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女性muuebaさん

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恋人編の次は夫婦編、子どもができて家族編、と続いて行ってほしいシリーズ

オメガバースものですが、朔ヒロ先生による独自の設定が追加されています。
前作で独自設定が少し突飛に感じましたが、今作でその独自設定がさらに魅力的に用いられていました。

再会から1年、両想いになり、牧瀬実は30歳、朱音純多は20歳、恋人同士になり、呼び方にも変化がありました。
時々、昔の呼び方になってしまったり、言い方を直したり、直してもらったりするやりとりが何回かありますが、どれも情緒たっぷりですごく素敵です。

作中での呼び方はいろいろ変わりますが、最終的に落ち着いた呼び方で以下、レビューします。

両想いになりましたが、βとΩなので番にはなれません。でも純多がヒートのときには純多の首筋にくっきり残る歯形をつけてしまう実。キスマークもつけてしまい、傷と内出血でDVに当たるのでは、と翌朝、冷静になってから慌て反省する様子と、たくさんあとをつけられることで求められたことを実感して喜ぶ純多のやりとりが、とてもかわいいです。

純多のフェロモンが見えてしまう体質は、恋人が自分に向けた気持ちが見えるのはいいけれど、気持ちに変化が出た時にすぐに察知できてしまう、ということでもあることに気づきます。
実の兄、実家の製薬会社の跡取りで優秀、エリートなαが登場、介入したことで、雲行きが怪しくなってきます。

雨降って地固まる、という展開は好きなのですが、どちらかが、または2人ともがつらい思いをする展開は嫌いです。今作は、そのぎりぎりのところで、ハラハラさせられながらも、波乱はありながらも、2人が時間をかけて考えて悩んで出した結末が素敵でした。いい感じに雨降って地固まる、になっていたと思います。

お互いが大好きで、お互いがとても大切だからこそ、の不安、とそれを乗り越えた2人が素敵でした。

描きおろしは実が純多の実家訪問、母親に挨拶する話。
甘くてかわいくてほのぼのしました。

Ωの元生徒が言ってほしかった台詞をβの養護教諭が一言一句そのまま伝える告白シーンが最高

続編が発売になったのでまとめて再読しました。
まとめ読みのほうがより満足度が高いです。

オメガバースものですが、朔ヒロ先生による独自の設定が追加されています。
少し突飛にも思える独自設定が、続編でより魅力的に活用され、描かれているシリーズです。

出会いは中学校の養護教諭、βの牧瀬実と、フェロモンが見える特異体質のため、情報酔いのようになって体調を崩すことが多い中学生、Ωの朱音純多。

29歳と19歳で再会し、教諭と元生徒という関係性を、守り大切にしたい29歳教諭、牧瀬実と、ずっと好きだったしもう卒業しているし再会したしで、個人的な関係になりたい19歳元生徒、、朱音純多が、交流を重ねながら少しづつ関係が変化していくお話です。

台詞、説明が多めで読みごたえがあります。
背景、気持ち、相手に伝えたいメッセージ、たくさん表現されていて、心に響きます。

単行本が発売されたのは2022年7月、日本の成人年齢が18歳に引き下げられたのは2022年4月です。
19歳でもうすぐ20歳だし、そもそも学校関係者とも会わないし、再会した場所も違うし、関係を進めてもいいんじゃないかと思いますが、牧瀬実が、大人として教諭として、線引きを続けようとする様子が素敵です。βなのにΩの朱音純多を大切にするがあまり、体に無理があるα用の抗フェロモン剤を服用しつづけている覚悟が素晴らしいと感じました。

朱音純多のヒートにより、2人のなんとか均衡を保っていた関係に変化が生じます。
その後は、変化と覚悟がどうなるか、を丁寧に描いていました。

朱音純多が牧瀬実に言ってほしかった台詞を、そっくりそのまま、牧瀬実が朱音純多に伝えるシーンはとても感動的でした。

2人が両想いになり初めて身体の関係を持ったシーン、タイトルの意味が、すとん、と脳裏にまっすぐ届いてきて、爽快かつ感動的でした。意味でも視覚的にもとても綺麗でした。

描きおろし、カバー裏、電子限定描きおろし、すべてとってもかわいくて萌えました。

どろどろとした重たい暗闇がさらにどろどろと広がっているような展開

読了し、まだ続くのかと、深いため息をついています。
前科一犯、仮釈中の辰巳と、児童相談所の社会福祉士の大地。

男性同士だから、ということとは別に、それぞれの立場、関係者、環境から、大っぴらに恋人同士として過ごすのは難しい2人。
辰巳の過去からいろんな亡霊が、辰巳を暗闇に引きずりこもうと顔を出し、警察官のはずなのに違法手段を取る男との駆け引きもあり、ささやかながらも穏やかで優しい時間を共有できていた2人の目の前にどんどん黒さと大きさを増す暗雲がたれこめてきています。

少しだけ謎が明かされ、さらに暗雲が広がったところで3巻は終わり。
アンハッピーエンドになってしまうのでは、と思ってしまいますが、2人が幸せになる結末を願いながら読み続けています。

どろどろとした人間の奥底を描いている

2026年1月現在、3巻まで発行。
不穏な展開が続いている作品です。
絵が綺麗、登場人物が多様で豊か、物語の展開がドラマチックです。

大波乱と事件を経て、恋人同士となった2人。
前科一犯、仮釈中の辰巳と、児童相談所の社会福祉士の大地。
一般の恋人同士のような甘さはありませんが、強くて重たい情を交し合いながら日々を送っています。

子どものころに同じようなひどい体験をしているのに、片や前科者、片や社会福祉士、真逆のようにも思える立場になっています。
いくつかの事件、事柄を乗り越えて、ようやく共に生きられるようになったのかと思いきや、辰巳の過去を掘り起こし、巻き込む人たちなどが、それぞれの思惑を持って次々に関わってくるようになります。

1巻でも犯罪行為が描かれていますが、2巻はさらにひどい犯罪行為が描かれていて、読んでいてかなり心がしんどくなります。
緊迫感が続き、劇的な展開になったところで2巻は終わります。

今のところ、ハッピーエンドになれそうな要素がほとんど見当たらないのですが、2人が幸せになる結末を願いつつ、読み続けています。

家族や社会や人の情、愛、などいろいろなことを考えさせらえる作品

2026年1月現在、3巻まで発行。
不穏な展開が続いている作品です。

BL作品で、男性同士の恋愛要素はありますが、家族や社会や人の情、愛、などいろいろなことを考えさせらえる作品だと思います。
絵が綺麗で、キャラクターの顔ぶれが多彩で個性豊かな面々による、予想のつかない展開が楽しめます。

大学生の弟・大地が姉の婚約者、井川に出会い、心惹かれて、食事や遊びを重ねるようになっていく背徳感のある展開。
井川は実は結婚詐欺師で、姉を傷つけられ、自分も傷ついた大地が、追いかけ、再会し、歪な関係を持ってしまうようになります。

それぞれ家庭環境が複雑で、井川も大地も、虐待されてきたという過去を持ち、過去も今も未来も、明るい要素がひとつもないのですが、大地のひたむきな恋心だけが、ほんのりと温かく感じられる物語です。
1巻だけだと、かなりしんどいのですが、この先の波乱万丈な展開も、さらにしんどいです。
でも、とても不思議な魅力があり、もう続きを買うのをやめようかなと思いつつ、新刊が出ると入手して読み返し、2人が幸せになる結末を祈っています。

まだ完結していないので、もろ手を挙げておすすめはできませんが、いろんな気持ちに揺れ動かされるすごい作品だと思います。

裏社会とファンタジーの水と油以上に相性が悪い組み合わせなのに、すごく調和していた

原作既読、
同じ世界線のシリーズ、NIGHTS BEFORE NIGHT、MODSは裏社会、またはグレー社会に生きる人間がメインキャラクターにいました。
同じ世界線にある新作なのに、いきなりファンタジー要素が入っており、驚きましたが、違和感がないのがまた驚きでした。

松田健一郎さん演じる源慈の、ぶっきらぼうで、とにかくぶっきらぼうで、そして優しいところが、素敵でした。
阿座上洋平さん演じる琥士郎の、勢いがある元気な若者のところと、猫科っぽいところと、見事に共存して調和しているところがとてもかわいくて素敵でした。
田中貴子さん演じる琥士郎の幼少期は、小生意気で元気で、とにかく愛らしくてかわいくてとてもキュンキュンしました。

家主と居候、人間と保護猫(猫科の獣)、の関係が、琥士郎が発情期を迎えたことで変化していく様子と、源慈の過去と今、琥士郎の今と未来、が絶妙に交差し、絡まり合っていく様子が、原作の雰囲気そのままに、またはそれ以上に、情感たっぷりに描かれていました。

後半一気にファンタジー色が強くなりますが、人と人の情、というものを丁寧に描いていて、前作からつながる設定、世界線がありつつ、まったく違和感なく、物語に引き込まれました。
メインおふたりの声のバランスもとてもよかったし、前作、前前作のメインキャラたちがわずかでも出演していて、とても豪華だと感じました。

原作はもちろん、NIGHTS BEFORE NIGHT、MODSとシリーズ全て読んでから聴くのがお勧めですが、今作だけでも楽しめる作品です。

古川さんと興津さんの声のバランス、演技が素敵だった

原作のシリーズ、たどるゆび、とろけるくちびる、全て既読。

古川慎さんの理久も、興津和幸さんの涼も、イメージぴったりで素敵でした。

前編でセフレから晴れて恋人同士になった2人が、わかりやすく浮かれて逢瀬を重ね、体力も気力も使ってしまって仕事に影響が出ている様子などは、大人なんだから、と思いつつ、浮かれちゃう気持ちわかる、楽しいよね、と萌えました。

お互い仕事が忙しくてなかなか会えない中、がんばって会いに行ったり、現場で会えるかもといつもより気合の入ったおしゃれをしたり、会えたら我慢できなくてキスしちゃったり、やることなすことすごくかわいいです。

そんな甘々を楽しんでからは、しんどいエピソードが続きます。
理久が何度も仕事に遅刻したことで、事情に気づいたマネージャーが相手の涼に直談判、釘を刺し、年上で業界のことをよく理解している涼が、別れるべきだけど好きな気持ちが止められなくて、悩み苦しむ様子には、とても心が痛みました。
チャラい感じのときも、社長のしっかりしているときも、理久に甘えているときも、いろんな表情を見せて(聞かせてくれる)興津さんの涼が色っぽくて素敵でした。

前作より心情表現が増えていて、2人の語りがたくさんあり、心に沁みました。

両想いになったけれど2人の先行きは不穏

欲望優先の適当なセフレ関係から、涼が理久への気持ちを自覚し、告白したことで関係が変わり、理久が考え、それぞれの立場も考えての恋人関係になった2人。
両想いになってからの、楽しいラブラブ期間、浮かれっぷりがよく伝わってくる2人の様子がほほえましいです。

しかし、理久のマネージャーに知られてしまい、恋愛に夢中で仕事がおろそかになっていることを知らされ、涼は遠回しな脅しをかけられしまいます。

大好きな理久のためにどうするべきか、身を引くべきか、悩む涼。
距離を置こうとしても、想いは止められず、仕事にミスをしてしまい、心身ともに疲弊してしまう様子がとてもかわいそうでした。
涼は、理久によく似た、ジェネリック理久との仕事をするようになりますが、その見た目を涼の仕事仲間たちは喜ぶけれど、涼は特に気にすることなく、その誠実さ、仕事ぶりには好感を持ちながら、仕事を進めていきます。

涼は理久と別れたくない、でも、将来をダメにしたくない、なってほしくない、から言い出せない、という悩み苦しみ、理性ではわかっているけれど、感情がついていかないつらさがよく伝わってきて、切なくなります。
前編のクズっぷりを彷彿させる暴言、騒ぎを起こしてしまう理久。
涼が大好きだけど、前編同様、若さゆえか、生来の性格か、深く物事を考えていないところが、事態を悪化させていきます。

途中からはとにかくハラハラ、これ以上、涼が苦しい思いをしないといい、と願いながら読み進めました。

覚悟を決めてからのハッピーエンドまでは、業界のことやマネージャーとのことに触れず、2人のことを主にさらりと描かれていたのが、とてもよかったです。

お互い大人だし、立場もあるけれど、恋愛もののフィナーレは、2人はいつまでに幸せに暮らしました、めでたし、めでたし、とおとぎ話のようになるのがいい、と思っていますので、素敵で気持ちの良いラストでした。

セフレからの本気の恋人

たどるゆび、のスピンオフ作品。

業界人同士の恋愛もの。
若手イケメン俳優の雨宮理久と、デザイン会社の社長の相原涼。
最初は酔っぱらった涼の暴言に面白がる理久、という出会い。
仕事で再会し、セフレ関係を楽しんでいたが、徐々に気持ちが育ってきてしまう涼と、涼のことは気に入りつつ、若さゆえか楽しいこと優先で2人の関係やそれぞれの立場について考えていなかった理久。
時間差の自覚、覚悟、からのハッピーエンド、がかわいいお話でした。

絵が綺麗で2人が違うタイプのイケメン、エロイシーンがたくさんあるのですが、2人が口喧嘩だったり、軽口の応酬をしてわいわいやっているのがかわいくて楽しいです。

理久の浅慮さ、適当さ、ズルさ、がけっこう引くレベルで描かれているのですが、そういうクズさをしっかり見せてくれたことで、涼に対してちゃんと向き合っていく様子がよりよく伝わってきて素敵でした。

原作も、ドラマCDも繰り返し味わって楽しみたい作品

原作が大好きで何度も読み返している作品です。

ドラマCDパート1作目から感じていましたが、メインの2人を演じている、佐藤拓也さんと斉藤壮馬さんが、本当にものすごく素晴らしい配役で、演技で、2人のバランスと雰囲気が最高です。
2作目、3作目、と重ねてきて、4作目でさらに2人の作りだす雰囲気、空気が素晴らしくなっていたと感じました。

キャストトークで、原作を読んでいてモノクロのページなのに、脳内でカラーで視認された、と佐藤拓也さんがお話されていましたが、ファン読者からすると、ドラマCDでは、カラーで、かつ動いている空気も感じることができました。おふたりの声が、演技が、そして脚本が、演出が、作品の解析度をさらに高くしたのだと思います。

今作では麻水の過去の話、家族の話が多く扱われていました。マネージャーさんも言ってましたが、人間味がないような淡々としたような麻水の、人間臭さが垣間見える部分でした。
麻水と麻水の家族、由岐と由岐の家族の温度感の違いは、原作で視覚で感じた以上に、温度差があるように伝わりました。
その後の由岐の誕生日のお祝いとその夜のエピソードにつながっていく、温度感の違いが素晴らしかったです。

学生時代の麻水と由岐の演技シーンは、ちゃんとうまいのですが、学生演劇というレベルに落として演じられていて、演じられた佐藤拓也さんと斉藤壮馬さんの演技のすごさに感心しました。

キャストトークも巻末トークもおもしろかったです。
佐藤拓也さんと斉藤壮馬さんの、作品の、それぞれの役の、解釈、掘り下げ、考察のほんの一部を知ることができて、より作品の味わいが深くなりました。

山瀬を演じた古川慎さんと、佐久間を演じた小松昌平さんの2人のトークもおもしろかったです。

三原を演じた福山潤さんが1人だけでお話されていて、ちょっとかわいそうでしたが、すごくがんばってお話されているのも楽しかったです。

作中の人間関係に準じたグループ分けのキャストトークも聴いてみたくなりました。
羽山と白崎と山瀬と佐久間、それから、羽山と白崎と三原、楽しそうです。