綺月陣さんはダークなものから、この作品のようにコミカルなものまで幅広く書かれていて文章力も高いので作者さん買いしています。
これも永らく寝かしていたのですが、久しぶりに日本の作家さんの本を読んでみました。
ライバル会社のプランナー同士。
それとは知らずに出会い系イベントで出会い、お互いに一目惚れをする。
とんでもなくかっこいいタキと、かわいい一世のカップル。
恋に至るまでの過程はドキドキします。
しかし仕事上では対立する関係。お互いに憎まれ口ばかりたたいてしまうが、夜会うとどうしようもなく惹かれてしまう。
二人の窮地を救ったのが、おせっかい気味な一世の先輩、夏目というのが面白かった。
しかし今読むと、日本語が気になってしまいますね。~ごとに花開く、など。
あとがきで作者さんにも色々なことがあったと書かれており、やはりこんな明るく楽しい作品ですが、様々な人生経験に裏打ちされているんだろうなあと思いました。
星を3にするか4にするか迷いましたがちょっとおまけの4です。
遠い存在であるはずの推しとカップルに、というお話。
夢物語ではありますが、ジャスティン・ビーバーのようなケースもありますので、有名人目線からしたらあり得るのかな?
お話は、バンドのギタリストである姫宮さんの推しである美容師、春隆の目線で描かれます。
ちょっと目尻にしわがある感じの姫宮さん(カバー)は、春隆くんよりはずいぶん年上のようです。
幼い頃から憧れていたギタリスト、姫宮。もちろんライブは皆勤賞、自宅はグッズでいっぱい、推し友もいる春隆くん。
ですが、あるひ憧れの姫宮さんがカットをしに春隆の美容院を訪れたことから交流が始まります。
かわいい春隆と、渋い姫宮さん。
姫宮は感情をあまり動かさないタイプだったようですが、かわいくで純粋な春隆にやられっぱなしなのが良いです。
1巻はまだHまで至りませんが、姫宮さんが受けっぽいのがすっごくGood!
続巻に期待です。
裏表紙に、ついに決着、とあるので完結か、と思いきや?
第1巻から始まった、幼馴染とスパイという二重の関係性も、ここでいったんゴールに。
2巻を読んだ方はすでにご存知だと思いますが、寝返ったと思ったダンテの心はやはり最愛の人ジーノの幸せにありました。
3巻では、ダンテの父の復讐劇の結末までお話が進みます。
色々なことが収まるところへ収まり、なった、想い合う2人も一生屈託なくそばにいられる関係になった、のですが、何やら続きのありそうなラストが!
まだお話は続くようで、おそらく新たにジーノの関係者が登場しそうです。
2人の恋を引っ掻き回す誰かさんのような予感。
ともかくハッピーエンドにいったんなりますので、2巻でストレスを溜めていた方はぜひ一刻も早いカタルシスをこの巻で。
終わってみればしっかりラブストーリーでした。
殺し屋食堂というやや物騒な名前。会員制のレストランというものの、葵の部下しか来ないから社員食堂。言われてみれば確かにそうだ!
葵と暁の関係は、1巻では保護者と記憶喪失の青年という感じでしたが、だんだんと昔出会ったいきさつなどが明かされて深いものに。初恋と、執着と。
恋も、ましてや人間らしい感情も初めてか、というヒヨコ感のある暁がかわいいです。一方の葵は組織の御曹子(元締め?)だけに余裕がありますが、暁に対しては萌え萌えなところがおかしい。
お仕事の殺し屋についてはあまり出てこずラブリーなテイストのお話です。
ご飯だけカラーになっててとても美味しそうでした。
最後のおまけで普通なら本編に入らなかったHが、となるところですが、朝チュンならぬ朝メシエンドでした。この2人なら全然あり。
いったん完結ですが、暁の成長から本当のパートナーになるまでの続編もあり得そうです。
殺し屋と食堂。どうしても結びつかないキーワード2つですが。。
出だしは読者の方もわけがわかりません。殺し屋の暁は対象者である葵のところに出向くが邪魔が入り帰ってきてしまう。再び相手先に赴くが今度は料理を振る舞われて。。
マネージャーのような姉が暁の面倒を見ていますが、どうやら暁は朝起きるとそれまでのことをすべて忘れてしまうようです。
ところが、料理を振る舞ってきた(睡眠薬入りカレーですが)葵は、暁の記憶が初めて持続したことを受けて同居を申し出る。そんな不思議な関係性から物語りは始まります。
どこか謎めいた葵と、無表情の暁。
1巻では2人が恋人になる気配はなく、むしろ葵が暁の保護者のような雰囲気ですが、2人の因縁やコミカルな雰囲気、それぞれに面白い脇役達とお話が面白いです。
1巻終わりだと絶対に続きが読みたくなるので、2巻揃えてから読み始めるのをおすすめします。
新シリーズもこの3巻で完結です。終わってしまうのが寂しい。。
フェロモンで相手をコントロールできるというオメガの異能者、高森刑事。
圧倒的なハイアルファの四門が上司部長として君臨し、自分をサポートしてきてくれた嵯峨野部長を蹴落としにかかっている。三好も左遷部門に更迭され。。
という逆境から、どうラストに向かうのか。
さらに、フェロモンが出ないオメガに違法な薬を広める組織との戦いは。
高森と三好の絆が強固なものとなり、恋から深い信頼と愛に変わってゆくとともに、サスペンスも見所です。
サスペンスストーリーとして非常に読み応えがあるのですが、高森と三好の信頼関係も3巻でクライマックスに突入し、思わず涙が。
これほど面白いシリーズが終わってしまうのは残念ですが、副読本と特別冊子もあるのでもう少し楽しみます~
嗜好の違いに悩む2人ですが、律のハードプレイを求める気持ちは、サブ性というより幼少期の体験から来るものだと分かります。
ここで悩む2人をくっつけてくれるお役目は、律の幼なじみ大雅が引き受けてくれています。
律は、かわいい瑠衣を大切にできない悩みを大雅に打ち明けていました。
一方の瑠衣は、プレイができずに限界を迎え、プロのサービスを受けることにします。
そこで出会ったのが大雅。大雅は、客である瑠衣が、友人律が想いを寄せる相手であることに気づき、お話が展開していきます。
大雅が強いグレアをもつドムであることが意外。イケメンでやさしく営業スマイルな大雅ですが、いざとなると強いドムに変身。
大雅のスピンオフあったら読みたい!
ともあれ、メインカプの2人がやっとハッピーになれてよかったです。
続編はどういう展開になるのか楽しみ。
1巻は重い展開でしたが、そこここに作者さんのギャグがちりばめられていてすごく楽しい。
俺のドムぴかっこよ、で吹きました。
1巻は設定まで。ちょっとつらい前半です。
なお、現在3巻まで出ていますが、2巻で一応お話はいったん落ち着き、3巻は続編という色合いが強いです。
サブの瑠衣は、とってもウブでDT処○。でもプレイなしで体調を崩し、意を決してマッチングアプリに登録。
待ち合わせにやってきたのは強面の律。最初は丁重にお断りした瑠衣ですが、律もせっぱつまっているからHはなしでプレイだけという事で始めてのプレイに及びます。
あまりの快感(Hというよりドムサブプレイによる)に、はまってしまう瑠衣くんでした。画面からドムサブ性に合ったプレイの気持ちよさが伝わってきてとてもよいです。
しかし律はハードプレイ希望。痛いことが苦手な瑠衣とはプレイの嗜好で合わない。
そのことに苦しむ2人です。
1巻は、お互いに惹かれているのにプレイの方向性が全くことなることでパートナーになれないと悩む2人で修了。
2巻に続きます。
推しにはまった作者さんの後書きがすごく面白いです。