まさに、名作と呼ぶに相応しいお話でした。
とにかく、一度は読んでほしい。
一冊で綺麗に纏まっています。
が、5巻ぐらいの長編に引っ張ってもっと詳しく読みたかったくらい、世界観とキャラクターたち、そして物語が素晴らしく面白く固まっています。
切なく、苦しく、愛しいです。
アンドロイドに心は芽生えるのかという永遠のテーマがありますが、それを意識しつつも、その結果がメインではないんです。
その心が出来る過程と理由までをもゆっくり追っていってる。
その部分でBLでは他に類を見ないSF作品だと思います。
アンドロイドと、アンドロイド愛好家。
その周りを取り巻く環境、世界、そして人間のアンドロイドに対する扱い。
アンドロイドとは?生きるとは?とても深く突き刺さるストーリーでした。
読めて、良かった。
先生、ありがとうございます!!
前作のショートケーキ〜を読むとより深くストーリーを理解でき、考えさせられます。素晴らしかった前作さえもこの作品のプロローグかと思えるほど、傑作だと感じます。
イラストもより合っていました。