結論から言うと、残念ながら私には合いませんでした。
刑事の彼と、大学生の主人公。
すぐに付き合うことになるんだけど、、、
受けには頼れる親族がなく苦労してきたっていうのと、攻めが受けのことを好きすぎてヘタレでかわいいっていうのと、弟が邪魔してきて困るっていう3点からどこにも広がらずぐるぐるしてるなって印象でした。
なにか面白いことにならんかなあと思いながら読んでたら、刑事である攻めが出張に出ることになり、受けがそれを寂しがるというシーンに。そのとき放った攻めのセリフがタイトルの通りで、自分は一応有能だから早く済ませて帰ってくる…という意味なのですが…このセリフにトドメをさされた。
エッチシーンでも、状況整理みたいなセリフに若干萎えていたんですが、このセリフにはもうしおしおです。そういうのって自分で言うもんじゃないし、「一応」って何。それをかっこいい大人として描いたなら、作者さんと好みが合わないってことかなあ。
受けのさっぱりした性格は好きでした。バイト、講義、なんでも頑張ってるところは見習おうとか思っちゃいました。
全体的にかわいい感じでひたすら平和的BLを読みたい方にはおすすめです。
神がかったギャグセンスとテンポの良さは言わずもがな、
私的には電子書籍のサービスの良さに感動しました...
発売してすぐにRentaで登場するも、シーモア派な私は半月待ちに待ち、やっと購入できました。
大体「電子限定おまけ付き」なんてのがあっても、
1P分のおまけだったり、絵だけだったりするものですが
今回のおまけは4P分のスーツエッチ、、、
さらには、電子書籍派のいたいところである
カバー裏漫画まで巻末につけてくださっている!
諦めていたのでとても嬉しかった~。
修正に関しては白抜きのまあそうだよねという感じですが、紙媒体ではどうだったのだろう?
お話もめっちゃ面白かったし、期待を裏切ることのない満足感です!
ただひとつだけ言うとほか2つの短編がとくに好みではなかったかな〜。
でも今後この作者さんの作品はぜひ読みたいです!
なんといっても、主人公・国江田計が魅力的な小説です。
私、頑張り屋さんのキャラクターがほんとうに好きで、ついつい入れ込んでしまうのですが...(それゆえにスポコンが大好物)国江田さんは私のこのタイプにドンピシャでした。
表ではいい人なのに、裏では人をこき下ろす...とだけ聞くと、なんてやつだ。と思うかもしれません。しかし2面性を隠し続けるっていうのは、どれだけの努力が必要なんでしょう。国江田さんはその努力を絶対にかかしません。普通そこまでできないでしょうってほど、彼は、裏の性格が露呈しないよう日々ストイックに生きていて、ある意味潔くかっこいいなと感じるほどです。
そんな国江田さんが(1〜3巻のどれかは忘れてしまいましたが)、ひとりで「もう頑張り方が分からない」となるシーンでは、かなり胸にくるものがありました。
性格悪くて頑張り屋で、意地っ張りで素直な国江田さんを支える、都築潮という人物。
国江田さんを完璧にコントロールできる日は来るのでしょうか。
BL小説は何冊か目を通しましたが、ほかと違うな、と思ったのは、「へえ~、そうなんだ知らなかった」って知識が増える楽しさがあるという点です。今回は登場人物がアナウンサーやアニメーションクリエイターなどの珍しい職業であるということもあって、それ関係の専門用語とかも出てきて面白かったです。別に必要な知識じゃないけど、増えたらもっと楽しい、みたいな。そういうところも好きだな、と思いました。
この方の作品を手に取らせていただいたのは今回が初めてでしたが、しばらく2度目はやってこないかと...思います。
読み始めてからしばらくは、ひたすら受けくんがいかにスターとして素晴らしいか、人目を引く見た目であるか、ファンがどれだけ熱狂的でかるかがつらつらとかかれており、何度も脳内で(もういいよー)と呟いてしまいました。
そして一番に気になったのが、節々で感じられる口の悪さです。口の悪さと言ってもあからさまな単語ではなく、性格が良いキャラクターと設定しているからこそ気になってしまう程度のものですが...そういう設定からしてわざと口を悪くするわけがないということから、多分作者さん自身にその理由があるのだと思ってしまいました。周りが見えなくなってしまうほどテンションの上がったファンに対しては、こと更にそれが際立っていました。
しかしこの作品の他の評価を拝見する限り、こんなことを思っているのは私くらいなようなので...あまり参考にしないほうが良いかもしれません。そしてこの作者さまがお好きな方の中には、これを読んで不快な思いになられた方もいらっしゃるかもしれません。深くお詫び致します。
この方の漫画は初めてでした〜!
絵はとても好きな感じなんですが、細かいところまで書き込むタイプと比べると、申し訳ないですが物足りなさも感じてしまいました。
お話に関しては、「とてもいい」一択!
表題作は、ナルシストリーマン×定食屋の店員。お馬鹿なタイプのナルシストなので嫌味っ気はなく、愛しささえも覚えました。このお話はとにかく攻めの眉毛の下がる瞬間が好きでした!
同時収録であと2話入ってるんですが、個人的には元犬×人間が面白かったです。今まで飼ってた犬を恋人として受け入れることに苦悩する主人公が魅力的でした。
ほんわりする感じのお話が多かったので、お休みの日などにまた読みたいです。
小説に挑戦したのは初めてでしたので、ちるちるさんで最も評価の高い作品の中から選んでみました。
結果的には当たりだったと思います。
読み始めは思ったよりも文学的な味がしました。おそらくは大抵の人よりも極端に暗いところで生きる主人公に、共感できたりできなかったりと、掴みきれない感じが魅力的でした。
しかし後半、〈絶対王者〉であるはずの清居視点で、彼は本当に普通の、少し態度がでかいだけの可愛い人間だということが分かりました。
一気に自分の理解の範疇まで世界が落ちてきて、私は少し残念でした。
ただ、面白いの種類が変わっただけであって、それはそれで最後まで楽しんで読み進められました。
BL色が濃くなったといいますか、つまりとても良かったですが、気になる人は私の他にも、いるかもしれませんね。