文川じみ様の作品の中でもダントツで大好きな作品です!!
まず表情がとても良いです。
ちかの感じている表情、そんなちかの表情に見惚れている亮、ちかが好きなのにキスまでという約束を守って我慢をしている亮、などなど色っぽかったり切なかったり苦しそうだったり、表情が豊かで大好きです。
そして、意外と純情な感情。
始まりは亮となおが好奇心でHして、そこにちかが加わり3人で楽しくHしていたのですが、亮はちかに片想いし始めてからずっと自分の物にしたいと想い続けていました。
亮は一見ヤレれば誰でも良いやみたいな人でしたが、ちかじゃなければ誰でも同じだろっていう考えでした。ちかに告白してからはなおともHしなくなり、一途な想いを感じる事が出来ます。
ちかも告白されてから亮の事を考える時間が増えて、どんどん惹かれていっているのが良く分かります。
キスしているだけなのにあのとろんとした表情がとっても可愛いです。
WEB連載の時からずっと本が出るのを待ち続けていました。
WEB掲載分以外にもアンソロジーに載っていた分なども収録されていて嬉しかったです。
昔亮が関係を持っていた元お隣さんの男性との出会い編や、亮となおのH始まり編など、本編の補足にもなって本当に嬉しかったです。
最後の描き下ろし話は、亮→ちか→なおの連結が見れて嬉しかったです。
同時収録の「雨の日症候群」はちょっと「ちかちゃんと!」とは路線が違ってしまい微妙でした。
甥っこに自宅をラブホ代わりにされて、その間同じ部屋の中に居るのは異常ではないのか…。
昔の事があってもしっかりと拒否して欲しかったです。
このお話よりも、全部丸ごと一冊「ちかちゃんと!」を収録して欲しかったです。
お話の内容は、恋愛を諦めてきた2人がゆっくりと家族になっていくお話です。
受けの誉くんは、高校生の時先輩に告白をして痛い目にあってからは、恋愛すること自体を諦めてきていました。
攻めの順平さんはゲイだけど、幼馴染の女性が余命いくばくもないことを知り、家族を欲しがっていた彼女に協力して娘が生まれます。
娘を育てることで恋愛を諦めていたようですが、それを見越していた彼女は娘に、お父さんに好きな人が出来たら背中を押してあげてと伝えていて、娘のましろちゃんは2人を応援してくれました。
誉くんは初めての告白後にあった酷い事のせいで、愛する事愛される事を諦めていました。
順平さんと愛し愛されても良いのかと泣いている場面は印象的でした。
以前出た作品の時より、絵が固くなってしまったように感じ残念でした。
初コミックス&デビューおめでとうございます。
絵柄がほわほわと優しい感じで好きです。お話の雰囲気にも合っています。
レーベルがガトーさんなので初心者向きです。
最後にHがちょっとありますが、そんなに激しくないのにドキドキしました。受けの奏くんの表情がとても色っぽくて素敵でした。
奏くんを溺愛・執着している綾人くんですが、嫉妬のあまり暴走しかけて奏くんにビシッと言われて、もしかしたら嫌いになったと言われるのでは?とソワソワしている、そんな可愛いところもあって面白かったです。
奏くんが綾人くんから告白されて、大事な事だからちゃんとどうするのか考えている真面目なところも好感が持てました。
読み返すたびに好きになる作品です。
執着、束縛と書いてありますが、病んでるとまではいかないので心配するほどではなかったです。
人間×幽霊だから、生きている人と亡くなっている人で最後は哀しい別れが待っているんだろうな、と予想していた通り、受けの達久くんが消えてしまった場面はとても悲しかったです。
昔同級生だった時点で、達久くんは唯くんから告白されてとても嬉しかったし、屋上で返事をしようとしていたのに、その肝心の屋上から事故で亡くなってしまうなんてやりきれないです。
そんな彼をずっと一途に想い続けて、屋上に幽霊が出るという噂だけを頼りに教師になって、屋上に通い続ける唯先生も悲しかったです。
幽霊になった達久くんと再会できて、恋人にもなれて本当に二人とも幸せそうでした。
達久くんは唯先生と触れ合っている時だけは生きていると錯覚できる、と泣く場面もあって辛かったです。でも二人で居る時は二人とも笑顔がありました。
そんな彼らに別れの時が来てしまい、読んでいて本当に辛かったです。
別れの後はどうなるのかと心配でしたが、唐突に双葉くんが出てきて驚きました。
どうやら達久くんの生まれ変わり?なのか、想いを受け継いでいる?のか。とりあえず突然の登場で驚きました。達久くんにそっくりな必要があるんだろうか。
唯くんは双葉くんと一緒に生きていこうと明るくなったから、これで終わりなのでしょう。
ちょっと納得がいかないのですが、他の終わり方も想像がつかず。
ちょっと後味が残念でした。
久しぶりに黒木えぬこ様の御本を読みました。相変わらず受けの子の表情が可愛いです。
今回は、前半が3人CP、後半が2人CPのお話が収録されています。
どちらもみんなの職業がアイドルなのは珍しかったです。
帯に3Pとあったので、もしかして連結があるかもと期待して、期待通り連結シーンがありました。
ちょっと短かったし一回だけなのが残念ですが、探し続けているとたまにあるので嬉しいです。
攻めている最中の人のお尻って無防備ですね(笑)
それから3話目のラストで、寝転がる拍威くんの上に凛くんが乗っていて、奏斗くんは拍威くんにフェラされながら後ろをいじられていた場面が印象に残りました。エロ可愛かったです!
この3人CP編は、あまり恋愛感情があるようには見えなかったのが残念です。xxxとして一緒にいることが大切、個々の恋愛感情はあまり見えませんでした。
ですが、後半のお話でグループ結成から10年経ってもまだ一緒で恋人関係が続いているようでしたので良かったです。
後半の2人CP、陽輝×月臣のお話の方が恋愛感情がはっきりしていて好きでした。
ナルシストでも仕事に一生懸命な陽輝が意外と良い人でした。
10年間もずっと月臣が自分のところに来てくれるのを待ち続けている一途さに、ぐっときました。
月臣の最後に見せた、女王スマイルが素敵でした。
受けさんの綿貫還が、本当におバカな犬なんです。
出だしから、仕事をクビになり、パチンコで全財産をㇲって、攻め様の辰巳要さん宅に転がり込みます。
見知らぬ胡散臭い男に紹介された運び屋の仕事でトラブルに巻き込まれたり、AVに誘われてバイト代欲しさにホイホイ受けようとしたり、警戒心が無さ過ぎて心配です。
こう書くと、バカだなぁとしか思えないのですが、思いつつもなんだか憎めない人柄です。
トラブルに巻き込まれても自力で脱出したり、いつまでもヒモではいけないとバイトを探したり、要に頼るばかりでは嫌だと頑張るところは好感が持てます。
要さんはこんな還に振り回されながらも、傍に居ると癒されているし、好きだから嫉妬もするし、心配もします。
自分がヤクザだから危険な事に巻き込むと分かっていても、会いたくてどうしようもなかったと告白をした時はなんだか胸が熱くなりました。
よほど好きなんだなと伝わってきました。
2人のやり取りも好きです。
後半でヤクザの抗争に巻き込まれ要さんはケガをします。
ケガをしていながらも、還に着ている服が誰の物か質問します。
仲直りした後だからなのか、ケガをしていながらも嫉妬するって、どんだけ還しか見ていないんでしょう。
緊迫した場面だったのに、フッと笑えて気が抜けました。
あとは、還のコスプレ?女装ではなく、うさ耳を付けたバニー姿でのバイトが意外と似合っていました。
筋肉がしっかり付いたマッチョ系にバニーコスがこんなに似合うなんて意外でした。
描き下ろしでの首輪も似合っていました。犬だけに躾と称して、要さんがお道具を使って還をとろとろにしていました。
今回の主役二人とも体格が良く筋肉もしっかり付いているので全く女々しくありません。
ゆいつ様の単行本は初めてでしたが、また次も読んでみたいです。
モブ女子が相川くんの事を、犬か猫に例えるなら、猫だよねーって言っています。
そしてこう思うああ思うと、どんどん例えを並べていくのを聞きながら、いちいち反論する南くんのお話です。
モブ女子の例え話→南くんの反論
付き合い始めたらそっけなくなりそう → めっちゃべたべたしてくる
すぐふらっといなくなりそう → どこにでも付いてこようとする
セックス淡泊そー性欲うすそー → 薄いどころの話じゃねーわ
そして南くんの結論
相川くんはセックス大好きだし、結構尽くすタイプでマジで俺の事好きだからやってんだなってわかるし
猫っていうより、犬。
そう、犬・・・
って結論を出しながら、犬耳と尻尾と首輪をつけてご奉仕をしている相川くんを妄想する南くん。
もうすっかり相川くんにどはまりしている南くんが見れて面白かったです。
でも相川くんなら、頼んだらやってくれそうだなぁ。
ちるちる様でインタビュー記事を読むまで全く知りませんでした。
紹介してくださってありがとうございます。
デビュー作なので、まだ描き慣れていないコマもちょっとありましたが、だいたいが好きな絵柄でした。
特に攻め様の南くんの筋肉が素晴らしいです。
高校生の時野球部だったそうで、鍛えていた身体はエロカッコイイです。そして絶倫です。
受け様の相川くんは、ちょっと髪型が長過ぎるのと、たまに女の子にしか見えないような描き方をされているのが気になりました。しかし描き下ろしでは、髪を短く切ってさっぱりしていました。
相川くんは南くんに出会うまで、セフレがいた描写があり、ちょっとう~んと思っていましたが、出会ってから片思いをして健気な子に見えてきました。(一回だけおっさんとホテルで会話している場面はありましたが。)
南くんもだんだん相川くんの可愛さに独占欲が芽生えてきていました。
始めの頃は男同士だしとぐるぐると考えていたようですが、突き詰めていくと愛しさしか残らないと気が付きます。
相川くんが南くんの事が好きだという態度を見せているのに、なかなか告白をしないので少しやきもきしますが、フラフラになるまでHしていた時うっかり告白してしまいます。
その後ちゃんとうっかりではない告白をして、2人は恋人になります。
南くんは相川くんからの告白を嬉しいと素直に受け止めて自分も好きだと告白します。
今度は冬の期間だけでなく他の季節の時も一緒に居ようと、色々な約束をする2人が幸せそうで、読んでいて嬉しかったです。
2人は普段も会話が多いですが、Hしている時も会話が多くて、ちょっと珍しいと思いました。
エロトークだけではなくて普段の普通の会話もしているのが珍しく面白かったです。
同時収録の作品は、キャバクラが舞台でちょっと苦手でした。
1冊丸ごと「冬季限定」だったら良かったです。
これからが楽しみな作家様です。また次も読みたいです。
翔真くんが本当に良い人です。お人よしですが、拾ってきた以上最後まで面倒を見る、懐の広い人です。
2人が中学生の時、芦田くんが同じクラスの子の机にキスしているところを見てしまい、翔真くんが入っていたグループの子達から嫌がらせを受けていた時、芦田くんに話しかけます。
その時の話し方が、ちょっと気まずそうではあるものの偏見がない話し方でした。
普通に同級生と話している。
自分たちとは違うと感じると、攻撃的になると思うのですが、そういう感じはしませんでした。
純粋なのかな。ぴったり当てはまる言葉がすぐには思い浮かばないです。
自分で本人に聞いて確かめる事が出来る人、という感じです。
一回読むだけでは、芦田くんの心情を理解するのが難しかったです。
彼はバイで、性別関係なく人間だから好きになる。でも好きなはずなのに距離が近づくと離れたくなって結局別れてしまいます。
翔真くんの事は、惹かれているけど俺なんかが手を出しちゃいけないくらい良い奴と思っています。
でもつい弱さを見せて甘えてしまう。もし付き合っても別れたらどうしようって怖くて離れようとします。
題名の意味はこれなのかなと思いました。
愛しい、どうしようもなく惹かれる。でも別れるかもしれないと考えると哀しい、という事なのでしょうか。
今まで付き合ってきた人たちにはこの怖さを感じなかったのだとしたら、もう翔真くんを手放さず傍に居れば良いと思いました。
一日に何回も読み返しては幸せな気持ちになれる、そんな素敵な御本です。
カミロがとっても素敵な男なんです!!
お酒をたくさん飲む練習に付き合って、テオが先に寝てしまったら「ご褒美」を貰うのですが、ひたすらテオを気持ち良くしてあげて自分の息子さんを無理に押し付けたりしないんです。
告白をした時も、お試しで良いからって一生懸命テオに嫌われないように慎重に事を運んで無理強いしない。
思いが通じて恋人になれたら、人目も気にせずただひたすらにじ~とテオを見つめて、四六時中テオの事を考え続けている。
こんなに受け様の事を溺愛している攻め様ってカッコイイです。
筋肉も顔も性格も、どれもが素敵です。
服を脱ぐシーンでは両手を上にあげてお腹が見えるのですが、素晴らしい腹筋に目を奪われます。
背中も程よく筋肉がついて、肩幅も広くて…もう。(語彙力がなくてすみません)
脇キャラも魅力的です。
カミロとテオの友達に、ストレートのディエゴとバリネコのマリノという二人がいるのですが、この二人でスピンオフがあったら読んでみたいです。
ディエゴはマリノに、好みの良い体をしていると後ろから抱きつかれても、1分なら許しています。
マリノからは恋愛的な好意を向けられているわけではないから許しているそうです。
ここから関係が発展しないかな、と思っても、友達関係を終わりにしたくないなら発展しないのかな?とも思います。
でももしあったら読んでみたいです。