丸ごと一冊、ひとつのストーリー。
主人公の2人は、1作目の2人とも2作目の2人とも違います。
1作目と同じ「ウサギの国」でのお話ですが、
ウサギの国に迷い込むのは、康英くん・那須くんとは別の場所から九里くんがやってきます。
もちろん、1作目&2作目のの主人公達も出てきます。
同じ国の話ですが、1作目・2作目とはちょっと違う印象を受けました。
十四郎と九里の擦れ違い、読んでる側としては2人の気持ちが
既に解っていますからとってもイライラしましたw
少しの擦れ違いくらいならストーリーとして楽しめたと思うんですけど
ちょっとその擦れ違いが繰り返され過ぎた・・・という印象。
それも、九里が先輩康英くんと那須くんの話を聞かなかったから。
それも解っているので、「聞いときゃこんな事にならんのに!」と
読みながら思う始末w
決して面白くないというわけでは無いです。むしろ面白かった。
ですが、前の2作がこれ以上に、とってもとっても面白かったので、
ちょっぴり残念な気分で読み終わりました・・。
丸ごと一冊、ひとつのストーリー。
主人公の2人は、1作目の2人とは違います。
1作目と同じ「ウサギの国」でのお話なので、その
1作目の主人公2人も、もちろん話に出てきます。
出て来て嫉妬する様子などを見せてくれますw
そして相変わらず・・・お国の掟や発想などはとっても笑えます。
なので、1作目を読んでからの方が確実に面白さは違うと思います。
主人公2人のストーリーはもちろん面白いのですが
境遇が同じとなる那須くんの先輩と言える康英くんが
達観・成長している様子が、私には特に楽しめましたw
最後の数ページには、その康英くんの日記という形のお話も入ってます。