ひなこさんシリアスな話を読みたいな~と思って、巡り会いました。
まず大前提として、いじめ描写がダメな人は読まないでください!
作中にいじめシーンがメインに出てくるわけではないけど、主人公の軽はずみな言動でいじめに遭ったキャラが居るので、まず受け付けられないかも
で、感想ですが(ネタバレ多分に含みます)
隼人くん危機感なさすぎよね??!!?!笑
いくら過去のことを背負ってて、もう繰り返さないと思ってても、ゲイの奏真に対するその優しさは逆効果すぎ~~笑
よく「思わせぶりな態度とりやがって!」と怒る人リアルに居ますけど、典型的なソレ笑
これ奏真くんとくっつかなかったとして、後から何言われても文句言えないわ~……
「前の高校でホモだってバレてイジメられてたが受けに励まされ明るくなってきたDK(奏真)」
×
「中学のとき男に告られて拒否ってしかも皆にそいつがホモってバラしちゃって自殺(未遂)されて、罪滅ぼしで攻めに優しくしてしまって惚れさせてしまうDK(隼人)」
わたしはこの設定にグッときてコミックス読んだんですが、設定の重さに比べてストーリーは意外と軽くてサラサラ~
重たい話好きな私としては、隼人くんはもっと良心の呵責に苦しむべき(というか現実世界ならそうなるはず)だし、隼人くんの行動のウカツさが気になるところ…
1巻ラストで、隼人くんが過去に傷つけた張本人・宮沢くんが出てきますウッヒョー!!!これから先が気になりますね!
この雰囲気ですしそんなことにはならないと思うけど、ここから宮沢くんへの罪悪感で隼人くんが完全に彼の言いなりになってしまったり…しないかな…笑
被害者と加害者の関係がひっくり返されるってすごく…言いようのない魅力感じます…(ピン!ときた方は吉田修一さんの「さよなら渓谷」を)
これから隼人くんの闇部分がもっと見えてくるのかもしれないけど、現時点ではぜんっぜん懲りてないようにしか見えないので、もっと苦しんで!笑
これからに期待を込めて萌×2の評価とさせていただきます
ところで、同じひなこさんの「何かいいの見つけた!」の大杉くんのヴィジュアルがどツボなんですが
正直その時の方がひなこさん絵ステキだったような…今作の方が人物画に違和感あるような…
作風に合わせて変えてらっしゃるのか?とも思ったんですけど、なんとなく腑に落ちない点ですね
Renta!の病みBL特集で気になって電子版購入
特集記事でピックアップされていた話は
2つ目「鹿島くんの知らない日常」でした
正直収録されてる作品の中で、これが一番わかりづらかった!笑
なので、特集で記載されていた一場面のような
典型的病みBLを求めるのは、ちょっとちがうかも…?
実はそんなに暗いお話じゃないんだよね~~これが
私が「たまらん!!!!」と思ったのは
4つ目「未確認の証明」
これね~~~ショタそんなに得意じゃないし
不思議ちゃんとか無理だわ~~~と思ってたけど
最後に崖に落とされるような衝撃あります笑
受けがひどいめにあってて
なおかつ救いのない話が好きな(私のような)人には
たまらない話でしょう…
最悪の後味です こういうの待ってた!!
この短編集の中では一番犯罪度が高いと私は思いますね~
表題作もだいぶアカン感じなんですけど笑、
最終的には救いもあるし…
相当ショッキングなところはありますが
私はほんと薄暗く 犯罪スレスレな話が好きなので
(これまでのどツボは中村明日美子さんのコペルニクスの呼吸とか)
愛のない暴力はイヤ!という方にはすすめられません
でも……これ人と語り合いたいなぁ~………笑