ぱみらさんのマイページ

レビューした作品

女性ぱみらさん

レビュー数8

ポイント数37

今年度136位

通算--位

  • 神5
  • 萌×23
  • 萌0
  • 中立0
  • しゅみじゃない0
  • 絞り込み
条件

指定なし

  • レビューした作品
  • 神作品
  • 萌×2作品
  • 萌作品
  • 中立作品
  • しゅみじゃない作品
  • 出版社別
  • レーベル別
  • 作品詳細
  • レビューした著者別
  • レビューした作画別
  • レビューしたイラスト別
  • レビューした原作別
  • レビューした声優別
媒体

指定なし

  • 指定なし
  • コミック
  • 小説
  • CD
  • DVD
  • ゲーム
  • 小冊子
  • GOODS
発売年月
月 ~
レビュー月
表示モード

なんか新しい

 冴えない中年のオヤジに、年下スパダリがぐいぐい行くお話はよくあるけれど、なんか新しい。スピード感がいい。
 スパダリといっても塩野は超美形でもなく、青年マンガの脇役くらいの顔面なのに、なんだかじんわり色気が。そして素晴らしい行動力ときっぱり諦めようとする潔さもある。
 ペットはお姉さんたちが縁日ですくってきたのを押し付けられた亀。それを二十年以上大事に育てている「一途さ」は、恋人に対しても同じだろうから信頼できますね。

 女性警察官の江川もいい!

 両思いとなったけど遠距離になったり気になる人物も出てきたりで、「アゲイン」のつづきがすごく楽しみです。

表紙と裏表紙がいい!

 続きのあるコミックスの場合、どの作家さんも並べたときを想定して表紙を考えるわけで。
上巻でカップルの片方を、下巻でもう片方を表紙にするのはよく見かけますが、この作品は2巻とも晴人が表紙。
電子で読んだのですが、「これは......」と思って上下巻ともページを最後までスライドしてみると、どちらも裏表紙に蒼生。しかも下巻の蒼生は♥
バックにぼやけるペンダントライトがおしゃれ。

 これは、紙で買ってカバーをはずして広げて2巻並べて見るべきでした。
 
 cover design は 伊南美はち さんとなっていて、X(ツイッター)で、おまゆ先生から伊南美さんへデザインのお礼のポストをみつけました。
お二人で相談してできた表紙なのでしょう。
蒼生と晴人の関係の深化を象徴する素敵なデザインですね。

 お話の方、藤河るり先生の『ベッドイン・ルール』と同じく、ラストシーンはカーテンのない寝室でしたw

キラキラで可愛い!

 この作品の前に、たまたま藤河るり先生の『ベッドイン・ルール』を読みました。
どちらも人気スターと秘密のラブというお話ですが、『ベッドイン......』の方は攻めが成功したハリウッドの大物俳優でうっとりスパダリだったのに対して、こちらは駆け出しの若手俳優・蒼生ががんばって登っていく姿がキラキラでこれも良いですね。そして晴人も初々しくいじらしい!

 スターとの秘密の恋BLというと、扇ゆずは先生の『澪つくし』が印象的ですが、ほかの作品もたいてい受けが「スターに負けないように僕も!!」と猛然とがんばっちゃう。
前向きでいいっちゃいいんですけど、たまにはスターをダメにしてしまうクズ男の受けがいてもいいんじゃないかと。

 『まって、......』は、どんな結末になるのか楽しみに下巻読みます。

 




攻めの格好良さ!

 藤河先生の作品はいつも人物が麗しいけれど、今回の攻めのエドは格別です。
整った顔立ちと、欧米人らしいがっしりと厚みのある体躯に見惚れてしまいました。誰かモデルになる特定の俳優さんとかいるんでしょうか。
そして外見だけでなく気持ちも行動も男前でスパダリ!

 ですが、史音と互いに好きになっているのに絶妙なズレですれ違い、結末は見えているものの最後までハラハラしました。

 巻末に「エドワード邸」と「エドワードの寝室」の図がありますが、ガラス張りでカーテンなし!
成功したハリウッドスターの豪邸なので周囲は森に囲まれていて外からは覗けない設定なのでしょうが、今どきはドローンもあるから二人の甘々なシーンが......と、いらん心配の妄想も楽しめましたw
 

 

それは無理でしょうw

 本編は数年前に読んでいて神評価をつけているのですが、番外編をまだ読んでいなかったので、遅まきながら購入。

 るいのサプライズの反応がすごく可愛い! この顔をみることができただけでも、旅行を企画した甲斐がありましたね。

 とはいえ、私もギックリ腰をやって動けず寝込んで動けなかったことがあるので、先生の痛みはいかばかりか察することができまして。
 いくら愛があっても、これは無理かとw

 情けないことに本編がどんなお話だったか、すっかり忘れてしまっているので、これを機会にまた読み返して甘い気分に浸ろうと思います。
 

 

いやぁ、良かった!

 新幹線で和気あいあいとお弁当を食べる二人。乗り換えて、海沿いを走る一両編成の電車でトロトロと行くうちに、キラキラとした車窓の光景とは裏腹に次第に重くなっていく両。その両に「大丈夫」と微笑む幸太郎。
 一連のシーンが映画のように印象的でした。

  細かいところでいくつか「?」と思うところや、説明がもう少しほしいなと思うところはありますが、結末の救済感がすばらしかった。

 ラストの、海街を背景に神社の急な階段で振り返って笑顔を見せる幸太郎の姿を描くために描かれた2巻かと。

 カタルシス感すごかったです。

怖いもの見たさ

 上下2巻、そして分冊版の表紙もすべて病み感満載。
 個人的に、キラキラした爽やか高校生BLはどちらかというと苦手でシリアスなヤクザBLとか好きなので、このお話なら高校生ものでもダークそうで良いかも、と思って読み始めました。

 なんというか、ドス黒い中で、愛らしい光太郎の姿がショタっぽくて、凄惨な状況を一層際立たせていますね。
 また、はんなり関西弁っていうのも幸薄そうで妙にクるものがあります。考えてみると、関西弁のキャラって、ちょっとコミカルな脇役ではよく見かけるけど、主人公というのは少ない気がして新鮮でした。

 つづきが気になるので、下巻行きます。

兄弟失格 コミック

りんごの実 

弟思いの兄

 いい感じに力の抜けた伸びやかな線で描かれる人物。適度なユーモア。建物も定規で引いた直線でなく手描きのゆるやかな曲線で描かれていて、すんなり読み進めていくことができました。

 読み始めたとき、ゲイビに出演していたキハチに対して「何、自分の嗜好でこんなことして弟に迷惑かけてんの!」と正直イラッとしました。
 けれど番外編で、なぜキハチがゲイビに出演することになったのかを知り反省。そうだったんですね。

 弟思いのキハチの初めての相手が右京さんのような優しいイケメンで本当に良かった!

 「すぐ連れていくから」に爆笑しました。

木下先生のキャラならでは

  とくにページ数を意識せずに読み終えましたが、ここで皆さんのレビューを読ませていただき、たった15ページで登場人物の名前さえない、というのに気が付きました。短いのに楽しかった!

 互いに相手を思っているのに、正反対の結論を出そうとする二人。ある意味、よくある話なんだけど、すごく幸せな読後感に包まれるのは、やはりのテンポの良さと、木下先生の描くキャラの表情の魅力のせいでしょうか。

 BLの作家さんも増えて、きれいな絵柄だけど誰の作品だか印象に残らないものも多いなと感じています。
 そんな中で、鼻の描き方、目の表情、顔を赤らめたときの線の入れ方などなど、一目で木下先生の作品だとわかる絵柄と、ほのぼのとしたストーリーは貴重。

 これからも、もっともっと先生の作品が読みたいです。
 
 


青と碧 コミック

ろじ 

みんないい子でほっこり

 BLというと、家族や学校の友達、職場の人々にゲイだということをとにかくバレないようにし、そしていかにして家族にカミングアウトをするかというのが長らく大きなテーマだったわけですが。
 青と碧も、もちろん悩み、長い年月をかけたんだけど、学校も職場も周りの人がみないい人ばかりで、時代が変わったなという気がします。

 絵がすっきりと読みやすく、またチビキャラになったときの青のバブみは抗いがたい愛らしさで、よいアクセントになっていました。

 お休み前の読書におすすめ。