原作未読。
何年か前に聴取済で、久しぶりに聴いたら、その迫力ある内容に、ちょっと鳥肌が立った作品。
特筆すべきは、メイン3人を演じる声優さんたちの声と演技がものすごくはまっていることです。
気弱げで、強気な相手に振り回されて、人が良くて、そして、心の奥底に秘めた強い気持ちがある永江俊一を平川大輔さんが演じています。
薄幸そうで、同級生やその弟にいいように振り回されても怒らずに相手している、複雑なキャラクターを見事に演じられています。
これ以上でもこれ以下でもない、絶妙な匙加減、素晴らしいです。
永江俊一の同級生、利己的で傲慢な葛原祐介を、鳥海浩輔さんが演じています。
最初から最後まで、一貫して利己的で傲慢で嫌な男を、見事に表現されています。
鳥海さん演じるいい人キャラクターの印象が強かったので、この演技はちょっと意外でした。ちゃんと嫌いになれる嫌な奴っぷりでした。
大学受験を控えた祐介の弟で、俊一に家庭教師をしてもらう葛原育美を、鈴木達央さんが演じています。
お金だけはかけてもらっていて、親や家族からの愛情はかけてもらっていない、世間知らずのわがまま、純粋なところもあるお坊ちゃま、という役柄、鈴木達央さん以外の声優が演じたら、もっと嫌な奴になったり、子どもっぽくなっていたのではないかと思います。
ものすごくはまり役でした。
2009年発売の作品ですが、ストーリーはさらにもっと昔の時代にあっていそうな、古めかしさがあります。
禁忌エピソード、多く盛り込まれていて、聴いていて、おお、おう、としんどくなることもあるほどです。
面倒な性格の兄弟に愛された男の切ない物語か、と途中までは思っていたのですが、そんな甘さはなく、後半に進むに従って、どんどんしんどさが増していきます。
聴取中に、何度も、驚きの声をあげていましたが、最後の最後での種明かし、最も大きな声をあげてしまいました。
ハッピーエンド、と表現していいのか、と戸惑うラストでした。
「2人は末長く幸せに暮らしました。めでたし、めでたし」とはかけ離れたラストではありました。
後味は悪いような良いような、何度も複雑な気持ちになります。
迫力のある物語、演出、そして声優の皆様の演技でした。
キャストトークはメインお三方が楽しそうにわちゃわちゃしています。
なんと7Rをこなしたそうで、平川さんの舌がまわっていない話しぶりから、その壮絶さ、お疲れっぷりがうかがえました。
クズ、チャラ男とまじめであだ名が博士だけどかなり特殊な性癖を持っている後輩男子くんとの最悪な出会いから恋人になるまでのお話。
偶然、秘密を知ってしまってから、いいことしてやるよ、的な展開は、AVやエロ重視の作品にありがちな展開ですが、さすがさがみしか先生、独特な雰囲気と要素がちりばめられています。
クズ、チャラ男が、絵にかいたような、どころか、エピソード追加しまくりでチャラくてクズでな男だったのに、ちゃんと叱られて、ちゃんと反省して、言動を正していく様子に萌えました。
借りを返すという言い訳、楽しさと親しみとで、検証する、再プレゼンする、と、がんばるチャラ先輩と、特殊性癖がばれた相手には感想や分析を言葉豊かに語る後輩、エロいやりとりもありつつの温度差が楽しいです。
若いころは性欲と恋愛感情が結びつきやすいんだろうな、と冷静に分析したりしつつ、それだけではない、お互い、最初はマイナス感情から、徐々に気持ちを向け合っていき(時間差、温度差がけっこうあるのもおもしろい)、そして、それに戸惑ってしまう様子が、性癖を交えてときにコミカルに、丁寧に描かれていました。
告白から両想いになるシーンは、とても盛り上がって、萌えもありましたが、楽しさもいっぱいでした。
巻末かきおろしは電子限定とふくめて2作、エロエロで、2人がまあ、楽しそうでごちそうさま、という感じの甘いショート漫画でした。
エロシーンが多いBL作品はあまり好まないのですが、その他の要素がとても魅力的で楽しいです。同じようにエロ多めはなあ、と思った方にもおすすめします。
原作未読。
優しさと切なさの香りが全編通して漂っている作品でした。
芸大に現役主席入学、芸術を楽しみ、芸術を仕事にした矢野咲。
学生時代の展示会で、自分の作品を熱心に長い時間をかけて見惚れてくれた少年との出会いが思い出に残っています。
デザイナーとして働いていた咲が、ばったり出会った赤い髪の青年、ユウ、おどおどしているようで強引な誘いに乗って、映画、それから一夜を共にしてしまいます。
ロマンティックかつファンタスティックな出会い、展開だと思いました。
土岐隼一演じるユウは、気弱げでオドオドしているようで、芯の強さを感じるところもあり、ちぐはぐな印象がありました。
後半、明かされた子ども時代のエピソード、咲との出会い、咲と再会してから、その変化、落差を、見事に演じられています。
増田俊樹さん演じる咲は、いい意味でも悪い意味でも芸術家肌なところがあるようで、感覚的に動くことが多く、繊細、ときに大胆。ユウと出会い、惹かれていく様子は、そんな芸術家の初恋のように甘くて愛らしいです。
大会社からの初依頼、その際に知ったユウの正体による誤解で、2人の間に大きな亀裂が入ってしまいます。
誤解による亀裂から、2人がお互いの気持ちを打ち明け合うまでの流れがとても綺麗で素敵でした。
また、今作は、綺麗で素敵な台詞が多くて、聴いていて耳から心が清められるような感覚がありました。
ストーリーを楽しみつつ、いい台詞だあ、と感じ入りながら聴取しました。
最後の再会前の演出が原作未読者にはちょっとわかりにくかったので、機会を見つけて原作を読んでみようと思っています。
原作未読。
遊佐浩二さんのBL出演作を探していて見つけた作品です。
遊佐さんファンにとって大満足の作品でした。
遊佐浩二さん演じる秘書、神谷隆一は、タイトルの通りスーパー秘書です。
後々、詳細が明かされますが、ひと昔前の突拍子のないドラマのすごいヒーローのような、大量の資格とすごい経歴を持っています。
二代目社長のちょっと(だいぶ)おばかで甘ったれなお坊ちゃまを導くためにやってきたスーパー秘書という役どころですが、秘書でありお守りであり家庭教師であり、相手のどんな言動にも余裕綽々で対応し、きゃんきゃんわめく子犬のような二代目社長のお坊ちゃまには、慇懃無礼な対応をするという・・・
遊佐さんの声と演技がとてもぴったりはまっていました。
近藤隆さん演じる橘博之は、前述しましたが、ちょっと(だいぶ)おばかで甘ったれなお坊ちゃま。根はいい子だけど、ちょっと浅はか、熟考して行動することができません。
小憎らしいけれど、かわいい様子、スーパー秘書にいなされて、がんばっちゃう様子を、近藤さんが素敵に演じられていました。
2人が仕事のことでわいわい言い合う様子が楽しく、スーパー秘書により二代目社長が成長していく様子が心地よいです。
BL要素がなくても、よかったくらい、と個人的には思いました。
なぜなら、途中でいきなり安っぽいAVのようなエッチ展開になってしまったからです。
これは原作からドラマCDにする際の演出で、心情表現を省略したのか、原作通りなのかはわかりませんが、だいぶいきなり感がありました。
身体から入る恋愛っていうのはわからなくもないのですが、欲求不満の性処理から入るっていうのはどうなのかな、と。原作未読者の個人的感想です。
二代目社長という身分設定が生きている展開、副社長のおじに暗躍による事件が起きますが、展開といい使われているBGMといい、昔の二時間サスペンスドラマのようで、一気に盛り上がり進んでいく様子が楽しかったです。
後半、おばかさが加速して窮地に陥る二代目社長を颯爽と救いにくるスーパー秘書。
セオリー通りというか予想できた展開でしたが、だからこその盛り上がりがあり楽しいです。
スーパー秘書という肩書が生きた展開でした。
上下巻の下巻。
表紙の2人の構図の対比が素敵です。
ちょっとした喧嘩から別れたようになってしまう2人。
2人ともちょっと面倒くさい感じにうだうだ、うじうじしますが、その様子がまたかわいいのです。
2人だけでなく、友人、家族、いろんな魅力的なキャラクターが揃っているのもこの作品の素敵なところで、2人の仲直りにもお父さんのおせっかいが効いています。
ようやく両想いになり、お互い男性は初めて同士で探り探り求めあい、初めての共同作業、という感じで初体験を済ませた2人。その後の2人の真逆の様子が、愛らしさもありつつ、とても楽しいです。
葉月の高校時代の友人で、真の雇用主でもあるオネエさんも、2人が結ばれるのに協力したキューピットの1人です。
言葉の使い方も感情表現も豊かで楽しく、頼りがいがあり、優しい友人知人たちに囲まれている2人の様子、楽しくもあり、胸が温かくなります。
BL作品なのですが、いろんな人間との関り、情が楽しめ、かつ、笑えるところがこの作品のすごいところです。
両想いになり初体験を済ませたあとも、相変わらずどたばたしていた2人ですが、だんだんとラブラブ度が増してきて甘い雰囲気になったり、それでもやっぱりおふざけが混じったりしているやりとり、バランスのとり方が上手で愛情深いのを感じます。
葉月が真をラブホテルに誘うくだりも、あまあまな感じがしつつ、笑いもたっぷり。
記憶を頼りに変な名前のホテルを探したら、変な名前じゃなくなっていてつまらない、などというエピソード、恋愛ものにあるまじき、などと思ったりしますが、この2人らしくて、とてもいいです。
他にも、こういう楽しいエピソードでたくさん笑わせてもらえるのですが、とても絶妙な塩梅なので、白けたりすることなく、楽しめます。うすいしっぽ先生は、これがデビュー作というのだから、本当にすごいです。
男性相手に恋愛をすることが初めての2人なので、やっぱり女性相手のほうがいいのでは、という同性同士の恋愛につきものの悩みのエピソードも出てきますが、真のそういう悩みに対し、葉月が「いいかよく聞け、女の方がいいなんて言ってるやつがこんなに***ベロベロなめられるか」と返します。
これまで読んだ全BL作品の中で上位の下品な台詞だと思うのですが、最高に気持ちが伝わる台詞でもありました。
巻末の描き下ろしまで豪華で楽しい作品でした。
久しぶりに読み返したけど相変わらず奇天烈なおもしろさがありました。
テンポがよくてあっという間に読めるのですが、味わい深い作品です。
これがデビュー作というのだから驚きです。
ダメな大人を絵にかいたような、でも、人はいい葉月と、訳ありとはこういう感じを体現したような真が出会い、適当な勢いで同居をするお話です。
BL作品ですが、2人以外の人間関係や、会話の内容、テンポが楽しく、ハートフル同居とご近所もの、ともいえると思います。
昭和や平成風味の楽しいずっこけを味わえる作品でもあります。
一緒に暮らしているうちに真が葉月のことを好きになってしまい。まじめにきちんと気持ちを伝える様子がとても愛らしいのですが、その告白を受けたノンケの葉月が、かなり臨機応変に(ちょっと適当にも見える)柔軟に受け入れていく様が心地よいです。
真のほうが好きなはずなのに、そこから先の関係は、気づいたら葉月の方がぐいぐい押してくるのも楽しいところです。
上下巻で、さらに続編も出ていますが、この1冊だけ読んでもかなり楽しめる作品です。
なんともう4巻目になるすずくんシリーズ。
すずくんがまだコミュニケーションが大変ながらも、表情が豊かになり、相手が限られるとはいえなんとかがんばって交流している様子がめちゃくちゃかわいいです。
かっぱちゃん愛は変わらずで、かっぱちゃんを愛で、かっぱちゃんに萌え、かっぱちゃん、と連呼する様子にきゅんきゅんします。
友人関係にも恋愛関係にも、まだまだ奥手なすずくんですが、ちょっとづつ情緒が増しているし、性欲もちゃんとあることで、自分の感情と行動の統合性とのバランスにちょっと困っている様子が、愛らしいです。
藍士はすずくんに対して悪戯でちょっとだけ意地悪で、たくさんかわいがっていますが、相変わらずちょいちょい悪人顔になっているのがおもしろいです。
特に目つきが悪人・・・
まだまだめんどくささは健在、地雷、地雷と言うところも健在。
でも、トゲトゲだった地雷発言に、甘さが加わってきている変化を感じます。
そのすずくんと上手に受け入れて、大事にしている藍士との関係も甘さが増えています。
めんどくささと甘さの割合が1巻と比べて逆転していっているすずくんの可愛さを堪能した4巻でした。
同級生、先輩、それぞれ脇キャラも魅力的でおもしろいです。
わいわい、がちゃがちゃやってる空気感とにぎやかさ、世界観が楽しく、あとがきのかさい先生の手書き文字による解説、キャラへのつっこみも楽しく、萌えることの多い作品ですが、特に大笑いしながら読みました。
電子のおまけ漫画は、おまけにしては豪華すぎる内容でした。
最後の最後まで楽しませていただきました。
みつこ先生の描く繊細な絵柄と人物描写が好きで新作はいつも購入しています。
前作は、言葉足らずの2人がすれ違っていく様子がしんどくて、また、年上で会社員の晃成のあまりのネガティブ、うじうじぶりにイラついてしまって読後感があまりよくなかったのですが、ちゃんと話し合って想いを確かめ合った2人のその後の話ということで購入しました。
前作は、言葉足らずの2人、片方はかなりネガティブ、だったのが、新作は、2人ともかなりネガティブに変化していて、読んでいてかなり苦しくなりました。
最後はハッピーエンドに違いないから、とにかく、その最後の2人の幸せそうなところが読みたい一心で読み進めました。
ちゃんと言葉を交し合って気持ちを確かめ合って、さらに愛が深まったと思えましたが、この2人はきっとまた、いや、さらに深刻な、言葉足らずとネガティブ思想によるすれ違い、別れの危機を迎えるのだろうなと、前作の読了時より深く想いました。
周囲に2人の理解者が増えていく様子は胸温かくなりました。
元カノも、嫌な感じのライバルになるかと心配していたら、実際は本当に懐かしさと親しみからの親切な言動だったことがわかったのも、ほっとしました。
2人以外の周りの人はかなり言葉も気遣いも明るめなんですよね・・・
この2人の繊細なところを好きと感じるか、いらっとしてしまうかは、各々、違うと思うので、好みで評価が分かれるところだと思います。
恋愛って本当に人それぞれだなあと改めて感じたお話でもありました。
みつこ先生の描く繊細な絵柄と人物描写が好きで購入。
あまり趣味ではなかったのですが、続巻が出たので購入し再読してみました。
改めて、自分の趣味にはあわない作品だということがわかりました。
不器用で言葉が足りなさすぎる2人のお話。
お互いのことを大事に想っているのに、あまりにも言葉足らず、遠慮と思いやりが空回りをしてしまった2人。
別れを言い出して、それをあっさり受け入れて、がんばって歩み寄って両想いに戻るまでの過程、好みが非常にわかれるところだと思います。
ダイニングバーの店長と会社員のカップルなので、仕事時間、生活時間にずれがあることによるすれ違いはしょうがないところがあります。
それを埋めるために、最初にした約束をずるずるとなしにされたことも一因で、会社員、年上、受けの晃成がどんどん。ネガティブにうじうじになっていきます。
気の毒だし、気持ちはわからなくもないのだけど、うじうじが過ぎて、読んでてきつかったです。
独立を考えていたため超多忙だった、ダイニングバーの店員、年下の遥は、年下だし疲労しきっているから仕方がないのかもしれないけれど、相手の顔色もわからないほどになっているのが、あまりに自分勝手が過ぎるような。
付き合い始めたころの、同棲を始めたころの、笑顔と会話あふれる2人の様子との落差がすごいです。
片方だけが言葉足らずで相手の顔色を窺って言い出せないタイプならばまだしも2人ともなので、どんどんどんどん、悪いほうへ物事が転がっていってしまったようでした。今回はちゃんと話し合って仲直りしたけれど、違い将来、また同じような言葉足らず、遠慮しあいによる別れの危機が訪れそうだなと思わされたラストでした。
個人的には2人ともの、特に晃成のうじうじ加減にイラついてしまって好みではないお話でしたが、こういう繊細な人物像を描くのがみつこ先生の作風で魅力だと思います。
新作が出たらまたきっと入手して読ませていただくつもりです。
上巻で、少しづつ謎が明らかになり、過去の因縁からの闘いが始まりそうになりますが・・・
過去を生き直すことによって今の記憶も変わっているというSFのような展開となり、一気に読み進みたい気持ちと、落ち着いて理解をちゃんとしないと、という気持ちで身をよじらせながら読みました。
身体をつなげ体液をもらったことで汐が神威を得て、変化、進化する様にはますます驚かされました。
綺麗な日本語表現に加えて現代っぽい言葉、超進化、そしてゲーム用語っぽい言葉、ハイパーメタモルフォーゼ、と3つの表現がされてるのも、さらにおもしろいです。
この物語はこのように、いくつもの見方、いくつもの表現が似合う、複雑なお話だと感じました。
決着をつけるために覚悟をした汐は、津四郎にすべてを忘れて平和に暮らせるようにと術をかけます。
アンデルセンの人魚姫のラスト、泡になって消える、忘れてもらうことを決意した人魚姫の切ない気持ちを思い出します。
しかし、津四郎は術をはねのけます。
「人間には魂ってもんがあんだよ」
「たとえ肉体が忘れても魂だけは忘れやしねえんだよ」
なんとかっこいい、なんとしびれる台詞、読んでいて身震いしました。
海の中で涙を流す汐の表情と台詞、気持ちを込めて畳みかける津之介の言葉。
めちゃくちゃしびれる告白シーンでした。
二次元、白黒のシーンなのに、ぱーんと脳内に水しぶきと光が舞う様が浮かびました。
500年物の悪霊に立ち向かうラストに向かっていく流れ、面々は、ゴレンジャーのよう、サイボーグ009のよう、HEROのOPのよう、と感じました。絵では並んではいないのですが、揃って悪に立ち向かっていく様子が、力強く感じて、とってもかっこよくぞくぞくしました。
そこから先は怒涛の展開、予想外に次ぐ予想外、どきどきしながらストーリーを追うのに必死になります。特に、津之介、津四郎、潮比三というつながりの濃い3人の関係、対立を追うのが難しいのですが、やがてすべてが解きほぐされていく様子は爽快でした。
そうしてすべてが解きほぐされ、津四郎の500年間に及ぶ覚悟と行動があったうえで結ばれた津之介と汐。
津之介と津四郎の関係と気持ち、思い、思い出、かみしめるように伝わってきて、涙が出ました。素敵な、とても素敵なラストでした。
巻末におまけ漫画が2つ。
本編とのバランス含めてすごくいいです。
あとがきで物語の説明裏側設定をたっぷり味わえたのも良かったです。
単行本で一気読みしたからこその味わいでした。
今作は、何度か読み返して、理解を深めていくとさらに味わい深くなっていくと思います。
年末まであと1か月弱の今、今年で最も感動した作品でした。