原作の大ファンであり、かつキャストさんの大ファンでもあります。制作発表時、お知らせツイートを見て震え上がりました……。絶対に素晴らしい作品に仕上がるだろうなと期待していたのですが、期待のはるか上を行くクオリティの高さで、さらに震えました。
夏野先生の原作は、とにかく瞳の美しさが秀逸で、その瞳で語るシーンが多く、すてきなお話だけれどドラマCDにはあまり向かないかもな……と思っていました。しかし今回、素晴らしいシナリオでなんの不自然さもストレスも無く、原作の細かいニュアンスまで余すことなく音声にして頂けました。
キャストさんの演技はもちろんですが、BGMやSEもとても作品に寄り添っていて、聴いていて心地良かったです。細部まで丁寧に作り込んでくださったのが、原作ファンとしてとても嬉しかったです。
斉藤壮馬さんの由岐くん。素朴さがとても良くて、そこから拓海として演技しているときや色っぽいシーンへのギャップが素晴らしかったです。由岐くんって絶妙にズレているところがあると思うんですが、そこが嫌味なくさらっと自然に表現されているので、ツボにはまるな〜と感じました。色っぽいシーンでの吐息がもう、本当に色っぽくて……生々しくて……頭を抱えます。可愛いです。さすがです。
佐藤拓也さんの麻水さん。実は、原作を読んだときからわたしの脳内CVキャストは佐藤さんで、それが念願叶って、脳内再生していたものよりさらに確実に麻水さんで、感謝の気持ちが溢れました。本当に佐藤さんが麻水さんで良かった……。少し気だるげな話し声や、涼ニとして演技しているときの声、どれもセクシーでイケメンです。寝息すらイケメン。寝息、何度も聴けます、幸せです。一方で、テンション上がるところはしっかり上がっていたり、由岐くんのことで動揺しているところは本当にぐらぐらになってたり、個人的に思い描いていたものよりもぐっと人間味が増していて、麻水さんの人としての可愛らしさがメキメキと上がりました。ありがとうございます。最終回の「やだ」は倒れますよ。
本当にどこを取っても「素晴らしい!」しか出てきません。丁寧に丁寧に作り上げてくださって本当に嬉しいです。音声だけで、または原作を読みながら、何度でも繰り返し聴いて楽しめると思います。
原作はまだまだ続いております。続編のCD化、期待して待っています。是非お願いします。
コミコミさんの特典の小冊子は色っぽいシーンでにやにやしてしまいました。色っぽい二人が見たい方はぜひ。
ホーリンさんの特典のリーフレットは日常を切り取ったシーンでにこにこしました。可愛い二人が見たい方はぜひ。
フィフス公式さんの特典のキャストトークCDは、とても内容の濃いお話をしてくださっています。作品のことをじっくり語ってくださるお二人なので、原作ファンとしても嬉しかったです。テーマトークではお二人の"初めて"についてのお話も……ここで中の人関連の某アイドルファンであるわたしは撃沈しました。にこにこしてしまいます。必聴です。