きたい」のか「抱かれたいのか」彼らなりに思うところはあって、もちろん今日の気分が被ってしまうときもあって。そんな二人の優しくて暖かくて愛に溢れた日常をたくさん見せていただける、本当に素晴らしい作品でした。
また、誰かに恋をすること、愛することを行動や言葉や心情の変化などでわかりやすく描かれており、感情移入して読むことができました。
リバってどうなんだろ?って思ってる方にもぜひ読んでいただきたいです。同性同士のカップルでしかありえない、リバっていう関係性のいいところがたくさん詰まっています。
リバというだけで辟易する人もたくさんいる中で、この本を出してくださり、本当に感謝しかありません。一人でも多くの方に読んでいただきたいです。
あらすじとすずくら先生の絵に惹かれて購入。初めての作家さんです。
少しシリアスみもありますが、溺愛ものと書かれているだけあって、二人の雰囲気は比較的甘め。攻めのヒューゴが受けのルイにベタ惚れなのはもう出会ったその瞬間から分かるほど。
起承転結でいう、「転」がくるまではルイの記憶を戻させないようにするヒューゴの真意が読み取れなかったりはしましたが比較的穏やかで、ほのぼのしている印象を受けるのですが、「転」のシーンが来てから一気に物語は加速します。
しかし物語が加速するまでにいくつか発言から伏線を読み取れるので、話がいきなりだなという印象は受けませんでした。
ルイが記憶を取り戻し、過去に自分がヒューゴに対して言ってしまった「大嫌い」の真意、本当の想い、そしてその想いゆえに自分の命を惜しくは思わないという覚悟、そのどれもがとても魅力的でルイというキャラクターに引き込まれました。
記憶喪失のときの気弱な感じも、いろんな想いを背負う本来のルイも、とても素敵です。
一方のヒューゴですが、出会い頭から一貫してバカがつくほどにルイしか見てないくらい一直線で、不器用な優しさがとてつもなく愛おしい、かっこいいライオンのお兄さんでした。笑
彼のそのひたむきな想い、途中から応援したくなってきます。受けちゃんへの溺愛ぶり......最高でした.......
ルイにはルイの考えやしがらみがあるのですが、それを屈服させてしまうほどのヒューゴの「ルイじゃないとダメ」な気持ち、そして感情の我慢をしなくなったルイが本当にめちゃくちゃに可愛いです.......
次元の館シリーズみたいな感じでシリーズ化しそうだなと思いつつ......
とても幸せな気持ちになるのでオススメです。