凪良ゆうさんは作品によって印象がかなり違う作家さんです。
私は凪良作品の中ではシリアス重めのお話が好きです。
今回365+1のスピンオフということで、私は365+1があまり好みではなかったので今作もあまり期待してなかったんですが…
冒頭からもう面白くてとても読みごたえのあるお話でした!
まず、愛しのいばら姫という題名がイイと思いました。読後になぜいばら姫なのかが違和感なくストンと納得できます。
365+1ではありがちなキャラだった美山が、今作ではとても繊細に描かれていて、その対比を実感するためにも365+1から読んで欲しいです。(もしくは愛しのいばら姫→365+1でもいいかも知れません)
カメリアの花にほわっと包まれる気分になると思います。