小冊子付きの特装版を買おうと思っていましたが、通常版の方もデザインが素敵で、結局どちらも買ってしまいました…(笑)
内容ですが………なんて切ないんでしょうか………!!!><
今回はくっつくまでがメインという事を橋本先生が仰っていた通り、とにかくじれったい展開でした。
想いが通じ合うまでのお互いの葛藤が描かれていて、流石橋本先生だと感じました。
他の方も仰っていますが、憧れのラジオパーソナリティのユノに出会って、自分を変えようとしていく樹はとても男前です。
なのですが、めっちゃくちゃ可愛い!!!!
ユノさんの言葉に助けられたり、しゅんとしたり。
好きな相手に振り回される経験すら初めての樹を見守るのは、なんて切ないんでしょうか…。
さながら母目線ですね…(笑)
そして、樹の事を振り回しているように見えるユノ!
だけど実際は、ユノも樹に振り回され、大人として、ラジオパーソナリティとして悩んでいて。
大人だからこそ線を引かなくてはいけないと思っている、惹かれているのに素直になってはいけないという、樹とは全く異なる“大人として”の葛藤がそこにはありました。
惹かれあう二人が葛藤するというのは、お話を読んでいる側としては切なく、でもそこが面白いんだよなーと思いました。
空白の二年間、樹はとても頑張ったんだろうなと思います。
離れても、変わるきっかけをくれたユノを支えに…なんて健気なのでしょうか!!(泣)
再会後はまさに怒涛で、読んでいて「胸が高鳴る」とはまさにこの事。
自分の気持ちに素直になるまで時間がかかったユノの告白にはほっとしましたし、最後の最後、タイトルが効いてますね。
描き下ろしと小冊子は、ご馳走様でした!
インタビューでも仰っていましたが、ユノさんの変態な片鱗を見ました。でも、こういうところで大人を発揮するのは良いですね、いけいけ!って感じです(笑)
樹の可愛さもピークです。全編通して樹は凄く可愛かったです。
でも心は男前だから、女の子らしい受けという訳でもないんですよね。
お話をじっくり読めて、心がぎゅうっと動かされるお話でした。
片想いからの両想いというお話をじっくり読めるのは、楽しいですね…。
表紙がとてもシックで素敵だなあと思って購入後インタビューを拝見して納得。デザイナーさんと沢山試行錯誤されたのですね、素敵です。タイトルロゴは実際には金色キラキラですよ。
さて、中身ですが…可愛くて切なかった………!二つのカップルの話が入っていて、まずどっちも受けが可愛くてまっすぐです。応援したくなる受けですね。
一つ目のカップルは、レストランシェフの鉄章と猫?の猫田。
鉄章のいつでも真面目が故の純粋さにクスリとなりつつ、そんな鉄章にど直球に「好き!」と言っちゃう猫田クンの可愛さたるや…!
でも、肝心なところで臆病になってしまうのも「恋」。好き好き言ってた猫田クンの変化にはらはらしながら読む私は…完全に猫田クンの母でありました(笑)
帯に書かれている言葉が思い出されましたね、なるほど確かに、好きなだけじゃどうにもならないよなあ恋って…と。
鉄章の事が大好きな猫田クンを見守りながら、鉄章さんが少しずつ猫田クンに惹かれていく様子も丁寧に描かれてるなと思いました。
鉄章も可愛く見えてくるんですよね(笑)
二つ目のカップル!これがもう!三角関係!ご馳走さまです!
鉄章の店で働くシェフ・陽人が好きな人・篠崎(サッカー選手)と、陽人の事が好きな人・圭吾(お店の常連)の三角関係です。
三角関係もの好きとしてはたまりませんでした、こんなに読後感が良い三角関係は多くはありませんね。
篠崎と圭吾、どちらかが噛ませ犬という感じはありませんでした。
陽人が二人それぞれと真剣に向き合う…からこそ、より切ないんですけど。
長年の付き合いがあり、ずっと好きだった篠崎なのか、辛い時支えてくれて、優しく包んでくれる陽人なのか。
最後まで陽人が悩む、悩む、悩む…苦しかったよね陽人…!;_;
先生が最後まで悩まれたという結末で、陽人はきちんと幸せになれると思います。
幸せ泣きする陽人を見られて嬉しかったですね…とにかく、三角関係美味しい!大好き!という方には特にお勧めしたいです。
心の機微が表情から見られる素敵な作家さんだなーと思いながら読みました。
受け二人の赤面、うるうる顔、幸せそうな顔、切なそうな顔etc…を見る度、きゅんきゅんきます!
幸せBLが読みたい方にはうってつけだと思います。レストランが舞台なので、料理も美味しそうですv
原作既読です。
島崎さんの初BL!初受け!ということで買いました。
エッチシーンでは、初々しい喘ぎ声が歩の可愛さと相まってて、
きゅんきゅん~としました。
普通の時もなんといいますか、可愛すぎてたまりませんでしたね。。。
遊佐さんは安定の格好よさです。
犀川先生はなんの裏もない、歩大好きな大人の男性なので、
遊佐さんの純にいい声が好きな方は堪能できるのではないかと思います。
包容力が声からにじみ出ております。
2人の実年齢のおかげか、声質のおかげか、
CDを聞いていると、犀川先生の歩への気遣い、愛がすっごく感じられるんですよね。
歩がひとりでぐるぐるしているのもとっても可愛くて。
犀川が歩を思って、愛して、包んでいることがよく分かって、
ほわ~んと幸せになれます。
お話もきちんとしていますし、声のバランスも良いですし、
ふとした時に聞きたくなります。
脇役(後のメイン)の金沢先生の野島さんは、まさに金沢先生。
のほほんとしてるのが可愛いです。
加賀役の興津さんはクールで格好いいですね。
歩と犀川先生のお話の続き、そして続編の金沢先生と加賀のお話も
音源化して欲しいなあと…切に思っております。
ムービックさん、何卒何卒…!
特典のフリトでは、遊佐さんに振り回される島崎さんが楽しめます(笑)
安全安心安定の花丸文庫BLACKで西野花先生!
トレインビースト第2弾も、どろどろのどえろでございます。
自分の高校の頃の恩師・吉澤(実は長い間片想いしていた)にはめられて、
複数の男性に犯される痴漢電車のアテンドにさせられた佳依が、
快楽に溺れながら、吉澤から真の愛を教えられ新しい自分と向き合う…
簡単にまとめるとこんな感じでしょうか。
たくさんの人とエッチするものの、心まで幸せにしてくれるのは
吉澤だけ、というところがポイントかと。
このお話はモブ受け前提なので、苦手な人は受け付けないと思います。
本命の前で犯される…というか、攻めが他人に抱かれること受けにを促すので、
愛はどこに?と感じるかと思います。
万人受けしないけど、こういうお話書いちゃう西野さん、素敵です。
吉澤のしていることは、まあもちろん理解はできないのですが(笑)、
佳依のことが好きすぎて少し色んなものが見えなくなったのかな?
と思いました。
個人的には、BL小説ってことで受け流せるレベルでした。
設定がぶっとんでいると、もう、突っ込むのを放棄してしまいます(笑)
モブ受けが大好きな私は、こういう設定大好きです。
心まで満たされるのは吉澤だけなのよ、というところも書かれていますので。
えろ!えろ!!えろ!!!なので、一気に読むと疲れるかもしれません。
前作の2人も出てきて、シリーズものとしてリンクしているのもいいなと思いました。
こういう無茶苦茶な設定でどろどろのエロ、大好きなので、
またシリーズで出して欲しいなあ…なんて思っております。
書店で表紙&帯のあおりに惹かれて購入。
…したは良いものの、表題作は1本+描き下ろしのみで、
短編6本+描き下ろし1本の短編集でした。
いやはやサーチ不足。
でも、同時収録タイトルが帯で隠れて見えないのはどうなの?
と思ってみたり…。
肝心な内容です。
短編集なので、基本的に1本に1エッチ、話の展開はどれも早めです。
読みたいなと思った表題作は、
やはり1本に収めるには勿体ない題材だったのでは…と感じてしまいました。
もう少し「攻め」から「受け」に転向することに対して葛藤して欲しかったなあ…と。
男らしいけど可愛い受けになったのは、◎!
気に入ったのは「お兄ちゃんの恋人」。
健気な弟君が可愛かったです!
もう少し「兄弟だから…」と葛藤してもいいのかもしれませんが、
このお兄ちゃんなら、このあっさり感もありだと思います。
お兄ちゃんの過去にやきもきする弟くんも可愛かったです。
この他の作品も、さらっと読めるものばかりでしたが、
総じて「もう少し葛藤を…!」となるのは、仕方がないのかな…。
どちらかが健気で、思って思ってようやく結ばれる、
という大好きなフォーマットでしたが、
もう少しキャラクター達に悩んだり怒ったりしてほしかったです。
設定が勿体なかった…!
原作は未読。
近藤隆さんにハマるきっかけになった作品です。
移籍してきた有名なゲームクリエイター水嶋(遊佐さん)と澤村(近藤さん)のお話。
澤村の年下強引攻め…という感じですかね。
水嶋のことを、移籍してきた当初から気にしていて、
ゲイだと分かると、「有名なこの人を弄んでやろう」と思ったものの、
結果的には落とされてしまう…という、
実は可愛い攻めを、近藤さんが演じてらっしゃいます。
いやあ、格好いいんですよ。
上手く水嶋を弄べない感じが可愛いんですけど、格好いいです。
余裕ぶってる時の「ふふん」なお声、とても格好いいです…。
受けの水嶋(遊佐さん)は、クールで可愛いですね。
澤村でなくとも、この可愛さはたまらん!となるかと(笑)
結構一途で、なんだかんだで澤村のことが大好きですね。
だってだって…とちょっといじけるときの声なんて、
特に可愛いです、はい、とても。
澤村が水嶋に自分の気持ちを伝えに来るシーンは、
2人とも激情というか、たっぷり感情を込めて演じてくださっています。
おお…2人も良かったね…と、じいん。
実際玄関前で性癖を叫ばれちゃあたまったものではないですがね(笑)
最後のエッチシーンは、、、たまりませんね。
必死!必死!大好き!水嶋さん大好き!!俺のものだ!!!
な澤村が可愛くも格好いいシーンなのですが、
とにかく近藤さんのお声が、なんといいましょうか、耳に響いて…近いのです。
その向こう側で聞こえる遊佐さんの喘ぎ声もまた近い。
あ、ああああ…と、悶えておりました。
息が合ったエッチシーンなので、
幸せエッチをたっぷり聞かせて頂いた満足感に浸りました。
お声を楽しむのにもってこい、オススメな一枚です。
いい声で淡々とお話が進むので、寝ながら聞くと、
幸せエッチの前に寝てしまったりします…笑
表紙買いでしたが、大正解。
まずこの表紙がいいですよねえ…派手すぎないけれど、
日常の一部を切り取ったような絵が、作品の良さを最大限に引き出していると思います。
内容は、杉本と妹尾が再会したところから始まります。
物語がアパートで動くところがいいなあ、と思いました。
日常感があって、好きなんですよね。
「部屋」って人それぞれにとって大事なテリトリー。
心を開いた人しか入れられないので、
そこが舞台だと、とても日常感があります。
このお話は、2人が出会ったことで成長し合うことがメインになっているな、
と個人的に感じました。
恋愛要素は薄いです。
これは恋愛ではなく、人間愛を楽しむお話ですね。
エッチも2回していますが、あっさりめ。
2人の距離が近づいていく様子も、
萌えるいうより、きゅ~んとする感じです。
なにより、「2人に幸せになって欲しい」と思いながら
読み進める自分がいました。
2人はそれぞれ過去や今になんらかのわだかまりをもって生きているわけですが、
それに対して目をつむって、我慢して生きてきているんです。
そういう「蓋をした過去」、「うまくいかない現実への鬱屈」というのは人それぞれ、
多かれ少なかれ抱えているものだと思うのですが、
2人は出会ったことによって、向き合わなくてはいけなくなる。
それと向き合うことで幸せになれる保証なんてどこにもないんですよ。
そこがまた胸をえぐります。
だからこそ、2人には支え合って、包み合って、
幸せになってほしいなと感じながら読んでいました。
ひとまずそれらと向き合った彼らは、
互いの存在のおかげで一歩前に進んだと思います。
素敵な出会いだなあ、良かったなあ…と、心がほっこり。
最後、なんとか「恋」にしてほしかったなと思ったので、
神…と言えない自分がいますが、
ここまで人間関係をしっかり描いて、きゅんきゅんさせてくれる作品は貴重かと。
今後、作家買い決定です。
阿部さんの受けを初めて聞いたのですが、
喘ぎ声が…たまりませんでした(笑)
一瀬さんの声をあててらっしゃる浜田さんは、
まさに余裕のある大人という感じが、一瀬にぴったり。
音声になると、どこか天然だよね一瀬って、とより感じました。
いい意味で、です。一瀬は恰好良くて可愛い大人でありますな。
エッチシーンでの甘く攻める感じは、ぐっときました。
一瀬…格好いいよ一瀬…笑
阿部さんは、いつもは冷静ぶってるのに時々ムキになる高史を、
まさに高史!という感じで演じてらっしゃいました。
喘ぎ声含め、様々な表情を持ってるんですよね、高史って。
どの高史も可愛かったです。
エッチシーンでのお気に入りはシャワーを浴びながら…です。
原作を読んだ時も好きでしたが、
高史がめろめろになって、ねだって…というのを音声で聞くと、
より可愛く感じました。
漫画を読みながら聞くと、よりリアルです(笑)
秘書の福原役の山中さんも、たっちゃん役の樋口さんも、
「大人のいい声」が勢ぞろいしてます。
天禅先生の久しぶりのコミックス、楽しみにしていました。
高校生の一途で可愛い恋愛物語です。
それなりに障害もありますが、概ね大円満で、
幸せな気持ちにさせてくれます。
何がいいって、高校生同士ながら、
いろんなものを背負っている2人が、
出会い、惹かれあうことで前を見て、
一歩踏み出して変わろうとするところです。
好きだからどう接したらいいのか分からない、
だけど好きになって欲しい、という微妙な距離の中で、
恋心以外の成長が見られます。
それって、互いが互いの影響を受けている証拠なんですよね。
上手くいかなくていろんな気持ちがぐるぐるして、
思いがけない行動をしてしまうのも、
高校生らしくて愛おしいです。
後半駆け足だったのが少し残念でしたが、
読むと心がスーッと洗われるような1冊でした。
両想いになった2人にはここからまたきっといろんな試練があるんだろうけど、
楽しい毎日を送ってほしいなあ。
主人公の倉田が彼女にフラれたところからスタートするこのお話。
そのカフェのマスター千歳・料理に感動しながら、
彼女と住んでいた家も彼女と住もうと思っていた家も解約してしまった倉田は、
千歳の住んでいるシェアハウスに住まわせてもらうことになり…と、
大事件のほとんどは第1話で起き、
その後は丁寧に人間関係と2人が惹かれあう姿が描かれています。
人の領域にずかずかと、でもイヤミなく入っていく倉田と、
昔のトラウマから、人と深くかかわることが苦手な千歳が、
互いの魅力に落ちていく。
それは家族愛ではなく、千歳にとっては「面倒くさい感情」である恋愛なわけですが、
倉田となら恋をしてもいいかもと思ったのは、千歳の成長。
他人の人生に真剣に付き添いたいと思ったのは、倉田の成長。
互いが互いのお陰で一歩踏み出せる、いい関係になっていると思います。
どちらかがどちらかを救うお話ではなく、
互いが互いを救い合うお話は、良いですねえ。
もう1組のカップルは、恋模様はあまり描かれていませんが、
一途な恋が実って良かった良かった。
キスシーンがなんだか耽美に見えるのは、
私だけでしょうか…どきどきしました。
要所要所で、千歳が作る料理がキーとなってくるところも、
きちんと設定を活かしていると思います。
じんわりときめくことができる1冊です。