寿命が違うことへの葛藤を抱えていた2人。
ガリバー旅行記にもありましたが、不老不死は逃れられない業。あちらは不老じゃなくて体は衰えるのだったか。
いずれにしても終わることがない命というのはある意味ゾッとします。
社会から見れば、一人前になったら体が元気うちは仕事を与え、老人になることに定年でリタイアしてもらう仕組みですね。いつか引退する日が来ると思うから頑張れるのかも知れません。終わりがないとなったとき人間はどういう行動に出るんでしょうか。そんなSFがありそうです。
さて、かなり脱線しましたが、事故がきっかけで頑なだった和重さんの気持ちに変化が起き、ハッピーエンドという完結編でした。
2人がお互いに望んでそうなるなら、一つの形なんだと思います。
でも死ぬ間際に昭彦がダメだと言ったような。アレはどういう気持ちだったのでしょうか?
最後のページに2019年と書かれていて、最近出たと思っていたのにあっという間に時間が経ってるなあとしみじみしました。
男性らしい筋肉質な体が魅力の先生。こちらも期待通りです。
1巻では友達の距離感だった2人ですが、吸血鬼である自分を化け物扱いせず慕ってくれる昭彦を次第に受け入れる和重さんなのでした。
ところで2人の下の名前は合わせて昭和なのでしょうか?
幸せになるかに思えたところ、そうは問屋がおろさない2巻でした。
やはり人間と吸血鬼の寿命の違いがネックになります。
これまで愛する人を見送ってきた和重。今度の恋にも慎重になってしまいますが、そんな葛藤を抱える2人のところに、和重を吸血鬼にした将門が首を突っ込んできます。
将門って今度は平安時代か!というツッコミは置いといて、将門の真意は、昭彦の出す答えは、そして将門とパートナーの関係が純愛っぽいのが気になる!というところで3巻へ。
やはりベテラン作家さん、ちゃんと巻の切れ目でドキハラの展開に持っていくあたりにくい!
リーマン同士。上司と部下です。
いつも険しい表情でびしばし容赦ないだめだしをする上司、木下。周囲には恐れられているが、なぜかハーフで長身のほんわか部下、堀内は木下になついており、コミュニケーションもしっかり取れている様子。
木下は究極の口下手という設定。本当は純粋で傷つきやすい内面を隠すために鉄面皮を装っている。
一方堀内はただただ木下のことが大好き。口数が少なくても真意をくみ取ってしまうのはただただ愛故!?
結局、究極の口下手も、ほんわか押し強部下にほだされてしまう、というお話でした。
しかしここまで口下手でよく仕事できるな、とは思いました。
出会い編の短髪堀内の方がかっこよかったかな。
純情、というキーワードが思い浮かぶ作家さん。
今回はプラトニックはノットイコールセックスというタイトルで、
意味は当たり前?とも思わなくもないのですが、純情な可愛いてっちゃんが、
めちゃくちゃに抱かれるお話でした。
失恋してバーで酔い潰れたところをイケメンバーテンの九条に介抱され、
そのまま勢いでしてしまう、というところから始まります。
軽口を叩いているようでいて、時々真剣な眼差しになる九条。
お客にぞんざいな口をきく九条があまり好きになれなかったのですが。
切ない失恋をしても健気でひたむきなてっちゃんがひたすら好青年で可愛いので許します ;-)
おまけで実はベタ重な九条が見られて美味しかったです。
もちろん僕しか知らないカラダの続編です。(何がもちろん?)
傲岸だった良平がデロ甘になってて、1冊まるごとご褒美のような甘々続編でした~
悠馬が密かに思っていたイケメンプレイボーイの良平ですが、最初は面白半分でつきあっていた良平がどんどん悠馬にのめりこみ、というのが本編でした。
この続編では、びっくりするぐらい甘い言葉を吐く自分にびっくりする良平が描かれていて、ただはまるということだけではなく、お互いにかけがえのない愛する人になっていく様子が日常の中で語られていて良かったです。
特に何か大きな事が起こるわけでもないけど、人生のパートナーになっていく課程ってこんな感じかな、と思うような素敵なストーリー。
そして何より絵がすばらしい。かわいいしHだし、2人がベンチに座っていて良平が悠馬にキスするシーンも、良平が身を乗り出していて、悠馬が少し控えめに体を引きながらも答える様子が出ていてキュンとします。
そして薄井さんのマンガは何度読んでも楽しい。
これでこの2人のお話はおしまいかもしれないけど、どの作品も読み返してもいつも新鮮に楽しめるので大変おトクです!
会川さんは好き作家さんなので作品を見かけたら買うようにしています。
サオダケ~が好きだったのですが、その後なんとなく違うなあという作品が続く中、久々のこれぞ会川先生!(当社比)というマンガに巡り会いました。
お互いが好きになる課程がごく自然に描かれる、優しい雰囲気が大好きです。
親が社長で悠々自適な大学生活を送っていた輝。突然会社の倒産で、これまで済んでいた豪華なマンションからぼろアポート(タイトルのプレミアムマンション!)に移り住むことになります。
そこにいる面々は個性的な人ばかり(といっても探偵の篠崎さんぐらいしか出てきませんが。。)。
隣人となった王子ひかる(名前!)は、さえない風貌ながら同じ大学の同級生で、何やら発明ばかりしているちょっと変な人。
爆発で壁に穴が空いたりと散々ではありますが、お互いに最初から相手を尊重して、踏み込み過ぎず隣人づきあいを始めるところが良い。
恋が始まる時ってこんな感じかな、という気がします。
なかなか暮らしのレベルを落とすのは難しいところ、複雑な心境の輝を支えたのは朴訥としながらも優しい王子でした。
派手さはないかもしれないけど、ずっと幸せでいてほしいカップルです。
肉感的な男子たちがキュンとした恋愛をする漫画で右に出る者はいない(と私が想っている)赤星さん。
今回は、世界トップのプロゲーマー、ザキと、航空会社の御曹司、照のカップルです。
何も知らない箱入り?な照、Hなことを教えたセフレの友人。体の関係はあるけれど、好きって何なのか分からない照。
けれどゲームも何でもすぐに吸収して掴んでしまうポテンシャルの高い照です。
そんな照が、イケメンゲーマーのザキに一目惚れ(自覚無し)し、財力を背景に推し活(むしろスポンサー)するという展開です。
支援されているからというより、照の吸収力と勘の良さを気に入るザキ。憧れのザキに色々されてドキドキな照。
そこへセフレくんが絡んできて面白かったです。
だただた好き、というわけではない恋のお話が面白く、好きなのかな?と探り探りなのに相手にどっぷりはまってしまっている二人がかわいくて、読み終わった後、え、続編、あるよね?これで終わりじゃないよね?ってなりました。
どうやら続編はないみたいで悲しい。。
もう一回読み返そう。
昔アイドルユニットを組んでいた二人。
今はリーマンとAV男優になっている(ギャップ!)。
男優になった知春はリーマンの修人のところに転がり込んでいて、チャラっとしているようだが修人のコアファン。推し活に余念がなくかなり筋金入りです。
アイドルのときはだただた赤ちゃんのようだった知春ですが、今は何かと理由をつけて意外に真面目な修人にHな攻撃をしかけています。
一週腹黒か?と想ったけどただのやばいファンでした。
修人が結局ほだされてしまうのですが、これだけ盲目的に自分を好きだといってくれる知春ならありなのか?
知春に生活能力がなさそうで、働いているのにお金をいれないとか、家事ができなさそうとか、なんかよいところがあまりないのですが、まあイケメンでHが上手というのがポイント、かな?
好き作家さんのため絵も含めて楽しみましたが、カップルとしてはややこれでいいのか?感が残りました。