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女性muuebaさん

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2組それぞれが愛を深め、成長していく様子を確認できた巻

あいかわらず濃密エッチ、コースケの翌日に響くほどラブラブな2人。

ついに芸能記者にかぎつけられて、取材申し込みを受けるコースケ。
なだめたり、転がしたり、トモ扱いが上達していて萌えます。

気遣ったり、複雑な気持ちで苦悩したりのコースケにあいかわらずのラブ全開の言動が止まらないトモ。

ついに会社に2人のことがばれちゃって、追及されてからのトモの腹の座りようが最高にかっこよかったです。
コースケのことを、コースケとの関係を守ると決意したトモが薬指の指輪を見ながら電話するシーンには、涙が出ました。尊い!
それぞれやり方が違うけれど、いつもお互いのことを考えて、お互いを大切にするために行動する2人が素敵です。
そしてトモのハチャメチャぶりに、責任感や社会力が伴ってきているのに感動します。

途中にリアル5のお兄ちゃん2人のお話も挟みます。
この2人のお話も別の魅力があって大好き!
別の本で独立させないで、織り交ぜて読ませてくれるのも、好きなところです。
割とシリアス目の展開が多いお兄ちゃん2人のお話ですが、今回は格別にシリアス。
スギにたかろうとするゴミクズ親父が出てきます。
苦しむスギのために動くオカ、これまでの重さ、執着ぶりから、スギ父を殺しかねないと心配してしまいました。
強い思いをしっかりぶつけたことでスギ父問題は解決、珍しくスギが素直にオカに気持ちを伝えるところは、過去から続き今まで苦しめられた苦労から解き放たれたということもあいまって、とても感動しました。

恋染龍雨衣 コミック

朔ヒロ 

いろいろな相手とのいろいろな愛情が散りばめられた素敵なお話

シリーズ新作を読んだので味わい直したくて読み返しました。

あやかしと人間、という組み合わせのシリーズですが、今回のあやかしは母親が人間の半妖です。

全くそちらのセンサーがなく、あやかしのことが見えも聞こえもしない男があやかしに襲われて死にそうになっているのを助けた半妖が、その人となりに触れて気になり眷属にします。

母親が人間の半妖とはいえ、父親は龍神、見た目と中身がそれぞれ父親、母親のどちらかに似た、あやかしでもなく人間でもない、どちらでもあり、どちらでもない、兄弟の兄。
背負うものが多く責任感があり、そして人情深く誇り高い言動が素晴らしいです。

主従関係なのに、口喧嘩が絶えなくておもしろい関係の2人は、悩みや苦しみもありつつ、協力しあいつつ、前進していくさま、成長していく様がすごく素敵でした。
それと同時に2人の関係が深まり、いつしか恋愛感情が育って行きます。
家族、友達、兄弟、仲間、いろいろな相手との愛情が散りばめられた素敵なお話でした。

シリーズの他2作もそうですが、モノクロなのにフルカラーで脳裏にうつる美しい世界観も素敵です。
シリーズとしてずっと続いていってほしい作品です。

明烏夢恋唄 コミック

朔ヒロ 

問題を抱えたあやかしと人間が出会ってゆっくり恋を温めるお話

どの作品を先に読んでも後に読んでも違和感がなく世界観に浸れるシリーズです。
それぞれスピンオフ、ではなくシリーズだから、なのでしょうか。
こういう作品たちの場合、どれが先だっけ?読む順番は?となりがちですが、このシリーズに関してはそれがないです。ひとつひとつが完結していて、それでいて、大きな世界でつながています。
何周目かの読み返しで、改めてこの素晴らしい世界に浸ることができました。

あやかしと人間、という組み合わせのシリーズですが、他2作はメイン2人が割と力や本人のスペックが高めなのに対して、今作はあやかしも人間も弱めです。

烏天狗は過去のあやまち(事故みたいなものだけど)のために、力を貯めて使って約束を成し遂げるまで遊郭に縛り付けられています。
人間はごく普通のサラリーマンですが、公私ともにうまくいっていないときに、浦島太郎と亀的な出会いがあり、あやかしの世界、妖怪専用の遊郭に足を踏み入れます。

出会った烏天狗との交流は、遊郭という場所であったにも関わらず、すぐに性的な関係にはなりません。
これきりのはずだったのに烏天狗が気になってしまい、命を削りかけながらも会いに通う人間。
すぐに肉体関係にならないからこその心の動き、表情、言葉のかけあいがとてもきれいです。

また、他の2作と違ってメインの2人に弱さがあるのがこの物語の麗しいところだと思いました。
あやかしと人間、それぞれの弱さが醸し出す危うさ、のような空気感がすごく素敵でした。

シリーズとしてずっと続いていってほしい作品

前作では結ばれたものの、障害があり三年後の再会を約束して別れた2人。
その期日前に事件が起こり2人が再会します。

裏切り、切ない展開が続き、苦しい決断をしての対決。
そして和解、大円満。
読み終えてから1巻分のページ数だったのか、と首をひねるほどの濃密な物語でした。

前作もとっても素晴らしかったのですが、前作を上回る素晴らしさでした。
語彙不足でこの素晴らしさをうまく表現できないのが悔しい。

シリーズの別作品のキャラクターたちもたくさん登場してオールスター出演のような豪華さもありました。

成長して強くなった紺が、茨木の関わる問題にともに関り、解決し、さらに固く結ばれる大円満でした。

前作もそうでしたが、世界がとにかく美しくて麗しくて素敵です。
モノクロの漫画なのにフルカラーの世界が脳裏に浮かんでいました。

シリーズとしてずっと続いていってほしい作品です。

羅城恋月夜 コミック

朔ヒロ 

2巻発売でシリーズ再読し改めてすごさを感じ萌えた作品

人外もの、ケモノもの、の設定がうまく生きていない、エッチ導入のコスプレみたいになっている作品は苦手です。

しかしこのシリーズ、作品は、世界観がとても素敵で、登場人物もそれぞれ魅力的で物語として素晴らしいです。

鬼と陰陽師が出会い、恋をして結ばれていくお話。
出会い、設定からして相いれない2人、それぞれの人間関係、背負ってきたものを見ると、まるでロミオとジュリエットのようです。
そんな2人のはずですが、お互い尊重してて丁寧なやりとりが続きます。

(朔ヒロ先生の作品はどれも人物の会話、やりとりが素晴らしい)

もろもろを乗り越えて2人が結ばれる素敵なラストには泣きました。

2人の恋の成就に至る物語も素晴らしいのですが、この世界に出てくる人物たち、姿かたち、それぞれのキャラクター、全てがとても素敵です。

美しさ、麗しさ、情緒、全てにおいて映画を見ているような気持ちになりました。

よくある設定だからこそ朔ヒロの細やかな表現が光る作品

幼馴染で親友の南央と修、片やノンケ、片やゲイ、お互い愛情をもって接し、親しく過ごした高校時代、しかし、片方は恋愛感情を持っている関係。

勇気を振り絞っての告白、傷つき、そして別離。

7年後、一人暮らしでセフレもいて可もなく不可もなしの生活を送っていた修のもとに、突然、東京で就職したはずの南央が異動になった、と転がり込んできて、なし崩しに同居生活が始まります。

幼馴染、片方ゲイ、告白、すれ違い、別れ、数年後の再会、両片想い、成就
というよくある設定ですが、だからこそ、朔ヒロの細やかな表現、やりとり、表情がとても素敵で萌えました。

すれ違いや悩みや苦しみはあるけれど、読んでいてつらくはならないのもよかったです。
ため息をつきたくなる萌えと幸せな大円満でした。

シリーズで最も切ない一冊

コースケに、シュッとしたウエトモ、と社員たちに評判の後輩ができます。

トモは少し成長して、仕事に対するやる気、かっこいい台詞が増えたような。しかしエッチのときのあほっぷりは健在。コースケの首に歯形をつけてしまい、シュッとしたウエトモ、ゲイの後輩に気づかれ、調教済みか、など言われて口説かれてしまいます。

秘密がばれそうになり心配し、悩み、トモを守ろうと決意するコースケ。
そもそもの原因のトモは仕事先で入れ知恵されて大人のおもちゃを通販で取り寄せてコースケ宅に送りつけます。道具攻め含めたエッチを経て、濃厚エッチをたっぷり楽しむ2人。

そんな中、現場で事故に巻き込まれたトモが記憶喪失になってしまいます。

家に来てくれたコースケ、におじさんだれ?と言い放つトモ。
なかなか記憶が戻らないトモ、悩んで乗り越えて応援したからこそ、怒ったり苦しんだりするグループのお兄ちゃんたち。

2人の関係が案外と細い糸のようなものだったと気づき、弱っているコースケに付け込むこもうとする後輩。
そんなことがあったからこそ、コースケは、トモ以外もう何もいらない、と思い知り、勇気をだしてけじめをつけにトモの家に向かいます。
記憶が戻らないけれど、コースケの顔を見て安心したような様子を見せて甘えるトモ。
別離を決意したコースケは、合鍵を置いてトモの部屋を去って行きます。

シリーズ通して一番、泣いたシーンです。
たくさん悩んで苦しんでようやく両想いになって、たくさんのことを乗り越えて、一生そばにいると決意したからこそ、記憶が戻らないなら、自分を知らないトモと離れられなくなるのが怖い、と、記憶喪失のトモにつながる唯一のものであった合鍵を置いて去る、一度去ったらもう戻ってこられない合鍵を置いて行く、そのコースケの決意と行動が切なくてたまりません。

ますます体調が悪化するトモを見ていたお兄ちゃん2人、オカがついに動き、ヒントを与えます。
そのオカを裏切者呼ばわりするスギも、わいわい言いつつほっとした様子。
お兄ちゃんたちが見守り悩んできたことがうかがえて、またも切なくなります。

記憶を取り戻そうと荒療治に出るのはさすがトモ。
衣装のままコースケのもとにかけつけ、名前を連呼し、抱きしめる様子に涙しました。

今回はリアル5のお兄ちゃん2人のお話は巻末にありませんが、最後の最後のエピソードはお兄ちゃん2人の小ネタ。かわいかったです。

ひみつのセフレが、恋人になり、そしてひみつのヒトヅマになるまでの素敵なお話

結婚式に参列する機会があったトモがコースケの懸念、予想通りに影響を受けて、みんなに祝福されたい、メンバーにコースケを紹介したい、と言いだします。
悩めるコースケに、譲らないトモ。
エピソードごとにコースケも、トモも、それぞれの包容力のありようが素敵だなと感心します。

いきなりコースケの住む部屋に連れて来られたリアル5のお兄ちゃん2人、オカとスギ。
2人も男性同士の恋人ですが、トモに相手が男を知り、反対するスギ。
コースケは否定されてショックを受けつつも、やっぱり、という感じでトモを慰めます。
トモは祝福されるものとばかり思っていたのでひどく落ち込みます。
グループのことを考えて反対したものの、自身も男性しかもメンバーの恋人がいる葛藤に苦しむスギ。
2組の恋人に暗雲が立ち込め、さらに解散報道まで飛び出して嵐の様相に。

それぞれ悩み、考えた末、4人が向き合い、思いを、決意を言葉にしあう場面に感動します。
さらに、提出できないと知りつつ、婚姻届けに記入し、お兄ちゃん2人に証人として名前を書いてもらいコースケに渡すトモ、と真っ赤になって受け取るコースケ。
すごく素敵なやりとりに目頭が熱くなりました。

巻末は前巻に続き、リアル5のお兄ちゃん2人のお話が多めに収録されています。
アイドルオーディションに受かり、2人が出会った、はじまりのお話が特に素敵でした。
2人の顔つきも表情もまだ少年、という感じなのがかわいいです。
この頃からオカはスギのことが好きでずーっとそばにいて、守って来た、ということが強く感じられる番外編です。

バカップルぶりに拍車がかかったもっと恋人編

仲良しですが、暴走しがちなトモに手を焼き、ちょっと怒ったり手を焼いたりしがちなコースケ。
バカップルぶりに拍車がかかった2人のやりとりが楽しいです。

もともとかなりはちゃめちゃ、ぶっ飛んだところがあるトモが、中年太り体形になり始めたコースケの妊娠を確信してさらに暴走。

トモの思い込みに気付いたコースケがいやいやまさか、と考える様子、読者も同じ気持ちでした。

そしてまた新たな課題に悩むコースケ。
いろいろぶっ飛んだ関係を容認しつつも、やはり真面目な社会人であるコースケが、時々、悩むのは仕方がないこととはいえ、読んでいて切なくなりました。
悩みに悩んだからこそきつい言葉を発してしまい、さらにそのことに苦しむコースケ。
思いを吐き出した後に、「家族になれない分、死ぬまでずっと2人でいよーぜ」とトモを抱きしめキスをするシーンには目頭が熱くなりました。

巻末には前巻に続いて、恋人関係になったリアル5のお兄ちゃん2人のお話。
またも不器用な2人がすれ違い、事件があって、さらに関係が深まります。
薬指に噛み跡をつけて指輪代わりにするエピソード、あるあるですが、きゅんとします。
執着っぷりがなかなかに強烈で、さすがトモのお兄ちゃんたち、という気がします。
この2人のお話も萌え要素が多くてきゅんきゅんするのでシリーズ化してほしいです。

すごかった、よかった、楽しかった、萌えた!

タイトルが露骨だなあ、と、偏見から原作未読で聴きました。

いやあ、すごかった、よかった、楽しかった、萌えた!
ヤマヲミ先生ワールドが見事な音声ドラマになっていて、たっぷり浸りました。

リストラされてやけ酒でつぶれて拾われたアイドルにやられちゃってるコースケを遊佐浩二さんが演じていて、色っぽいのはもちろんですが、愛らしさ、真面目さ、ほだされやすさ、すごく素敵でした。

国民的アイドルなのに酔っぱらって転がっているおじさんをお持ち帰り(自宅ではなくおじさんちですが)さらに酔っ払いの戯言を聞いてやってしまうトモを鈴木達央が演じていて、ハチャメチャなところも、甘えん坊のところも、だだっ子みたいになるところも、ちょっと世間知らずなアイドル青年ぽさがすごく感じられて、すごく素敵でした。

コントのようなバカップルのような2人のやりとりが、楽しくて、笑って、そして萌えました。
視聴後に一気に原作を全て購入、完結まで追いかけました。

キャスト的に難しいかなと思いますが、CDも最後まで追いかけてほしいです。