雑誌連載当初から追っていて、ようやく電子書籍の方で購入して改めて読み返しました。
他の方もレビューされているので色々割愛しますが、個人的には女性のような扱いをうけてきた有馬くんが大河くんにだけ見せる男らしさに惹かれます。
受け攻め表記はありませんが、作者さまは最初からCPは決めていたとも書かれていて、おお、と思いました。
なんだろう、有馬くんは自分が女性的に扱われることにコンプレックスを抱えていて、だからこそ大河くんがそこで有馬くんを女性のように扱うのは物語的にも違和感を感じるんですよね…。
だから読んだ感想としては、有馬×大河なのかなと思っています。
優しい大河くんだからこそ、男性としての有馬くんを素直に受け入れてくれるんじゃないかと思うのです。
大学生の男の子同士のお話です。
攻めの柳くんの一言で、受けの武井くんとの関係がゆっくりと変わっていく日常を描いています。
のんびりと進んでいく中で、愛情と友情の境がどこにあるのかと考える武井くんの気持ちは素朴です。
一緒に居たいが為に柳くんの気持ちに応えようとする武井くんの姿は、端から見れば変わっているのかもしれませんが、それだけ柳くんが大事なのだと伝わります。
武井くんは柳くんの気持ちに応えようと悩むのですが、本当は柳くんが想ってくれているのと同じくらいの気持ちを持っていました。
ようやく二人の気持ちが通じたのを見て、柳くん本当に良かったね…としみじみ思いました。
ちょっと疲れた時に読むのをおすすめしたい、のんびりとしていて暖かいお話です。
こんなに面白くて素敵な作品なのに、レビューまだないのねと、ちょっとがっかりしたので書かせて頂きます。
このお話、ちょっと特殊な内容になっているのですが、非日常的なファンタジーが入っていて癖になる作品です。
コミックスは表題作のみで読みごたえがあるので、ほのぼのとした中に少しスパイスが効いた設定が好きな方に是非オススメしたいです。
お話の内容は人の心の声がわかる雑賀くんが、同じクラスメイトで孤立している山田くんと話したことで物語が動き始めます。
この攻めの山田くんは、一見不良のような出で立ちなのですが、本当は高校デビューを失敗しちゃったちょっと天然な可愛い子です。
一方の受けの雑賀くんは人の心の声がわかってしまうが故に、人の内面に直に触れてしまい失望することもあります。
そんな中で山田くんだけは人と話している姿と心の声が全く同じで、雑賀くんは傍にいて居心地の良さを感じ始めます。
山田くんも自分の気持ちを汲んでくれる優しい雑賀くんに依存していき、雑賀くん無しでは生きられない!という気持ちになっていきます。
ここまでコメディ調で明るく読み進められるのですが、ふとした所に切ない描写があったりで、可哀想だけど可愛いなぁと思ってしまいます。
攻めの山田くんは純粋で真っ直ぐで、それを少しのんびりとした雑賀くんがほだされながら受け入れていきます。
全体に明るいのでさらっと読めるのですが、キャラクターが良い意味で存在感がある子ばかりなので、読み終わった後もなんか凄かったなぁという気持ちに。
描きおろしで少しリバを匂わせる雰囲気があるのでそこだけ注意でしょうか。
でも、個人的には雑賀くん攻めっぽいなぁと思っていたのでそれも良いかなと(笑)
人外の攻めさんということで一瞬買うことを躊躇したのですが、今は本当に購入して良かったと思える大好きな作品です。
攻めの竜人のジーンさんと、異世界に来てしまった高校生の陽翔くんが出会って、色々な苦境を乗り越えていく冒険ファンタジーのような作品です。
BL作品といっても一般誌に載っていそうな壮大なファンタジーなので、戦いの場面もとにかくかっこいいです。
ジーンさんと陽翔くんの絡みがないのかと言われればそうでもなく、たっぷり甘々な描写があって恋愛面も全く物足りなく感じませんでした。
個人的には、人間になった時のジーンさんがめちゃめちゃイケメンで大好きなので、挿し絵で拝むことが出来て幸せです。
くれの先生の個人的に超大好きな作品です。
表題作は前編と後編だけですが、それだけの為にコミックスを購入しました。
高校生同士の青春と、学生らしく若いなぁ…と思う描写が沢山あります。
攻めの十蔵くんは、喧嘩ばかりしている不良の男の子。一方の受の兼久くんは弓道一筋の硬派で真面目な男の子です。
十蔵くんは十代の男の子らしく、大好きになってしまった兼久くんに対して色々と際どい妄想をしてしまいます。
兼久くんが明るくて爽やかなので、十蔵くんの少し無口で怖い雰囲気が緩和されて読みやすい作品になっている気がします。
本当はもっと読みたかったなぁと思う作品ですが、前編後編だけでもよく纏まっているので、くれの先生作品が気になっている方は是非一読して下さい。