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女性ぱみらさん

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ROMEO BLANKET 電子 コミック

わたなべあじあ 

BLUE BIRD後日談

 BLUE BIRDでは気付かなかったけれど、この後日談を読んでギルはイヤーカフだけでなくソルの髪の毛も身に着けていたことに気が付きました。
ギルの指に優しくからまるソルの髪の毛が切ないですね。

 肉体という器がなくなっても、こんな風に大地や宇宙と一体となって意識が自由に遊ぶことができるならば。ある意味、痛みも悲しみも心配もなくなって、でも以前に接続した魂とは繋がって感じ合うことができる。

 現実にはそんなことは、なかなか出来ないからこそ、この世界観に惹かれるわけなんですが。
 

転生からはずれても

 転生することをやめて死んで元素の状態なることを自ら選んだのに、自分も自分の身近な存在であった者も、少し形は変えながらも結局よみがえって、かつて愛した人と巡りあってしまう。

ふたたび出会ったとき、かつてソルが着けていたイヤーカフを、ギルは髪飾りとして大事に身に着けていた。
 ソルが言った「もしかしてそのまま、次の僕と会えるかもしれない」という言葉をよすがに年月を重ねてきたのだろう。再び出会った驚きよりも、再会できる確信に満ちていた微笑みなのもいい。

 「お話」と言えばそれまでだが、大切な人を失った人には、蜜のように甘く、胸を締め付けるお話。

モールスカほしい

 11巻前半の切ないエピソードとバランスを取るかのように、後半は光陽とジェイドのもとに赤ちゃん二人が来てからの幸せな日々が描かれています。

レビからお土産に蟹をもらったジェイドと光陽。今食べたら1匹だけど養殖すれば増えてたくさん食べられる! ということで蟹をモールスカに託すことにしました。
 増えるのを待っている間も光陽はマラサダドーナツ全種類制覇のあとの甘く激しくジェイドを翻弄でビッチモード全開。

 そして晴れて六万匹に増えて、みんなを呼んでの蟹パーティー。揚げたてソフトシェルクラブに焼き蟹、お刺身の蟹づくしメニューを堪能した光陽はその上、赤ちゃんを連れての狩りに行きたい! と。

 食欲、性欲、仕事に子育てと、すべてにフルスロットルで、人(獣人)として生まれたからには、かうぞあらまほしという感じですね。
 
 がたいのいいジェイドが、ちみっこい赤ちゃんたちをおぶっている絵姿も、いとめでたし。

美しく悲しく壮大な世界

 以前の巻を読んだのが何年も前だったので、登場人物も光陽とジェイド以外は名前も覚えておらず、誰と誰がどういう関係だったかもすっかり忘れてしまっていました。
反響定位とかクレストとか用語も???
 けれど、そんな体たらくでも、あじあ先生のひたすら綺麗で格好いいい人物描写とテンポのいい会話のやりとりで、楽しく読み進めることができました。
キリルの白まつ毛が美しい!
 後半、胸がしめつけられるような物語を見せられることになりますが、肉体という器が消失しても、魂や記憶は蘇るという世界観が、救いもあり、また悲しくもありました。
 
 夏休みになったら、1巻から読み直します。

なんか新しい

 冴えない中年のオヤジに、年下スパダリがぐいぐい行くお話はよくあるけれど、なんか新しい。スピード感がいい。
 スパダリといっても塩野は超美形でもなく、青年マンガの脇役くらいの顔面なのに、なんだかじんわり色気が。そして素晴らしい行動力ときっぱり諦めようとする潔さもある。
 ペットはお姉さんたちが縁日ですくってきたのを押し付けられた亀。それを二十年以上大事に育てている「一途さ」は、恋人に対しても同じだろうから信頼できますね。

 女性警察官の江川もいい!

 両思いとなったけど遠距離になったり気になる人物も出てきたりで、「アゲイン」のつづきがすごく楽しみです。

表紙と裏表紙がいい!

 続きのあるコミックスの場合、どの作家さんも並べたときを想定して表紙を考えるわけで。
上巻でカップルの片方を、下巻でもう片方を表紙にするのはよく見かけますが、この作品は2巻とも晴人が表紙。
電子で読んだのですが、「これは......」と思って上下巻ともページを最後までスライドしてみると、どちらも裏表紙に蒼生。しかも下巻の蒼生は♥
バックにぼやけるペンダントライトがおしゃれ。

 これは、紙で買ってカバーをはずして広げて2巻並べて見るべきでした。
 
 cover design は 伊南美はち さんとなっていて、X(ツイッター)で、おまゆ先生から伊南美さんへデザインのお礼のポストをみつけました。
お二人で相談してできた表紙なのでしょう。
蒼生と晴人の関係の深化を象徴する素敵なデザインですね。

 お話の方、藤河るり先生の『ベッドイン・ルール』と同じく、ラストシーンはカーテンのない寝室でしたw

キラキラで可愛い!

 この作品の前に、たまたま藤河るり先生の『ベッドイン・ルール』を読みました。
どちらも人気スターと秘密のラブというお話ですが、『ベッドイン......』の方は攻めが成功したハリウッドの大物俳優でうっとりスパダリだったのに対して、こちらは駆け出しの若手俳優・蒼生ががんばって登っていく姿がキラキラでこれも良いですね。そして晴人も初々しくいじらしい!

 スターとの秘密の恋BLというと、扇ゆずは先生の『澪つくし』が印象的ですが、ほかの作品もたいてい受けが「スターに負けないように僕も!!」と猛然とがんばっちゃう。
前向きでいいっちゃいいんですけど、たまにはスターをダメにしてしまうクズ男の受けがいてもいいんじゃないかと。

 『まって、......』は、どんな結末になるのか楽しみに下巻読みます。

 




攻めの格好良さ!

 藤河先生の作品はいつも人物が麗しいけれど、今回の攻めのエドは格別です。
整った顔立ちと、欧米人らしいがっしりと厚みのある体躯に見惚れてしまいました。誰かモデルになる特定の俳優さんとかいるんでしょうか。
そして外見だけでなく気持ちも行動も男前でスパダリ!

 ですが、史音と互いに好きになっているのに絶妙なズレですれ違い、結末は見えているものの最後までハラハラしました。

 巻末に「エドワード邸」と「エドワードの寝室」の図がありますが、ガラス張りでカーテンなし!
成功したハリウッドスターの豪邸なので周囲は森に囲まれていて外からは覗けない設定なのでしょうが、今どきはドローンもあるから二人の甘々なシーンが......と、いらん心配の妄想も楽しめましたw
 

 

それは無理でしょうw

 本編は数年前に読んでいて神評価をつけているのですが、番外編をまだ読んでいなかったので、遅まきながら購入。

 るいのサプライズの反応がすごく可愛い! この顔をみることができただけでも、旅行を企画した甲斐がありましたね。

 とはいえ、私もギックリ腰をやって動けず寝込んで動けなかったことがあるので、先生の痛みはいかばかりか察することができまして。
 いくら愛があっても、これは無理かとw

 情けないことに本編がどんなお話だったか、すっかり忘れてしまっているので、これを機会にまた読み返して甘い気分に浸ろうと思います。
 

 

いやぁ、良かった!

 新幹線で和気あいあいとお弁当を食べる二人。乗り換えて、海沿いを走る一両編成の電車でトロトロと行くうちに、キラキラとした車窓の光景とは裏腹に次第に重くなっていく両。その両に「大丈夫」と微笑む幸太郎。
 一連のシーンが映画のように印象的でした。

  細かいところでいくつか「?」と思うところや、説明がもう少しほしいなと思うところはありますが、結末の救済感がすばらしかった。

 ラストの、海街を背景に神社の急な階段で振り返って笑顔を見せる幸太郎の姿を描くために描かれた2巻かと。

 カタルシス感すごかったです。