タイトルとあらすじからして、超エロエロなのかなあ、いいなあ、と思って購入しました。
全然超エロエロではなかったですが、ものすごく面白かったです。
BLとしてもすごく萌えたし、漫画としても面白かった!
一冊でとてもきれいにまとまっています。
絵がなんとなく古くさくて、青年誌っぽい。テーマも。
幼い日に、青年誌の漫画をコッソリ読んでいた時のような感覚を味わいました。
でもギャグもエロもどことなく上品です。センスがいいとしかいいようがない。
木島の食えない性格がまたいいですね。生意気な感じで。
久住くんと一緒にドキドキしました。
あとは…なんといっても本編のラストのページが大好きです。
セリフも構図もキャラクターのポーズもすごく魅力的で、ぞくーっとしました。
あのページを見たいがために、何回も読み返してしまいます。
すらすらと読めてしまうので、是非読んでみてほしいです!
しかしものすごくドラマCD映えするテーマですよね。
是非CDの方も聴いてみようと思います。
シリーズを通してストーリー性が非常に高く、寝食を忘れて最終巻まで読破してしまいました。
これはただのBLと一蹴していい代物じゃない!!映画か!?と大興奮しましたが、それだけではなく
ディックとユウトの二人にもしっっかり萌えてしまいました。
まずユウトのキャラクターがとても好みです。
日系人ということですが、アメリカ生まれアメリカ育ちのれっきとしたアメリカ人ということもあり
自分の意見や信念をしっかり持ち、またそれをはっきりと口にするクールな男前です。
キャンキャンと喚くこともなくうじうじと悩むこともなく、すごくかっこいいです。
それで顔も可愛いときてもうなんというかシコい。こんな子彼女にしたい。
ディックは寡黙でクール、そしてミステリアスな金髪碧眼の美形という非の打ち所のない攻め様ですが、彼もまた内に熱いものを秘めた男前です。
ユウトとお似合い過ぎる。
刑務所という非日常的な空間で、お互い腹に逸物抱えながらも、ユウトの情熱が凝り固まったディックの心を溶かして惹かれあっていく様はも〜〜〜〜見事としかいいようがない。ワンダフォ〜〜〜〜(泣)ユウトの情熱の勝利ですね!!!
一巻では事件の真相にたどり着くことはなく、ものすごく気になるところで幕が引かれるので、じっくり腰を据えて3巻まで読まれることをオススメします。
文句なしの神評価です!!