絵柄があんまり得意ではないんですが、王道もの、またシリーズものとして出ているということで、買ってみました。
不細工受けが好きなので読んでみたら、この受けは不細工というよりも、不幸になるなどの噂の方が大きいようでした。
眼鏡をなくして動き回る攻めには同情を禁じ得ませんが、よくも見えない視界で動き回って、自ら悲劇を招いてしまうところには呆れてしまいましたw
ゴミ箱に当たって中身をぶちまけてしまい、周りは呪いが・・・とざわざわしていましたが、どう考えても視力が悪いからでしょう!と全力で突っ込みました。眼鏡がないと本当に見えない人もこの世にいているので、どんなに苛立ったとしてもそれだけはやめてあげてほしいですw
あと、喧嘩が強く、受けに助けられる攻めの立場ってなんなんでしょうかw
どこからともなく現れる受けがまるでヒーローのようで格好良かったです。
途中で邪魔してくる鬼島くんの存在があり、それによってふたりは振り回される羽目になりますが、それすらもスパイスにしてしまうのがBLというものですね。むしろその妨害によって、誤解が解けた時に愛が深まる瞬間というものに萌えを感じます。
後半は攻め視点の話ということでしたが、受けがお人よしすぎて泣けました。それなのに、不幸になるとか言われて可哀そうです!本当は優しい子なのに・・・。
立花君にこれからも癒してもらってほしいと思います。
ただ、エロ成分が足りなかったのが残念なところでしたー。
完全にBLだと思って手にとって最後まで読んでみたら、BL未満の話でした。
途中で何回かフラグが立つので、これはもしや?と期待しましたが、ひっつくことはありませんでした、残念です。
これはどう転んでもBLには発展せずに、この関係からも脱却することができないニアホモ以下の話のように思えます。
大好きな宝井先生の本だと買ったのが悔やまれます~。
ただのファンタジー漫画だと思って読めば、それなりには楽しめるかもしれませんが、ちょっと内容を理解するのに時間がかかるかもしれません。
途中に、御狐様の動物の姿を見られる場面があるんですが、しっぽがもふもふで、埋まりたくなりました。個人的に一番の見どころは、この画面だと思います。きつね姿がとても可愛いです。
本誌に載っていた時から、ほのぼのとした雰囲気でふたりの距離が徐々に近づく恋模様が好きで読んでいました。
絵柄も安定していて、始終ふわふわとした受け攻めの会話を楽しめます。
受けがうさぎカフェに努めているので、うさぎがちょこちょこ出てくるところもあり、とても可愛らしいお話になっています。
貧乏学生な受けと、社長秘書な攻め。
見かけによらずうさぎが好きで触りたいとそわそわしている攻めにギャップ萌え。そして、意外とたくましい受けにある意味きゅんとさせられました。
書き下ろしで、攻めの心情を理解している受けが良い奥さんのようでした。ふたりとも違った意味で可愛いので、お似合いのカップルだと思います。
もうひとつ収録されている大学生ものは、腹黒鬼畜攻め×苦労性受けの話です。しょっぱなから致しているシーンから始まるのが印象的です。暴君に良いように扱われ、遅刻する受けが可哀そうですが、それと同時に可愛かったです。
攻めからはどことなく色気が漂っています。対人用と受けの前とでは、表情と言動が全然違っており、その差も面白いところです。
攻めの考えていることが読めずにぐるぐるして、微妙にすれ違っていく様には、とても萌えさせられました。
後半の話では、思ったことをそのまま口に出しす攻めに怯える受けの様子に笑ってしまいました。
攻めに振り回される苦労性な受けってとてつもなくいとおしいです。
裏表紙が素敵なので、つられて買ってしまった作品です。
足の甲にくちづけをする姿が何かを懇願しているようで、目を奪われました。
しかし、若干表紙の絵柄に騙されました・・・w
攻めはもっとヤンデレ成分が高めになると思いきや、途中受けのことを狙っている女子が出てきたくだりで、その片鱗を垣間見せ、覚醒するのか!?と期待させつつ、開花はしませんでした。そこらへんが残念でした。
後半からは完全にへたれと化した攻めに対して、ぐいぐいと強気に出る受けが男前です。
寮の同室の子たちの話について。喧嘩するたびに駆けつけてくる寮長が怖かったです。センサーついているんでしょうか。最後の最後に扉の前に突っ立っているのも、何かを感じ取ったのか・・・恐ろしいです。
このふたりは立派なケンカップルですね。ベッドの中に入り込んでくる受け?が可愛らしかったです。
最後のバーのマスターと従業員の話について。
受けがツボだという攻めがよくわかりません。
つかみどころがないんですが、包容力があり、受けをどっしりと受け止める姿勢が素敵でした。
全体に的に見て、何か物足りない印象です。
理屈っぽい攻めと常識人の受けのカップリングです。
途中まで完全に攻めは父親のことが好きだと思っていたので、報われない思いを似ている息子に重ねて解消しているのか・・・ともの悲しくさせられましたが、そんなシリアスなことはありませんでした。見事に騙されました。
受けが苦労性で常識人で、攻めに連れられた先の仕事の人に嫌みを言われるんですが、さらりとかわして苛立たせるシーンはすかっとしました。攻めの外側だけを見て、自分こそがお似合いだとアピールしてくるような女性はこっちから願い下げです。攻めと食事をとる場面で、賢いと主張してくる女性は好きではないとはっきりと口に出す攻めも清々しかったです。
段々とふたりの距離が縮んでいき、攻めに受けがキスされるんですが、それまでそういう素振りを全く感じなかったために、受けと同様呆気にとられました。本当に突然のことでした。
後日、攻めが受けにそのことについてツンデレ全開で「意味なんかないんだからね!」のようなことを言うんですが、勘違いしてしまっている受けは、「わかってます」と普段のように反論せずに素直に言葉を受け取ります。その時の攻めの表情や動きが面白かったです。こういう気持ちのすれ違っている場面というのは、どんな作品であったとしても萌えますね。
恋愛初心者か、というくらいに分かりづらい行動をとる攻めとそれに振り回される受け。木下さんらしい独特の世界観で、素敵に描かれています。明るいんですけれど、締めるところはきちんとする、そんな話の持って行き方がたまらなく面白い作品でした。
攻めはイケメンであってほしい、しかし受けの容姿には特にこだわりがないので、新しいジャンルに突入して読んでみました。
のほほんしていて、優しくてかわいくて、攻めと同じように受けにメロメロになってしまいました・・・!ヨネちゃんずるい!歩いてるだけで癒されます!
そして、ヨネちゃんくらいになると、もうぽっちゃりというのも厳しくなってくると感じるのはわたしだけなんでしょうかね?それは無粋ってものなんでしょうか。
すれ違いするシーンがたまりませんでした。
あと、アライくんがヨネちゃんに辛抱足らずに襲おうとするところも、思わず食い入るように凝視してしまいました。こういうガツガツしているのも、高校生らしい等身大の恋愛模様で萌えさせてもらえました。
アライくんもヨネちゃんの魅力をきちんとわかっていて、容姿のことも気にせずに愛してくれているので、そんなところにもきゅーんとしました。
後日談でヨネちゃんがびっくりなイメチェンをしているのですが、ヨネちゃんなんでなん!?そのままでも良かったやん!と突っ込んでしまいましたが、小柄なヨネちゃんもそれはそれで可愛いですね。
アライくんが相変わらずガツガツしていて安心しましたが、年食ったのにそのままなのかよ!とも思いました。
とにかく笑顔になれるし、途中はらはらも出来る、とてもいい高校生ものですので、癒されたい人には読んで頂きたいところですー。
ただし、後半の違う話については、わたしは鬱になるほどふたりの関係性の進まなさに頭を抱えさせられたので、ちょっと注意かもしれません。
あのテーマでよく引っ付けられたものだなーと感心すらしています。
個人的な感想を言わせてもらいますと、この二人は付き合わずに、それぞれ違う人と一緒になった方が幸せになったでしょう。それでも、つらい思いをしてまで共に歩んでいく覚悟をしたのですから、これから支え合って生きて欲しいです。
大人気の作家さんということで、ファンタジーが苦手だったんですが、視野を広げてみました。
結果は全体的にご都合主義だなあという感想を持ちました。何もかもうまくいくのは、誰も傷つかないし、それは素敵なことでしょう。ですが、シリアス好きで、アングラな雰囲気を好んでいるわたしには物足りなかったです。
BL脳でそれなりに冊数を読んでいる方には、途中から色々読めていたんじゃないかなーと思います。
もっと意外性があれば面白かったんでしょうが、最初から受けと攻めがお互いに好きで、ハートマークを飛ばしまくっているところが、わたしには物足りませんでした。
受け溺愛攻めは大好きです。しかし、攻め視点の話は本編後のちょっとした話などでお腹いっぱいのわたしには、ちょくちょく垣間見られるのがどうも苦手でした・・・。ここまでストレートで、分かり易い愛情表現の攻めは初めてだったので、戸惑ったところもあります。
あと、受けがお転婆すぎる傾向にありましたね。勇敢で果敢で、攻めよりもいっそ男らしいところ満載で、今まで好んで読んでいた受けたちとはまるで違ったタイプだったので、新鮮でした。しかし、やっぱりどうも馴染めなくて、最後の最後まで置いて行かれた感じは抜け切れませんでした。
誰も苦しまずに本当の意味でのハッピーエンドを迎えた作品でした。
色んな人の意見があると思いますし、この作品が大好きな方もたくさんいらっしゃるでしょう。それを承知で書いていますが、わたしはもう少し意外性やハラハラする場面が欲しかったです。ある程度BLは展開が読めて、王道が良い時もあると思います。ですが、ここまで読めてしまうと読み手の楽しみも少なくなってしまうので、読者の考える余地も与えて欲しかったという意見です。
帯に「好きになってはいけない人だった」って書いていたんですが、本編を暫く読み進めてなんとなくハッとさせられました。
こういう攻めと受けの複雑な関係の話は難しい立ち位置なために葛藤して、どういう結論を出すのか、そこが着目すべきポイントだと思います。
ただお互いが好き、それだけでいいじゃない。と割り切ってしまえば簡単な話です。ですが、そういう人間味の感じられない話は好きではありません。如何に受けと攻めがその問題に対面して、受け止め、解決するのかがこの物語の裏のテーマだったんではないかと感じています。そうであってほしいです。
途中まで攻めの名前が出てこないまま、むしろBLのBの文字も出てこないまま、話が進められていって、これはLOVEになるのか?と不安でたまりませんでしたが、受けが攻めの前で泣いて、バイトをするようになってから関係性が変わって、俄然読む気が沸いてきました。
攻めの友達(・・・)の規一さんが意外と良いキャラしていましたね。登場シーンが、あんなだっただけに、もっとヒールなのかと思っていましたが、そんなことはありませんでした。あと、受けの友達も、おじいちゃんとも友達のような関係らしく、性格もからっとしていて好感をもてました。
弁護士の先生の駒沢さんについても、どうせお前もそうなんだろう?とBL脳のわたしは淀みきった目で見ていたんですが、間違っていなくてほっとしました。彼には是非とも幸せになってもらいたいものです。受けの体に触れる時の描写が壊れ物を触るように繊細な手つきだったし、中断してあげたところに大人らしさを感じました。
攻めのいざ致すってことになり、我に返った受けが逃げ出そうとして引き留めるシーンが一番どきっとしました。普段やさしく振る舞っている人のスイッチが入った言動ってたまりません。
暫く受けと攻めがすれ違って会わなくなるところまでが、わたしの中で一番盛り上がりがあったように思います。その後は、とんとん拍子に進んで、最終的に丸く収まったようですが、なんとなく納得いかないというか、ちょっと背景などを考えて、あっさりしすぎな気がしたので、この評価です。
分厚い眼鏡の下には、必ず隠された素顔があるものです。
美形×地味が好きなので、にやにやしながら読み進めていきました。
攻めの乱暴で口数の少ないところや、受けに対する態度など、BLをたくさん読んでいる人にとっては、とても解りやすく萌えられるところだと思います。
バイト先で女の子たちに好き放題にされている受けを連れ出す場面など、王道なんですが、それがまた素敵でした。
自分の顔立ちに気付かずにいる受けがかわいくて、攻めと同じ気持ちになること数回でした。
この攻めの場合は周りには見せずに自分だけのものにしたいのか、ただ本人の好きなようにさせているのか、判断がつけられませんでした。
当て馬が登場する話で、お前の武器は~ とフードを取るシーンにはきゅんとしました。
プレゼントに自分を、と言われ、努力の方向が全然違うところに向いている天然なところも笑わせて貰いました。これから先も攻めは振り回されて大変そうです。
あと、眼鏡をせずにアルバイトしていましたが、コンタクトをさせられたのか、なくても支障はないレベルなのか、地味に気になりました。
後半の話についてですが、実はこちらのカップルの方が好きです。
面倒見の良い受けと飄々としている攻めの話で、へらへらと接してくるように見えて実は気を張っている攻めというところに、意外でびっくりしました。
受けが兄弟が多く、そこに攻めが混じってご飯を囲んで食べているシーンがシュールでした。
受けのすぐ下の弟がお気に入りです。
攻めと受けが致すんですが、一番下の子が寝床から抜け出して近くで寝ていて、ぎょっとしまさた。将来大物になりそうです。
攻めの家庭が複雑なので、受けの賑やかな家族たちに触れて、戸惑いながらも仲良くなり、好かれているところに感動しました。攻めに会いたくて泣き出す弟たちが可愛かったです。
受けのしっかりしているところも、下に多くの兄弟がいるという理由で納得しました。
実はマイペースな攻めに振り回される苦労性な受けという話で、とても良かったです。
これで兄弟たちも素敵な相手を見つけてくれたら良いと思いました。
あらすじを見て、よし買おう!と決めた作品です。
身代わり、けなげ受け、可愛い受けが大好物なわたしにとって、とてつもなくツボを抑えられました。
世界観が独特で、ところどころに狼が出てくるんですが、それがまた可愛らしくて仕方ありません。もふもふ好きなのでたまりませんでした。
すべて同じ世界観の話が収められており、みっつ(厳密にはよっつ)のカップルが出てきます。
先祖がシカとオオカミというファンタジー溢れる設定で、番という言葉が使われる関係にあるところに、ロマンを感じます。ひとつだけオオカミ通しのカップリングがあるんですが、そのふたりの話だけが庶民らしかったです。他の話は、攻めが王族で、受けが一族にとって重要なシカの子というポジションにあり、きらびやかな生活をしている上、あまり金銭的な苦労はしていないので、薄幸ではありません。
どの攻めも堅物で言葉ではあまり語らずに、行動で示す不器用なタイプの人ばっかりで、やきもきさせられます。受けも受けで、健気でいじましいんですが、空回りしたり、一人ぐるぐる悩んだりと、ある意味お似合いカップルばかりでした。
一番安定しているのは、表題作の双子のもうひとつのカップルです。出来るならば、彼らの話も読んで見たかったです。言葉や最後の話でちょろっとだけ、そういう描写があるだけで、直接的な場面ではなかったのが残念です。
世界観自体が独特なので、同性間の恋愛も異常ではなく、周りから認められているというのも新鮮でした。
デビュー作ということで、ところどころ爪の甘さが目立つ一冊ではありましたが、特殊な設定や独特の世界観に貰えました。