25歳ってこんなに幼いんだっけ?
遥か昔すぎて記憶がないんだけど、やっぱり幼すぎだよね?この受け様。
転生先の15歳に精神が引っ張られてるとしても、幼い。
そして幼い≠魂がきれいだと思う。精霊王だっけ、そんなに気にいるほどかしら。
故に、攻め様もなんでそんなに気に入っちゃたんだか、やはりビジュアル勝利なのでは、とモヤモヤしてしまう。
攻め様も性格もちょっとわかりずらい。
受け様に出会って感情豊かになった的なキャラの割には、緩急がないというか
変化がよくわからない(これは読解力の問題か)
というわけで、主人公お二方ともに、いまいち理解できずに読了。
ストーリーとしては、わかりやすい王道、起伏はあるけど浅目安定。
安心して読めるので、ここまで受け様が精神ショタじゃなければ
もっと楽しめたと思う。
幼いい受けさんの語り口がおさなすぎて、
とても面白かった。
もともとかがちは先生の作品は読んでいて、読むたびに
おもしろー、泣いてしまうーって思ってたのだけど、
どうも獣人攻めが個人的にツボだったようで
(この作品ではっきり気付いた!)
もう、ほんとオドゥたまらんってなりました。
銀色ふさふさかつ大きい体の狼なのに理知的で誠実温和って
好きなもの詰め込まれすぎ。
受けのジェレミアも普通の王子具合が絶妙で、そんな子が
色々気づいたり強くなっていく、けど無理やりじゃない成長
ものでもあって、すがすがしいお話。
文章にも登場人物にも品を感じるし、端正な文章の中にも
おかしみみたいなものも散りばめられていて、こう感じるのも
作家様と読者の相性によるものかもしれない。
もっと商業でバシバシ書いて欲しいな〜
オメガバなんだけど、無理矢理とかハア⁉︎という差別もなく
大変読みやすい!と読み進めたのですが、ちょうど中盤くらいから、
なにかズレのようなものを感じ始め、さらには1番の大事件の犯人が
気になって、もはや恋愛や出生の秘密どころじゃなくなっちゃった。
なんせ、うまい具合にほのめかしが効いており、犯人は
大体察しがつくのですが、その人があんなことしちゃうの?
犯行後もその態度でそんな行動とっちゃうの??それってもう、
前半のキャラ裏切りすぎで犯人サイコじゃん。
登場人物みんな感情がさらーっとしてる。
主人公2人も、前半はゆっくり恋情育む系なのね、と微笑ましく思ってたけど
アクシデントで結ばれる直前まで、さらってでもものにしたい!とか
身分違いでも想い続けるから〜みたいな激情がイマイチ伝わらず。
恋愛面以外でも、特に受さん、わりと葛藤なく故郷に帰るのを諦めたり、最も理解できないのは、犯人に対しての希薄な感情。
親しかったほど、もう少し煩悶とか憎悪とか憐憫とかぐちゃぐちゃしないのかね。
少なくても、読み手の私は犯人に対して整理できない感情があったよ。
そのうえでサイコ判定。
ほかの方々も同様で、だから当て馬なんだろうけど、
当て馬感が薄かったり、もしかしてあなた当て馬?という
立ち位置不明のキャラがいたり、悪者モブキャラもイマイチツメが甘かったり。
また、少々文章や言葉選びに雑さもあるかな。
と、なかなか物言いが多いのですが、
大まかなストーリーも、登場人物たちも好ましく、かなり楽しめたのたのです。
なので萌はちょっと厳し目評価かな、でももう少し登場人物たちの気持ち掘り下げて〜という希望があったので。
終始ニマニマにやにやしながら読みました。
で、ところどころ切なくって泣けてしまって
ああ、これぞ私が好きなblだ。
火崎先生は作家買いしてますが、こちらは大当たりでした。
先生の年上攻めは元々大好物なのですが、今回はとにかく雫がかわいい、
最高。
決して天然じゃなくって、天然記念物はほんと言い得て妙。
雫と菊太郎、お姉様方との会話の場面がとてもいい。
ああ雫の語彙力の無さがうつってしまった。
こんなベタ褒めというか、雫にベタ惚れなんだけど
神じゃないのは,、
ひとつは収録作「いただきます」攻め視点、ヤターと思って読んだら
本編で攻めはこんなふうに思ってました、という焼き直し感満載というか
全て想像通りというか。もっとその先が読みたかった。
もう一つが、価格がなー、大抵金額確認しないで買うのだけど
このページ数、さらに内容の薄い収録作を除いて考えると…と、
読了時に冷静になってしまった。
本編は、大きな起伏がなくても本当に楽しめたのに〜
他の方も書いてたかもだけど、どっちも好きになれなかったな。
でも読ませちゃうのは、ある意味作家様の力量。
まず亮はアラフォー乙女だし、一心は自由人とあるけど、
発達障害では、と思いつつ読む。その方が人物像として理解しやすい。
33にもなって、大好きな恋人に心配掛けっぱなしで、
心配の言葉も小言扱い。ほんとに好きなのかなあ〜亮のこと。
初めての理解者に対する絶対的信頼はわかるけど、なんか信頼してるけど
蔑ろにしてる感が、かあちゃん扱いかよ、と。
そう、その実の母もでてくるんだけど、亮の親に比べて一心の親の希薄なこと。
亮の世間体や細かいことを気にする設定に対して、手をつけた教え子の親に対するフォロー一切なしは、個人的には疑問。
18超えて手をつけたから?教師といってもバイトの家庭教師だから?
救いの神だったから?
しつこく亮の親に対しては、ちゃんとするぜ、的な流れだし、実際きちんと挨拶するんだけど、一心側はスルーなのね。
亮の親も、一心をパートナーとしてしっかり認識してても、また付き合う経緯を知っていても、親御さんにご挨拶は〜ってならないのね。
このあたり同性だとやっぱ、そんなものなのかな。とはいえなんかバランス悪い気がするのは、読者(私)の問題か。
新年早々泣かせてもらう、そして良いものを読んだという満足感。
茜・秋文の恋愛を軸に、秋文の秘密(?)と仕事や家族・恋人との関わり方や葛藤など
多層的に描かれています。
まず物語当初で2人が出会うきっかけになる友人に秋文が言う台詞で、彼を一気に好きになってしまった。台詞は書かないけど、秋文の物事に対する姿勢を明らかにしてくれてます。
また恋人への共感や理解を自身に渇望する姿がいじらしく愛おしい。
わかってやってよ〜茜〜、と途中で何度も思うんだけど、やっぱそこは茜も
エスパーじゃないし、立場上劣等感抱いて当然だし、しょうがないよねっ、
でもつらい。そう、このあたりはずーっとグスグスいいながら読んでしまった。
物語を通して、憧憬・羨望・嫉妬がそれぞれの人の、それぞれの状況で形を変えながら顔を出しており、その境界も考えさせられながら読んでしまった(読書感想文みたい…)。
2人の関係以外にも、秋文の仕事場の描き方も印象深くて。
大小織り交ぜて割とがっつり気合の入った嫌がらせの数々。
でも多少理解できる感じがまたせつない。同僚が言い放った台詞がしょうもないのに
真理すぎて凄い。
あと、小ネタ的にでてくる母から教えてもらった言葉の数々もツボでした。
他の方も書いてらっしゃいますが、2015年に初出とのこと。
え、なんで今頃?受賞作ってことは処女作?かなりびっくり。
戸田先生の作品は他にも読んでおりますが、この作品の表紙を見て
購入即決した自分を褒めたいです。
こんな攻めが運命の番なんて…運命を選べないオメガって
気の毒すぎる。
攻めが残念なのは義月作品のテンプレなんだけど、
散々物語中盤まで弁護士として真っ当なこといいつつ
中盤以降祐樹を追い込みまくった上
最後の受け救済は財閥マジカルで権力行使って、
今までの正論なんだったの。
あと、祐樹すっごい虐待されてたのに背中とか傷跡ないの?
それとも倉嶋ったら気づてたのにシカトか、と思ってたら
番外編ショートでチョロっと出てきて。
いや〜倉嶋気付かなかったの〜〜?(脱力
祐樹も皮膚の修復力すごいな。
とにかく倉嶋の魅力もっとプリーズ。
あと、子犬系うざ弁護士も、そのまま放置で良いのか?
結構組織としていて欲しくないタイプなんだけど。
と、言いつつまた義月作品の買っちゃうんだろうな。