前作、「白雪姫の息子」は
レビューを見る限りグロがあるようなので、
のの先生大好きだけれども
グロ、スプラッタ、ホラーがだめな私は
読めずにいました。
しかし、本作「シンデレラ王」は
グロがないようでしたので、
ちょっとビクつきながらも(笑)
安心して読めました!
さすが、のの先生!
本作もとってもおもしろかったです。
山あり谷ありすぎて、
ハピエンになれないんじゃないか?
と不安になりましたが
ちゃんとハピエンでした。
シンデレラでは、魔法使いが
ドレスや馬車を魔法で出してくれますが、
本作でももしかして魔法使いが出てくるのかな?
と思っていたら、
とってもおもしろい方法で夜会服が現れたり、
ガラスの靴の代わりがあっと驚く物で表現されたり。
コメディじゃないんですけど、
このあたりはちょっと笑ってしまいました( *´艸`)
物語の舞台と時代設定からか、
登場人物はみな信心深く、
事あるごとに神や罪を口にします。
自害は天国に行けない、同性愛は地獄行き等。
それがまた物語を盛り上げていました。
たとえ神に逆らってでも、地獄に落ちたとしても
二人一緒ならそれでいい、と気持ちは盛り上がる一方です。
こういった考えは現代日本が舞台のBLでは
あまり見かけないのでとても新鮮でした。
シャロンの兄である王太子ヴァリウスも
ただの憎まれ役ではなくて、
とても悲しい人だったので、嫌いになれませんでした。
むしろ読了後は、
「ヴァリウスいい人だった...」
という気持ちも芽生えています。
ちみっこが出てくるお話が大好きなので
いろいろ読んでいますが、
迅さんの息子・将勝(通称まーくん)が
私史上最高のかわいさかもしれません!
人狼の為ケモミミとしっぽが生えていて
もふもふでかわいいのですが、
たとえ普通の人間だったとしても
絶対にかわいかったと思います。
まだ舌足らずで上手くしゃべれないので、
お父さん→とーしゃ
初音先生→はちゅねしぇんしぇ
どんぐり→どょんぐり
お友だち→おもとらち
となってしまうしゃべり方がとてもかわいく、
「う?」と小首を傾げたり、
両手でほっぺを包んだりする仕草もかわいい!
中でも超絶かわいいのが、
「ありゃりゃ~」という相づちです...!
はあ~かわいい...
まーくんを始めとするケモっ子たちがかわいいのは
もちろんですが、
攻め・迅さんもかわいかったです!
初音のことが大好きだっていうのが
ビシバシ伝わってきました。
自分を「はらぺこ狼」って言っちゃうところも
かわいい~!
初音もえっち中に「がおー」とか言うので、
かわいいだらけで悶え苦しみながら
読みました。
かわいいの過剰摂取で息も絶え絶えになり
甘々なまま終わるかと思いきや、
初音を溺愛する過保護の兄によって起こる
その後の展開は、本当に悲しくてつらくて
涙が止まらなくて、
「なにしてくれとんじゃー!兄ー!!」という気持ちが
押さえきれなくてお兄ちゃんが嫌いになりました(笑)
そのあとはちゃんとハピエンなので
お兄ちゃんのことも許せますが(笑)
続編が出ているので、
またまーくんに会えると思うと
胸が弾みます!!
意識して作家買いしているわけではないのに、
気が付くと買ってしまっていて、
「あれ?これも小中大豆先生だ」と
読んでから気づくこと数回。
ということは、私の好みど真ん中だということなので
もういっそ作家買いリストに入れておいた方が
いいかもと思いました(笑)
表紙のかわいらしさや、あらすじの感じから
もふもふいちゃ甘ラブコメだと思って
すっかり油断していましたが、
途中から号泣しながら読みました。
攻めの秋坂先生が獣医で動物病院のオーナーなので
確かにお話がこういう方向に行っても
おかしくはありませんが、
ウサ耳カチューシャをつけると動物と話せる
というファンタジー設定なので、
ほのぼの展開のまま終わるかと思いきや...
以下、最大のネタバレをします
冬が公園で知り合い仲良くなる
野良うさぎのコムギ(表紙の子)、
死んじゃいます(T_T)
私も一昨年、愛犬を亡くしたので
読み進めるのが辛くて仕方ありませんでした。
しかも冬はウサ耳カチューシャのおかげで
コムギと会話ができるので、
コムギの最後の言葉を聞いて、
お願いを叶えてあげることもできます。
それはとても良いことだと思いますが
普段のコムギなら絶対に言わないようなことを言うので、
ああもう本当に最後なんだ、
というのが否応なくわかって
涙が止まりませんでした。
これは、ペットを亡くしたばかりの人が読んだら
立ち直れないのでは...?と
ちょっと心配になったのですが、
そこはさすが小中大豆先生。
悲しいままでは終わらず、
希望のあるエピローグで締めてくださっています。
最近、ケモミミやもふもふを立て続けに読んでいますが
癒されるだけじゃないんだな(笑)と
改めて思った1冊でした。
甘々でほのぼのしたものが読みたいときに
いつもお世話になっている間之先生。
花小蒔先生とのタッグで
ルチル文庫さんから出しているご本は、
人物やお店、場所等が既刊とリンクしているのも
ファンとしてはとてもうれしいです。
前作「おとなりの野獣さん」で
受け・朋が働くパン屋さんの
バイトであり店長の孫でもある米原くんが
今作の受けなので、発売を楽しみにしていました。
前作の激甘ぶりと比べると、
今作は糖度低めで軽い口当たりという風に
間之先生がおっしゃっていたので
少し寂しいな...と思っていましたが、
読んでみるとちゃーんと甘々で大満足です(*´ω`*)
博士の台詞がとっても甘いんです!
しかもロマンティックなことを言おうとしている
わけではなくて、素で甘々。
本人はいたって真面目。
恥ずかしがる米原くんに、
「ポエムはやめて!」と言われても
「詩作はしていない」と答える有り様です(笑)
読者はもちろん、米原くんも、
米原くんのおじいちゃんでパン屋「麦」の店長も、
「どうみても博士は米原くんのこと好きだよね」と
思うのですが、
博士は恋愛感情を理解しておらず、
自分の気持ちに気付かないので、
途中、拗れます。
この辺りは読んでいてすごく辛くて
胸が痛かったです(´;ω;`)
でも、「好き」を理解し自覚してからの博士は
やっぱりとっても甘くて胸がいっぱいになりました。
一度抱き締めてしまったら、
好きすぎて体が離れられなくなっちゃう博士が
最高です。
間之先生の作品は飯テロの一面もありますが、
今作もおいしそうなパンやスープ、
フランス式のフレンチ・トースト等々登場し
とってもおなかがすきます。
鈴木あみ先生の作品はいままで読んだことがなく、
今作が初読みです。
挿し絵がコウキ。先生なので
前からとっても気にはなっていました。
コウキ。先生のラブリーでキュートな絵柄で
ケモミミ、もふもふが見られるなんて最高じゃ~と
挿し絵見たさに購入したといっても
過言ではありません。
大好きなケモミミ+妊娠・出産話なんて、
私の好きな要素だらけ。
挿し絵はもちろん、
お話もとってもおもしろかったです。
続けて続編2つも購入してしまいました。
まず、焔来(ほむら)っていう名前が
めちゃくちゃかっこいいですよね。
両片想いのまま、体だけ先に繋げてしまう
という展開も好きなので、
早く気持ちを伝えて両想いになって~!!
とやきもきしながらも楽しめました。
時代設定はちょっと古そうですが、
しゃべり方は現代風ですし、
そもそも獣人ファンタジーなので、
そのへんは気にしてはいけないのかな。
焔来は若君で、八緒は従者なので、
偉そうにしているとまではいかないけど、
やはりちゃんと身分の差はあります。
着替えも普段は八緒が手伝っているので、
ボタンすら自分ではちゃんと留められない焔来が
超絶かわいいです。
種族の違う八緒がどうして焔来の子を妊娠したのか
「愛が奇跡を起こしたのかな~」と
のんきに考えましたが(笑)、
ちゃんとした理由があります。
私は気付かなくて驚いたけど、勘のいい人だと
わかるのかな。
焔来だけでもしっぽが9本あるので
もっふもふに癒される1冊でした。
名倉和希先生の作品はいくつか読んでいて
いまのところ外れがなく
すべて私好みなので、
本作品も期待しながら読みました。
結果、すごくおもしろかったです。
タイトルが、遅すぎる初恋、なので
アーサーは時広に一目惚れでもするのかと
思いきや、
最初は「好みじゃない」とか、
とにかく時広のことをボロクソに言っていて
驚きました(笑)
でも、好みのタイプじゃないのに
好きになってしまった、という方が
なんとなく本気度が高い気がするのは
なぜだろう(笑)
最初はボロクソでも、
最後はちゃんとメロメロの溺愛攻めになるので
ご安心ください。
外国人だからなのか、
言葉や愛情表現がストレートなところも
とてもよかったです。
ただ、時広が遭遇する
2度もの事件というか、ストーカー被害
の内容が辛すぎて...
これで、アーサーと時広の
甘々ないちゃラブシーンがあれば相殺されるんですが、
いちゃラブが思ったよりも少なかったのが
残念です。
でも続編があるので、いちゃラブは
続編で補てんされることを期待したいです。
大好きな小林典雅先生の作品で、
なおかつ挿し絵が夏目イサク先生という
とっても豪華なタッグの本作品。
すごく面白いと評判は耳にしていましたが、
なぜか今まで読む機会がなくて、
最近、やっと読みました。
まずタイトルが『ライ麦畑でつかまえて』を
ひねってあって素敵です。
村の活性化と嫁探しのために
遺産を使ってくれって言う村人もすごいし、
それを使って中国から女の子を招いて
国際的な婚活事業をしようとする村もすごいです。
すなわち、典雅先生のアイディアが
すごいわけですが(笑)
夏雨(シアユー)の片言の日本語が
とにかくかわいくて萌えました。
「やだなのに」が好きです。
信は最初、無口でテンションも低く、
あまり好きじゃなかったんですが
夏雨を好きになったら
まるで別人のように溺愛で、
典雅先生の作品の攻めらしく、
受けがかわいすぎるあまり、
床でごろんごろんして悶えるまでになって
すごくうれしい!
これを待ってました(笑)
信の家族がみんな暖かくて大好きです。
5人組アイドルグループのメンバーの
それぞれの恋のお話に加え、
電子配信の"BLおとぎ話"が1話収録されています。
『純愛セックスフレンド』前編、中編、後編
怜士(23)×智(20)
人気も実力も高いツートップのひとり・怜士と
ほわほわ愛され系末っ子センター・智。
好きなんて言えないけど、
怜士ともっと近づきたいという思いから
智は怜士に「抱いてほしい」と頼んで
セフレになってしまいます。
両片想いのお話です。
智がすごくかわいい!天使です。
『無自覚セックスフレンド』
雪広(22)×夏輝(22)
対のような名前と見た目の華やかさから
研修生時代からペアを組まされたが、
第一印象が悪くケンカばかりの通称ユキナツ。
ある朝目覚めるとお互い全裸で寝ていて、
ナツはユキから、酔いつぶれる度セックスしてた
と聞かされます。
ケンカップルです。
口の悪いユキが本当はナツのこと大好きなのが
よくわかってニヤニヤしちゃいます。
『再会ボーイフレンド』
人気俳優・柏(31)×祭(24)
『純愛』で智と共演し、智に言い寄っていた柏と、
ツートップのもうひとり・祭ちゃん。
このふたりは7年前、舞台で共演していて
もともと知り合いです。
柏さんが智に言い寄っていたのもある理由があります。
高校生時代の祭ちゃんがすこぶるかわいい!
こちらも天使です。
『イケメン桃太郎御一行様』
イケメンな桃太郎がお供をしたがえ
鬼ヶ島に鬼退治に来ると鬼四兄弟に迎えられます。
鬼畜敬語攻め・キジ(ちなみに眼鏡)×
生意気受け・三男
俺様オラオラ系攻め・サル×優等生受け・次男
ドMワンコ系攻め・犬×女王様美人受け・長男
好青年紳士攻め・桃太郎×
天真爛漫かわいい系受け・四男
その他に、ディアストの描き下ろし4コマが12本も収録されています。
瀬戸うみこ先生らしく、
笑いあり、涙あり、もちろん萌えありの
大満足な1冊です。
4コマ12本ってすごい。ありがたいです。
しかもおもしろい。
純愛~は両片想いなのでせつない度が高めなんですが、
それでもクスッと笑えるネタが随所にちりばめられています。
もちろん、桃太郎も笑えます!っていうか爆笑です。
ちなみに、カバー下は特にありませんでした。
あらすじ等は先の方々が書いてくださっているので
ネタバレしつつ私の感想のみを
思いのまま綴ります。
お目汚しすみません。
大好きなシリーズの第7巻。
心待ちにしていました。
前作6巻で常盤が教祖暗殺を心に決めるという
不穏な終わりだったので
7巻を読むのは少しばかり勇気が要りました。
教祖暗殺うんぬんももちろん読み応えのある内容で
そうくるかー!と思ったんですが、
読了後私の心を占めているのは
榊さんです...!
もうもうひたすらにかわいそう...!
嫡男であるにもかかわらず、
持病があり余命いくばくもないせいで、
教祖から省みられない、
けれど嫡男としての務めを果たそうと
南条家の繁栄そして楓雅の為に尽力している榊さん。
教祖選直前に、個人的なことで神子を怒らせ
事故死するように教祖から言われているなんて!
ひどすぎる!
しかも今回、常盤の恋人が薔であることにも
気づいてしまいます。
でも嫉妬もせず...本当にいい人すぎます。
涙なしでは読めませんでした。
榊さんと剣蘭の再会もあります。
今回、剣蘭がすごくいい味を出していて
大好きです!
剣蘭の薔への恋は
100%実らないことがわかっているし、
剣蘭が常盤を裏切ったり、薔を傷付けたり
することも絶対ないので当て馬とは呼べませんが
年頃の男の子らしくじたばたもだもだしているのを
見ているのはすごく楽しいです(笑)
薔の美しさは本当に罪だな~。
でもそんな薔は自分がすこぶる美少年だってことを
わかっていないんですよね。
女装するシーンがあるんですが、
常盤にも教祖にも美しさを誉められているのを
あまり理解していません。
その辺は、犬飼のの先生の暴君竜シリーズの
受け・潤とは違うところですね。
さて、8巻は教祖選のお話になると思うので
いよいよクライマックスに近づいていくんでしょうか。
大好きなシリーズなので終わらずにずっと続いて欲しいけど
でも常盤と薔の置かれた状況が辛いので
早く解決して終わってほしい気もします。
とにかく全員に幸せになってほしい!
おかん体質の世話焼きホスト・三毛原ナツメ
×ワケあり家出少年(?)ねこの
襲い襲われ同居生活のお話です。
まず受け・ねこの名前にびっくり。
我々輩寝子(わがはい ねこ)
本名です。
攻め・三毛原ナツメの愛称は
ミケくん。
お隣さんの水嶋直さんは
なお→にゃお(鳴き声)
猫繋がりのお名前です(ФωФ)
ねこは童顔美少年なので
ミケくんも最初は未成年だと思いますが
実は23歳でミケくんよりも年上。
18歳の時からある理由により家出して
お金を持っているおじさんの家を転々とする
ヒモ生活です。
ニーハイ、ショーパン、キャミソールに
えっちなひもパンのねこがかわいい。
見た目通りのビッチです。
ホストなのに貧乏で家賃を滞納しているミケくんのために
お隣の水嶋さんのところで
体を使いお金を稼ごうとします。
ミケくんのことを好きなわけではなく、
ミケくんのtnkが好きなだけだと言い張りますが
お金を持って帰ったらミケくんが喜ぶだろうと
頑張ったり
「お外で交尾禁止」というミケくんの言い付けを
ちゃんと守ろうとしたり
ミケくんのことが大好きだっていうのが
一目瞭然ですごくかわいいです。
ミケくんも文句言いつつも甲斐甲斐しく
ねこのお世話を焼きます。
水嶋さんも設定盛りだくさんで
掘り下げたらおもしろそうなので
スピンオフ出ないかな~と期待です。
おもしろい理由により、
最初はねこがミケくんの処女を奪うので
(生々しい描写はありませんが)
リバが苦手な人は注意が必要かもしれません。
(そのあとは攻め受け固定です)