最高でした。最高でした。全人類頼む、聴いてくれ!!!!!!!
待ちに待った6弾の続き。配信当日に満を持して聴きました。
その結果、情緒を滅茶苦茶にされ、よくわからない感情のまま滂沱の涙を流し、濃密で滴るような愛情に打ちのめされ、呆然としたまま早数週間。
なんだこれ、なんなんだ?
緻密で丁寧で濃密な脚本をキャストの二人がそれぞれ読み込んで、解釈して、表現して、ふたりで「芝居」をすることで完成させていく。
本来ならば舞台で見るようなライブ感とかリアル感をそのまま閉じ込めたような新垣さんや八代さんの声や演技。
それに耐えうる物語や言葉の強度。
密度に飲み込まれる。言葉を奪われる。
あれから何度も繰り返し聴いていますが、とにかく聴いているうちに引き込まれ圧倒されて気付けば泣いている。なんで泣くのかよくわからない。悲しい話ではないし、感動ともちょっと違う気がする。
ただ、
「しんじゃった」
たったこれだけの言葉で、音で、どれほどの絶望や悲しみや虚無や哀切が伝わってくることか。
新垣さんの演技がもう音として凄すぎる。
複雑な央田というひとの、折り重なった感情のすべてが乗っかっているような声。表現。
知らない言語で意味なんかわからない歌でも感動することがあるように、新垣さんの声の響きで目頭が熱くなる。心を揺さぶるものを芸術と呼ぶなら、新垣樽助さんの演技は芸術だと思う。
そして八代拓さん。君が六甲くんで本当によかった。フリートークで何度も「愛」って言ってたけど、本当に愛の塊みたいな声だった。六甲が央田に捧げ続けているもの、央田が感じた光、それが八代さんの声から伝わってくる。
こんなふうに好きになられたら愛しくなっちゃうよ。
話の内容やその感想については、まだうまく纏まりません。ただ私は大好きだなとしか。
噛んでも噛んでも味が出る。
脚本の密度が高い。
ずっと央田と六甲のことを考えてしまう。
今回の話だけじゃなくて、六甲と央田の他の音源とかSSとか読んで、今さらこういうことだったのかとわかったり、央田の周囲の人々に思いを馳せたりしてしまう。
7弾の話になるけど、央田たちの色々なことがあって数年後、ナナオの祖父は孫と旅をする訳じゃないですか。おそらく出会った頃の央田と同じくらいの年齢の、大人の勝手な思惑とか天性の才能とか他者との能力の差異とか、そういうものに追い詰められて逃げ出したナナオと。二人で一年旅をして、孫は立ち直って将来的にはちゃんとスパダリに育っていくけれど、そこに央田のことを重ねなかったとは思えない。そういうこととか考えてしまう。
央田尋は周囲のひとに愛されていたけれど、でも、誰も彼を救うことはできなかった。央田が救われることを望まなかったから。でも、そんな央田尋が六甲と恋をして、彼が永遠に喪ったものに触れ、「取り戻すことはできない」けど「愛してる」と思う、そのことの美しさを、きっとこの先もずっと忘れないだろうな、とか。
「Gympie Gympie」を聴いて、央田尋がとっても好きになってしまったから、彼の人生とか、その価値観とか、恋とかのことを折に触れて考えてしまうし、きっとずーとこの先も好きでいつづけるだろうなあ。
央田は全然聖母じゃなかったし、歪んでるし本当に面倒くさい男だったけど、恐ろしく情が深くて感受性が鋭くて優しくて柔らかくて可愛い男だった。
一番最初の物語から5年。
至高の樽助受けだー!と萌えていたところから、こんなマジに好きになっちゃって正直困る。えーん、央田尋、最高に可愛いんだよー!!!!もう、ほんと、マジで、なんなんだよおまえ、可愛すぎじゃないですか!!??ねええええ!!!いや、やってることも言ってることも全然可愛くはないのですが、可愛い。次元の壁があってよかった。こんな男に惚れたら地獄すぎる。次元越しに覗き見してるくらいが丁度良い。
そして六甲くん。
チョロい思春期男子だと思ってたけど、いい攻めに育ちました。
最初から自分で「本気を出せば僕はいい男ですよ」とか言ってたけど、まさか、こんなにいい攻めになるとは。
スパダリじゃないけど、央田尋限定で最高の攻めなんだよなー。
こういう受け専用機に自分のことカスタムしちゃう攻めがド性癖ですありがとうございます。
央田相手だったから正解だったけど、普通に考えるとそこでそうするのはどうなの?と常識と正気を疑わざるを得ない言動を繰り返す六甲くんに大変萌えました。恋人が失踪したと理解した瞬間、「油断した」って言う攻め、いいよね!でも「シミュレーションしてきた」んだって。六甲くんほんと頭おかしい(褒め言葉)
君ら、本当にお似合いのカップルだと思う。
君らの恋をただひたすらに見守るから、どうかどうか、幸せでいて欲しい。
離れないで欲しいし、不慮の事故や突然の病気とか、そういう悲劇はいらない。
六甲には妙なお道具買ってきては央田センセイに呆れられて欲しいし、央田には涼しい顔して死ぬほどワガママ放題で六甲くんを振り回して欲しい。
君と好きなひとが百年続きますように、ってこういう気持ちかとしみじみ思いました。
本当に、百年続きますように。
ところでもしこの音源を聴いたけど、SS読んでない人は今からでもいいから読んでほしい。理解度が格段にアップするので。特に「Ya' aburnee」のもとになってる、「甘えてよセンセイ」と「Ya' aburnee」は是非。六甲くんのセリフの捉え方がだいぶ変わると思います(SSは六甲視点なので)
全然レビューになってないのですが、とにかく六甲×央田は最高なんだよ!大好き!また会おうね!ということで。
彼らのことを、この先も覗かせてほしいなと思います。
どうかよろしくお願いします。
「男子高校生、はじめての」シリーズのポケットドラマCD配信は全部聴いてはいるんですが、基本的にはアフターディスクのあとの、みんなの幸せな様子を覗き見!エッチもラブもたっぷりで美味しい!という印象でした。
今回もそんなスイーツを期待して、聴いたわけです。
確かに第4弾、第5弾はそうでした。
有と椎堂はすごく青春でロマンティックだったし、春惟と慧斗はいつも通りしっとりと二人の世界でおままごとのように慈しみあってた。切なくなったり、キュンとしたりして、お値段以上の満足度。
やっぱり男はじは期待を裏切らないよなーと気楽な気持ちで聴いた第6弾。
「さよなら、childhood」
たった20分弱の物語に打ちのめされました。
あらすじは皆さんが書いてくれてるので割愛します。でも、いわゆる起承転結っていう意味では、すごくシンプルな話だと思います。
ただ、会話してセックスしてるだけ。たった一部屋で起きる、たった20分の話。登場人物もほぼ二人。
なのに、なんでこんなに衝撃なのか。こんなに心にずしんとくるのか。
配信から1週間以上経つのに、不意に思い出しては涙が出そうになる。
2人の声が忘れられない。言った言葉が忘れられない。
彼らの恋の行方をただ見守るCDとはよく言ったものだ、と思います。こんな恋、見守ることしかできない。というか見守らせてくれてありがとう。あの残暑の美術室で「セックスしましょう」なんて軽い口調で始まったはずの恋は、こんなところまで来た。
いい話ではないと思う。たぶん、椎堂と有の「その向こうの光」とか春惟と慧斗の「くちなし」のほうがいい話じゃないかな。
そもそも、六甲くんと央田センセイのカップルに興味がなければ、何も刺さらないかもしれない。央田センセイの追い詰め方は相変わらず容赦がなくて、この二人の愛の形は常識を重んじる人には受け入れがたいものだと思う。
このカップルに純度の高い変態性だけを求めるなら、案外人間だった2人にガッカリするかもしれない。セックスのプレイとしては、アフターディスクの「攻のキンタマを踏みにじった挙げ句、手錠で拘束し、攻の口にさっきまで自分の尻に突っ込まれてたバイブを突っ込んで、騎乗位する受」みたいなアクロバティックなことはしてないし。あれは受上位プレイの最高峰でしたありがとうございます。
でも、第6弾のCDを聴いて、ラストトラックに心が揺れた人には、是非聴いて欲しい。本当に本当に聴いて欲しい。この話だけなら500円ちょっとで聴けるから。新垣樽助さんの「図星」と「俺はお前が可愛いよ」ってセリフだけでも聴いてほしい。天才すぎる。一体どうやったらあんなに残酷で楽しそうな「図星」って音が出てくるのか。声優ってすごい。あと八代拓さんの「センセイが好きだから」にも満点をあげたい。そりゃこんなふうに言われたらさすがの央田センセイも可愛く思っちゃうよ。
ところで、もう1つの配信の「Crushing on you」での六甲の「部屋」と央田の「絵」の部分は思わず唸った。こういうところに気づいて、こういう言い方はできるから、央田センセイは六甲くんが好きなんだろうな。
で、たぶん、第6弾の今までの伏線回収具合から考えて、何度も六甲くんが欲しがっている「央田センセイの合鍵」はいつか貰えるんだと思う。でも、きっと、それは「央田の部屋の鍵」に匹敵する何かを、六甲くんが差し出す必要があるんだろう、とも思う。
その物語が知りたい。どうしても、知りたい。
だから、どうか、そこまで見守らせて欲しい。
今回、こんな拙いレビューを書いた理由がそれです。
ここで終わりにして欲しくない。
子供時代にさよならした六甲くんが、この先、どうしていくのか。
央田尋の過去は。
この先、どうしたら六甲くんは央田センセイから合鍵を貰えるのか。
六甲綾人は央田尋のものになったけど、央田尋はまだ六甲綾人のものじゃない。
でも、たぶん、いつかきっと、六甲くんは欲しいものを手に入れるだろう。
それこそ「もがいて、あがいて」ここまで来たんだから。
そう信じてるけど、でも、それをこの脚本で、この声で、この演技で聴きたい。
いつになってもいいから、どうか、彼らの恋の行方を見守らせてください。
大好きな原作がドラマCDになると聞いて、楽しみに待っていました。
結果、大満足です!
個人的には「同級生」シリーズぶりの野島健児さん。相変わらず素晴らしい。
直前まで普通の演技なのに、急に変わる落差にやられます。姉崎さんって複雑なところがある人だと思うんですが、彼の可愛さもネガティブなところも実は自信がないところもだからこそ強がっちゃうところも、最高に素晴らしかったです。姉崎さんが泣くところでは、つられて涙が……。
本当に引き込まれるお芝居でした。
対して御門演じる江口さんは絶妙にモサく(笑)、そして優しかったです。あー、こんな風に優しくされたら、そりゃ好きになっちゃうよーと思わされるところがいくつも。
テンション高めの江口さんも好きですが、こういう根が良いタイプの地味キャラを演じる時の声が好きだなあとしみじみ。
野島さんと江口さんの声の相性がすごくいいのか、普通に会話しているだけでも気持ちよかったです。「知るか!」「ダジャレ?」っていうところ、笑ってしまいました。こんなオヤジギャグなのに……悔しい。
杉山さんの吾妻もよかったです。吾妻さんのスピンオフが見てみたい。
吾妻×姉崎シーンにおける、杉山さんの(よい意味での)ねちっこくオヤジっぽいエロさは、このCDだけでは勿体ない。杉山さんメイン攻めのCDが聞きたくなりました。
あと、個人的には最初のほうの姉崎さんのちょっと社会人としてどうかな…な部分が短くなっていてほっとしました(笑) それから「真面目にやればデキるひと」っていうセリフが追加されてたのが、姉崎ファンとしては嬉しかったです。そうだよね!
表題作と番外編「親切」の2本立て。
主人公は違いますが、どちらも同じ世界(表題作で出てくる棒役で攻の友達の子が、「親切」の攻)もお話です。
個人的には表題作が「神作」でした。
賛否両論ありそうな話ですが、私は好きです!
受けもおかしいけど、攻めもおかしい。
どんより曇った黒村上キャンプさん。黒っていうより、グレー?
飄々としているけど、どこかズレているキャラがキャンプさんの持ち味だと思うんですが、今回はその上、絶妙に壊れてます。
パチンコ屋の廃屋みたいな感じのBL
ってご本人もおっしゃるとおり、明るいけど寒々しい。
とっくに終わってしまったひとの話、なのかもしれないなー。
バッドエンドでは決してないけど、ハッピーエンドともまた違う。
この先を知りたいような、知りたくないような。
とても好みのお話でした!
このシリーズにしてはずいぶん冒険してきたな、という印象。
いやー、まさかこんなニッチな属性がこのシリーズで登場するとは。
攻:
キチ。受さん大好き。エロ最中、語尾にハートマーク。 ちょっと気持ち悪いけど可愛い。闇持ち属性。notスパダリ。
受:
尻穴で攻を抱くタイプ。淫乱聖母。オトナ。エロスの権化。通常時はSだけどエロ時はM。至高の樽助受。
プレイ:
攻も受も変態度高い。あと、すごくSM。プレイ的には特別なことをしているワケではないが、関係性が非常にSM的。SMヒーリング。
こんな属性がお好きな方には是非聴いてもらいたい。
クズでダメで甘えた高校生の六甲くん(攻)が最高でした。六甲くん、ツラい……可愛い……。自意識過剰でひねくれてるけどチョロい思春期男子最高。
かわいこぶったダメ人間攻が好きなのに、あまり見かけないという同志がいたら、オススメしたい。乾いた大地に供給をありがとう!
個人的には神作です。
「キチク、エンカウント」で佐藤拓也さんにはまったのでこちらを購入。
原作ありCDとはまったく別で、面白かったです。盗み聞きと謳ってましたが、本当にそんな感じ。BLシチュエーションCDとでもいうのかな? BGMはないけどSEが細かくついているので、手抜き感はありませんでした。
しかしなんというか非常に生っぽく、聞いているこっちが照れる!!!!
ひさしぶりにBLCDで変な汗をかきました……ノーBGM恐ろしい…。(ゲイビ的な)生っぽさでは全然ないんですが、なんなんだ、これ。
あ、決して悪い意味じゃないです。メッチャよかったです。つか、これ、好きなキャスト来たら買わざるを得ない。演技だとわかっているのに、素っぽく聞こえるのは、キャストさんの演技力故なんでしょうか。ナチュラルメイクみたいな演技でした。素晴らしい。
第2弾のキャストは立花さん×田丸さんだそうで。立花さんは絶対にヤバそうなので、買い決定。
あと、ブックレットにドラマCD内の挿絵?というか、CMムービーに使われてたイラストが3点入っていたのがすごくよかったです。
萌えました。
評価は、ありきたりじゃないBLCDを作ろうという意欲と今後への期待の込めて、これで。
車庫入れしちゃらめ~が、どんなもんかなと軽い気持ちで聴きましたが、思ったより面白く聴けてびっくり。
佐藤さんと阿部さんの相性がいいのか、エロはエロく、ラブはラブく、ノンストレスで気軽に萌えられ、最高に良いCDでした。
まあ、その話は元々うん……。なので、感動したいとか、考えさせられたいとか、泣きたい向きにはオススメしませんが、萌えとエロに関しては満点を差し上げたい。あとラブっぽいセリフはうまく足されていて、原作よりもラブ度は高いかも? ここは脚本にプラスかな。
AV女優さん(役の方、とてもうまかったです。ザッツエロゲって感じで)は邪魔にならないけれど、やっぱり入るとビクッとしましたw 女の人の喘ぎはBLとは違ったインパクトがありますね。私は最低限にしてもらえて有り難かったです。メインのセリフにかかっていたら、苦手だったかも。あと、本当だったら女優さんが言っていたAVセリフを、阿部さんが言ってたのはお得感がありました。
この辺は個人の好みだと思うので、原作のあの設定が好きな方はご注意を。
ち○ことか、その辺のセリフは原作ままで、よく言った!と満足。
疲れて甘い物が欲しい気分の時にリピるCDになりそうです。