重い内容です。
皆何かしら歪んでいます。
最初からネタバレします、
気をつけてください。
にいちゃんは、
小さい頃に大人の男と関係をもっていました。
確かに犯罪ですが、
二人は愛し合っていました。
もちろん理解されるはずがありません。
小さい景はそれを知らない。
そこから母親の矯正が始まります。
景は、嫌というほど、
理解されない苦しみを味わいます。
母親もまた、
歪められた息子を元に戻そうとするうち、
歪みます。
くそったれな人物ですが、
現実だと案外まともな方なのかもしれません。
にいちゃんは屑です。
でもにいちゃんの屑を形成したのは環境。
責めきれないのも、
事実です。
ほんとうにハッピーエンドで良かったね。
(自分はハッピーエンドだと捉えていますが、
人によってはバッドエンドという方もいるかもしれません。
何とも言えない終わり方です)
最後にゆいが呟いた言葉は重く胸にきました。
言葉では簡単だけど、
実際家族を切り捨てるのは難しいよね。
なんだろう、
なんて現したらいいのかわかない作品です。
でも、魂を揺さぶるような、
是非一度読んでほしい作品です。
最後に。
暗いレビューになっちゃったので。
無理やりゆいに挿れられて、
苦痛に歪んだ景の顔、可愛い♡
大人のせめてものプライドを保とうとする景も可愛い♡
景の受け顔可愛いですよ♡
私が年上受けに目覚めた作品です笑笑
年下攻めの存在は知っていましたし、
元々好きでした。
ですが、それはあくまで年下攻め。
年下が攻めるんじゃない、
年上が受けるのがいいんです!
あーもう、先輩が可愛い。
本当に可愛いんですよ。
仕事できて、
上から目線なのに飯田が離れるのが実は不安だったり。
ツンデレとか最高じゃないですか。
ほんと、全部まとめて可愛い♡
飯田くんも最初、
モブ顔だとか思ってごめんなさい。
途中Sちっくになるの好きです。
下克上万歳!
個人的には犯されてほしいタイプですね、先輩。
なんだかレビューというよりは、
ただ先輩の可愛さ熱弁してますね笑笑
だって可愛いんですもん。
切実に先輩の可愛さ語れる語彙力が欲しいです。
同級生のレビューを飛ばして、まずはこの作品から!
私が初めて自分のお金で買ったBLが、
同級生シリーズでした。
まだ中学2年生だった自分には、
まだ触れたばかりの『BL』というジャンルが
衝撃的だったのを覚えています。
同級生を読んだ時、
原センの気持ちを思うととても辛く切なく、
どうか幸せになってほしい、
と願っていました。
そして、それから私は原センの背中を追いかけるかの如く、
別の作品でも当て馬が気になるようになり、
無類の当て馬推しに、、、
報われない恋に何度落ち込んだことか笑
そして『空と原』が出ました。
騒いで踊りました。
原センが幸せになるお話ときいて、
飛び上がるほど嬉しかったです。
原先生と、新入生のソラノの恋模様のお話。
最初は二人とも想い人がいたのですが、それが段々と二人の間(?)に恋心が芽生え、、、
もう、読み終わったあとはボロボロ涙がでました。
佐条に失恋したあと、
有坂先生への淡い恋心が再び芽生えるも、
またもや失恋。
さらに助太刀までしちゃって。
本当に原センは優しいです。
その優しさのせいで何度自分が傷ついたことか、、、
原先生!
ソラノと幸せになってください!
爽やかな甘酸っぱい青春系、
エロ度も少ないとのことなので、
できればHシーンはなく、キス止まりの描写があればいいなと期待を寄せ、某通販サイトでポチッ。
確かに描写は少なかったです。
事後だったり、直接的に描かれることはなかったです。
ですが、、、!!
吉岡(受)の過去すごい壮絶!!!
あまりも淡々としているので「ふぅん」と、
思わず受け流しそうになりましたが、
壮絶すぎます。
性的暴行って、青春には重くないですか。
なのに周りはあまりにも淡々としやすぎませんか。
淡々と過ぎる日々に、
読後モヤッとしました。
一番モヤッとしたのは、
皆さん書いていますが、安藤のことです。
どういう立ち回りかイマイチ掴めませんでした。
ただの好奇心で吉岡に暴行を加えたのか、
それとも惹かれていたからのか、、、
もしや同族嫌悪?
登場回数も少なく、わかりませんでした。
どうにかこのモヤモヤした気持ちが晴らしたい!!
ゆき林檎先生、どうか続編を!!!
(安藤に焦点を当ててほしい、、)
お待ちしております。
うーん。
良かったか悪かったかで言うと、良かったです。
買って損はしないと思います。
ですがテーマに対して結構あっさり終わるなあ、
というのが私の印象でした。
確かに私が勝手に皆仲良く闇堕ちエンドを想像していた私がいけなかったのも、否めません。
しかし、宗教や神が絡むにしては、そこまで深くはなかったと思います。
(個人の感想なので、深いと思う人もいるかもしれませんし、自分があまり考えずに読んでしまったから、そう感じたのかもしれません )
表題作に惹かれて手にとったこの書籍ですが、
自分は同時収録の『はなばなし』の方が好みでした。
不思議でちょっとほんわか、ちょっと切なく。
やはり神がガッツリ絡みました。
こちらの神は人の心がつくる神ではなく、実際存在している神様なので、
表題作の重くシリアスな雰囲気と違い、
ファンタジー要素の方が多かったりします。
楽しんで読めました。
追記
あと、名前がお肉なんですね笑笑
確かにミンチが出てきた時は「あれ?」と思いましたが、よくよく考えれば全部お肉に関係してますね笑
エロの濃厚さはご馳走様としか言いようがないですし、ストーリーも心理描写がとても丁寧で大満足です。
前作の「ほどける怪物」では弓側から俯瞰していたので、
「かんちゃん、幸せになっちゃうの…?」
と正直幸せな終わり方に懐疑的な自分がいましたが、今作ではかんちゃんが今まで感じてきた痛みに自分の心も締め付けられました。
かんちゃんはやってはいけないことに、直接的な意味合いも含め、手を出してしまいました。
特装版を買ったので、同人誌の「薊」を読みました。かんちゃんの気持ちに同情はしますが、それでも到底許される行為ではありません。また、許されてもいけません。
ですが。
そんなかんちゃんのこの先の幸せを祈れずにはいません。
過去は二度とやり直せないですが、そんな過去を踏まえた上で、未来は幸せになってもいいのではないでしょうか。
今度こそ二人でゆっくりと幸せになってもらいたいです。
あと、取り敢えずかんちゃんが元上司には、去勢したあと、全身の皮を剥いで一晩中アルコールにでも漬けといてください笑笑
下巻、次回作も楽しみに待ってます٩(ˊᗜˋ*)و