もうとにかくエロエロ、変態です。
人前プレイは当たり前。
というかそれが「聖行為」という儀式である、変態一族…。
受がモブから暴力を振るわれるシーンや、攻と実母の近親相姦シーンもあるので、要注意です。
それでもまあ、一族の因習というか悪習というか、ストーリー自体はかなり凝っています。
ただどうしても、ラストの攻と受の衆人環視の下のえ〇ちシーンが受け入れられない…。
受がとにかく下品な言葉を連発して最早実況状態。
とにかくエロエロなのですが、あまりに激し過ぎて読みづらい…笑
このお下品な隠語連発が好きな人は刺さるのでしょうが、私は苦手でした…。
上下巻ともまとめて、ここにレビューを書かせてもらいます(星はそれぞれ付けてます)。
攻の南くんが最高でした。
正直年下攻が嫌いで普段ならまず読まないのですが、表紙を見て「え、この攻どストライクなんだけど」と読んでみることに。
顔も髪型もスタイルも最高。
飄々とした雰囲気でいつも余裕がある感じで大人っぽいのに、たまに子どもっぽい時もあり、でもやっぱり歳の割に大人っぽい子なので、年下攻でも気になりませんでした。
受の林くんがぐるぐる悩んでしまってますが、南くんは一貫してずっと、林くんには一途で誠実な行動しかしておらず。
まあ言葉選びや言動がたまにミスッてしまうのは、まだ学生だからね。
そのくらいはしょうがない。
受の林くんも好きなキャラでしたが、この作品に関しては攻の南くんのルックスとキャラで神作品です!
南くんがどのコマもカッコ良過ぎて、それを見るだけでも価値がある。
南くんのイラスト集が欲しい。切実に。
南くんばかり褒めてますが、ちゃんとストーリーも面白いです。
電子書籍で読みましたが、これは紙で単行本も上下巻買おうと思います。
それくらい好き。
大学生になったばかりの灯(あかし)は、落とした財布を探している最中に「大丈夫?」と優しく声をかけられ、泣いてしまう。
慣れない大学生活にいっぱいいっぱいだった灯にとって、声をかけてくれた青年の優しさは身に染みるものだった。
一緒に財布を探してくれた青年の名前と連絡先を聞き忘れてしまったが、翌日大学で、その青年と再会する。
二人はあっという間に仲良くなっていくが、お互いに対する思いは、単なる友情なのだろうか…?
みたいなお話です。
現時点でまだ第4話までしか配信されておらず、何とも続きが読みたい所で4話目が終わっていますが…!
攻の藤真は、マイペースで落ち着きがあり、気さくで優しく人当たりも良い好青年。
けれど実は、昔はあまりに率直な物言いばかりしてしまい、周りとうまくいかないことも多い少年でした。
受の灯は、素直で明るくおっとりしていて、とても優しい青年。
「知らないところに行きたい」と、遠方の大学を選んだ藤真にとって、見返りを求めない灯の優しさはとても惹かれるもので、仲良くなりたいと思ったのです。
この二人、どちらもすごく優しくて、二人のやりとりが本当に見ていて心が温かくなるというか。
とにかく可愛い二人。
次のお話くらいから二人の仲が進展しそうな感じなので、とても楽しみです。
すごかった…!!
年下攻・年上受も、弟攻・兄受も、ぽやっと可愛いピュアピュア受も、シリアスなのも、実は好きじゃないんですけど。
作家さんが好きで試し読みして、弟・臣くんのカッコ良さに瞬時にやられ、購入しました。
読み進める内に、あ…このストーリーは単なる兄弟物じゃないんだな、めっちゃくちゃ深い重い事情があるんじゃん…!と、どんどん引き込まれていきました。
二人の両親は本当にどうしようもない人達だけど、叔父や友達が優しい人達で良かった。
どうか臣とユキが、この先もずっと二人で幸せに生きていけますようにと願わずにはいられません。
シンプルに作品として見ただけでも、ひとコマひとコマが本当に秀逸で、ユキが臣に拒絶されて涙を流すシーン、倒れる寸前に臣を呼ぶシーン、鳥肌が立ちました(良い意味で)。
大好きなシリーズですが、今回はBLというより、青依の成長物語の序盤といった感じです。
もちろん高嶺とのラブも描かれてはいますし、青依の心情としてはその成長も「印南さんの役に立ちたい」がずっと根底にある訳なのですが。
でも、うーん…新たな登場人物が二人も出てきて、詰め込み過ぎてる感じは否めない…。
まず高嶺の甥・誉。
誉くん、物語に必要なのだろうか…?
今後誉くんが高嶺の部屋に居候なんて、読者としても全く嬉しくない展開ですけど。
そして高嶺の恩師?ベル。
ベルがたくさん喋る終盤、もう展開が読めてしまって、「あ~…これ自分の成長のために海外に行っちゃうのテンプレだよね…」と思ってしまいました。
まだ青依の決断までは描かれていないので、テンプレ覆してほしいですが。
何か今作は、重点を置いている場所がちょっと違うというか。
BLというより、「若い男の子の成長を描いた青春物語。そこにちょっとBL要素あるよ」みたいな作品になっちゃってる気がする。
もちろん先述したように、青依は高嶺のために成長しようとしているんですけど、読者側にはどうしても青春ストーリー感が強いかなと思います。