清澗寺シリーズ第4弾。
『堕ちてこい、私のところまで』
冬貴の不器用すぎる『愛』に感動いたしました。
義康の報われない『愛』から『苦悩』まで、義康の慕情から物語がすすむので『気の毒な・・・』とか思いましたが『おバカなのは義康』の方でした。
感情表現が不器用で義康を貪欲に求める方法が常識ではないだけに・・・逆を言えば『普通の人ではない冬貴に愛される』義康が羨ましく思いました。
けっして義康に『愛してる』と言わない冬貴・・・『愛している』の言葉の
重みを本能で感じているのか?・・・・それともまだ理解をしていないか?それでも義康を貪欲に求める冬貴の『愛』は義康が冬貴を『愛』するより重みを感じました。
清澗寺シリーズまだ謎の多い作品ですがシリ-ズの中で登場してくる義康と冬貴の関係が解明されたので少しスッキリ致しました。
『罪の褥も濡れる夜』・・・冬貴役の神谷さま『すばらしい演技』に堪能させていただきました。
今年、10月にCDがでるそうなので、またお会いできる事楽しみにしております。