前作の『やめてください、まぶしいです。』から
日渡先生と、キャラクター達が大好きになり
今回の作品も拝読いたしました。
前作で「この二人もしや?」と思っていた
日比谷くんと杉山くんの関係、
そして杉山くんと新しく登場した堤くんの関係が
メインに描かれています。
(前作は佐々野くんと古賀くんのお話がメインでした)
お互いのことを想うから不器用に突き放したり、
自分の中で抱え込んでしまったり……。
杉山くんを中心にお話と色んな人物の感情が動く様子が、
とても丁寧に描かれていました。
切なくてもどかしくて。
でも、それが彼らの等身大の姿なんだというのが
しっかりと伝わってくるので、
最終話で「良かった」と、心から思うことが出来る作品でした。
インタビューでも描かれてましたが、
カバー捲ったところの杉山くんが最高に小悪魔で大好きです(笑)
インタビューを拝見して、すごく応援したい作家さんだなと思い購入しました。
サークルの先輩後輩、十年来の友人同士、大学の先輩後輩、社会人同士の組み合わせを読むことが出来ます。
読切作品は、粗削りな部分もありますが、きっとこの台詞が一番見せたい部分なんだろうなというのがしっかり伝わってきて、好感が持てました。
昔の作品から最新の作品にいくにつれて、どんどん絵がキラキラと綺麗になって行くので、コミックスに掲載されていない一番最新の作品ではもっと綺麗になっているんだろうな~と思います。
あとがきのコメントを読むと、更に応援したくなる気持ちでいっぱいになるので、次回のコミックスを楽しみにしています!