里つばめ先生は個人的には初めましてなんですが、やー!良かったです!
帯が惹かれずにはいられなくて。
『昼は、社員憧れの王子様
夜は、社会性欠如のクズ 狙われたお姫さま(37才.不能)は……!?』
という煽り。
これは手に取っちゃいますよね(笑)
中身も面白く、攻めの会社後輩が本所クズ野郎でした(笑)喧嘩吹っ掛けられた相手の財布取っちゃったり、姉の別れた不倫相手の車をボコボコにしちゃったり!
周りに居たら正直関わりたくないタイプなんですが、でも会社では王子様なんですよね。
受けの先輩は不能が原因で彼女と別れちゃい最後後輩に堕ちるのかと思いきや、グラグラしている攻防で終わってしまいました。次回作は今作に出てくる攻めの後輩の幼なじみ(警察署) が主人公みたいなので、そこで二人のその後が見られれば良いなと思います!
過去作品もチェックしてみます。
『ここで待ってる』から間髪いれず発行された『ニアリーイコール』ここで待ってるの方が主人公の子供だったり相手の家族を物語に絡め基本は色々抱えて重たいのですが、まだ軽い気持ちで読み終えられましたが、この作品はガッツリ影があり、重いです。カップル二人ともに過去に一物を抱え、悩み、囚われ続けています。
家族のトラウマを抱え、過去の恋人に依存し愛が重すぎて捨てられた受けと、妹にまつわるトラウマを抱え、性的交渉ができなくなる攻め。
そんな二人が仲良くなり恋に落ち、平坦で行くわけがありません!
でもお互いが歩みより近づいていく葛藤や思いが、作者らしい書き方だなと思いました。
気持ちが重なっての性的交渉が完全じゃないって所もある意味リアルだなと。ラブラブになる→トラウマ克服→ガンガン性的交渉をする!だとこの作品が作品である意味がないですよね(笑)
うまく行く日もあれば駄目な日もある。人間だから仕方ないんだと思わずにはいられないです。
何か困難な試練が二人を待ち構えているとかは一切無い本当人間にスポットを置いた作品です。
エロシーンは当然少ないのでBLにエロシーンを求めている読者様には肌に合わない作品だと思います。
待ってました。守護者シリーズ最新刊!
前作がとても良い所で終わり、「早く続きを!!」
と思っていたらやっと出たという感じでした。なので前作の記憶が曖昧になっていた為、前作を読み直してから本作へ!
前作で呪詛返しに失敗し、主人公清芽の恋人である凱斗が恋人の清芽の記憶だけを綺麗に失い戻ってきます。
今作で記憶が戻り、祟り巫女との問題を解決してこのシリーズも終わりかな?と安易に考えていたら終わりませんでしたし謎も深まった所で次巻へ続く事に。当然凱斗の記憶は失われたままなので主人公とのラブは一切なく…。でも記憶を無くしていても清芽の事は気になる…的な記憶喪失展開にありがちなパターンでした。
今回物語の中で百物語が行われるのですが、それが物語と深く関わっている事が後半はっきり解ります。謎の登場人物も増え、また気になる所で終わっているので次こそは区切りの良い所で終わってくれればなと思います。
続き物なのと起承転結の「転」の位置づけなので評価は萌で
少しホラー色が強い(私の中では)ので苦手な方にはお薦めできないかもです…今回の百物語も読んでいてゾワゾワしました(><)
作者の名倉和希さんは初めましての方でしたが、大変面白く読ませてもらいました。何度も読み返してニヤニヤしております(笑)
私は作者買以外に結構ジャケット買いしてしまうのですが、今回のこの作品もジャケット買いです。表紙の挿絵担当のCielさんの描かれている幸せそうな三人にヤられました!挿絵もやはり気になってしまうポイントの一つではあるので、そういう意味で非常にこの作品に合っているイラストレーターさんでした。
気になり手にとり帯を読むと
『掃除上手なイケメン×可愛いフリーター+園児、ほのぼのラブ』
掃除上手なイケメンってどういう事?しかも園児はどっちの子供?気になり過ぎて購入。
フリーターの拓海が甥の凛太郎を幼稚園に行かせる準備をしている所から始まります。凛太郎は亡くなった姉がシングルマザーで育てていた子供でそれを叔父である拓海が引き取り育てます。子供が絡む作品では良くありがちな設定ではありますが、凛太郎を優先する為に大学卒業したばかりの拓海は正社員になれなかったり(説明会に凛太郎絡みで行けなくなり失敗)融通のきく近所のコンビニのアルバイトで収まり、家事を一人でこなすちょっと助けてあげたくなる様な真面目な青年です。育ち盛りの凛太郎の食育に良いからとベランダ菜園をし、食べさせる食事も全て手作りです。洗濯も綺麗にアイロンをかけ家事万能に思える拓海も唯一の後回し事項が掃除というのがポイントでした。忙し過ぎて掃除を疎かにした結果部屋が大変な事になります。
そこにとある切っ掛けで知り合った元モデルで現在会社社長である伊織が部屋の掃除をかってでる事になり、拓海と凛太郎と交流を深めていく事になるのですが、もーう読んでいて本当親子でした(笑)良い母親(拓海)と良い父親(伊織)になつく息子(凛太郎)キュンキュンします!物語的にもキュンキュンだけではなく、凛太郎の実の父親が凛太郎を引き取りたいと巻き起こす騒動が起きるのですが、そこもどう落ちがつくのか楽しく読めました。
タイトルにも書きましたが凛太郎は幼稚園児ながら男女問わず綺麗な人が大好きな男の子です。作者後書きにもあるのですが、凛太郎の拓海への家族愛が成長するにつれて恋愛感情に発展していくみたいなのでその辺の話もまた読んでみたいなと思いました!
楢崎さんは昔からついつい新刊でたら
買って読んでます。
タイトルが『好きすぎ妄想トリップ』なのでどんな妄想ばっかりの話で、きっと妄想も過激な妄想も多いのかな?
と期待したんですが
言う程主人公二人の妄想が目立たないというか
それよりも
この二人
いつ結ばれるんだろうか?と。
攻めが優しく真面目故に下半身がユルくて
受けに好きなら誠意見せろと言われ実行するんですが
攻めの
誠意=結婚まで清いお付き合い
の考えのお陰で表題カップルは中々結ばれず
紆余曲折するという。
楢崎さんにしては
エッチが少なめだった様な気も。
私としてはメインカップルより
同時収録されている
二人の学生時代からの友人がメインの話の方が
面白かったかな?
ジャケ買いです。
表紙のイラスト、構図がツボだったのと
帯にやられました。
『おやすみなさい、狼の王さま 無垢な子の本気はやばいくらいにエロい』
という煽り。
そして裏面が
『真実の愛だけが、男にかけられた呪いを解く』
というもの。
大体のストーリーに予想を立て購入。
思った以上に呪いを、解くくだりは過酷でしたね。
お互いがお互いの為に自らが犠牲になる事を選ぶとか
辛すぎます。
最後はきちんとハッピーエンドにはなるのですが、過程が辛いですね。後主人公の愛生の記憶喪失の原因やルドルフが何故呪いに掛かっているのかの件も切なくなりました。
気分が沈んでる時には読みたくないかもしれないです。
後この作品狼姿のルドルフとも結ばれちゃうので苦手な方はご注意を。