瀬越先生と高野先生の間で、どうなるのかハラハラしながら読み進める。やっぱり高野先生と一緒になるのはわかっていたけど、それでも、瀬越先生の存在は大きい。このお話が、他のBLと違うのは、瀬越先生がいるからだと。
高野先生、不幸な結婚生活を乗り越えてきたから、創ちゃんを優しく包む愛が持てたんだろうと。(それにしても元奥さんが信じられない!)
そして父親と再婚相手も信じられない!あんたたち何考えてるんだ!
あと、東が許せんよな(怒り!)創ちゃんを巻き込むな!ナルミはきっと時々創ちゃんチェックしそうで、怖い・・・高野先生、こいつらが手出しできないぐらい、幸せにしてあげてください。
「野の花のような」という表現がすごくあってて好きです(^^)
前の話が緊張感と興奮目いっぱいだったので、今回はどうなるのかと思っていたら、さすが!尾上先生!息つく余裕すらありません!
帯の通り、記憶喪失に陥っても、グシオン王への思いがどこかにあって。何とかしようと必死になる姿が切ない。
そしてグシオン王はじめ、出てくるキャラ(フクロウ含む)みんな命がけ過ぎて!普通死ぬでしょーーー!
グシオンの、まず王として生きるが、何よりもリディルの身の降り方を一番に考えるのが・・・ね(号泣)愛よね・・・
で、今回、ロシュ兄さまとステラ兄さまがね、とても良い。スピンオフ読みたい!特に、小冊子読んだら、ロシュ兄さまとイスハン帝の話がみんな読みたいはず!お願いします。
そして緊張の中で、思わず吹いてしまった、デルケム叔父上・・・
正直言って、この作家さんで花嫁?どんな話に!?甘々?
・・・と、思っていたらとんでもなかったという。
いやその、結果的には甘いんですが、ストーリィとして全然甘くなかった!リディルは命がけだし、グシオン王も・・・波乱万丈!
王を助けようとして、敵陣に突っ込んで、背中を切りつけて魔法円を回すシーンがド迫力。その後で王のそばで見守って、倒れるのが切ない。
またグシオンがリディルの為に、国に帰れというのも哀しい。
そして敵の隠れ家?での、リディルとイドの奮戦記w よっしゃー!いけいけ!(イドご苦労様です)
カルカもリディルの敵だか味方だか? 王様至上主義が徹底してるのも面白い。
そしてyocoさんのイラストがどれも素敵です!没作品とかラフとかがあったら、物凄く見たい!
そして続編を期待したいです。リディルの兄だった姉上2人の話とか、カルカとイドの丁々発止とか。3作品出来ますね!(期待したいです)
BL史上最上級の、疎いというか、ネンネというか、純粋培養マティアス様(笑)
お話はとってもシリアスで切ないのですが、あまりにもの性的なことを知らなさすぎるのと、お寝坊なのが、笑いを誘います。
レーヴェ、苦労するね。いや、それも彼にとっては幸せなんでしょうが。
まっすぐにマティアス様に忠誠と愛情を注ぐ、レーヴェが好きです!可愛いです!もちろん、マティアス様も可愛いのですが、文句のつけどころの無い男前な彼が、マティアス様に振り回される姿が物凄くツボ(笑)
そして、ヘクセンナハトの娘でない方の魔女氏が、いい味出してます。魔女氏も幸せになって欲しいです。
多分、アヴァロンの東より、こちらの方が読みやすいでしょう。痛いの苦手な人は、こちらから読んでみてください。大丈夫な人は奇跡の泉・金から是非。