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甘い甘い気持ちになれる

今はモナ・リザを聞きながらレビュー書いています

西田先生の作品は初めてじゃないですが、これまで読み終えたの一冊だけで、
人間ドラマのようなストーリーは私の大好きな今先生となんとなく似ていて
でも絵柄?がなんとなく苦手のように感じていて、作品を見かける度にこれ読むぞ!と決心したものの
なかなか実行できませんでした...

そこである日、某通販サイトをぼんやり眺めてたら、この本の表紙が目に映ったのです
やさしいあなた...
西田先生のよく描く、二人の男が横に並ぶ表紙ではなく、映画のワンシーンをフィルムで見る静かで優しそうな雰囲気
こういうフィルム風?の表紙も良く見かけますが、そこはやはり先生の絵柄のリアル感がものを言いますね
すごくリアルに、エレガントに、そして優しそうに見えます
表紙を見ただけで、この話はきっと甘い恋の話なんだろうなあと思い、気づいたら何度もタイトルを呟いてた(笑)
というわけで、いつもと違う表紙とタイトルに見事に魅了されて、今度こそちゃんと読みたいと思いました

そしてさっき読了して、今はただ甘いモナ・リザのメロディがいつまでも繰り返してます
なるほど、この歌をキーワードに選んだことをすごく納得できます
表紙のふたりもきっとこのレコードを聴きながら、ダンスでも踊って、ふと唇を重ねたですね
「やさしいあなた」、それは水田のことでありながら、春本のことでもあると思います
不器用な彼が5分経つまでメールの返信を躊躇する時、愛しい人からのメールをフフとにやける時、
かっこいい表情で恋人に別れを告ぐ時、彼の優しさに私は心打たれました
やさしいあなた=愛しい人、つまり二人にとってお互いは優しい恋人ということ、と私が勝手にこう解釈しました

タイトル通り飴味になってきた

うひゃー...最初から最後までハイテンションで読みました
実は3巻期待すぎて二ヶ月も前に予約してずっと全裸待機してました、ハイ

今回のいいっ!ポイントまとめ:
・口絵がすでにかわいい~~状態に(早っ)
尾上のホッペにちゅんとキャンディを当たる蕪木の仕草に愛を感じました

・ホッペといえば、すごく疲れてる蕪木が尾上の口元にキスするシーンに胸キュン!って口元おいしいですね!エロいベロチューでもなく寝る前の行事のデコチューでもない、本当はいっぱい甘えたいけど疲れてるから口元でガマンする...まるでそんな蕪木の気持ちが溢れてるような甘いワンシーンです。こっちまで癒されました

・尾上の腕の中で目が覚めた蕪木、目線そのまま尾上の首元のどアップ、このコマすごく好きです。いつも思ってますが、腕枕って辛くない?腕しびれるだろう...と、しかしこのページ見て、ああ、好きな人を抱きしめる幸せの方がずっと、ずーーーっと大きいから気にしないのか、と、納得しました

・笠井にライバル宣言されて不安になってる尾上、蕪木にご飯を誘われた途端パア~と明るくなったシーン。あまりにも分かり易かったから、なんかじわっと来ました。蕪木にとって尾上は癒しの存在なんですが、蕪木に癒される尾上を見て、対等こその恋、本当に恋し合ってるんだねと思いました

・上に続いて、蕪木との外食を笠井に邪魔されてイライラしてる尾上。わざと「俺が...何ですか?」と聞く笠井と、ぐっと言葉を呑んじゃう尾上との間に挟まれた蕪木がなんとも絶妙です。一見無表情ですが、彼を知っていれば分かるでしょう、彼はどれだけ人間を見抜くことに長けてるのかを。だから私はこの蕪木を見て内心ホッとしました、ちゃんと相方を見てるんだねと、尾上が辛そうな話はなさそうでよかったと思いました

・そしてラストのエッチシーンで、蕪木が救援に来た時の顔が目に浮かぶ尾上。実は私は一瞬わけが分からず、それを一番最初の頃の蕪木(まだ二人がぶつかってばかりの頃)だと思って、えっ、それを思い出すほど弱かったのか!?ってビックリしたが勘違いでした^^b あー...違っててよかった(笑)


とまあ、もはやレビューの形すら残ってないただの叫びとなっちゃいましたが、これでも一晩頭を冷した後です(笑)。今回はケンカップルとしてあまりケンカしてませんが、むしろ二人ともカップルとしての自覚と余裕が持てるようになって、互いに甘えたい気持ちも目に見えるようになってきて、読み手としても幸せです

そして書き下ろしが!盛りだくさん!!
どうしようもない~の二人とまた会えるなんて、黒川と島野カップル大好きな私はもう!死ぬかと!>< 隼くんまた一段と美人になって...w
話はコラボとして全然違和感なくて最高に萌えました!「早く会いたかった」の隼くんに私は何度も死にました...でも悔いはないっ(笑)
イサクさんにハマって買い集めるようになって早八年、作品の多い先生ですが、何年経ってもまたそのキャラをブレなく描けるのがすごいなあといつも関心します

飴色まだ続くですって!今日からまた全裸待機か......

筋肉受けは苦手なのにっ...!(笑)

坂口さんにやられましたorz だってかっこよすぎます!!><
一気にシリーズを読みました、一巻で終わらなかったことを心から嬉しかったです。とても好きな二人です
普段は肉体美を強調するいかにもエロエロな作品は苦手で、もちろん内田先生をも敬遠していたが
ある日ふっとした時に先生の作品が目に入って、相変わらず筋肉受け押しだけどストーリーありと評価がよかったようで、サンプルを読んでみたらさらに興味が湧いて、それで購読決定したのが、この「そして続きがあるのなら」でした

すべてにおいてまったくブレない坂口さんがすごく好きです。藤代もふにゃふにゃしてて可愛かったです
ツボとだいたい逆なカップルですが、坂口さんの冷静で切なくて寂しいモノローグが、私の苦手な部分をカバーし、むしろ魅力が上回るくらい心に響きました
こんな黙って優しい人は、ムキムキだろうとヨワヨワだろうと受けにすべき!幸せにすべき!!と勝手に納得しました(笑)
そんな気持ちで二人を見守っていくうちに、藤代の「せんぱいの谷間」という魔性の言葉に洗脳されて、坂口さんがいると無意識に目線が胸元に行っちゃうんですよ!私筋肉が苦手だったのに!!どうしてくれますか先生!?w
「~~~」が多い藤代のセリフも慣れればすごく可愛いです。次の巻のシーンですが、ふじこちゃんスーツを持って先輩に「着て~~~~~買って~~~~~~」って言う藤代の可愛さったら!!>< もう普通にその「~~~」部分の発音が脳内再生できちゃいました(笑)

藤代が偶然バイト先で先輩と再会して十年の恋を成就したように、私とこのシリーズとの出会いも偶然で、恋のように惹かれました。運命って素晴らしきものですね
時間が経ったらまた読みたい、また二人に会いたい、そんな作品です

犬と欠け月 コミック

ウノハナ 

敢えて神評価を付けます

読了から一週間が経ち、ゆっくりとレビューの書き方を考えてました
普段だいたいの作品は萌え×2で十分ですが、あえてこの作品に神評価を付ける理由を言わせると、

・一弥の溜め息しそうな表情と、岳の好きって気持ちが満ちてる眼差しがなんとも絶妙で、これだけでキャラの心境がはっきり伝わってくる

・従来の一冊の最後で結ばれるハッピーエンドBLとは違い、開始早々体の関係を持ってしまったが、それを否定的に思う一弥と期待する岳の、最初のイメージとギャップはあるが違和感はあまりない。それからのふたりのぶつかりやすれ違いも切なくて、早めに体の関係を持てるのもいい事ばかりとは限らないと感嘆した

・一弥のモノローグがとにかく絶妙。「こいつの起爆スイッチは俺?」とか、「おいおい反論なしかよ、くそたまんねえ」とか、喋り方がオヤジっぽいのにモノローグがエロい(笑)。考えてることを喋ればいいんじゃない?(笑) へタレ優男とはこういう人だなと頷いた

・ストイックそうな岳が実はとてもエロいっていうギャップが激しい>< セックスが、ではなく存在そのものがエロいってどうなんだ(笑)。黒い服もパーカーも似合いすぎる。普段まったくエロを気にしない自分でも、このエロさいいねと思いくらいだった

・タイトルの意味を語るシーンがとてもよかった。クライマックス直前にきていよいよその真実を解明する的な展開に、岳が涙を流しがなら叫ぶところが熱くて、どこまでも一弥のことを想ってるんだなあと印象深かった

と、こんな感じです
ウノハナ先生の作品は初めてではないが、こんなにも最初から最後まで心にじわじわ来る話は初めてです。確かにキャラの感情が唐突な部分もありますが、上記のように欠点の他に長所はたくさんあって、人にすすめたい!いいところを語りたい!と思わせる作品なので、ウノハナ先生の今後への期待を込めて神評価を付けました
巻末で思い入れの深い二人と書かれた通り、確かに愛しく感じる二人でした。、間違いなく先生の代表作になる一品です!

ケンカの理由

こちらはDVD初回限定で付いてくるブックレットに収録されるショットストーリー
「囀る鳥」シリーズの特典ペーパーの内容は毎回作中で語られたワンシーンで、それがいいなあと思って、まさかDVD特典にもこんな形でふたり(強いて言うと四人)のエピソードが読めるとは嬉しい限りです
言われてみれば、伏線をいつもきっちり回収してくれる先生の作品の中で、ふたりのケンカの理由だけ暈されたなあと(笑)

大まかの流れは
京都から自宅に戻る新幹線のホームに立っている二人、外川は嶋の手を握ったり肩に腕を乗せたりと、やたらスキンシップすることに嶋は恥ずかしがる
付き合って半年以上、未だに「付き合ってる」ことに慣れてない嶋、外川曰く、名前呼びも嫌がるし敬語も抜けないし、前となにも変わらない
自分は元々こういう人間で、(それがしたいなら)そういう人と付き合ったらいいじゃないかと反論する嶋
さすがに少しムキになる外川は、嶋が告白しに来た時のセリフ「がんばってみてもいいですか...っ」を自己アレンジで嶋をからかう
恥ずかしさに耐えられなかったのか、ちょうど新幹線のドアが閉まる寸前に乗ってしまう嶋。お疲れ様でしたと返事を待たなくて席に行き、そのまま新幹線は発車
ホームに残された外川は嶋がキレたと呟き、新幹線に乗ってる嶋はどうしよう...と後悔する

それからどれぐらい経っただろう、今週もそっち行けないと電話の中で言う嶋、どうやらあれからずっと会ってないようだ
まだ怒ってるのかと聞く外川に、小野田に食事に誘われたと答えた途端、外川の小野田不信が飛び来る。食事は前の職場の人(出口)と三人でだが...
(ここからは「それでも、やさしい恋をする」のラストを参照)
三人の食事に勝手に付いてきた外川、席で出口と気が合いそうな会話する間に、嶋はずっと気まずそうな顔で黙ってる
外川としゃべりすぎてムッとしてただろうと嶋に謝る出口、そういうのはないと答える嶋、えーないのかとガッカリする外川、そして内心で俺が妬くのはなぜ気付かないかなと寂しがる小野田、そんな楽しい(?)ダブルデートの様子だった

食事からの帰り道、小野田に彼氏が出来たという衝撃的な事実でびっくりした外川と嶋
小野田は嶋で(ゲイの)耐性がついたじゃないのかと、未だに小野田不信を見せる外川に、嶋は問う、どうして抵抗なかったのか、と
まるで独り言のように嶋への感情の変化を、自分の心境を、歩きながら呟く外川
足が止まり、こういう時にどう反応したらいいかわからないと顔が赤いのを隠すように頭を下げる嶋
言葉より先に体が動く外川、唇を離してから笑顔で言う、お前は充分素直だよ、と、いつも通りここは街中であることをまったく気にしない様子
嶋の反応はというと、口を強くゴシゴシして硬い動作でまっすぐ去っていき、外川の照れるなよとか変わらないなとかにいちいちツッコミを入れ、今度はケンカに繋がらなかったようだ

とまあ、こんな感じのエピソードでした
ちゃんと小野田・出口カップルも出てきて嬉しかったです
正直「それでも~」のラストがずっともやもやしてました。このふたりがケンカする理由が想像できなくて、だって外川は何でも許せるような人だと思ってるし、ケンカに至るほどの深刻な事態って!?(笑)
......これでホッとしました、スッキリして今日はよく眠れそうです(笑)
帰り道の外川と嶋が並んで歩くうしろ姿がなぜか愛しくてたまりませんでした

もしカバーにときめいたら

とにかく読んでみましょう!カバーのイメージ通りのワイワイ可愛いストーリーで癒されました(*´ω`*)
私はまさにカバーの雰囲気に惹かれ、楽しそうだなあと思って本に手を伸ばしました。結果は大アタリですw

エンゾウ先生の作品は初めてですが、綺麗な線と洗練されてる絵柄がとても魅力的。八百富の表情がいちいちインパクトがあって(笑)、ヤトのしゅんとした顔がなんとも愛しいです
特にヤトがはじめて髪の下の目を見せたシーンがドキッとしちゃいました。ああ、イケメンに見つめられるってこんな感じなんだなあ、と(笑)
それと、カラーの付け方も柔らかい感じで(コミックにはあまり収録されないが)、もっと見たいなあと思います

ストーリーですが、冒頭でイメージ通りって言っちゃいましたが、やはり少し予想外な部分もあったりします
地蔵さんがいきなり喋って、それが「あっこの作品、ガチでファンタジーなんだ」と確認した瞬間でした(笑)
しかも、最初はお邪魔キャラだと思った地蔵さんはなんと実はいい友人ポジション。八百富の恋バナ相談に乗ったり飲みに付き合ったり(?)、迷う彼の背中を押して励ますの言葉を送る、ちゃんとふたりの恋を見守ってる実にうまみのあるキャラでした。八百富とのやりとりが毎回ツボすぎて、この作品においてのザ・ベスト脇キャラは地蔵さんなんですね!?
他にも福の神シュリや司者管理局など、思いのほか人間じゃないキャラがたくさん出てきて、どんどんファンタジー調に
でも八百富とヤトのぶつかりシーンや八百富の受難エピソードが予想より少なく、ジタバタするふたりが見たいのにちょっと物足りない感じです
ストーリー展開にややご都合主義なところもありますが、なんせファンタジーラブコメなので(笑)。どのキャラも完成度が高く、あとは充分なエピソードを足せば余裕の神評価だと思うんですが...このまま完結するのも惜しいし、もっと続けてほしいですね

ふたりのラブラブ具合ですが、尺が短い割りには満足できました(*´ω`*)
そこはやはり画力が高いなあと感心します
ヤトのウットリ顔やごく稀に見せる攻め顔をぜひご覧ください!(笑)
八百富も、基本はウルサイツンツンですが、自分で恋を自覚し、自分からヤトを迎えに行くなど、見惚れるほどの男前ぶりです
しかしそんな彼でも、デレるとハンパないですよ(笑)。無事ヤトと結ばれてようやく見せる笑顔が十分ギャップ萌えに適用します
ストーリーの合間に挟むギャグはどれもセンスがあって、いっぱい笑っちゃいました。特に地蔵さん絡みのシーンは良かったです。最近はギャグの合わない作品でガッカリすることもちらほらあって、この作品で本当に癒されました

リンクス コミック

キヅナツキ 

まあまあよかったです

実は絵柄からして「読まない」と分類してる作者さんだったんですが、ストーリー構成が評価されてるみたいで、トレジャーハンターの精神で読みました
感想はタイトル通り、まあまあよかったです

登場人物が多く、その中で常にふわふわしててお花オーラが出てる新発田さんと、常にむずかしいことをスタイリッシュに考えてるかっこいい亀田くんが好きです。流し目で愛を語るとか、いいこと言うなって思っちゃいました(笑)
ツンデレの関屋くんも慎みのない荻川くんも可愛くて好きです、この2カップルの話ならもっとみたいと思います

...しかしその反面、もう半分の2カップルは正直イマイチでした
不幸のテーマが苦手なわけじゃないですが、この手の綺麗すぎる絵柄だと、どうしてもリアリティに欠けてる感が沸きますorz(これも読まないと決めた理由なんですが)
秋葉さんの話はまだ、うん、そうだね、と軽く聞き流せましたが、中条くんの話は途中から断念して飛ばしてしまいました...この話はもうほとんど表題作でしょうに、勿体ないなあとは思うけど心に響くものがありませんでした
しかも中条くん、第1話とキャラ変わってね?って思うくらい、本番の時は悲しみの美人さんでした。えー...そうだったの?って

結論として、いいねとうーんが半分ずつあり、そんな作品でした

マンガ一冊の価値はある

いやー...正直なところ、発売日に買った第3巻は特典なしマンガのみのもので
(前情報をチェックするという習慣がなくて、なぜか今回の特典にはペーパーがないと思い込んでました、マジ反省)
読了後いつも通りここに来てレビューを見ようとすると...関連作品のコーナーにはっきり置いてあるんじゃないですかペーパー!?
慌ててもう一冊通販で購入しました、ハイ、ペーパーのために

内容は割愛。面白かったです、涙出るほど笑いました
特に三角さん・天羽さんコンビが素晴らしいですw1コマだけですが、天羽さんの脳内ツッコミがツボすぎてこの時点で既に声出して笑っちゃいましたw
それから竜崎の登場、これは第2巻から竜崎応援し隊になった私にとって、かなりの救いでした。本編では行方が見えなくてずっと不安だったんですが、少しはホッとしました(まあ、深読みはしませんが)
にしても、やっぱり矢代に構ってほしかったんですね竜崎wニヤニヤが止まりませんwあそこでやり場のない気持ちをいきなり七原へ飛ばしちゃったのもすごくカワイイです!
頭は最後までキリっと頭でした。百目鬼も久しぶりにボケて可愛かったです
たっだ2ページでこんなに読者を満足させるなんてヨネダさんって神かっ

みんながワイワイしてるところを見て、本編での痛みも少し引きました。時間がこのまま止まればいいのに
とまあ、こんな感じで大満足のペーパーでした。ペーパーのためにもう一冊購入してよかったです!

イマイチでした

レビューの高評価に釣られて読んでみたがツボがどこなのか分かりませんでした。これがイマドキのウケるギャグなのか...