アニメイトで表紙に惹かれて買った海辺の~から、長く経ちましたが、第1部という構成だったとは…!?驚きました。
そして、ラストシーンでは別の意味でとても驚きました^^;でも、えっ!?!?ってなりましたね。そうなったのかぁ…と。秋からの第2部がとても楽しみです。実央は随分髪が伸びましたねぇ。
この物語は最初から、同性愛とか、ゲイとノンケとか、最近重視されるセクシュアリティの問題LGBTに対して現実的に向き合っているような印象を受けていました。同性同士というのは、どんなに世間的に広く知られてきていても簡単な問題ではないと思います。学生の頃の駿は自分を気持ち悪いとか、直したいとかずっと言っていました。そんな駿が、逆に実央を諭すような様子が描かれていて、細かい心情の変化と言いますか、駿もだいぶ悟っているなぁ、と。3巻は特に、お相手が世間、仕事関係ですから尚更、駿の強くなった芯を再確認できました。昔は実央からの言葉一つで意識喪失していたのに…(´・ω・`)
そして、向き合うには難しい問題も2人が優しく、楽観できるようにしてくれているようで、笑顔で読了することが出来ました^^
物語ラストの、雑誌を駿に突きつけた実央の泣き顔には、すごく悲しくなりましたが、そこで駿が割り切ったことを言えたのでホッとしました。その後に、「実央より先に死なない」ことを約束して2人で抱き合うシーンには何とも言えない気持ちになりました(´;ω;`)やはり、どんなことも優しく作り替えてくださるので大変心が浄化されます。
これからも、北海道でひっそり暮らす2人をずっと応援していきたい気持ちになります。
第2部がひたすら楽しみになる3巻でした!!!!
作者様のインタビュー記事にあったあらすじにとても惹かれて、発売してすぐに購入致しました。
設定はとても魅力的なものがあります。
生き別れの双子の兄弟、兄が競売に賭けられてそれを弟が落札する…
とても素晴らしい設定だと思い、期待値を上げすぎてしまったのだと思います汗
もっとふわっとした気持ちで読むのが正解なのだと思いました。
シリアスものが好物なので、設定のシリアスさに勝手に煽られてしまっていました汗
濡れ場にかなりページを割いて細かく描かれておりますので、好きな方はとても気に入られると思います。
表紙と中の絵も大変美しいです。
受けが綺麗に描かれていますが、感情移入しやすいのは攻めだと思います。兄を思う気持ちと、そばにいて欲しい気持ち、自分本位に考えてしまう人間らしいところが分かりやすいです。兄を離したくない気持ちを、愛だと分からないという天然なところもあり、可愛くも見えてくる攻めです。
サラっと間食のような感覚で読むにはいいと、私は感じました。
設定や、伏線、ストーリー重視の方にはあまり向かないかも知れません。