「イノセント・アイズ」
マッドサイエンティストのシモン・ノヴァックと麻見との一騎打ち。
先の「プレイ・イン・アビス」で秋仁と麻見は瀕死の重傷。半年もの間、ふたりは離れ離れになっていました。秋仁は坂崎の暴挙により、シモンに引き渡されてます。秋仁は人体実験の献体となり、洗脳されます。須藤は幼児退行で心が壊れていました。
シモンは本当に人間の所業じゃないです。
麻見の異母兄マクシムも組織の裏コードをめぐり策略によりシモンに監禁されます。マクシムもシモンに薬物投与・人体実験の献体にされてしまい、PTSDに。
シモンと麻見の一騎打ちは苛烈化しましたが、秋仁がそのとき、記憶が戻りました。そして、シモンに一撃。
「あのとき言えなかった。俺も麻見を愛している」
*****
「ラブ×エスケープ」
史上甘いファインダーシリーズ。
イタリアでのホテルの新婚旅行(?)に始まったふたり。空白を埋めるかのように本能のまま愛し合います。本当に枕が濡れるくらい泣きました(;_;)
ベッド、浴室、ヴェランダ・・・愛の行為は半端ではなかったです。カロリー消費は半端ではなかったことでしょう。
秋仁の身体を洗ったり、ドライヤーで髪を乾かす姿・・・第一話はご褒美・甘々糖度炸裂そのものでしたよね。
そんな二人の元に、飛龍・ミハイルがやってきます。事務処理・事後処理を丸投げで飛龍たちは大憤慨。
須藤の安否を知った秋仁。須藤は坂崎の元でリハビリです。坂崎はかつてのギラギラした感じは全く感じなくなりました。須藤には元に戻って欲しいです。救いがあって欲しいです。
そして、アレクとマクシム。マクシムはシモンに投与された薬物の影響でPTSDに。アレクはそんなマクシムを心配します。クロアチアでアレクの右腕となり、忠誠を誓う毎日を送ります。ふたりの関係の進展が見れて本当に良かった。
そして、今回の悪の根源・シモンは一命をとりとめ、ポーランド警察により逮捕・拘置所生活です。もし、出獄したら、どのような展開になるでしょうか。
いよいよ、秋仁は麻見の出自を知ることになります。
麻見は組織に戻らなければいけなくなりました。別れか運命を共にするか、秋仁に選択を委ねます。盟約を違えば、麻見の組織すべてが敵に回るという弊害が待ち受けます。
「一緒に逃げよう!俺が麻見をどこまでも安全な場所に連れて行ってやる」
愛の逃避行がはじまります。
秋仁は危険が伴うことを理解して、のことだったと思います。
組織に戻ることをやめた麻見。
当然、麻見は追われる側に。その覚悟を背負い、秋仁を守り通すと決意します。
第二話(二日目)は、ローマの休日をインスパイア。
ジェラートを食べる秋仁とそれを見守る麻見。オードリー・ヘップバーン(秋仁)とグレゴリー・ペック(麻見)。
偽造パスポートでローマからスペインに渡りますが、カトリック大国イタリアは半端ではないほど治安が悪い。やっぱり、秋仁はどこか抜けていましたね。
太陽の沈まないスペイン田舎町での生活が始まります。
タワマンにキングサイズのベッドがあたりまえの麻見たち。
「ただいま」
「おかえり」
ニュースキャスター・横山太一の「newsおかえり」のポスターのごとき。実の娘とポスター共演しています。
「ただいま、おかえり」は魔法の言葉。麻見は裕福な御曹司そだちでしたが、親からの愛を知らずの育ちました。
「太陽の匂いがする」
秋仁そのもの。麻見の心から望んでいたことだったと思います。
まさに、お金でけっして手に入らない大切なことが描かれていると思います。
平凡こそが最高の幸せ。日々の幸せに感謝を忘れないようにしないと。
飛龍とミハイルはイタリア・カジノで大人の遊びを楽しんでいました。飛龍は負け知らず。隣にダンディな白人男性が登場。
その男こそ、のちのキーパーソンになりそうです。
「どこかでまた会うだろう。白蛇の劉飛龍くん」
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「金の麻見・銀の麻見」
イソップ童話の「金の斧」をインスパイアしたストーリーで登場人物は二人。
麻見だけでなく、金の麻見、銀の麻見の登場で3P・・・
アニメイト版は、「仔ウサギたちの標的」
前回のうさ耳ファミリーリターンズ。
五つ子仔ウサギは五歳児に。慌ただしい一日に始まり、ドタバタ。
今回も仔ウサギたちは嗅覚・洞察力は麻見譲り。
「パパをいじめるな!」
敵対組織を返り討ちにしたほど。
大型新人小説家・小綱実波先生の代表作「背中を預けるには」
これは、絶対に読むべしだ、と天啓が。
あちらこちらの書店で探し回って諦めかけていたとき、遂に見つけることができてうれしかった。
それ以上の作品だということを思わずにいられなかった。
値段は決して安くはありません。流石は鈍器本というだけにあり。
ブルングウルト辺境伯家とファーノレン王家。
ブルングウルトのアウグストとマイアとの間にうまれた四男レオリーノ。
類まれな絶世の美貌を持ち、女性のような容姿。アウグストとマイア(両親)と三人の兄たちから半端ではない溺愛されていました。
そのレオリーノこそ、国のために殉職した赤毛の騎士・イオニアの記憶を受け継いでいる・・・少年時代から恐ろしい夢をずっと見るようになって・・・
イオニアは鍛冶屋の長男。イオニアはファーノレン王家の王子。お互いに惹かれ合います・・・しかし、身分の違いで到底許されぬ恋だった。思いを断ち切り、グラヴィスの盾になる、と決意。そして、グラヴィスを忘れるべく、イオニアはクラスメイトのルーカスと付き合っていますが、三角関係がとても切なすぎます・・・。グラヴィスを思うイオニアを見ると・・・本当にやるせない。
ルーカスもイオニアに思いを寄せています。
レオリーノはイオニアの殉職の真相を知ることになります。慰霊祭の日、裏切り者と対峠するも、逆に捕まってしまいます。
命の危機に瀕したレオリーノは
「ヴィー」(グラヴィスの愛称)
咄嗟に助けを求めていたら、かつてのイオニアの親友だったグラヴィスが現れ・・・イオニアを弔ったあと、厭世的になっていました・・・
レオリーノとイオニアは菫色の目を持っています。
菫色の目は類まれないですね・・・かつての英国女優エリザベス・テイラーのように。
そんなレオリーノを見たグラヴィスとルーカスは・・・
レオリーノは事故で少しばかり身体がひ弱で足も少し不自由。前世のイオニアと体格差は全くを持って違います。
ゲルマン系をモデルにしたファンタジー系。アウグスト、レオリーノの兄たちの登場人物の名前を見たら・・・
ブルングウルトのアウグストはレオリーノを溺愛。側近のフンデルトとレオリーノのやり取りにはほっこりとします。
輪廻的で半端ではないほどのシリアスなストーリーです。
複雑な人間関係など抱えている背景が見え隠れ・・・
前巻の「抱擁」で漸く、秋仁を取り戻した麻見。
しかし、断薬による薬の禁断症状と副作用が秋仁を容赦なく襲いました。
昏睡状態に陥った秋仁は、不思議な夢を見ました。
少年時代の秋仁が涙の川底に沈んでいました。少年時代の秋仁を救うべく、現在の秋仁が声をかけるも、自分が今度は溺れてしまいます。
誰かが・・・自分に手を差し伸べれくれる・・・・
第7話はシリアスな再スタート。
第一話、第二話、第七話、第十話・・・秋仁の笑顔はないです。涙、鎖がテーマを語っています。胸を抉るような展開に߹ㅁ߹)
記憶は未だに戻らない秋仁。麻見の優しさに触れ・・・少しずつだけど思い出しつつありますが・・・
そんな秋仁を心配して、このままでは取り返しのつかない状態になりかねない。麻見はシモンを捕まえるため、行動に移します。
マカオでの抗争から半年後に再会。その間、異母兄マクシムの部屋で静養していた麻見。外出できない状態の中、なんとか説得して実家を出ることが実現、その直後に秋仁が現れた・・・何やら引っかかっていました。
麻見の傭兵時代の友人アレクサンドル(アレク)の裏切りが発覚。
翌日、アレクを通し、マクシムに連絡をします。
しかし、そこには悪の根源・シモンがマクシムと一緒ではありませんか。
ふたりは古くからの知人同士で、シモンの豪邸が襲撃によりマクシムの屋敷に暫定期間、滞在していたとのこと。
マクシムは麻見と同じくらい、警戒心強く用心深いはずですが、シモンという爆弾キャラを滞在させるとは・・・!新たな罠を仕掛けようとしています。
マクシムは案の定、シモンの策略にはまり、薬物投与。アレクはマクシムの無事を確認すべく秋仁をこっちに渡すよう選択を迫られてしまいます。
しかし、アレクはシモンの策略にはまり、銃撃。秋仁はイタリアへ連れ去られてしまいます。
そして、舞台はイタリアへ。再び、シモンと須藤の共同生活です。
またまた美味しい食事登場します。イタリアの家庭料理ミネステローネとフォッカチャ。しかし、なんだか美味しくない、イタリア・アマルフィは暖かいはずなのにとても寒く感じる・・・シモンが触れてくる唇も冷たい・・・シモンに対して拒んできているようです・・・
麻見が優しい笑顔で秋仁の寝室のカーテンを開けるシーン。明るい陽光が照らし出して・・・第六話で麻見の作った手作りのおうちごはんを美味しそうに食べている秋仁。目の前には麻見がいる・・・本当にそこに胸が張り裂けそうです(´・-・̥`)
カーテンを開けるシーン、詳しく描いて欲しいものです。
地下のワインセラーにマクシムが拘束・監禁。苛烈な拷問を受けていました。ワイシャツ一枚以外は全裸。
シモンはマクシムの腕に薬物注射。人体実験を施します。
マクシムを愛するがあまり、二度にわたる麻見への裏切り。秋仁の命の危機に晒したため、麻見は大激怒。しかし、秋仁とで出会ったため、麻見の性格に変化が訪れていました。アレクのやったことは許されたものではないですが、それでも生きていてほしいと。
アレクは最後の力を振り絞り、飛龍とミハイル立会いの下で秋仁が連れ去られた場所を突き止めます。ドイツ人将校の別荘。三人は正装をして、パーティー会場へ潜入。放つオーラは半端ではありません。
そこには、シモンと秋仁が一緒にいる姿。秋仁も驚くばかり。
麻見は般若顔をして、シモンの一騎打ちにのぞみます。
秋仁を自分に返す条件を離せとシモンにきつく言い渡します。
「秋仁はわたしのお気に入りですが。あるものがあれば、返してやってもよい」
麻見はシモンに対して、取引内容に応じます。
コードが繋がり、麻見にもとに秋仁は戻りました。あっさりシモンが手放すとは・・・何か裏がありそうだ・・・
麻見は秋仁にさあ、帰ろう、と声を掛けます。
手を握られた秋仁は
「(須藤)修も連れて行かないと・・・修は俺が守ってあげなくてはいけない・・・!」
麻見に訴えたその直後、パーティー会場はチェルノボグ残骸による銃撃戦。義足姿のアーロンがとても執念深く・・・
アーロンは麻見の背中に銃弾を撃ち込もうとしたところ、麻見は秋仁を庇おうとします。その直後、ミハイルがアーロンに応戦するも、アーロンは逆上、会場を爆破させようと・・・
いよいよ「イノセント・アイズ」はクライマックスへ。次巻が待ちきれないです。
思い出して、秋仁!!
秋仁の心からの健康と笑顔が一日も早く戻り、麻見とともに平穏が訪れることを祈るばかりです߹ㅁ߹)
「ファインダーの追憶」
イノセント・アイズのスピンオフ編。
麻見18歳、アレクサンドル20歳。傭兵時代にスポットを当てています。
負傷したアレクを運んだ麻見。傷の手当と看病を受けたアレクは高熱に浮かされ・・・
そして、遡ること2年前。アレクは8人きょうだい(?)の第一子長男で小さい弟妹がいます。フランス郊外貧民街育ちでしょうか。大黒柱で自分が稼がなくてはいけない。そんな思いで戦場に向かいます。
そこには、隊長として就任する男。麻見の異母兄マクシム・フリードマン。クロアチア系、ドイツ系でしょうか?名前からすると。麻見もリュウイチ・アサミ・フリードマンなのかな?
マクシムはボンボンの御曹司で世間知らずという外見。部下たちは数人でマクシムに絡んで来ようとするも、マクシム一人であっさりと仕留めてしまいます。
自他ともにとても厳しくリーダーシップが高い。弱者に優しいけど、アレクたち部下には分け隔てなく厳しい。少しでも遅刻したり、服装の乱れがあれば、容赦ないペナルティを課すほど。
マクシムはアレクに対して、言葉遣いから教えなければいけない、と気にかけます・・・
「高羽秋仁の兎年症候群(シンドローム)」
シリアスな本編とは違い、箸休め的なスピンオフ。
ある朝、麻見と秋仁が目を覚めると・・・うさ耳が生えていて・・・?
高級ホテルのロビーにて。
秋仁は正装をして(ネクタイの柄がカワイイ)・・・
会談をスクープするため、張り込みをしていました。
しかし、そこに、麻見がやって来て・・・
「あれ・・・?麻見の・・・予定は・・・?」
なんだか、怪しい・・・気になるため、秋仁は麻見の後をつけていました。
そこは高級バーで、検事である黒田と面会をしていました。
いい雰囲気・・・?になっていたところを、秋仁は目撃してしまった・・・
「おかえり、麻見。夕飯でできてるぞ」
ニコニコ顔で麻見を出迎えていた秋仁・・・しかし・・・
目を覚ますと、麻見は拘束をされて・・・
そこは、マドンナ姐さんさながらの刺激的なボディスーツを身に包んだ秋仁が目の前に立っていました。
「今日は俺が可愛がってやる」
秋仁はエロティックなお仕置きを展開していきます。
まさに、マドンナさながら。
そのボディスーツは半端ではないほどエロ炸裂だったのです。
1992年マドンナ主演「ボディ」を彷彿させるような展開でした・・・
「骨董品に興味のある黒田と面会をしていただけだ」
秋仁の誤解・・・当然、麻見はブチギレ。
「悪い子にお仕置きが必要だったんだな」
秋仁が放った言葉をそっくりと返され・・・
そして、容赦ない逆襲が秋仁を待ち受けていました・・・
10年ものの長い連載だった「プレイ・イン・アビス」もクライマックスへ。
前回の「蜜月」とは打って変わり、半端ではないほどのシリアスな滑り出しへ。
麻見は壊滅寸前の組織を守るべく、最後の戦いに挑みます。
自身は前線に立ち、声を張り上げて、周りを鼓舞します。
「俺についてこい!」
まさに、かの百年戦争のおとめジャンヌ・ダルクさながら。
秋仁は護衛のもとで待機するよう、麻見から厳命されます。
しかし、秋仁は護衛たちの反対を押し切り、麻見のもとへ。
これは、受け身だけの自信と決別するため。
「俺は麻見を守る。どんなことがあっても」
秋仁はマリー・アントワネット王妃の生き様のごとき。
1789年7月14日のバスティーユ牢獄襲撃に伴い、マリー・アントワネット王妃は
「わたしは国王陛下と運命を共にします」
秋仁も麻見と運命を共にする覚悟でいます。
麻見は苦戦状態に瀕します。銃弾を受けていました。
そこに秋仁は前線に駆け付け・・・
被弾を受けながら、麻見は
「おまえを愛している」
麻見は死を覚悟したのでしょう。
そのセリフは泣けました(._.`)( ᵕ ᵕ̩̩ )
その直後、須藤からの被弾を受けます。秋仁は怒り心頭で須藤に応戦。
しかし、その後、崖から二人して転落・・・ストーリーが終わります・・・
「アフター・プレイ・イン・アビス」
飛龍とミハイル目線。
ミハイルは幼いときから、叔父のユーリから苛烈な虐待を受けてきて、漸く、決着をつけることができました。
「狙うなら、そこだろ?」
「俺、最後まで叔父さんの言うこと聞くいい子だっただろう?」
忌まわしすぎる過去はそう簡単には消せない、
ミハイルは金髪碧眼。大天使ミカエルのロシア読み。しかし、狡猾で軽薄。
しかし、上記の辛すぎた過去で心に大きな傷を抱えていました。
そして、香港の大病院。秋仁と麻見は意識不明の重体。ICUで措置を受けていました。
その後、麻見は意識回復・・・そして・・・
『イノセント・アイズ』
第一話開始です。
大病院でチェルノボグの襲撃が起きました。
非常ベルの音とともに秋仁は意識回復。
チェルノボグ残骸連中と坂崎がやって来て、重体の須藤を連れ出し・・・
チェルノボグは麻見を狙っていましたが、最早、連れ出された直後のこと。
それから、半年。
麻見はクロアチアの実家にいます。
かなりの豪邸です。
麻見の異母兄マクシムの登場。
マクシムが麻見を連れ出していました。
「俺には家族はいない。ここには二度と戻ることはない」
麻見は裕福な御曹司だったけれど、親からの愛を知らずに育っていました。
そう、父の方針により、傭兵として戦場に送り込まれていたため。生き残った人間のみ親子として受け入れられていたのです。
裏切り、愛憎、周囲の諍い、憎しみが常に隣り合わせ。
ひとは産まれてくるとき、親や家を選ぶことは出来ない。決められた環境の中で生きていくしかない。
麻見や飛龍、ミハイルも例外ではありません。
安静を厳命された麻見。連絡手段も没収されて何も出来ない自分に苛立っていました。
秋仁の安否が気がかりです。
「秋仁が、助かるのなら、俺はどうなってもいい」
数日後、漸く歩けるようになり、傭兵時代の友人・アレク(アレクサンドル)と再会。
褐色肌をもつフランス人。片言ながらのフランス語。マクシムの側近です。
アレクから借りた携帯で、東京の桐嶋に連絡をする麻見。
桐嶋は麻見の会社で社長代理をつとめていました。
桐嶋は麻見の無事を知り、安堵はします。しかし、その直後、秋仁の行方不明を告げました。
マクシムをなんとか説得して、実家を脱出することに成功。
秋仁はポーランド・ワルシャワで保護されました。
「気が付いたら・・・」
秋仁は記憶を失っていました。
秋仁は麻見を背後から抱きしめていました。そんな秋仁の変化になんとなく引っかかっていた麻見。
離れていた空白を埋め合わせるかのように抱き合うも・・・秋仁は隠し持っていたナイフで・・・
「バイバイ、アサミサン・・・」
この先、秋仁はどうなるのでしょうか。
かなりシリアスな滑り出しです。
『高羽秋仁のパンプキンプリンが消えた日』
期間限定のパンプキンプリンが冷蔵庫から消えていて、秋仁は麻見を疑いますが、麻見は相手にしません。
秋仁は怒り、香港へ。飛龍と面会するも、すぐ、麻見のほうに連絡がいき・・・
目を覚ますと、秋仁は拘束され・・・般若顔の麻見が目の前に・・・
容赦ないお仕置きプレイが秋仁を待ち受けていました・・・
『高羽秋仁のファインダーの標的!?』
秋仁は麻見に取材に付き合ってほしい、と相談をします。
「危険なターゲットだから、麻見の力を借りたいんだ」
即座にOKを貰い、当日。
ハチ公前での待ち合わせ。
取材と称して、他愛のないデートを楽しみますが・・・
「バイバイ、アサミさん」
前回の「最果て」ラストシーンからストーリーが始まります。
表紙の秋仁の目は笑っていません(;_;)
第二巻の扉絵、秋仁の涙、胸に突き刺さりました。
半年後、再開した麻見と秋仁。
抱き合ったその直後・・・
秋仁は麻見の喉元に刃を向けていました。
暗殺をしようとしていたところ、麻見は難なくよけました。
「最初からおかしいと思っていた」
秋仁の襲撃を難なく交わし、首をホールドしたあと、形勢逆転!
麻見は秋仁の様子に引っかかっていました。
秋仁は精神科医シモン・ノヴァックの投与する薬により洗脳されていたのです(._.`)( ᵕ ᵕ̩̩ )
記憶喪失の挙句、守るべき相手を須藤と刷り込まれてしまい・・・
シモンは小賢しいマッドサイエンティストでサイコパス。
秋仁を献体呼ばわりした挙句、人体実験の道具に。人間の所業ではないです。
まさにアウシュヴィッツ収容所のナチスによる人体実験ですよ!
追い打ちをかけるかのように、さらに薬を追加するつもりでもあったのです。
第2話、3話は本当に胸を抉る展開です。
3話、須藤の幼児退行と精神崩壊。
「おにいちゃん・・・おなかすいた・・・おかし・・・」
須藤の紙おむつ姿・・・残虐さがダイレクトに伝わってきました。
あんなに憎かった須藤がなんだか哀れとも思えてきました。
本当に後味が悪すぎます。
麻見の暗殺失敗に終わった秋仁。秋仁の身体を傷つけるわけにはいかない、と須藤に容赦ない暴力をふるうシモン。
「そう簡単に殺せるわけがない・・・わたしのかわいい操り人形・・・」
秋仁が逃走した後、麻見の側近連中がポーランドに到着。
ボディガードの蘇芳、第一秘書の桐嶋を筆頭に。
早速、ウェブ会議。飛龍とやりとりをする麻見。飛龍は眼鏡をかけています。
そこで、事の真相が次々と明るみに出てきました。
坂崎がロシアのゲリラ組織・チェルノボグに便乗して、須藤を連れ去るところが映し出されていました。
チェルノボグは最初は麻見が目的だった。しかし、麻見は襲撃前に、連れ去られていました。坂崎は手土産が必要となり、秋仁と須藤をシモンに引き渡す、という非情すぎる暴挙!
仮に、秋仁の代わりに麻見がシモンの献体となっていたら、どうなっていたことでしょう!?
なんておぞましいでしょう!
逃亡中の坂崎をしっかりと捕獲して、飛龍のカンフーキック炸裂!
いい気味です。もっと、完膚なきまで叩きのめしてほしかったです。
ミハイルからも見放されましたからね。
「長い付き合いだったけれど、おまえを今回ばかりは庇いきれない」
そして、麻見たちは秋仁救出するため、シモンの豪邸へ急ぎます。
秋仁救出に向けて、桐嶋たちと綿密な打ち合わせを。
桐嶋は「防護服を着てほしい」
最初は難を示すも、とても危険な状態だということを説得され、防護服を身にまといます。防護服姿の麻見、本当に凛々しいです。
しかし、シモンたちはそれを予想して須藤と一緒に外へ避難。
立ちはだかる敵たちを百戦錬磨で難なく仕留め、秋仁を無事に救出。
ようやく秋仁を救出した麻見はひとまず香港へ。
秋仁はシモンから投与された薬を抜くため、麻見に匿われることに。
しかし、本調子ではない秋仁は最初は麻見に食って掛かります。
麻見はそんな秋仁と命がけで向き合います。
そして、麻見に注目です。スーツとバスローブ(ブランデー片手)がお約束ですが、ラフなカジュアルな姿!極めつけはエプロン姿。
お粥に始まり、オムレツ、カレー、ハンバーグ・・・様々なおうちごはんの登場です。
しかし、恐れていた薬の副作用が秋仁を容赦なく襲いました。
麻見は夜通しで秋仁の看病。命がけで薬を飲ませ・・・
「・・・抱いてほしい・・・」
秋仁は麻見に縋り付き・・・
これから、秋仁の容態は一進一退。PTSDも出てくることかもしれません。
そんな秋仁に麻見は寄り添ってほしいもの。献身的に向き合えたのは、ライバルの飛龍をはじめ、桐嶋、アレクたちのささえがあったからだと思います。
今回は問題作になるだろうのテーマでしょう。
秋仁の苦しむ姿、二度と見たくないです。
シモンに対して容赦ない鉄槌を下してほしいです。
ただ、秋仁はシモンの邸宅で半年間、須藤と生活をしていたわけですが、元に戻ったとき・・・秋仁はかなり苦悩することでしょう。
「ファインダーの勇者たち」
やまね先生の20周年記念描きおろし。
クリスマス・イヴ。時計の音とともに、脚線美サンタコスプレをした秋仁が麻見のもとへ駆け寄ってきます。
いい雰囲気のところに、異次元にタイムスリップ。
「クリムゾン・スペル」「異国色恋浪漫彈」のキャラクターとコラボした作品で本当にハチャメチャ、パリピさながら。
「異国色恋~」の主人公・鸞丸の前妻・薫も登場。最後のほうに「恋する
DNA」の桧山と水野も1シーンだけ登場です。
「高羽秋仁のファインダーの逆襲」
ホテルの会合スクープを撮影するため、スーツを着た秋仁。
秋仁のネクタイがカワイイです。そこに、麻見がやって来て・・・?
麻見のスケジュール?と思い、秋仁は後を追いかけると、バーでは麻見の親友で検事の黒田と面会していました。
秋仁はその二人の姿をみてしまい・・・
黒田も今後、本編に再登場しそうです。