カップルVTuberとしての活動に加えて、BL営業もしている先輩で、登録者数の多い2人のVTuberと4人でユニット活動をして、ますます、VTuberとしての活躍をしている春輝と、営業職リーマンとVTuberの二足の草鞋を履く優希とのカップル。
ユニットの仲間で先輩の、予渦と、覇壊とのやりとり、関係がとても楽しいです。
新たな企画のアイデア出し、コンビの相手を入れ替えてのゲーム配信、そして4人ユニットによるオリジナルソング歌唱。
実際のVTuberの活動、ゲーム配信、一切見たことがなく知識がない人間でも、置いてけぼり感がなく、その様子を理解し楽しみながら読むことができました。
活動の幅を広げて、さらに登録者が増えて、有名になった春輝は、だいぶ前向きに明るくなったけれど、やっぱりちょいちょい噛んでしまうところがすっごくかわいいです。
本人は恥ずかしがるけど、仲間たちもリスナーも好きですが、読者の私も春輝のかみかみになってしまうところ、大好きです。かわいさがたまりません。
予渦のちょっとやっかいだけど一生懸命なところ、覇壊の破天荒で勢いがあるところ、優希と優希と一緒になったときに、さらに魅力的に見えます。
4人のレコーディング、とても感動的です。
今作はコミカルだったり、かわいかったり、という色が強めですが、このように大きく感動させられるエピソードが入ってくるのもすごく素敵です。
4人の活動のさらなる広がりと発展、優希の決断、それを受けての春輝の悩みと苦しみと、決断、努力、応援しながら読み進みました。
しかし、念願の3Dとなった優希のすごい陰キャ感が出てしまうのがおもしろいです。
二次元だとそうじゃないのに、3Dだと違う、という違いを、エピソードに生かしているのがすごいと思います。
ユウはるの3Dお披露目記念ライブ、「ナカ」の人の様子がリアル(3D化するために全身タイツで機材つけてるというちょっと情けない見た目)なのと、3Dキャラクターの両方を見せるという演出もおもしろいです。
なんとも胸熱くなるお披露目ライブでした。
そしてなんと、3巻のラストは「つづく」となっています。
VTuberの4人の活動、ユウはるのカップルチャンネルの活動、優希の仕事と家族のこと、4巻がとても楽しみです。
「ナカ」の人同士だったVTuberの2人が、大騒動を乗り越えて両想いとなり、カップルVTuberとして活動することになってからのお話。
VTuberどころかYouTuberもゲーム配信もほとんど見たことがなくて興味がないのですが、そのジャンルの知識がなくてもとても楽しめます。
春輝がまだまだ後ろむきになりがちなのだけれど、それでもがんばっている様子にとてもきゅんきゅんします。がんばれ、ムリしないで、応援してるよ、と声をかけたくなる愛らしさです。メンバーになって限定配信を聞いてコメントしたい!
優希の本音、本質が少しづつ見えてきて、最初のころは、漫画のイケメンアイコンみたいな感じだったのが、人間味が増してきたように感じました。
同棲した2人の様子が、こういうのが幸せに浮かれまくってるバカップルって表現されるんだろうなあと思わず笑ってしまうほどのいちゃいちゃ、ラブラブっぷりで、とてもかわいいです。
実生活が充実、満喫している2人の、カップルVTuberとして活動のごく一部だけ見ることができますが、これがまたすごく楽しい!
カップルVTuberとして活動内容(コメント欄のやりとりと、画面のこちら側の実体も混みで見たい)だけで1冊、漫画にしていただきたいほどの楽しさです。
2人がかわいいのはもちろんですが、ファンのみんなの楽しそうな幸せそうな様子が、とても素敵です。私もコメント入れたり、投げ銭したりしたい、と何度も思いました。
陽木ガチ恋オタク(最古参)御影碧、という強烈なキャラクターが新登場。
アカウントを使い分けて応援する姿勢が本当にガチオタなのに、登録者数150万人のVTuberというギャップがおもしろいです。
もう1組のVTuberカップがBL営業している、という設定も、2人のVTuberの性格と実物の言動のギャップも楽しいです。
キャラの濃い人ばっかり出てくるのに、胸やけしないそれぞれのキャラクターの魅力と、エピソードの楽しさがすばらしいです。
ユニット名の意味も、言葉としての音の感じもとてもよくて、4人でも2人づつでも、どの組み合わせでも、見ていてとても楽しくなります。
BLとしての楽しさもありますが、キャラクター、エピソード、どれをとっても楽しく、萌えたり、笑ったり、幸せになったり、応援したくなったりする素敵な作品です。
原作が大好きで何度も繰り返し読み返している作品です。
キャラクター、物語、すべてが素敵でやりすぎず、しかし、それなりに過激な部分もあるのがすごいです。
音声化することで、これらの魅力がどうなったのか。
どきどきしながらの聴取でした。
メインのお二人の声は、個人的に最初は、ん?と感じましたが、聴いているうちにどんどん耳になじんで、2人の動いている様子、話している様子が脳裏に浮かんできました。
田丸篤志さん演じる金江凉は、ずっと淡々としたしゃべり方なのに、ちょっと楽しそうな様子になったときのギャップが、すごい印象的でした。
息遣い、声色がとても素敵です。
小林千晃さん演じる灰賀優希は、かわいい年下の男の子、先輩に憧れる純朴な少年、という印象なのですが、しっかり性欲もあるのを嫌悪しないで、でも、時には迷ったり、ためらったりもしつつも、金江に対する憧れと性欲と上手にやりくりしている様子が、とても好ましく、愛らしく伝わってきました。
物語の展開はかなり強烈なものも混じるエピソードの数々を、派手にしすぎず、青春色を織り交ぜながら進めていて、とてももしろかったです。
2人の恋愛模様に関する展開と、大学生活、クラブ生活の様子とが、ドラマティックだけど、ドラマティック過ぎずに演出されていて、原作の雰囲気がよく出ていたと思います。
青春と性欲とが共存しているけれど、青春色強めなのも素敵でした。
2人だけでなく、先輩や同級生とのやりとり、夏合宿の様子などは、かなり青春を感じさせて、楽しみました。バンドの演奏や花火など、音声ドラマだからこその表現も素敵でした。
絵柄もキャラクターも物語も癖になり、何度も読み返しています。
上巻では大学とプライベートと完全に分けている金江凉と、両方の区別があまりない灰賀優希の、接点とつながり、関係の変化をどきどきしながら追いかけましたが、下巻では、2人の接点とつながりが、重なってねじれて、離れてまた重なって、と変化していく様をはらはらどきどきしながら追いかけ、味わいました。
キラキラした青春の色合いが濃いのですが、合間にちゃんとしっかりした性欲も見えているところがすごいと思います。
この2つはあまりひとつの作品に同時に存在しにくいと思うのですが、配合、塩梅がとてもいいです。
2人が1年生と4年生、という同じ大学にいながらも、その場で一緒に過ごせるのは1年間だけ、という情緒もとても素敵です。
夏合宿の内容はとても青春を感じさせ、素敵な読んでいるだけなのに、青春の思い出を共有したような気持ちになりました。
絵柄もキャラクターも物語も癖になり、何度も読み返しています。
先輩で見た目もちょっと怖めでぶっきらぼうな金江が、恋人探しのためのハコヘルバイトをしている、という設定がまずおもしろいです。
新入生で同じクラブに入った灰賀優希が、クラブの飲み会で先輩からハコヘルへ行くようにうながされたことで、憧れの先輩の秘密を知ってしまい、性欲に翻弄されつつも、憧れの先輩とゆっくり話したい、とアルバイトをしまくって資金を貯めて先輩を指名して通いつめていきます。
こうして抜き出して書くと、とても突拍子もないように思えるのですが、不思議な説得力があり、なにより魅力があって引きこまれていきます。
ハコヘル、という性欲むき出しの場所を介しての2人のやりとりも、エロさばかりにならないところも魅力です。
大学とプライベートと完全に分けている金江凉と、混ざっている灰賀優希の、接点とつながり、関係の変化が興味深くおもしろいです。
石田さん出演のBLCDを探していて見つけた作品。
原作未読で聴取してはまり、原作を紙で買い、引っ越して処分して数年後に電子で買いそろえ直しました。
世界観も人物も物語も全てが魅力的で、何度も繰り返し味わいたくなる作品です。
原作もCDも何回か味わってのレビューです。
約30年前の作品なのですが、古臭さは一切なく、魅了されます。
宇宙戦闘機の精鋭パイロットたちのお話で、現在(物語当時)の若き秀才のマロイ・チハヤと、30年前にコールドスリープ(冷凍睡眠保存)を課せられた天才パイロット、M2がわずかな間、出会い、ともに過ごし、再びM2がコールドスリープさせられるまでの、濃くて短い時間が魅力的に描かれています。
石田さん演じるM2の言葉遣い、話し方が、とても魅力的で、子犬のように慕う遠近さん演じるマロイとのやり取りが楽しいです。
30年間、眠っている間に年を取り、階級が上になり、大人になった元同僚たちとのやりとりも楽しいです。
CDオリジナルのM2と養父ガンディとのエピソードは、色合い、雰囲気ががらりと変わり、いろんな「情」を濃く、悲しく、切なく描いています。
狂おしいまでの情、の怖さも感じました。
CDが1作だけで終わっているのが本当に残念です。
続きも聴きたかったです。
約20年前に発表になった作品で、神谷さんの声を求めて聴取したのですが、登場人物、ストーリー、すべてが魅力的で大好きな作品です。
原作未読ですが、問題なく楽しめます。
神谷浩史さん演じる椎葉昌紀は警察官であり、エス(スパイ)を利用しており、かつ、自身のエスである実業家でやくざの小西克幸さん演じる宗近奎吾の情人でもある、というすごく複雑かつ深みがある人間です。
同じくエス工作に従事売る同僚の刑事、永倉の援護をし、エスとの連絡役を担当することになり、より複雑な人間関係、裏社会にはまっていきます。
刑事のときは、理性的でつんつんしているのに、宗近と接するときは感情的になり、振り回される様子、そのギャップがたまりません。
永倉とエスの小鳥遊真生との関係、小鳥遊真生の置かれた環境を知り、事件に巻き込まれた椎葉が、自身のこと、宗近とのことと重ねてみるようになってしまい、悩み、苦しむさまがとても心に響きました。
物語自体も、警察とスパイとやくざ、殺人事件と不法の銃刀など、題材とエピソードが豊富です。さらにいろんなタイプの愛情がドロドロと渦巻いているかのような気配を感じさせられます。
BLもの、というより、BL要素もある人情に重き置いた刑事もの、といえると思います。複数の事件と関係者が入り乱れ、犯人がなかなかわからない展開にもわくわく、ぞくぞくしました。
小西さん演じる宗近奎吾、黒田崇矢さん演じる永倉康介の、それぞれ、迫力のある漢の魅力、話し方も素晴らしいです。
2人だけでなく、男同士が交わす言葉が、平成の物語ですが、昭和の刑事ものの雰囲気もありかっこよくて素敵です。
特にタバコに関する会話、ライターでつけたタバコはまずい、と、相手の吸っているタバコからもらい火をするエピソードは、音声だけなのに、その情景や空気さえも感じられるような素晴らしいシーンとなっていました。
個人的には椎葉と宗近気持ちを吐露して涙するところで終わって良かったと思いました。2人が色っぽく絡まり合うシーンはBLとしては必要なのだろうけれど、ないほうが、全体の重たい雰囲気を残したままの終わりになってよかったと思いました。
(ここはあくまで個人の好みだと思います)
ラストバレンタイン
バレンタインチョコに対する気持ちの違いが、恋人同士にとって大事と言われるバレンタインデーに一波乱を起こして、かえってラブラブ度が増してかわいいです。
プロローグ
一読してタイトルを見て、納得。
そう、まさにプロローグ、そういうやりとりがあったのだなと知り、ほっこり萌えました。
3P
そうとは知らずちょっかいかけちゃって、かけられちゃった、2人の内心の温度差がかわいいです。
ちかくてとおい
合宿でみんなで枕を並べた男子高校生たちのわちゃわちゃおしゃべり。
ちょっとエッチなお話をしたりして、2人の仲を隠し通したようで、そうでもなかったというのがかわいいです。
アレしないと出られない部屋
BL漫画の余興といえば!というお題。
部屋にいるのが2人だけじゃないというのがおもしろいです。
「リセット」店舗共通ペーパー
悪気なしと、意図アリの、2人のやったことと、それに対する冬真の反応の違いがおもしろくてかわいいです。
トライアングル
本編でもですが、なんだかんだと一番、苦労をかけられている槙の人の好さと気苦労がうかがえて、おもしろいけどちょっと気の毒になります。
かの日
両想いでラブラブの今、在りし日に思いをはせるエピソードと、タイトルがとても素敵です。
リスタート
エピソードもだけど、タイトルがとっても素敵で、短編集のラストを飾るのにふさわしいです。
原作未読。
発売から10年近く経ってからこのシリーズに出会いましたが、魅了されています。
聴取順番が発表順でないため、登場人物のことがわかりつつ、性格や言動の変化にとても驚かされたり、ああ、そういうことだったのかと納得したりしました。
シリーズの他作品でも感じましたが、独特の世界観とその詳細な設定が素晴らしいです。
今作のメインはなんといってもロウクラス、カイコガ起源の郁でしょう。
カイコガ起源のため、身体が弱く数年前から口をきくこともできなくなってしまった小柄で真っ白な郁が、密かに片想いをしていたハイクラス、タランチュラ起源の高飛車お坊ちゃまの陶也と知り合い、気まぐれで付き合ってもらうようになることから物語が始まります。
アプリのLINEなどがない時代、メールはあるけれど、主な意思伝達手段は筆談、または唇を読む、というもの。手間がかかり面倒だからこその、じれったさと、その手段をとってまで交流をしようとする気持ちの重さ大きさを感じます。
不便だった時代の恋愛っていいなと思わされました。
斉藤壮馬さん演じる郁が素晴らしいです。口が利けないので内心の言葉、という表現では、流暢にしゃべりますが、陶也と対面しているときは息遣いや、あ、う、というようなかすれた音のみになりますが、それらの息遣いや単音にすごく気持ちが伝わってきます。
陶也はハイクラス屈指の名家出身でお坊ちゃまの中のお坊ちゃま、高飛車でわがまま、不遜、なのですが、郁と触れ合ううちに郁に惹かれ、郁の言動に意図せずして振り回されていく様子が、人間らしくなっていく、目覚めていく、ようで感動しました。
ストーリー自体、今作もかなり凝っていて、BLというよりも、家族や恋人の間にある情、それも、かなり重たくてドロッとした情が強めに描かれています。
陶也も郁もつらい思いをすることになりますが、あれこれ悪さをしてきた陶也はともかく、郁はそこまでひどい目に遭わされなくても、と聴いていて胸が痛くなりました。
篤郎がメインの別作品「愛の罠にはまれ!」を先に聴取しており、作中で篤郎が過去にやらかした事件について聴いてはいたけれど、印象以上のひどさに驚かされました。
繰り返しになりますが、独特の世界観と詳細な設定が素晴らしい作品です。
注意喚起。ひとりでいるときに読むことをお勧めします。
にやにやしたり、涙がにじんだり、表情が動きまくってしまうからです。
家族だけでなく、周りの人たちとのやりとりがすんごい幸せです。
外出中に読んで挙動不審になるくらい冷静でいられませんでした。
大人たちの成長はゆっくり、こどもたちの成長の可能性は無限大、と感じます。
BL要素はもちろんありますが、心が洗われ温かくなる、家族、恋人、友達のいろんな情がつづられています。
出てくる人、関わる人、みんな心が素敵で、読んでるだけでほっこりして、ときにじわっと涙がにじみます。
雫斗 の決断のエピソードもとても素敵で感涙しました。
番になって子どもができて幸せな暮らしをしてたけれど、雫斗 自身の夢と将来のための大きな一歩を目撃させてもらった気がします。
不器用で真面目で優しい的場さんのファンになりました。
的場さんの再登場するエピソードが読みたくなりました。